［　水澄と新がくれば>>128
　　二人のことを
　　少し離れた場所から眺めて　　］


　　みんなで見るのはわかった。
　　でも場所はここな
　　ここからでも見れるはず


　　そ　れ　に
　　水澄はそんな怪我してんだから
　　ベッドで安静にすること！

　　澪だって動いちゃだめだからな

　　食べ物とか食べながら見ようぜ？
　　

［　笑顔でウインクして　　］

　　食べ物買ってくるわ、飲み物もな
　　リクエストあったら聞くぜ

［　みんなから候補が上がればそれらを聞いて
　　保健室を出るだろう。　］
　

［　買い出しに行こうとすれば
　　新も来ると言い出し>>133　］


　　なんだよ
　　俺だってお使いくらいできるっつーの


　　………。


　　
　　

［　ニヤリと口元を上げて
　　先に出ようとする新を追いかける。　］

　　行ってくるな！


［　二人に向かって手を振って。

　

　
　　早いって！
　　そんなにお腹減ったのか？

　　そういや奢る約束だったな
　　いいぜ、ただしワンコインな！

　　好きなの言っていいぜ


［　お腹減ってるなら
　　お好み焼きか焼きそばか
　　焼き鳥なんていいよな〜なんて言いながら。　］
　

［　玄関に近付けば────　］


　　あ！　ちょっと待って
　　忘れものあるんだった


［　思い出したように駆け出して。　　
　　戻ってくる時にはバンダナを手にして。

　　あの時脱ぎ捨てたバンダナは>>40
　　誰に拾われるでもなく
　　踏まれて蹴られてボロボロになっていた。　］　

　

　　
　

［　吐き出すように笑みが出る。　］

　　　汚れちまったな
　　　

　　　花火まで時間ないから早く行こうぜ


［　心底花火が楽しみですという笑顔を
　　新に向けて。



　　　

　　はは、あーーー……悪かったてば！
　　いたいけな男子高校生から
　　金を巻き上げるなよ〜

　　

　

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　


［　思わず掴みかかってしまう
　　けれど次の瞬間には力を抜いて
　　俯いて泣き言を吐き出す。

　

　
　　　強くなれると思った>>146
　　　仮面をつければ弱い自分を隠せたから

　　　そうか？　
　　　新は強くなりたいって思うこと、ないのか？

　　

　

　
　　　なん、だよ


　　　俺は……俺だって
　　　になりたかった

　　　でいたかった

　　　
　　　生かそうとしないでくれよ

　　　

　　　自由に、思うままに、
　　　
　
　　　価値がないと捨てられるんだ>>1:57
　　　

　　　
　

［　唇をかみしめて、新の胸元にトンと拳を置く
　　
　　だから思ってしまう、願ってしまう
　　俺が世良風磨でいられたら、と。
　
　　頭を新の肩に乗せた。　］*
　

　　―　保健室：　―


　　電気消すぜ



　　

　　

　　ここからでも迫力十分あるな


［　買ってきたものを広げる。
　　勿論俺は水澄が買ってきてくれたものを
　　いただくつもりだ>>144

　　水澄と澪に改めてお礼を告げる。



　

　

　

［　自分のこと話すかわりに
　　新のことも教えろよ。
　　なんて理不尽な交換条件を出して。

　　それくらい強がらせて欲しい。
　　もし、新に話せれば
　　

　　────だから聞いて欲しいんだ。

　

　　　　　　
　

　　俺は”兄”……だから>>157　
　　守れるように強くなりたかったんだ

　　親に、弱いところなんて
　　見せられなかった

　　人に価値がないのなら


　　ははっ、俺を捨てないなんて
　　
　　新なら、やってくれそうだな



　　　　
　　本当は、ずっと、

　

［　頭を撫でる手が優しすぎて>>157
　　柄にもないことすんじゃねぇと思いながらも
　　自分も今柄にもないことをしていたので

　　なんだか可笑しくなってしまう