グレーテルよ、お疲れじゃ
タピオカティー^drinkをどうぞじゃ

兄君は地上にはいない様じゃったから、「そちら側」にいるといいのう…

タピオカティー、ありがとう。

お兄様……呪いは、解けたかしら……？
きっと、探し出してみせるわ！

カイサンに直接真偽を聞いてみたら〜？
仲良くお墓にいるんだし。

そうだな。
コイツが自分のしたことに気がついて傷つく前に、聞いてくるかぁ〜

……って、そうだ。
コイツ、あのカエルの前だと急に主導権くれなくなるんだよな……
まぁ、一か八か、突撃してみるしかないか〜

頑張れ〜！応援してるよ！
困った時にはオレを呼んでもいいんだからな〜

あ、カエル発見。
よっしゃ。行ってくる！
[何やら覚悟を決めた顔]

いってらっしゃい！

[赤い瞳で睨みつけ向かってきたと思いきや、ふっと瞳に正気が宿る]

……お兄……さま……？

あ……あら？
お兄様……⁈
私はお兄様に、なんてことをしてしまったの⁈
ごめんね……ごめんなさい！お兄様……！！！

[突然、目の前で泣き崩れるだろう……]

赤い目のグレーテルさん…青い目のグレーテルさんのことを大切に想っていらっしゃいますから…。
がんばっている青い目のグレーテルさん…放ってはおけないですよね…わたしも何かお力になれないかと、思いますので…常に一緒にいるあなたは尚更ではないかと…。


青い目のグレーテルさん…すみません、きちんと説明できていませんでしたね…。
「かえるの王さま」は、呪いをかけられた王子本人がカエルになり、壁に叩きつけられて呪いが解けるので…カエルをむやみに叩きつけても、お兄様の呪いは解けないと思います…。

カイさんがお兄様だったら、あなたの行為で呪いが解けたかもしれませんが…どうやらそうではないみたいですね…。

な……ん……？！

……まぁ、コイツの悲しむ姿は……みたくないな。

ただカエルを投げるだけじゃ、ダメだったのね。
シラユキは謝ることないわ。私の早とちりよ……

カエルがお兄様だったら、良かったの……？
カイはお兄様じゃ……ない……のかな？

…赤い目のグレーテルさん、そうですよね…大切な人の悲しむ姿は、見たくありません…。
あなたのまもりたいという…お気持ちを感じます…。

青い目のグレーテルさん…いいえ、わたしももう少しきちんとお話できていたらと思います…。
カイさんがお兄様なのかは…わたしにもわかりません…カイさん自身の、お話をお聞きしたいですね…。