[あなたの言葉に、どくりと心臓が飛び跳ねる。頬に熱が集まり、りんごのように染めながら…掴んだ袖をそっと外し、あなたに一歩近づいた…。]

………。

[何か言おうにも言葉にならず、あなたの瞳を見つめ…やがて俯き、こくりと頷いた。]

近付いてくれた彼女を、そっと包むように抱き締める。広い胸板に顔を埋めてほしい。
彼女の背中に回した手。離さない、離れたくない。

「ずっと、こうしていられたら…いいのに。
時が止まればいいのに」

祈るように天を仰いだ。

ちょっともう！オレ寝るところだったのに！
カワセサンとシラユキサンとオレの三人でご飯いく約束、忘れてないんだからな！

……今日はオレ、もう寝ちゃうから。先にカワセサンとシラユキサンだけでゆっくりお話してってね！

おやすみ〜

忘れてません、大丈夫。

お休み

[近づいた自分よりも大きな姿。自分よりも大きな、あなたの胸板に、そっと顔を伏せる。
背中に回った自分よりも大きな手の温もりに…最初に芽生えたのは、安心感だった…。
そっと自分の手を、彼の背に回し…弱い力で抱き締める。
この温もりは、決して嘘ではないのだと…あなたが教えてくれる。]

…カワセさん、わたし…あなたのことが…好きです…。

[少しずつ…あなたを知って、求めて…辿り着いた…答え]

確かなものは温もりだけではないけど。言葉からも沢山沢山、感じるけど。

ただ静かに寄り添い交わす抱擁に、誰もが安堵を抱く。

心を寄せた人しか抱かないし、心を許した人の胸にしか人は飛び込まないだろう。だから。

彼女をしっかりと抱き締める。
そして、その言葉を聞いて。

涙が溢れた。

「シラユキさん、ありがとう…嬉しい、僕はとても嬉しい…

好きだ。僕は君が…好きだ」

言葉が敬語から砕けに、ゆらゆら。
想いはそんなところにも。

「ずっと傍にいてほしい」

おはよ〜！絶対だかんな！

ヨツヤさんもめちゃくちゃ癒しなんだけど。

こんにちは！
ありがと！
守護霊だからね！心を護るのもお仕事！

……オレ「も」？
ねえねえ他に誰に癒されてるの〜？？？

勿論シラユキさんですよ☆ミ

[寄り添った温もりと…交わした言葉の温もり…どちらからも感じる柔らかな安心に、ただ身を委ねる…。]


…カワセさん、ありがとうございます…わたしも、とても嬉しいです…。
わたしでよろしければ…お傍にいさせてください…。


[しばらくしっかりと抱き合って…ふと顔を上げ、目が合えば…あなたの涙が見え、その純粋な想いの欠片を、愛しく想う…。

そっと右手の指先を伸ばし…溢れる欠片を拭いながら…自然と自分の瞳からも、想いの欠片が零れ落ちた。]

カワセサンはシラユキサンの見たの？
オレは見れなかった〜

……見たい？

「貴女じゃなきゃ、もう嫌です。
こんなにもう、僕の中の貴女は大きい」

涙を白魚のような細い指がぬぐった。
瞬いて、驚き。彼女の美しい瞳も濡れているのに気付く。

「綺麗だ。貴女の真珠を僕にください」

その涙の意味はわかるから。彼女の肩に手を添えて、身を屈め。そっと目尻に口付けを。

唇で涙を拭った。

ビキニかなあ…もう少し大人しめな気が。

それは、お付き合いして…この村が平和に終わってからですね☆ミ

そっか〜そっか〜〜〜


そういや3人揃ったし、いつご飯に行く〜？
28ヶ月前^whenくらいに城門^townで待ち合わせして、寝室^roomに行こうか？

過去に遡行した上に3人で寝室にいくの事は忘れて。


城門前はいいかもしれないけど。