【人】 【麿】中納言 石上麿呂足[麿呂足は、栄夢椎浜の崖を見上げて立ちすくんでいた。 不思議かな、ラップを歌いたくなる浜である。 ーー ラップの乱舞 語感が全部 貴族の教養 掛けるよ song song 気付かにゃ 損々 ーー 麿呂足の視線の先には、崖の中腹にある燕の巣。] いやはや、困った。 上から降りるにも下から登るにも遠いな。 [麿呂足は、崖につたうツタに目を付ける。] そうだ、あれを掴みながらであれば…。 (20) uebluesky 2021/12/22(Wed) 18:30:00 |