人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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【人】 気狂 ネコジマ

>>4:5

かたかた、頼りなさげな音をさせる手押し車を押しながら、
さっき通り過ぎてきた場所まで戻ってきた。

「雪ニイ」

そこには来家がいる。夢川も。

「夏ニイ、連れて行きますよね?」

あの教室に。
猫島が知っている限りでは、少なくとも二人いますから。

皆まで言わずとも、きっと伝わるものだろう。
(0) 66111 2022/07/14(Thu) 23:37:06
ネコジマは、ちょっと忙しくしているものだから、まだもう少し未読。>>4:G2
(a1) 66111 2022/07/14(Thu) 23:49:21

ネコジマは、通り過ぎた時に、死んでるなぁと思った。
(a2) 66111 2022/07/15(Fri) 2:10:34

ネコジマは、今見ても、死んでるなぁと思った。
(a3) 66111 2022/07/15(Fri) 2:10:37

【人】 気狂 ネコジマ

>>1>>a2>>a3 ユメカワ

「遅刻? 誰かと約束でもしているんです?」

猫島は、血に濡れることなんて
まるで気にしてなんていないみたい。

あなたを手伝って、ていねいにていねいに、
来家を手押し車に乗せてあげた。
まだあったかかった。


あなたはきっと来家の手を握るなり、時々頭を撫でるなり、
運ぶのに邪魔にならない程度に触れているかなぁと思ったから、
特に聞くこともなく手押し車の取っ手を握っていた。
 
取っ手がべっとり、絵の具じゃない赤で赤くなる。
(2) 66111 2022/07/15(Fri) 2:11:16

【人】 気狂 ネコジマ

>>3 ユメカワ

「先生。そりゃ遅れらんねぇすね」

昔から遅刻ってやつは、してしまうとちょっと面倒なもので。
それだから猫島は案外、それほど遅刻をしなかったものだった。


「ん?」

「んー…」

「…家族?」

何と聞かれて、猫島が真っ先に思い浮かべるのはそれだった。
そういえば、あの時にもすこし言い淀んでいた。


 かたかた、からから

走りやすい所ではちょっと小走り。
昇降口を上がるあたりは、段差に気を付けてゆっくりゆっくり。
その頃には、足跡と車輪のあとは赤くなくなっている。
(4) 66111 2022/07/15(Fri) 11:33:47

【人】 気狂 ネコジマ

>>4 ユメカワ

猫島はすぐには言葉を続けなかったけど、
待っていれば話してくれる時の彼に見えたから、
あなたはきっと待ってくれていた。

「…前の父さんは殺したら死んだんですよ。くるしいくるしいをして」

「母さんがくるしいくるしいだったから。だから猫島はそうしました」

「死んだ前の父さんは何も出来なくなりました」

「またくるしいくるしいになるのは嫌です」

「殺したのに。死んでも。
 …何かができちゃうなんて、思いたくねぇんすよ」
 

呟くくらいの声で話してあげた。誰にも言ったことがないこと。
あなたの疑問を取り除けるように。きっとこれが最後だから。
(5) 66111 2022/07/15(Fri) 11:34:35
ネコジマは、結局、逃げきれていないね。
(a4) 66111 2022/07/15(Fri) 11:35:23

【人】 気狂 ネコジマ

【???】

「あ、増えてる」

教室に来家を運び込んで。
どこに座らせようかと辺りを見て、気付いた。

ほとんど寝ているみたいに死んでいる山中がいる。
寝てるんだなぁとは、猫島はあんまり思わなかった。

 
まだ席に着いていなかったら、司馬の隣に座らせてあげた。
席に着いていたら、この二人は隣だっただろう。

「雪ニイはどこ座るんです?」

一緒に教室に来た夢川に意識を戻した。
あなた達もきっと隣だ。さて席はどこだろう。
(6) 66111 2022/07/15(Fri) 11:38:12

【秘】 夢中 ユメカワ → 気狂 ネコジマ

>>4 >>5 >>a4

薄明の頃、漸う明るくなりつつある空に背を向けて。
ふたりとひとり、まだ少し薄暗い校舎の中へと戻っていく。
きっと、あの時二人で空き教室へ戻っていったみたいな足取りで。

「うん。」

夢川は、実はけっこう時間にルーズな方だった。
けれども理由も無く友達との待ち合わせには遅れた事なんて無いから、
楽しい時間は少しでも早く訪れて、少しでも長く続いて欲しいから。

だからきっと君達の中での認識は、何だかんだと遅刻をしない奴、だった。


「そう」

家族、から逃げたかったのは、自分も少しだけ同じ。
それでも君のそれがまったく事情の違うものだとはわかる。
けれど、逃避がいつまでも続きはしないのは、きっと同じ。
君だってもうわかってるんだって、わかってる。


足音と車輪の軋む音と、それから暫しの居心地悪くない沈黙の中。
何も言わず、君がもう一度口を開くのを待っていた。
(-10) unforg00 2022/07/15(Fri) 16:22:24

【秘】 夢中 ユメカワ → 気狂 ネコジマ


そうして再び口を開いた君の、ひとり呟くような言葉に
もはや誰かを死に至らしめる事を酷いこと・・・・と認識できない死者は、
やっぱり前提のおかしなこたえを返す。人殺しの是非なんてすっ飛ばして。
ただ、君のくるしいが悲しいだけ。


「死んだ人は、ずっとは居ないよ。なんでもはできない」

たとえば、自分はこのあといなくなる。
いなくなる。それだけだ、そういうことにしておこう。

日の下は生者の時間、夜の闇はそれ以外の時間。
入れ代わり立ち代わり、太陽と月みたく居る時と居ない時がある。
もう何処にも居ないわけじゃないけど、違う時の中に居る。
ただ、それだけ。


「でも、お盆とか、ハロウィンとか。
 そういう時期ってさ、死んだ人が戻って来るって言うでしょ」

「ずっとは居ない。でも 時々生きてる人の中に混ざって、」


戻って来るんだよ・・・・・・・・

戻って来た死者が、どうしようもなく現実であるなら。
それが語る言葉も、どうしようもなく現実なのだろうかな。
確たる答えを証明できないものの答えなど自分の中にしかない。
君達が認識しているものの定義は、君達が決めることだ。

或いは、全てはただ、楽しくも他愛のない、夏至の夜の夢だとも。
(-11) unforg00 2022/07/15(Fri) 16:24:25

【秘】 夢中 ユメカワ → 気狂 ネコジマ


「生きてる人を生きてる人から遠ざけたいなら、」

「簡単だ。誰の手も届かない所に連れ去ってしまえばいい」


「死んだ人が何かするのを止めたいなら、」

「簡単だ。同じ所に行けばいい」


「生きていても辛いだけなら、辛い事が増えていくだけなら
 生きている意味なんてあるのかな?」


生者に何かをできるのは、生者だけ。
死者に何かをできるのも、死者だけ。
終わりの先が続くなら、生きても死んでも君はたすからない。
きっと全部全部を一つ残らず無くさなきゃあ君はたすからない。

なら、やりたいようにやればいい。
できるなら、くるしい君の、さみしい君の、その傍に居たいけれど。
今までひとりで頑張ったねって、うんと甘やかしてあげたいけど。

夢川だって、友達みんなが、できる限り、めいっぱい。
なあんのしがらみも無く、幸せであればいいと思っているから。
(-12) unforg00 2022/07/15(Fri) 16:25:53

【人】 気狂 ネコジマ

【???】 >>7 ユメカワ

じゃあ、と。連れてきた彼を一緒に、指された席のその隣へ。
起こしておくのはやっぱりできないから、
他の人と同じように机に頭をのせてあげた。これでよし。

「あ」

手を拭ってから、司馬の服のポケットを漁る。
ベイっぽいのだった骨を見つけ出して、自分のポケットへ。

「雪ニイ、かんかんの布は? 埋め直そうと思うんすけど」

缶はあの空き教室に置いたままだが、
骨を包んでいた布はあなたが持っていってそれきりだ。
(8) 66111 2022/07/15(Fri) 19:09:17
ネコジマは、鳥飼にタオルを返した。くびに。
(a9) 66111 2022/07/16(Sat) 12:43:14

【人】 気狂 ネコジマ

【???】 >>9 ユメカワ

「こずネエ?」

「んん…?」

「…ああ、先生」

考えてしまったら、違和感の正体にはすぐに行き着いた。
それでも別に、頼りになるヒーローのこずネエはいなくならなかったけど。


「わかりました、聞いてみます」

布を受け取って素直に頷いた。
少しスマホをいじって、ほどなくして出て行ってただろう。
(10) 66111 2022/07/16(Sat) 12:45:03
ネコジマは、いってきま〜す。間延びした声。皆の教室を出ていった。てぽてぽ。
(a10) 66111 2022/07/16(Sat) 12:46:47

【神】 気狂 ネコジマ

『猫島はなんもねぇすよ』

血塗れだから、会ったら賑やかだろうなぁとはぼんやり思った。


『夏ニイと雪ニイもいました。一緒でしたよ』

だから永瀬の言う通り心配なんていらない。
猫島の認識はそうだった。
(G0) 66111 2022/07/16(Sat) 12:48:46
ネコジマは、白間を見つけた。
(a12) 66111 2022/07/16(Sat) 13:14:08

【秘】 気狂 ネコジマ → 陽炎 シロマ

>>a12

「白間先生? 梢先生?」

ととと。あなたを見つけた彼が近寄ってくる。
血塗れだが、怪我だとかをしているわけではなさそうだ。

「かんかん、元の場所でいいすかね」

両手で抱えた缶は、あなたに掘り出してもらったもの。
元通り閉じられて、中身だってほとんどちゃんと元の状態だ。

「それとも皆のところの方がいいです?」

あなたが“こずネエ”でなかったことに対して、特に言うことはないみたい。
あなたが先生であるらしいことを、聞いてそのまま受け入れているようだった。
(-20) 66111 2022/07/16(Sat) 13:16:16
友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a13) 66111 2022/07/16(Sat) 13:25:29

【秘】 陽炎 シロマ → 気狂 ネコジマ

「おやおや。入学希望かな?
 ふふ、呼び方はどちらでも構わないよ」

今のところ、自身を素直に先生と呼ぶのは夢川だけだ。きっと彼から話を聞いたのだろう、と考えた。
貴方が抱えた缶を見下ろせば、ふむ、と顎に手を当てる。

「ん〜、元の場所だとまた見つかっちゃいそうだしなぁ……」

それに。
彼等は満足に学校へ行けなかった子供達である。供養もされず、捨てるように燃やされた部落の子供達。

暫し悩んでから、口を開く。

「……きっと学校に行きたかっただろうし。
 皆のところにしようか」
(-23) wazakideath 2022/07/16(Sat) 16:31:31

【秘】 気狂 ネコジマ → 陽炎 シロマ

>>-23

あなたが悩む間、猫島も少し視線を落として何かを考えていたけど、
それはもうひとつ聞きたいことをまとめていただけで。


皆のところに、というあなたの言葉に頷いて。
顔を上げて、ちょっと止まって、また視線を落として。

息を大きく吸うのと一緒に、
同じ高さのあなたの目をまっすぐ見た。

「梢先生、花火」

「教室で花火は、怒りますか」

「んん……」

「ふつうは…とうぜん、だめすけど」

「学校、なくなりますし」

「みんなは、そこにいますし」

訥々と、そんなことを口にする。
本当は誰に許可を得るでもなく

教室で花火をしてもらうつもりだったけど、先生がいるみたいだったから。
(-28) 66111 2022/07/16(Sat) 21:46:18
気狂 ネコジマは、メモを貼った。
(a18) 66111 2022/07/17(Sun) 11:52:08

【独】 気狂 ネコジマ

/* >>a18
 あ、気狂で貼っちゃった。友達です肩書き。1/3に敗北しよる…開けてくれる人がいたら開けてもらったらいいし、特になければ猫島が最終的に開けてあげるから持っといで。
(-31) 66111 2022/07/17(Sun) 11:54:57

【人】 気狂 ネコジマ


猫島だって、誰かを死に至らしめる事を酷いことだと思っていない。
だから猫島は実の父親を殺したし、今の父親もまた殺そうとしていた。
ふつうは酷いことだと、知ってはいるけどね。
 

「ずっとはいない、かぁ。そすね。
 みんながみんな、ずっと生き返れてたら大変ですもんね」
 

「はは、そりゃそう」
(15) 66111 2022/07/17(Sun) 12:42:30
ネコジマは、乾いた声でわらって、
(a19) 66111 2022/07/17(Sun) 12:42:47

【秘】 気狂 ネコジマ → 夢中 ユメカワ


「生きてる人を生きてる人から遠ざけたいから、」
「猫島はそうしました 
「でもまたやるのはなかなか難しいものです 
 猫島、なるべく普通に生きる前提で考えていましたから」
 

この際、もうそうでなくていいかなとは思っている。

「死んだ人が何かするのを止めたいならー……」
「んー、…どうしましょう 
 思い浮かぶ人が、そもそもが会いたくねぇんで」
「殺しても死んでくれないなんて、やっぱりだめですよ 
 

それがほんとうにすごくこわくて。
 

「あとー…」
「…あと、今の父さんは来ないだろうけど 
 兄ちゃんは来そうで。何するかわかんねぇんすよあの人」
「別に死ぬ気だったわけでなくて 
 連れ戻す気で来ちゃってたとか、全然ありそうで」
「生きてる人と、死んでる生きてる人とがいるんなら 
 猫島はこわくてどこにもいられませんね」
 

その通り、終わりの先が続くなら、
生きても死んでも猫島はたすからない。
(-32) 66111 2022/07/17(Sun) 12:45:13
ネコジマは、いろんなものが綯い交ぜになったこころでわらって、
(a20) 66111 2022/07/17(Sun) 12:45:33

【秘】 気狂 ネコジマ → 夢中 ユメカワ

猫島には生きてる理由があるし、生きたくない理由もあるし、
死ぬ理由があれば、死にたくない理由もある。

 

「さて、猫島はどの幸福地獄を選びましょう」
 
皆が言ってくれている守るとか 助けるとかを信用していないわけじゃなくて。
そういう可能性も、全部ひっくるめた上で、猫島はこう言うのだ。

 
(-33) 66111 2022/07/17(Sun) 12:46:12
ネコジマは、ただ、わらった。
(a21) 66111 2022/07/17(Sun) 12:46:21

【秘】 気狂 ネコジマ → 夢中 ユメカワ


「……なんて。大丈夫です、ちゃんと考えられますよ」

「こう言いながら、決まっているんです。
 今すぐ決められないだけです」

「ああいや、んー……今決まっていないところが
 決まらないと決められなくて……?」

「それだから、はっきり言えないだけで。
 口に出したら、そうならなかった方の答えが
 さみしくなっちゃうから。それでも、」

「夜が明けてしまうまでには答えは出ているから 
  
「だから、大丈夫です」

 
(-34) 66111 2022/07/17(Sun) 12:48:05
ネコジマは、猫島はほとんど迷っていない。道を決める要素は、あとひとつだけ。
(a22) 66111 2022/07/17(Sun) 12:48:34

【秘】 陽炎 シロマ → 気狂 ネコジマ

「……んん、花火かぁ。
 まあ……、やっても構わないよ。
 私は後ろで見てるからさ」

管理状況も悪い建物である。
これから急に保護をしたとしても、もう遅いだろう。朽ちるのを待つだけだ。
それに、この校舎自体に執着があるわけでもない。

「くれぐれも、自分が燃えないようにね。
 焼け死ぬのは苦しいから……」

もう己が燃えることは無いと、わかっていても。
炎の雨は、どうしても。

「全員集めるのかい?」

しかし先生が暗い顔をしていては、心配させてしまうかもしれない。努めて平静を装って。
生者、死者、幻……それらを含めて『全員』と呼んだ。
(-35) wazakideath 2022/07/17(Sun) 15:29:47
ネコジマは、先生の許可をもらえて、息を吐いた。緊張していた顔が少しゆるむ。よかった。
(a23) 66111 2022/07/17(Sun) 16:46:41

【秘】 気狂 ネコジマ → 陽炎 シロマ

>>-35>>a23

「んー……いない人は、いないんじゃねぇすかね。
 猫島も、栗栖ニイがいなかったらいませんし」

猫島 稔という奴は、今日に起こった非現実的なことを
受け入れているようで、目を逸らしていて、
そして現実から逃げきれないでいる。

「ほんとうに、みんなみんながいるだなんてことに
 なるんだったら。それなら」

「……猫島が、くるしいくるしいになっても、
 みんな、みんなで花火をするのがいいです」

経験したことのない苦しみを軽く見ているわけではない。
ここを運命のわかれ道だと決めているだけだった。

あなたの努力は実を結んでいるようで、
猫島はあなたが火を恐れているだなんてちっとも思わなかった。
(-36) 66111 2022/07/17(Sun) 16:48:41

【秘】 夢中 ユメカワ → 気狂 ネコジマ


ああやっぱり、できる事なら君の傍に居てあげたいなと思ってしまう。
きっと大丈夫じゃないのに、笑って大丈夫を言う君が寂しくて。
それが死者の傲慢だという事に気付いているのかいないのか、
きっと誰も聞きはしないし、語られる事も無いから定かじゃない。


「……ねえ、稔。俺は稔が頑張ってるの、邪魔したくないから」

隣を歩く君の頭にそっと手を伸ばして、
触れられたなら、やっぱり優しく髪を梳くみたいに何度か撫でた。
触れた手はきっと冷たくはなくて、血で汚れてもいない。


「応援してるから」

それから、いつか君がくれた言葉を返した。
きっと今の君は自分と同じで肯定が欲しいわけじゃないから、
いつかの君と同じ、これはただ身勝手な言葉だ。
(-37) unforg00 2022/07/18(Mon) 4:27:42

【秘】 夢中 ユメカワ → 気狂 ネコジマ


「だから俺、ちゃんと待てるよ」

君達が答えを出すまでにもう少し掛かるなら、待っていられる。
君達が生きてしなければならない事があるなら、待っていられる。

ずっとは待たない。君達がこれからを生きていく限り、きっと自分達は
いつかは記憶に埋もれて色褪せて、遠い過去のものになってしまうから。
いつか大人になってしまう君達と、大人になれずに終わってしまった自分達が
その時も友達のままで居られる保証なんて、何処にも無くて。


「ここに来てくれた皆の事が好きだから。ずっと」

君達には、たくさんのものを手放させてしまったけれど。
そんな自分が多くを望むのは、きっと高望みなのだけど。
それでもやっぱり、できる事なら皆一緒が良い。
皆と過ごしたあの日々が、かけがえのない時間の事が、ずっと好きだから。

皆もきっとそうなのだと、信じて疑っていないから。
(-38) unforg00 2022/07/18(Mon) 4:28:37

【秘】 夢中 ユメカワ → 気狂 ネコジマ


「また会いに行くからさ」

だからきっと、夢川はまた君達の前にやって来る。
『また』が来るのがすぐの事でも、少し先の事でも。
何れにしてもその時は、やっぱりちゃんとそこに居るはずだから。


「みないふり、しないでね」

だからその時も、目を逸らさないで、と。
寂しがり屋を免罪符にしてちょっと強引なお願いをするあたり、
やっぱり昔から、なんにも変わっていなかった。
(-39) unforg00 2022/07/18(Mon) 4:29:10
ネコジマは、「しませんよ」 ひとこと、それだけ言っていた。
(a26) 66111 2022/07/18(Mon) 6:00:12

【秘】 陽炎 シロマ → 気狂 ネコジマ

「……そっか。
 稔が苦しいのは、私も苦しいけれど……。
 君がその方法を選んだとしても、私は止めないよ」

まるで境目をぼんやりと見つめているような子だ、と思った。
両方に足を着けている、と言った方が良いだろうか。
一言で表すならば、『狂い』になってしまうが。
その様に、何だか親近感さえ抱いてしまう。

苦痛だと知っていても尚、選んだとしたら。
貴方の想いは、それ程強いのだろう。
もしくはそれ程に、狂っている。

ああ、来てくれないかなあ。
君のような子にこそ、この
いとま
で笑って欲しい。


「──みんなで一緒にいたい気持ちは、わかるつもりだからさ」

少女はそっと微笑んで、肯きをひとつする。
その横顔は、今までの笑顔とは違って。
ほんの僅かに、憐れみが滲んでいた。
(-40) wazakideath 2022/07/18(Mon) 12:04:53
ネコジマは、わかってもらえてうれしい。
(a27) 66111 2022/07/20(Wed) 21:25:03

ネコジマは、滲んだ程度のその憐れみを、心配なのだと思った。だから、
(a28) 66111 2022/07/20(Wed) 21:25:08

【秘】 気狂 ネコジマ → 陽炎 シロマ

 


 
(-44) 66111 2022/07/20(Wed) 21:25:40
ネコジマは、わらって頷いて、それで先生と別れていたのだった。
(a29) 66111 2022/07/20(Wed) 21:25:48

【置】 友達 ネコジマ

【屋根裏】

「──そすね。長かったと思いますよ、猫島も」

「君は猫島よりも我慢がたくさんできるいい子なんですね」

「はい、考えておきます」

「考えておくだけですって」
(L2) 66111 2022/07/20(Wed) 21:33:18
公開: 2022/07/20(Wed) 21:35:00
ネコジマは、鏡に向かってそんなことを言っていた。>>3:a0>>L2
(a30) 66111 2022/07/20(Wed) 21:34:02

【人】 気狂 ネコジマ

【みんなの教室】

と、と、と。 

お骨のかんかんを抱えて、猫島は教室に戻ってきた。
教室には誰がいるだろう。誰もいないだなんてことは、きっとない。
 


「ただいま」
 

 
きょろ、室内を見回して。
真ん中あたりの空いてる席に缶を置く。さみしくないね。
それから教室に置いていた花火の袋を開けて、何本か缶の横に添えた。

続けて、動かない身体たちの──確か利き手だったと、
猫島が記憶している方の手に花火を持たせて。
抜き取った靴紐なんかで、落ちないように結びつけていく。
(16) 66111 2022/07/20(Wed) 22:22:45

【人】 気狂 ネコジマ

【みんなの教室】 >>16

「ん?」

「はい、花火です」

「花火、してもらうんすよ」

「みんなで花火。するつもりだったでしょ?」

「先生にも、ちゃんと許可もらいました」
 
(17) 66111 2022/07/20(Wed) 22:24:12

【人】 気狂 ネコジマ

【みんなの教室】 >>17

「んー…?」

「猫島はどうするかわかりません、んん…」

「けどたぶん、遅刻か欠席になるんじゃねぇかな」

「猫島はもう少しやることがあるんで」

「だから猫島のことは待たないで始めていてください」

「ああでも、うん。そすね、すぐは困ります」

「……はい、はい。そのくらいでお願いします」
 
(18) 66111 2022/07/20(Wed) 22:24:49