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人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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[シャオロンに「おうじさま」を伝えるには時間がかかりそうだ。
自宅から持ってきた書物を手に、寝物語もいいかもしれない。
千夜、王の元に通ったというお話みたいに。
語り終わる頃には、二人の子供もきっと生まれていることだろう。

唇で頬を擽れば、ぴくっとシャオロンが揺れる。
それが面白くて、ちゅう、とまた吸い付いた。
教え込まれたキスの味。
キスを送る表情は幸せに蕩けて、甘い。]

 

 はぅ……、


[洗えないと指摘されて、躊躇いながらも両手を下ろしていく。
目の前には自身と同じように、身一つのシャオロンが居て目のやり場に困った。

彼の身体を盗み見れば、至るところに傷跡が見えて、やはり危険な仕事をしてきたのだろうと改めて思い知った。

それも彼は仕事の一つだと言うのだろう。

自身の傷一つない身体とは全然違う、
鍛えられた身体に、無数の勲章。

できればこれ以上は、
傷を増やさないで欲しいと願ってやまない。]

[汚れを落として、彼に手を引かれて湯船に浸かる。
後ろから抱き竦められるような形は、視線を彷徨わせなくて済むから少しホッとした。

彼の胸元にゆっくりと背中を預けていけば、ぴったりと肌が触れ合う。
手を取るシャオロンを不思議そうに眺めて、小首を傾げて。]

 
 ……?
 シャオロン……?


[その手に応えるように、軽く指を折り曲げる。
少し首を傾ければ、間近に彼の顔があって。
すり、と頬に頭を擦り寄せて甘えてみせた。**]

にゃぁっ♡

あっぁあっ、だめぇ、ってばぁぁっ
さきっぽはぁ、んんっ、ひゃぅぅぅ♡

[むにょむにょと湯の中で浮かぶ乳房を
彼が掌で押し上げ、ぱくりと先端を咥えた。

先端を舌先で甘く可愛がられ、
ぢゅる、といやらしい音が室内に響けば
それにも煽られて彼の言うように
きゅんきゅんと中を疼かせてしまう。]

ふぁぁぁんっ♡あっあっ♡ぁぁぁん!
しっぽっ しっぽもっ、あああっ!

[言われるまま縋る様に首に手を回し、
尾に注がれる魔力に反応して
ぎゅうっと抱きしめながら喘ぎ続ける。

ぱちゅ、ぱちゅ、と水音を立てて
ずっぷりと熱杭を咥え込み、
また引き抜かれては沈む動きを繰り返す。

律動も、刺激も、緩やかなものではあるが
四方から真綿で締められるような快感で
じわじわと押しつぶされていく心地だ。]


んんんんっ……!!!ふうぅ……っ

[ふいに唇を塞がれ
彼の舌と共に水が咥内に入ってきた。
生温かい唾液交じりの水は
まるで媚薬めいて感じ。

こくり、と喉を上下させるも
飲み切れなかった液体が唇端を伝う。
腰遣いは次第に大胆になり、
自分から快楽を求め始めていた。]

〜〜〜〜〜………っっ♡♡

(はうぅぅぅ♡きす、んあぁぁぁ♡
上も下も…きもちよくてぇ…… 
あたま、ぽーっとしちゃうよぉぉ…♡
も、もうだめ、げんかいぃぃ……♡♡♡)



[唇が離された時には
瞳の奥がとろとろに蕩け、
僅かな振動でも過敏に反応してしまう程。]

[レイの千夜物語が終わる頃、家族が増えているのなら。
旦那は頑張って稼いで更なる千夜の為の書物を買おう。
その内色んなことを「それはなに?」と聞くようになった子どもの前で、誇らしげに胸を張って言うのだ。

「おうじさまっていうのはな、おひめさまにいっぱい「だいすき」をあげて、この世で一番綺麗にする男のことだ」と。

だから、この世で一番綺麗なおかあさんを大好きなおとうさんは、実はおうじさまなのだと。
白い馬はいないかもしれなくても。]


 ……こら、


[悪戯にキスを送る彼女を小さく窘めた。
この位で落とす程ヤワなつくりをした男ではないが、あまり刺激を受けると歩きにくくはなってしまうので。]

[観念したように両手を下ろした彼女の身体を洗う間、何度も乱れる息に中止しそうになりながら洗浄して、風呂へと導いた。
先刻結ばれた時には見られなかったつるりとした背中を引き寄せて凭れ掛けさせる。
指輪のことを思いながら彼女の指を触っていたら、首が傾けられた。]


 ……なんでもない。
 レイの色んなトコが触りたいだけ。


[クスリと笑ってごまかして、今度は指から腕に沿って指先を動かした。
細い腕だが骨っぽいというよりはむしろ柔らかくふわふわとしている。
弾力を確かめながら、「色んなトコ」を探るつもりが、胸に到達したら離したくなくなった訳だが。

ちゃぷちゃぷと湯を弾きながら。湯を出たり入ったりする位置にある先端を指先で弾いて遊んだ。]


 そういや、こっちの耳にも感覚はあんのか?


[獣の耳が敏感なのは学んだが、元々ついている人間の耳は飾りだろうか。
確かめるように、後ろから耳朶を食んでみる。**]

[マンユゥは身体の到るところが性感帯となっているようである。
腕の中、膝の上で踊る姿態は艶めかしく踊り子のような腰遣いでジャヤートの愛を求めてくれる]


 嗚呼――。


[幾度目かともなる感嘆の声を漏らす。
愛し尽くすのに言葉も手も唇も足りることはない。
快楽に身を焦がし続けるマンユゥの身体をジャヤートは湯の中で持ち上げる]


 いいぞ、もっと気持ち良くなっちまおうか。


[浴槽の縁に水でクッションを作りそこにマンユゥの頭をおいてもらい、身体はたわわな乳房が湯に浮く程度に湯に体重に任せるままに沈め、腰をコの字に曲げさせれば下半身だけが水面から浮かび出るようにでんぐり返しの途中のような体勢を取らせる。
その姿勢となれば男と女が繋がる場所が目に見えてしまうだろう。
今もジャヤートの屹立が痛ましい程に花弁を押し広げ、蜜口からは掻き混ぜられ泡立った精濁と愛蜜の混合物がごぽごぽと屹立の動きに合わせて奥から奥から溢れ出る]

[ジャヤートは立ち上がった体勢のままに天から底へと突くように腰を下ろす。
腰を曲げたことで複雑な反り具合となった蜜洞を押し広げ物欲しそうに待つ子宮口に先端を押し付ける。
押し付ければ腰をその位置で動かし子宮口に鈴口を擦りつけては腰を引いて、てらりと怪しく光る肉棒をマンユゥに見せつける]


 みえ、るか?
 オレの嫁様はこんなにもエッチに。
 求めてくれてるぞ。


[ジャヤートは屹立でマンユゥの蜜洞を探りながら熱棒を大きくグラインドさせていく。
その速度は早まり、遅まり、緩急をつけて刺激を求めてくれる肉体に視覚という形でも伝えていく。*]

[この婚姻がなければ、ヴィス族の同じ年頃の男性と結婚したのだろう。
少しづつ愛を育んで子どもを産んで育てる。
そんな幸せもあったのかもしれない。
それが普通だと思っていたし、彼と出逢わなければそれでいいとも思っていた。

けれど、彼と出逢って変わった。
彼と結ばれて育む愛が、シャーレンにとっての一番だと思うようになった。
アルステラの婚姻が決まって、絶望したし一番の幸せを掴むことはないと泣いてしまった日もある。
だからこそ、今彼の熱を感じれることがこんなに嬉しいとは思わなかった。

きっと、これからもこの幸せが続いていくと思うと神様がくれた奇跡とさえ思う]

ふふ、たのしみにしてて…。

[自慢していいかと聞かれたら、シャーレンも自慢したいと言うだろう。
彼に自慢されるなら、恥ずかしくとも嬉しさの方が勝つから気にせず自慢してほしい。
シャーレンもたくさん自慢するので。

今まであげた事のない、嬌声を聞かれていると思えば、頬は更に朱に染まるし瞳は潤む。
けれど、嫌だとかやめてという言葉は出なかった。
嫌だとも止めてほしいとも思わないし、恥ずかしさはあれど。
彼なら、この姿も愛してくれると思う]

さいしょは、少しじくじくする感じはあったけど…。
今はだいじょうぶ…うん。

[彼に手を誘導してもらいながら彼の衣服を脱がしていった。
その最中、彼の熱が主張をしていって、シャーレンの目の端に映った時は思わず視線を逸らしてしまったのは許してほしい。
愛液が絡んだ熱が先を何度か出入りし、秘所の中へと入っていく。
多少の痛みや苦しさはあれど、根元まで埋め込まれた熱を意図せず、きゅうっと締め付けた]

コンっ…こんっ
おなか、熱くていっぱい…。
ね、コン…わたし、しあわせよ。

[初めて身体の奥に潜り込んできた彼の熱を感じて、気持ちよさと少しの苦しさに幸せだという感情が込み上げてくる。
唇を重ね、髪を撫でられ、肌と肌を合わせて、彼のその気遣いが嬉しく思う。
彼の熱で少し膨らんだお腹を撫でた。
愛しい、幸せという気持ちは表情から十二分に彼に伝わるだろう。

彼の首の後ろに腕を回し彼の耳元で"愛して"と囁くと、ゆっくりと彼が動きだす。
綺麗だと小さく呟く声に答えるように、嬌声の合間に何度も好きを伝えた*]

ひゃん!?!?

[下からゆるゆると突き上げられていたが、
なにか魔法を使ったのだろう
身体が湯の中に沈み、ぐるりと視界がひっくり返る。

動いた拍子に雁首が変な角度を抉って、
びくんと尾が跳ねた。]

あっ♡♡♡
やぁぁ♡こ、こんなの......っ
やだ、ぜんぶ、見えちゃうよぉ......っ

[ぽってりと充血した花弁をいっぱいに押し広げ
グロテスクな怒張がみちみちと
入っている様が目前に晒される。

結合部から白濁と愛液が引きずり出されるように溢れ
性器や尻周りを汚しているのがよく見えた。]

[千の夜を越えてもまた新しい千の夜が紡がれる。
何千もの夜を越えて、「家族」として心も通わせていくように。

目の前に現れた「おうじさま」へのキスは、
窘められて茶目っ気に小さく舌を出した。

本気で怒っていないのが分かるから、
首筋に回した手に力を込めて、より身体を寄せた。]

[導かれるままに身体を倒せば、彼の胸と背が隙間なくくっついた。
指を撫でる仕草を見ていれば、笑いが落ちる。
ただ触れたかっただけなのだろうか。

……それはそれで嬉しいけれど。]


 ふふっ、いいよ。
 レイも、シャオにさわられるの、すき。


[少し身体をずらして、伸び上がるように頬筋に鼻先をくっつけた。
指から腕へ、腕から脇を通って胸へ。]


 ……ぁ、んっ……だめっ、……

 おっぱい、は、……
 ……「かんじちゃう」ぅ、からぁ……


[膨らみを経て、先端を摘まれたなら
ビリっと駆け抜けるような痺れが身体を襲う。]

[浴室に声が響かないように、
ん、ん、と小さく喘ぎを噛み殺していれば、
耳朶に吐息が掛かり、甘く食まれて。]


 ……んぁっ、ッ……
 ぁっ、ぁッ……、みみっ、……
 ぞわぞわして、 …へん……ッ……


[ぶるっと身を震え上がらせた。
吹き込まれる息も、歯を立てられる甘い痛みも、
ぞくぞくと背筋を貫くような快感が走って、身悶える。*]

はぁぁぁ......っ
ひぅんっ♡♡♡

[自身の蜜でいやらしく濡れ光る
熱杭を見せつけられ、
かああっと顔が熱くなった。
けれど、疼いて堪らない最奥を捏ねられれば
羞恥もたちまち快感に塗りつぶされてしまう。]

ひゃあっ♡んはぁぁんっ♡
そ、それぇぇっ♡深ぁっ♡
おくっ♡奥ぅっっ♡♡それすきぃっ♡
奥ずんずんっ、ほしかったのぉっぁぁぁあぁぁん!

[下に付き挿すような律動に
悲鳴にも似た矯声が響き渡る。
ぞりぞりと雁首が膣肉を抉り、
弱い子宮口を先端がずっぷりと
押し入ってノックする。

待ち焦がれていた快感に悶え
秘裂はぴったりと竿に吸い付きながら
後から後から愛蜜を溢れさせていた。]

[今はまだ、自分を彼女の「おうじさま」と言い切れないし、「おひめさま」は存在すら知らない。
書物で読んで出会うどこかの「おひめさま」という肩書を持つ誰よりも彼女が綺麗だと真顔で言う日も先のこと。

千の夜の始まりの一夜はお互いを知ろうとするところから。]


 今「すき」っつったのに、「だめ」か?


[意地悪に低く囁く。
鼻先を触れさせる為に伸び上がった彼女の身体は、小龍が胸を弄るにつれて力が抜けていくように感じる。]


 感じるから触るんじゃねーか。


[摩擦と湯でふやけた乳頭の皮膚を削ぐように爪で引っ掻けば、桃色が更に熟した色になる。
ちゃぽちゃぽと音を立てて湯を揺らし、持ちあげてツンとさせた先端を指で押して柔らかな乳房に沈ませた。]

[川の傍に建てた家は周囲の家とも距離があり、風呂場で声を出しても誰かに聞かれる心配はないだろうが、喘ぎを噛み殺す様子もまた興奮を煽ったので、我慢を見守っていた。
自分を御しきれなくなっていく様が愛らしい。]


 へえ。こっちも感じるんだ?
 おもしれーな……今はここしか耳が生えてないからかな……。


[ぬろぉ、と舌全体で耳殻を覆って擦る。
起こる微かな水音は、耳に直接響けば随分大きく聞こえるだろう。
胸の先端を摘まみくりくりと動かしながら、今は一対しかない彼女の耳をしゃぶり味わった。

沈みそうになる身体を持ち上げて起こす。
密着した彼女の腰にはすっかり兆した雄が当たる。**]

[使ったのは最初と同じ浮力に関する魔法である。
言葉でいう程に嫌がっていないと感じるのは肉体の反応が一物を愛してくれているからだろ。
痴態を見ることで媚肉の蠢きが強まり締め付けてくれるのだからいやよいやよも好きの内というやつなのだろう]


 すっかり、奥が好きになったな。
 はっ、はっ――はは。
 オレもな。
 こうやって奥まで突き入れるのは好きだぞ。


[屹立は今にも噴火しそうな程に熱していた。
その熱を奥へと届けていけば媚肉は蜜洞の浅いところから深いところまでで異なる締め付け具合をしてくれる。
奥まで突き入れれば一度止まり、唇を重ね合うと弄るように舌を絡めた。
鈴口から滴る先走り液を子宮口に塗り込むと頭を擡げ頬にもキスを落とす]


 ずんずんも、ぐりぐりも好きだなぁ。
 こんなにいっぱい愛してるんだ。


[頬から真っ赤になった耳朶へと唇を近づける。
舌を這わせ、耳朶から耳孔までたっぷりと唾液をつけマーキングをする]

[浴槽の縁に手を置くと止めていた腰を動かし始めていく。
律動的に屹立の先端で子宮口へと濃厚な口づけをして。
股座と股座が触れ合う程に密着させるとまた引き抜き。
男がする動きは単調なものだがマンユゥが腰を揺らし、尻尾を揺らしてくれるとその都度媚肉が刺激される場所が変わる。

 動き続けていると呼気は次第に乱れてくる。
屹立の先端、特に快楽を得やすい場所から流れてくる刺激が腰から背筋を通り脳に到るまで。
目の前の嫁を貪ることに夢中になる。
こうして腰を動かしている最中も乳房は波間に揺れ、魚を寄せる餌のように淡い色づきを充血させているのだ。
唇と、乳首と、魚のように啄みながら律動の速度を少しずつ速めていき――]


 ふっ、ふぅ――まん、ゆっ、出すぞ。
 奥に、二回目のをな。


[マンユゥの背へと片腕を伸ばし身体を抱き寄せると深く濃厚な口づけを交わして、下の口でも濃厚な口づけをしあい。
二度目とは思えぬ程の勢いで子宮口に白濁を噴出させる。
だくだくと噴水のように勢いのよい吐精は玉が空になるよう感じるまで、長く永く続いていく*]
 

[低く落ちた声色に身体が甘く震える。
それだけで軽く達してしまいそうになる程。]


 あ……ぁ、ぅんッ……、 
 ……ふぅ、……ぁッ……


[苛む手に身体を引けば、背に彼の胸が当たって逃げられない事を知る。
布越しでない直接的な愛撫に酷く感じてしまって、爪先で弄られた先端はピン、と立ち上がって存在を主張していて。]


 ……めっ、じゃないっ……
 
 だめ、……じゃない、から、 
 ……もっと、さわって、ほし、ぃ……


[言葉だけの小さな抵抗はあっさりと陥没する。
はふ、と熱い吐息を肩口に零しながら、
そっと手を伸ばして胸を弄る手に手を重ねて押し付けた。]

[声を堪えるように唇を噛み締めれば、瞳に涙が浮かぶ。
「気持ちいい」と与えられると涙が出ることも今日初めて知ったこと。

感じるのかという問い掛けに、こくこくと懸命に頷く。
耳の形を舌でなぞるように舐め上げられて、堪らずに首を仰け反らせた。]


 あっ……、やぁ、ぁッ……
 ……んッ、ふ、……

 おとっ、……くちゅくちゅって……
 ……っ……ぁ、んっ……


[ぞくぞくと這い上がる快感に腰をくねらせる。
背を反らせば手に胸を押し付ける形になって、自ら愛撫を望んでいるみたいに見えただろうか。]



 ふ、 ……いいな、いい。
 欲しがってくれんの、 すげー嬉しい。


[すぐに素直に口に出してくれるのが嬉しくて唇が弧を描く。
この一日で、これまでの人生の2倍は笑った気がする。

揉みしだく手を補強する彼女の手。
動きが伝わるように大胆に動かした。

肩口に息がかかればぶるりと身を震わせる。
思いも寄らない場所が感じるものだ、と、彼女にバレていなければ良いのだが。
彼女の嬌声を自分の呻きで邪魔をするのは本意ではないので。]



 んー?そうだな、
 耳舐めたら音は聞こえるよなー?


[眼下にある白い胸元が粟立っている。
湯の中では寒気はないだろうから、快感からくるものだろう。
ぐっと背がしなり、掌の下で胸の形が変わる。
潰してしまわないかと不安になったが、崩れそうな身体を支える為に手を離せば、たゆんと元の美しい果実のような形に戻って湯の上で揺れた。]



[ 運命というものは身勝手で、
  更に人間は己の運命を恨んだり
  喜んだりすることができるほど身勝手。

  つまり、身勝手な生き物が身勝手な理りに
  感情を左右されるというなんとも滑稽な
  舞台が用意されているのである。
  幸せを、求めるが故にそうなっていると
  今のコンなら思うだろう。

  そして、彼女に出会えたということは
  運命であり、彼女と再会したことは
  コンを滑稽に見せるための舞台の終焉。

  そう考えれば、全てのことに納得がいく。  ]







[ 彼女がコンを自慢しようとするならば
  どうにかって止めようと試みる。
  恥ずかしいから出来ればやらないでほしい。
  けれども彼女を自慢はする。
  そこらへんは男が故だろうから
  コンの知らないところで自慢している分には
  問題ないのではないだろうかと思われる。

  彼女が女性として開花するなら、
  それはとても大輪が咲き、全てを包み込む。
  だからどんな表情も一瞬たりとも見逃さない。
  愛して骨の髄までコンという存在を染み込ませ
  コンがいない生活を想像できないようにしたい。  ]






    ならいいが……慣れてきたな。


[ 言葉少なに、服を脱がせてもらいながら
  彼女の視線が右往左往したのを見逃さず
  初心な反応に可愛い、と小さく呟いた。

  彼女の中に埋まっていくその熱は
  肉壁にぴったりと絡みつかれて、
  一気に搾り取られているのでは、と
  思うほどに彼女と一緒になった気がした。 ]





 




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