人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 砂の民 スティグ

[パンを求める声をどこへともなく掛けた後、すぐに店員が来るでもなかったので改めて店内を見回す。

水色の髪の青年と話し込む店員、3人の客を接客する店員、外に立っていた青年は店の中に入っていただろうか。
そして恐らくだが、店の奥にもそんなに大人数ではないが、店員がいるのではないか?と思う。


と、3人の客の方に先ほどブイヤベースを持って来てくれた少年の店員が近づいて行った。

一人の年若そうな青年に、少女二人と少年一人。
実際の年齢はわからないものの、彼らが集まって酒の話をしている様子は何となく楽し気で華やかだ。
皆それなりに酒を知っていそうな様子から、やはりそれなりの年齢ではあるのだろうとは思いつつ、自分の知っている「酒場」の様子とは一味違う様に、こんなのも悪くないなあ、と眺めつつビールをもう一口飲んだ。


と、気が付けば、自分の飲み物もそろそろ切れそうだ。
その時3人の接客をしていた店員が、パン籠を持ってこちらに来てくれた。>>45
(58) 2022/05/25(Wed) 20:38:33

【人】 砂の民 スティグ

 
忙しいところ悪いね。
へえ、パンも色々あるんだな。
僕は固いのが好きでねぇ…


[と籠の中を眺めつつ、選んだのは滞在中の城下町でよく食べているものとそっくりの黒麦パンだった。
どこで食べてもいつも同じようなものを選んでしまう。
なぜなら間違いないからだ。]


そうだな…
あとは、酒をもう一杯欲しい。
うーん、ビールかな…


[ビールのことも嫌いではないから頼んでいるのだ。
あとは、酒の種類に疎い自分がどこでも出てくる飲料として認識しているためである。
そして、やはりこのチャンスを逃す自分ではない。]


ところで、店員さんは、何か好きなお酒あるんですか?


[と、目の前の彼に聞いた。]*
(59) 2022/05/25(Wed) 20:40:28
砂の民 スティグは、メモを貼った。
(a6) 2022/05/25(Wed) 20:48:26

【人】 砂の民 スティグ

[新たにやってきた彼は何とも饒舌だ。>>69
いつものやつ、のノリで選んだ黒麦パン一つにも、色々なエピソードが出てくる。
話が出たのを聞くに、よく旅の道中でパンを食べていたりしたのだろう。

そして、今はそんな彼も、この酒場で店員をやっている、というわけだ。]


店員さんは…


[ふと、ここに好きでいるのか、と聞こうとして、やめた。
彼もきっと、ゴーストだ。
そして、大体の死んだ人間はきっと死にたくはなかっただろうし、死ななければまたここにも来なかっただろう。
一旦言葉に詰まった後、笑って続けた。]


話がうまいから、話しているのを聞いているだけで楽しいよ。
 
 
(96) 2022/05/25(Wed) 22:43:45

【人】 砂の民 スティグ


[しかし彼はやっぱり話がうまい。
こっちが恐縮してしまうレベルだ。>>71


いや、乗せるのが上手いねぇ。
飲んでる姿って言っても、僕はほとんど飲まないからなー
酒の美味しさがわかるようでわからないというか。


[ザルな自分は何を飲んでもいい気分どまり。
それなら水でも同じでは…?と思ってしまうのが悲しい所だ。
それでも、酒が入れば自分ですら少しは饒舌になる。]


勝負って、飲み比べ?
いやあ、まあ、勝つ気はあるけど
その勝負、後には何も残らないさ…


[しみじみしつつ、ビール追加の言葉に頷いた。
そして、好きな酒の話が始まれば、黙って聞いた。]
(103) 2022/05/25(Wed) 22:51:47

【人】 砂の民 スティグ

 
ギムレット、か。
見れば思い出せるかな。
酒に詳しいのは…


[いつも友人の方だった、と伝えようとして、彼の言葉>>72に顔を上げる。
そして笑った。]


聞こえてたんだな。
君が、ゴーストの君が一番美味いと思う酒を僕の持っている瓶の中に作ってほしい。
…もし、店であまり持ち帰りとかはしていないなら、それこそ君の分も一杯奢るよ。
だから、頼む。


[そして、ギムレットの言葉の意味を聞けば>>73、呟いた。]


いいんだ。
村に残された皆が、心残りを晴らして少しずつ居なくなっていく。
寂しいよ。
だけどそれが僕の望みなんだ。
僕の生きる意味でもある。
 
(104) 2022/05/25(Wed) 22:56:12

【人】 砂の民 スティグ

[ごそごそと荷物を漁り、瓶を取り出すと彼に渡す。
続く彼の言葉には>>74、少し照れたように礼を言った。]


そう言って貰えて嬉しいな…

てか、お兄さん口が上手すぎでしょ!
はよビール取ってきてください!
酒の事もよろしく頼みますからね!


[続く「男前」という言葉に少し慌てたような声を上げると、ぱたぱたと手首をふって顔を隠しつつ早く行けという仕草をする。

何故こんなに胸が熱いのだろう。
それは、こんな話をこんな風にありのままに人に伝えて、かつ、それを褒められたのが初めてだからだ。

自分のやっていることは自分が勝手にやっているだけのことだ。
人に認められるようなことではないし、人に認められるためにやっていることでもない。
それでもこうやって言ってくれる人が居たことが、嬉しかった。


まったく油断ならないタイプだ…
などと言いつつ、黒麦パンをちぎってブイヤベースに浸して食べる自分の顔はどこか綻んでいたと思う。]**
(105) 2022/05/25(Wed) 22:58:48
砂の民 スティグは、メモを貼った。
(a14) 2022/05/25(Wed) 23:07:13

【人】 砂の民 スティグ

 
あー 食べた!


[パンが終わった。
途中からうまい具合にブイヤベースの残りを計算しながら浸していったため、最後のかけらで見事に器の中身を全て掬い取ってフィニッシュできた。

美味しかった。
そしていい感じにお腹が膨れてきた。
しかしまだまだ夜は長い…はずだ。
窓の外を見ても真っ暗で、辺りの様子は伺い知れない。

と、その時、周りを見渡す素振りをしている店員>>162が目に入った。
声を掛けなければ。
しかし、何を頼もうか。]


すいません、店員さん。
何か甘いものありますか。

あと、お酒。


[咄嗟に出たのは、甘いものを求める声だった。]*
(182) 2022/05/26(Thu) 20:25:03

【人】 砂の民 スティグ

― どこかのタイミング ―

[ビールを飲んでいる時だったろうか。
ふと、さっきブイヤベースを運んできてくれた少年が近くに居るのに気が付いた。
何かあったのだろうか、と彼の居る方にそれとなく身を寄せると、彼は自分の故郷を知りたい、と伝えに来たようだ。>>166


うーん、うまく伝えられるか自信がないな。


[言いながら、自分の鞄をごそごそと弄る。
奥の方から少し短くなった鉛筆を取り出すと、テーブルの上の紙ナプキンを取り、そこに曖昧な地図を書き出した。]


でも、なんで?


[書きながら、少年に聞く。
ふと、鉛筆を出すときに一緒に写し紙がテーブルの上に出ていたことに気が付いた。
青い薔薇の花びらが挟まった薄い紙。
これも思えばあんな風にそれなりに重い薔薇の花びらが目の前に舞ってくるのは不思議な出来事だったと思う。

不思議なことばかりだ。
でも、不思議な事が起こった方が、きっと自分には都合がいい。]*
(184) 2022/05/26(Thu) 20:32:36

【人】 砂の民 スティグ

 
あっ、中々凝ってますねー


[ささっと素早くこちらに近づいて来た店員>>187は、如才なく笑顔を向けてきた。
しかし彼の言葉をきけばほう、と頷く。]


僕はクレープって人生で3回目とかそんなもんですよ。
どこかの街で食べたような…
酒場で食べれる物なんですねえ
じゃあクレープを一つと…


[お酒はご希望は、という言葉には顔を彼に向ける。]


これが良い、というのはないんです。
今の貴方が一番美味しいと思う酒を作ってほしい。
…この中に。


[と、やはり鞄から小さな三角フラスコのような瓶を取り出した。]*
(199) 2022/05/26(Thu) 20:57:33

【人】 砂の民 スティグ

[と、その時、少し離れた席から乾杯の音頭が聞こえてきた。>>168
声を上げたのは、恐らく東の出身の彼女だ。
東方も広いから、同じ国の出身だとは思わない。
むしろ何年か前まで戦っていた可能性すらある。

けれども、特に恨みはない。
何処の国だって、奪ったり、破壊したり、裏切ったり、殺したりしていた。
自分も同じだ。
そう思えば、彼女の国でも少なくとも戦争は終わったのだろうという意味での乾杯はしたくもある。
少なくとも、彼女が笑って乾杯をできる世の中になっているということは、嬉しかった。


けれども自分はまだまだ、この「出逢いへの乾杯」は取っておこう。
きっと、故郷の村で、友人と酒を酌み交わすことが出来た時、本心から今日の出逢いへの乾杯ができるに違いない。


お疲れ様。
戦後に乾杯。


と心の中で彼女に声を掛けつつ、彼女の方に向けて軽くジョッキを持ち上げた。]*
(200) 2022/05/26(Thu) 21:04:40

【人】 砂の民 スティグ

― 少し前 ―


[友と呼べるヤツがいた、という彼。>>188
自分が少年の店員と話していたのをそれとなく聞いていてくれたのも、それが理由なのだろうか。]


友人の自慢話か…
いや、全然ないな。
足が悪い上にまあ酒飲みだった。

ただ、話がうまくてね。
やけに説得力があったんだ。
あんなに酒飲みじゃなければ都市の大聖堂で説教しててもおかしくないなんて言われてたよ。

僕が出征する時なんか、村の女子供の一人くらいは俺が守る、なんて言ってたけど、ほんとうに出来たんだかねえ…


[苦笑いしながらビールを飲みつつ話をふる。]


そっちこそ、友人の自慢話とかあるんじゃないの?
 
(215) 2022/05/26(Thu) 21:41:12

【人】 砂の民 スティグ

[彼の続く話はじっと聞く>>190
戦後から今まで、酒場に「飲み」に行くということがほぼなかった。
行くにしても、食べ物を食べに行くか、情報を聞きに行くためであって、誰かと飲みに行ったことなどない。
一人で飲んだって何もかも忘れることもできない。
ただ疲れて泥のように眠った方が、ましなのだ。]


一期一会か…


[呟いた。]
(217) 2022/05/26(Thu) 21:41:53

【人】 砂の民 スティグ

[そして、瓶を渡すと彼は快く依頼を受けてくれた。
そして、自分の分と友人の分、二人分、酒を作ってくれる、という。>>194

咄嗟に立ち上がって厨房に向かおうとする彼の腕を握った…
つもりが、自分の手はただ空を切った。
そのまま慌てて声を掛ける。]


いや、友人も、今はそんなに飲める風じゃないから、一つの瓶を分け合ったっていいさ。
一期一会の乾杯は、お兄さんとすることにするよ。

酒、作ってくれるんだろう。
ならさ、さっき言った通り、一杯奢るよ。
だから、後で、この店のグラスで二つ、お兄さんの作った酒持って来てほしい。
一緒に飲もう。


[彼の話を聞く限り、一期一会もそう悪いものではない。
友人のための諸々が済んだ後、雰囲気に酔う…のも悪くないはずだ。

酔い過ぎるつもりは全くないが、店に酔うつもりは大分ある。
きっとまだまだ夜は長い。
そう思っている。]*
(218) 2022/05/26(Thu) 21:43:26

【人】 砂の民 スティグ

[注文を聞くと、彼は僻地の酒場の店員とは思えない余裕感を持って厨房へと向かって行く。>>211
どこかの宿屋で働いていた、というのも納得だ。

しかしそれなりにクレープというのは手がかかるものではないのか。
昔訪れた街で食べたクレープを思い出す。
観光地価格だなあと思いつつ、薄い生地に感動して大事に食べた記憶が…

とビールを飲みつつぼんやり思い出していたその時、思った以上の速さでテーブルにクレープが運ばれてきた。>>213


おお…!


[思ったよりもすごいのが来た。
クレープってそもそも巻いてあるのではなかったか。
けれどもこの薄い生地は間違いなくクレープ…
チョコレートソースや生クリームも甘くて美味そうな上にベリーと共に綺麗にデコレーションされている。]
(219) 2022/05/26(Thu) 22:02:11

【人】 砂の民 スティグ

 
…大事に食べます。


[思わず呟いた。
そして、此方が、と早速瓶に詰められた酒も持って来てくれる。
全てにおいて仕事が早い。

入れられた酒は見た目から濃厚さを感じさせた。
恐らく、果実の酒だ。
こちらはどんな味だろうか。
友人はサングリアのような酒も、樽の味が色濃い酒も、みんな好きだった。]
(220) 2022/05/26(Thu) 22:03:04

【人】 砂の民 スティグ

 
はは、やっぱりわかりますよね。
手土産だって。


[何にも聞かずにただ察して作ってくれる。
それもまた、有難かった。
彼の言葉>>214には少しだけ考えて、答えた]


好きなもの、か。
いや、まあ、酒なんです。
だから、貴方の作ってくれたこれも本当に喜ぶと…信じてる。
ありがとう。


[素直に店員に感謝の言葉を伝えると、さあ、とクレープに手を付け始めただろう。]*
(221) 2022/05/26(Thu) 22:03:31
砂の民 スティグは、メモを貼った。
(a25) 2022/05/26(Thu) 22:08:47

【人】 砂の民 スティグ

[友を語ろうとして言葉に詰まった彼を見た。>>232
どうやら「友と呼べるやつが居た」は、生死が原因で過去形になったわけではなさそうだ。

そうであれば、言葉に詰まるならただ酒を飲めばいい。
今だけはきっと、すべてを忘れさせてくれるのだろう。
…ザルじゃなければ。

そして、彼を引き留めて酒を準備してもらう。
彼が発した言葉を聞いた>>237
さっき、別のテーブルの少女が言っていたのと、とても似た言葉だった。>>168
(250) 2022/05/26(Thu) 23:48:46

【人】 砂の民 スティグ

 
そっか。
そうだな。


[何かすとんと腑に落ちた。
今の時点で、既に、自分にとってこの出逢いには価値があるのだ。
こんな風に色々なことを考えている、美味しいものを食べている、そして、飲んでいる。

楽しいな。
そう思った。


また後で少女のテーブルにも行こう。
そして、改めて乾杯しよう。
旅の出逢いに。今日の出逢いに。]


この日の出逢いに乾杯。


[挙動不審に言い直した彼>>237に構わず、笑って最初の言葉で乾杯した。
そして、続けられた言葉を聞けば>>238、更に笑って、彼が居るんだけれども居ない、何の質感もないその背中をぱんぱんと叩く仕草をしただろう。]**
(251) 2022/05/26(Thu) 23:50:42

【人】 砂の民 スティグ

 
へえ


[少年の話を聞く。
自分の住んでいた辺りではなんとなく流星は幸せの徴、みたいなことは伝えられていたが、そういう言い伝えがあったのか。
それとも、これもまた、ゴーストの彼らが使う魔法のようなものなのか。
しかし…]


星に願いか。
星かあ…


[ちらっと窓の外を見る。
外はただひたすらに暗い。
ただ、来た時濃霧だったのは間違いなかった。

でも実は、星なんて、濃霧だろうが嵐だろうが、いつでも雲の上では輝き流れ落ちているのかもしれない。

そう考えると逆に今度は星への願いなど効果があるのか…?とも考えてしまうが、そう願いながら、自らに自らの願いを明らかにしながら何かをしていくことにはきっと意味があるのだろう。
きっと美味しいの魔法は濃霧の夜だってかかるのだ。]
(252) 2022/05/26(Thu) 23:53:16

【人】 砂の民 スティグ

 
色々ありがとう。
こういう謂れは、どこかの地域のものなのか?

しかし、うーん。
書けたけど、わかるかな。


[改めて礼を伝えつつ、紙に書いた地図を少年に見せた。
王国の城下町からのなんとなくの方向と距離感、近くの中都市からの位置感覚が伝われば幸いだ…]**
(253) 2022/05/26(Thu) 23:53:55
砂の民 スティグは、メモを貼った。
(a28) 2022/05/26(Thu) 23:56:09

 




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