人狼物語 三日月国

159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】


【人】 元弓道 マユミ

>>61 シロマ

店員さんに促されれば、貴方の隣にすとんと腰を下ろした。持ってきていたボトルを取り出して、ぐびぐびと一気に中のスポーツドリンクを呷る。

「そういえば、ぽろぽろ鳴っていましたね。ここのピアニストはおシャイなんでしょうか。折角ここに楽しみにしている観客がいるというのに、勿体無いですね」

唇の端を濡らす雫を豪快に手の甲で拭いながら、同じようにピアノを眺める。
二人とも率先して探索をするようなお転婆娘とじゃじゃ馬娘ではあったが、ピアノを弾くなら運動のみならず勉強等も出来る白間の方が適任であることくらいこの二人を知るものなら分かるだろう。本人たちなら尚の事。

「ふむ。そうですね、拙の得意な楽器はカスタネットではありますが……梢の折角のリクエストです。今だけピアニストになるとしましょう!」

弾く気分ではないのだろうと察し、右肩をぐるぐる回しながらピアノへと近づいた。
そして白と黒の舞台に、少女の硬くなった指が乗せられて──。

(62) もちぱい 2022/07/10(Sun) 20:44:07