02:35:18

人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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“観測者” 処暑は、メモを貼った。
(a2) 2022/01/23(Sun) 0:53:17

【人】 “観測者” 処暑

[ 春が先取りされてそこに在るような桜餅を菓子切りで切り分けて口へ運ぶ。
 ……美味しいと思う。恐らく、誰が食べても美味しいと思う程に。
 ただ……私は食事に対して熱心な方ではなくて、熱烈に感想を伝える、ということは出来ないだろう。
 ……では何故食べたかというと、立春の祝いが近いから、というべきか。
 もう少し分かりやすく言うならば、菓子を彼女が出したのが常の事でなかったから、か。
 私が惹かれたのは、そういう“特殊性”に、である。

 麦秋至の彼女が、私は和菓子が好き、と認識したと知ったら、私はそれを否定するだろう。>>2:142
 和菓子が特段好きな訳ではないし、故に、餡の論争に参加出来るほどのこだわりもない。>>3
 皆がどうなのか、という興味はあるが。


 周りを見れば、多数がその菓子を味わっているのが見える。
 この状況は、興味深い楽しい
 大雪の彼女が食んだり、>>10
 冬至の彼女が小雪の彼女に勧めたり、>>4
 それから皆のことを眺めて、食べかけの和菓子を置いて、手帳へと向かう。 ]
(19) 2022/01/23(Sun) 2:29:22

【人】 “観測者” 処暑

[ 手帳には、少々歪んだ文字が書かれた付箋。>>2:125>>2:127
 会合中、大雪の彼女の人形が付けていったものだと思われる。

 会合中の彼女は真面目と言える態度ではなかったし、私が人形から彼女に視線を移せば、目が合うのも当然のことだったのだろう。>>2:122
 悪戯っぽい目線を、常の淡白な表情で見つめる。内心では不思議がっていたのだけど、恐らく表面的には変化は薄い。
 彼女の目的は分からないけれど、こうして堂々と人形に“観察”されていると、本当に分からない。
 私を観察して何が面白いのだろうか、と。

 人形の事を手帳に記しながら、また大雪の彼女の方を向くと、何故か……楽しそうにしていた。
 ……何が彼女の琴線に触れたのか、本当に分からない。私は首を傾げていただろう。

 付箋に気付いたのは暫く後で、本人が「遊びに来た」と主張するならば、好きにさせておくつもりであった。態々止める程ではないのだし。
 声が届けられるならば「そうですか」「好きにしてください」と淡々と言っただろうが、今は会合中であった。
 私は付箋を持っていないから手帳の端を切り取って、人形に渡す……ことは出来たか。
 「久しぶりに会えて良かったです」――私は、文字でならばほんの僅か雄弁である。
 それが、嬉しいです、という意味かと言われれば……珍しい事態が興味深い、という感情が一番大きいのだけど。 ]
(20) 2022/01/23(Sun) 2:32:52

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 大雪の彼女とは、実年齢は同じぐらいであったと思うけれど、灯守りとしては彼女の方が先だった。
 先代とも被る期間があったと思うけれど、
 「ぬいぐるみの姿で話す灯守りが居るんだけど」
と、雪兎同様に笑みで話していたのが思い起こされる。
 彼は私と違って、可愛いものを正当に「可愛いもの」として受け取れる人間だった。
 ]
 
(*12) 2022/01/23(Sun) 2:33:36

【人】 “観測者” 処暑

 
[ 小満の彼や、小暑の彼、中央の人間、がいる一角に彼女は居て、
 人型にんげん(にんげん)の姿で交流する彼女を、そういった意味でも、興味深く眺めていただろう。* ]
 
(21) 2022/01/23(Sun) 2:34:02

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ ――“蛍”でも“弟子”でもなかった私が、“灯守り”になった当初、
 灯守りの何を知っていたかと言えば、一般人と殆ど変わらない事しか知らなかっただろう。
 先代の彼と一緒に住んでいた訳でもないし、彼は仕事の事を深く私に話すような人ではなかった。

 処暑域の行政職員は相当頭を悩ませていたと思うし、非常事態に中央域の職員も対応に追われたのではないだろうか。
 当時の私にはどうでも良いことであったが。……否、今もそうかもしれない。

 処暑域の職員は、突然灯守りになった私に対し諸々の必要事項を伝えつつも、
彼を失ったショックで
気のない私に業を煮やしており、私への対応は強かった。
 しかしそう急かされても私はぼんやりしていたから、それが益々彼彼女の反感を買っていただろう。
 職員は、彼と私の関係を知る事はなかった。
 私も喋ることはなかったから、唯、容姿が似ているから血縁だろうか、と判断されていた。
 それと、私が彼を亡くして放心しているのも話していなかったし、傍目からでは、私の様子は分かりにくいから。
 故に、私の心情は慮られることは少なかった。


 ……それでも諦めることはなかった職員たちには恐れ入る。
 否、先代の彼の部下と思えば納得するのだが。
 なんとか行政が形だけでも回るようになった頃、灯守りの会合への参加を勧められた。 ]
 
(*13) 2022/01/23(Sun) 4:41:16

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ “灯守り魂の管理者”としての仕事については、立秋の彼に大きく世話になったと思う。
 職員が教えられぬ事については、彼に教わった。
 幸い、というべきか、灯宮の番からは遠い時期ではあったし、教わる時間はあった。
 ……尤も、当時の私は放心状態であったから、反応も普段より更に鈍く、良い新人とは言い難かっただろうが。
 そこについては、少々申し訳なく思っている。


 彼にも会合の参加は勧められたのだったか。
 職員に言われた事は、聞かない事も多かった。
 それでも参加に踏み切ったのは……彼に言われたから、というのもあったのかもしれない。 ]


[ 当時の会合出席メンバーで、今も残っているのは、24の席の1/3程度か。
 そう思えば、当時の私を知る者は今でも案外多いのかもしれない。 ]
 
(*14) 2022/01/23(Sun) 4:42:25

【赤】 “観測者” 処暑

―― 小雪の彼女 ――



  「 彼女は“雪”みたいに凛としたひと……かな
    雪を見てる時みたいな、ぴんとした空気を感じるひと 」



[ 先代の彼が、私に仕事の話をする事は殆どなかったけれど、
 その代わり、灯守りの人となりについては随分聞いていた気がする。 ]


  「 規律に関してしっかりしているし、
    統治者として尊敬出来るひとだよ
    少し近寄りがたく見えるけど……本当は優しいひとなんだ 」



[ その時彼が話していたのは、当時から小雪号に就いていた彼女の事。
 小雪域は少々遠くて行ったことはないし、そこの灯守りについて全く知らない。
 ただ、彼が尊敬し、理想としているのだな、という事は分かる。
 元々行政職員であった彼。
 少々住民に対して心を砕きすぎるところはあるようだが、規則は出来る限り侵さないようにする気質であったから、彼女とは相性が良かったのだろう。>>2:*112
 でも「目を引くような美人だよ」と、恋人の前で躊躇もなく言うのだから、本当に仕様がないのだが。
 ]
 
(*15) 2022/01/23(Sun) 4:44:07

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 等身大の灯守りの話を聞こうとも、実際会う機会があるとは思っていなかった。
 それが今、灯守り同士としてこうして会っているのだから、どう受け止めれば良いのか分からない。

 小雪の灯守り、と名乗った彼女は、確かに雪のような鋭さを持つ美人であった。>>2:*113 ]


  ………………初めまして

  ……はい、『処暑』です
  ……何か?


[
 “新しい”処暑、とは言えなかった。

 当時の私の容姿は今より少々若く、見方によっては彼の弟妹か、従兄弟ぐらいに見えたかもしれない。
 しかし当時から、感情が表に出ないのは変わらず、更に当時はそもそも感情が凪いでいたから、何を考えているかは分からなかったかもしれない。
 ただ……灯守りとして私の灯りを捉えたのなら、弱弱しくなっているのが判った、かもしれないが。
 灯りと離れる事が不安で、最初は灯りを持ってきていたのだ。
 ]
 
(*16) 2022/01/23(Sun) 4:45:01

【赤】 “観測者” 処暑

 

  ――――っ、


[ しかし、先代に似ていたから驚いた、という言葉を聞いて、私は一瞬、あからさまに科表情を歪めただろう。 ]
 
(*17) 2022/01/23(Sun) 4:45:34

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ もしかしたらその反応で、先代の関係者だという確信は持たれてしまったかもしれないが、それはさておき。>>2:*114
 彼女は「何かあれば相談に乗る」と言ってくれた。
 ……彼の言っていた通りの、優しい人、のようだ。
 有難い事だとは思った。けれど私は、どうするのが正解か分からずに、「ありがとうございます」と当たり障りのない反応を返したのだったか。
 人見知り、人と関わる事自体が苦手、加えて全他者に対して薄く不信感があったから。
 その厚意を、素直に受け取る事が出来なかった。
 ……話したくない訳ではなかった。けれど私から何かを話すことはなかったから、彼女は直ぐに離れて行ってしまったか。
 彼女の心の内は知らない。私自身を気に掛けられていた事も。>>2:*114
]
 
(*18) 2022/01/23(Sun) 4:46:36

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 半ば強制的に関わりが深くなった立秋の彼はともかく、私は他の灯守りに対してなかなか心を開けなかったし、会合へ出るのも、暫く間が空いた。
 私は“外”へ出られずに、殆ど領域に引きこもり、淡々と業務をこなしていたけれど、
 ただ、“外”のことは、“風”によって“見て”いた。
 処暑の灯守りに受け継がれる能力『風星』。
 空から地上を見つめる星のように、風によって離れたものを観測出来る能力。

 ただ、私は処暑域を見れば見るほど、分からなくなってしまっていた。
 この人々に守る価値があるのだろうか、と、そういうことを考えてしまう。
 彼から託された位。きちんと継がなければいけない、という思いはあったけれど。
 それでもやはり、彼を失った世界に、意味を見出す事が出来なかった。
 ――私は、この世界を嫌いになってしまっていた。


 “風”を小雪の彼女の元に飛ばしたのは、ほんの気紛れだ。
 彼が尊敬していた彼女の仕事を“見れ”ば、もしかしたら民を治めるとはどういうことか、分かるのではないかと。

 ……さて。それが始まりであった。
 灯守りという存在を“観測”するのは興味深く面白く、元の学者気質は蘇り、熱心な趣味となってしまった。 ]
 
(*19) 2022/01/23(Sun) 4:47:44

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 会合にも出るようになった私に、彼女は再び話し掛けてくれたのだったか。
 何れにせよ、私も彼女には慣れていったし、それから私が目的を持つきっかけになったことにより、少し、特別気にするようになった。
 もしかしたら彼女は、私が問題ある統治者となっていることを良く思っていないのかもしれないけれど。


 今の印象としては、理想の統治者とも言える、しっかりした灯守りだということだ。
 しかし……どうやら、先代に反発していて、そこに何かがあるらしい、という事は分かった。
 私にはそれをどうすることも出来ないし、
傍観者故にどうしたいと思うこともないけれど。


 私は時々彼女宛に、処暑域の農作物を送っている。
 彼が、短い就任期間にどうやらそうしていたらしいから。
 最初は彼女に相談に乗ってもらった事の礼だったようだけれど、幾ら感謝しても足りないから、とそういうことだったらしい。
 私の言動は彼と似ても似つかない訳だけれど、彼の行動をなぞる私は、彼女にどう見えているのだろうか。

 今なら、なんとなく分かる気がする。彼女が最初、私の容姿を見て驚いた理由。
 彼女も、彼の事をそれなりに大切に思っていたのではないか、と。** ]
 
(*20) 2022/01/23(Sun) 4:48:44
“観測者” 処暑は、メモを貼った。
(a13) 2022/01/23(Sun) 4:53:26

“観測者” 処暑は、メモを貼った。
(a35) 2022/01/24(Mon) 4:05:55

【赤】 “観測者” 処暑

  

[ これは、“私”の知らない話。 ]


 
(*92) 2022/01/24(Mon) 20:51:03

【赤】 “観測者” 処暑

―― とある風が知る記憶 ――



 「 おや、冬至さん
   こんにちは。こちらに来られるなんて珍しい……おや
   お久しぶりです、おつるさんまで。
   そして、そちらは…… 」


[ 冬至の彼女が蛍を連れて処暑の領域を訪ねると、田園風景にひとり立つ彼を見つけられただろう。>>2:*97
 先代処暑の頃の領域は、夕景の時間が大変長かった。
 空色が薄くなり、徐々に紅み掛かり、橙に焼け、紫へと変わる。
 それをゆっくりと繰り返していた。
 それから今と違うのは、田畑の割合。
 先代の頃は、一面の金色ではなく、畑の割合もそれなりで、様々な作物が実っていた。
 更に先々代から見ると、田の割合が増えているのが分かるだろうけれど、それはさておき。

 その焼ける空を眺めていたところ、端末ではない本体の彼女の一行と顔を合わせたのだった。 ]
 
(*93) 2022/01/24(Mon) 20:52:02

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 先代処暑と冬至の彼女の関わりは深い。
 ブドウの甘い、瑞々しい香りから始まった関係は、>>2:*94
 回数を重ねること、留まることを知らず。
 雪兎の入り口の大きさに合わせて小さいものを。大きいものも、偶に直接彼女に送っていた。
 彼女からも色々な物が返ってきた。送られてくる可愛らしいものが、先代は好きだった。
 中でも金平糖が多いことに気付いたならば、ある時「金平糖がお好きなんですか?」と、臆面もなく尋ねたこともあっただろう。>>2:*95

 しかし、こうして彼女が態々訪ねてくるのは珍しい。
 不思議そうに彼女を見ると、足元には“蛍”であるゆきうさぎ。
 小さい身体に合わせるようにしゃがみこんで挨拶を。
 それから、腕の中に見覚えのない、“新しい”蛍。 ]


 「 わあ……
   いずるさん。初めまして。灯守り・処暑です……うん? 」


[ 元気よく跳ねる、ひとまわり小さい雪兎に、笑みが零れる。>>2:*98
 可愛さに温かい気持ちになりながらも自己紹介をすると、寄ってくる雪兎。
 その姿をよく見てみると……見覚えがある気がした。 ]
 
(*94) 2022/01/24(Mon) 20:53:08

【赤】 “観測者” 処暑

 

 「 ……いずるさん。前に何処かでお会いしましたか? 」


[ 先代は考えるように首を傾げた。
 ……先代は、少々天然気質な人であった。
 とっくのとうにすっかり溶けた雪と、目の前の雪兎が繋がらなかったというのもある。 ]
 
(*95) 2022/01/24(Mon) 20:53:50

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 冬至の彼女には正体を教えてもらえたか。
 聞けたならば、納得しながらも、あの雪兎が動いていることに、そして彼女の蛍となったことに、感動した顔をしただろう。 ]


 「 はい……兄弟みたいで可愛らしいですね、ふふ
   いえ、私の方こそありがとうございます 」


[ 夕景の中で、雪兎の“兄弟”が遊ぶのを眺め、目を細める。
 その温かい光景にとてつもない幸福感を感じた。
 むしろ、自分の方こそ感謝しても足りない。
 自分の雪兎をこれから冬至の彼女の側に置いてくれることに。
 此方を見上げる彼女ににっこりと笑い掛ける。>>2:*99
 こんな姿であっても、自身の倍どころではない長くを生きている。
 可愛らしいと思う反面、大先輩としてとても慕っているから。 ]
 
(*96) 2022/01/24(Mon) 20:54:35

【赤】 “観測者” 処暑

 
 「 欲しい物……うーん……
   本当に、お礼なんて要らないんですが……  」


[ 申し出には首を傾げて迷う彼がいただろう。>>2:*100
 本当に、雪兎を“蛍”にしてくれた、とそれだけで充分すぎるのだから。 ]


 「 ……それじゃあ、冬至さんのお話を聞かせてくれませんか?
   辛いこととか、悩んでいることとか、言えないこととか、
   僕を頼ってもらえれば嬉しいです
   冬至さんから見れば頼りないかもしれないですが……
   僕も“灯守り”ですから 」


[ 「ね、ゆきさん」と、名前を知っていたらそう呼んで。
 ゆっくりと彼女の正面へと回り、彼は穏やかに笑い掛けた。
 あれ?これはお礼になってないですか?と彼が気づくのかは……冬至の彼女の返答に依るだろうけれど。
 きっとその時も、僕の我儘な“お願い”です、と主張するのだろう。 ]
 
(*97) 2022/01/24(Mon) 20:55:09

【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 彼女が彼を頼ったかはともかくとして、
 その苦言は、その“お願い事”にも掛かっていたのかもしれない。>>2:*102 ]


 「 ……分かっては、いるつもりなんですけど 」


[ 言われた彼は、痛いところを突かれた、とばかりに苦笑するだろう。
 分かっているつもりで本当に分かっていないということまで、彼には自覚がある。 ]


 「 ごめんなさい、ご心配をお掛けしてますね
   ……気を付けます 」


[ 小柄な身体の頭に手を置いて撫でようとする。
 自戒を伴った言葉。自分の姿を見て、彼女は余計に思うこともあるのだろう、と。

 しかし彼は、民を目の前にすればそれに寄り添おうとしたし――そうして、悲劇は繰り返す。

 彼女に、幸せを願われていることも、知らぬまま。>>2:*101
* ]
 
(*98) 2022/01/24(Mon) 20:56:18

【人】 “観測者” 処暑

―― 立春の彼女 ――


[ 立春の彼女の和菓子に多数の意識が行っているのが興味深い楽しい>>19
 この場にいる、人間とは一線を画す存在である灯守りや蛍達の目線を一挙に奪うなど、立春の彼女は中々の偉業を成し遂げているのではないだろうか。
 ……と思ったらこの状況が興味深楽しく、暫し手を止めて手帳へと向かっていた訳だが。

 私は再び手を止めて、今度は大福へと菓子切りを入れた。
 味わいながら、立春の彼女に視線をやって、またじっと見つめていた。
 雀始巣の彼女に声を掛けている彼女。>>104
 雀始巣の彼女の手元にも周りに違わず和菓子があり、緑茶まで用意しているのは、楽しんでいるのだろう、と、微笑ましい事だと思うし、>>7
 立春の彼女が嬉しそうに見えるのも、道理なのだろう。]
(113) 2022/01/24(Mon) 22:30:40

【人】 “観測者” 処暑

[ さて。私が彼女に声を掛けた時、
 律儀に同じ説明を繰り返す彼女に対し、
 私はというと、粒餡と漉し餡、好みのものを、と言われた時に、一瞬動きを止めた。
 こだわりがない故に、そう言われてどうすれば良いのか分からなかったからである。>>19
 表情は変わらずとも、内心では迷った末に粒餡のものを取った。 ]


  ………………いえ
  お気になさらず


[ 私としては、対象をじっと見つめるのは常のことであるけれど、
 立春の彼女は私の気質を知らないのではないかということは、頭になかった。
 故に、笑顔で見つめ返す彼女に対し、全く気にせず見つめ返して、
 それから彼女が疑問の言葉を口にすれば、否定を返す。
 彼女に用がある訳でもないし、特段伝えたい事もないのだから。
 此方から見つめておいて気にするなとは、聞く人が聞けば怒りそうではあるけれど、不躾という思考はとっくに私にはない。


 先代と特別親しかった訳でもないし、何より灯守りの代替わりとは起こりうるもの。
 まだ頼りない新立春、というのが事実だとしても、私はそれすらも興味深く見つめるだけであるし、
 ……私は彼女に対し、期待してる、という感情があるのだと思うし。
 それで余計に、目を遣ってしまうのかもしれないが。 ] 


  ………………はい


[ 感想を、と直接言われれば、熱烈な感想を伝えられないことを少々後ろめたく思いながら、>>19
 暫くの沈黙のあと了承して、その場を離れる。 ]
(114) 2022/01/24(Mon) 22:31:36

【人】 “観測者” 処暑

[ 手帳には「立春の彼女の桜餅が美味しい」と記述されているし、
 これから「大福も美味しい」という記述が加わる。 ]


  ……………貴方は、皆に愛される人ですね


[ 遠くで彼女を見つめながら、ひとりで呟く。
 統治域の住人の温かい目も“見ている”し、
 先代の、蛍の、姉の、友人の、向ける表情を見れば分かる。
 それから今の菓子も、周りを笑顔にするもの。
 ……やはり彼女は逸材ではないだろうか、とそう思う。
 もしかしたらそれを彼女に伝える機会も、何れあるのかもしれない。
* ]
(115) 2022/01/24(Mon) 22:31:57
 




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