人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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視点:


占い:ミナイマユミ
対象:マユミ、判定:人間

【置】 不知 ミナイ



『キミの力を信じている。その視界を見てみたい』

「いいよセンセイ、だったらセンセイのことも頂戴?
 ボクは、センセイが欲しい。
 優しくて、頭を撫でてくれるセンセイが大好きだ」

興味があったのは怖い話?
それともボクの身体だったかな?
なんでもいいや、なんでもいいよ。

それでセンセイが手に入るなら――
         カラダ
「センセイ、ボクの眼は美味しかった?」

結局おなじものは、同じ世界は見れなかったね。


(L0) 2022/07/14(Thu) 22:30:11
公開: 2022/07/14(Thu) 22:30:00

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

貴方の想像は少し違う。
どちらかと言えば、それは時代による認識の齟齬に近い。
白間コズヱにとっては、どんな生徒も彼女の守るべき生徒だ。
教師が生徒を選ぶなど、あってはならない。これは、ままごとではないのだから。

全員を同時に攫う力が、もしもあったのなら。彼女は躊躇なく使っていただろう。

「……明日香。条件付きの降伏をするなら、足りないものがあるよ」

折ったばかりの小さな枝を数本拾い、中から細い一本を摘む。

「その提案に乗ることで、私に──いや、私達に。
 
一体どんな利益があるのか、示しておくれ
。」

じわり、輪郭が滲んで揺らぐ。
ぱきり、枝を折る。折る。折る。

「必然の出会い?
 ──ああ、全く都合が良すぎるね。得をするのは生者だけじゃないか……それは頼みですらない、甘えだ。
 そして生徒でもない君の甘えを叶える程、私に余裕はない」

置いていきたくないと、何度言われて来たことだろう。
しかし喉元を過ぎれば、熱さを忘れてしまう。何故って、人だから。

「幾度もそんな言葉を聞いたよ。結果は
これ
さ」

呆れたように、吐き捨てたように、少女の抑揚は悪態になっていく。これは教師としてではなく、ひとりの亡者としての想いだから。
ふう、と意図的に深呼吸をひとつ。

(-4) 2022/07/15(Fri) 2:40:48

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

「……他の条件はあるかい?
 ちなみに、私から出せるような対価は恐らくない。
 つまりこの交渉は、君にとってかなり不利だ。無一文から契約を取るような行いだからね」

死者との交渉はまず成り立たない。
死者は支払えるような対価を、基本的に持っていないからだ。
だからこそ、人々は彼らを祓って来た。

「しかしかなり難しいだろうから……。
 もしも私が納得する、または心動かされる条件があれば。私から深雪を説得しても良い。
 もう全員は諦めろと、諭してみせるさ」
(-5) 2022/07/15(Fri) 2:41:57

【秘】 不知 ミナイ → 陽炎 シロマ

出すことを許された口を使って言葉を紡ぐ。

「わかった、先程の言葉を言い直そう」

瞬いた先に見えるのは、はっきりとした黒い靄。
死者である証の色だった。

「君たちは合わせて完璧主義の寂しがりやだ」

ボクはない心を揺すぶることが目的ではないのだけど。
生きているように話すなんておこがましいな。
あゝ、これは死者への冒涜か。


「だから失敗、未完、未熟なままで終わろうとしている、
 つまらない物語の最後を飾る語り部を
 ボクが揃えてやろう、そういったんだ」

「入学ごっこではないのなら、
 見える場所に募集をしておくべきだった」

「おかげで逃げてしまった子がいるじゃないか」

生きているはずなのに確認できなくなった子がいる。
遺品から漂う死の香り、はっきりと辿れるようになってしまった。
こんな狂った視界、今まで知らず、みないふりをしていたんだな。
(-7) 2022/07/15(Fri) 15:37:07

【秘】 不知 ミナイ → 陽炎 シロマ


「だから、ボクは」

「――次に会うときは今宵の謎をすべて解き明かす
 物語を終わらせてくれる名探偵を連れてこよう」


一つ息を吸って、できるだけゆっくりと話す。
皆で一緒に囲む夢の実現を、どこかの世界では夢見ていた。


「生者であるボクであれば然のみ困難ではない。
 死者という条件付けられた存在と今回の会合で
 勧誘するのは大変じゃあなかったかい?

 ボクのまた会おう、は。
 キミたちが満足できる条件が揃っての事だ」



「――ボクだって」
「無一文に払う命はないんだよ」

「これは正当な取り引き、約束であり提案だ。
 キミ達には得しかないと思うけれどな」
(-8) 2022/07/15(Fri) 15:38:31

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

「完璧主義者は当たってるかな。100点は目指すべきなのだから。
 寂しがりかと言われれば、私は違うね。深雪は多分そうだけれど」

唯一の存在だけではなく、全員≠求めた生徒を思い返す。
情で動く彼と違い、この少女は実益で動く。
その実益とは、
生者が考える死者の利益ではない。


「失敗で構わない。
 未完のままが良い。
 未熟だから、楽しいんじゃないか。
 
 そしてね、これもきっと勘違いさせてしまったかもしれないんだが」

長い枝を持ち、ざく、ざく。
枝先で地面を軽く抉った。

(-13) 2022/07/15(Fri) 17:15:33

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

謎は謎のままで良い。

 私達の物語は続いた方が良いからね。君達からすれば、もう終わっているのだろうけど……私は亡者として発言させてもらおう」

教師として立つ白間コズヱに、寂しさなどある筈もない。

「私は栗栖に動機を明かすように頼んだけれど、それは決して謎を明かしてもらいたいわけじゃない」

公私混同をする教師など、教壇に相応しくないのだから。

「解き明かしてくれれば、
もしかしたら私を理解してくれるかもしれない
と思ったからだ。
 だってそうだろう?それくらい、私について考えてくれたということだ」

「……だが、まあ、しかし。
 そうなった所で、誘いには乗ってくれないだろうとは思っているんだ。
 駄目で元々、というやつだね」

ざく。
地面の色が変わる。表面の薄い砂の層が終わり、湿った土が現れた。

「さて。こちらの返事をまとめよう」

切り替えるように、声色も明るくなる。

(-14) 2022/07/15(Fri) 17:16:24

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

ざ、と新たな地面を枝で突く。
丁度、腕を引けば……貴方と少女の間に線が引ける位置だ。

「私達は、語り部を求めない。
 ……むしろ要らないね。いたら力を合わせて、敵として排除しよう」

歴史って好きじゃないな。
私達は読み物じゃないのだけれど?


「私達は、終わりを求めない。
 成仏なんてもっての他。望む夢は大きく、永遠だよ」

不可能と解っていても、それを目指すのが人間だろう?


「私達が満足できる条件。
 
────それは、君達全員の死だ


隻眼を見据えて、いつも通り微笑んで。

「それ以上、私達に損益しか無い提案をするのなら。君達の都合を押し付けるのなら」

この亡者だって、貴方達生者に自身の都合を押し付けている。それを知った上で、言っていた。

「この話は、おしまいだ」

帝国主義とは。
利益を他から奪い、国を豊かにする思想である。
(-15) 2022/07/15(Fri) 17:17:46

【秘】 不知 ミナイ → 陽炎 シロマ

「都合を押し付ける? 合わせてるのはこっちだよ。
 世界のあり方から勘違いをしているのはそちらだ。

 その理解の先に、対話と妥協なくして和解はない。

 現代に自分勝手な独りよがりが認められる世界なんてない。
 ここは、キミの国じゃない。自由をつかむ夢の世界じゃない。
 
 ボクは手を差し伸べたんだ、
 その皆殺しが
今すぐできないから

 解決役を呼んでこようと言ったのさ」

悪態をつきそうになって抑えた。
彼らは何を損だといってるんだ? 死んでいる自覚がないのか。
支払うものも喪うものも手にはいるものすらないのに、馬鹿げてる。

「何様の……つもりで。
 話を終える前に、茶番をした意味と、
 一体何を期待していたのか教えておくれよ」

「力業で解決していない理由があるんだろう
 全部気紛れだとでも? 

 無駄な時間を使って目的が達成できてないんだ。
 死んだ後ですら否定され続けて、それが悲しくて、
 満足できなくても楽しいなんて、愚かで面白くない話だ。
 そこの価値は合わなくて残念だよ」
(-16) 2022/07/15(Fri) 21:35:02

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

「何から何まで合わないね……。
 現代の話なんて、知ったことじゃないんだ。
 
今すぐじゃなくても構わないから
、要らないと言っているんだよ。
 深雪生徒さえ望むなら、これから何度だって迎えに行くつもりさ」

自ら来てくれたのなら、当然嬉しい。
だがそうでないなら、死後わかるまで授業をすればいい。
白間コズヱは、そう考える。

互いに分かり合えなかった対話は、これで何度目だろう。
嗚呼、矢張り。
生者と分かり合う為には、死へ招くしかない。


「不快にさせたならすまないね。
 私は現代の、その民主主義的な考え方は……知ってるだけで、わからないものだから」

がり、がり。
地面に線が引かれていく。
しかし教えてくれと言われて、答えないわけにはいかなかった。
私は、先生だから!

線を描く手を止め、口を開く。

(-18) 2022/07/16(Sat) 12:53:16

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

「まず、無理矢理全員を招かなかった理由。
 これは簡単だ。私にそこまでの力が無い。

 だから、自ら此方に来てもらいたかった。これが期待していたことだね。

 そして最後に。
 君達を騙して、生者のふりをしていたのは──その方が、此方に自ら来てくれるかと思ったからだ」

これ
は、只それだけの為に動いた亡霊だ。
身勝手で、自由で、自分の夢を叶える為に手段を選ばぬ愚かな厄である。

「現代じゃ、常に人は満足しているのかい。
 ……違うだろう?
 満足する為に、日々努力して過ごしている筈だ。勿論、それが叶わないこともある。

和解は双方がそれを望んでからが始まりであり。
片方が望んでいなければ、それこそ無駄な時間となるだろう。

「それはきっと、戦前と同じだよね」
(-19) 2022/07/16(Sat) 12:53:54

【秘】 不知 ミナイ → 陽炎 シロマ

「わからないからと
 停滞と巻き戻しを続けるところはさすがとでも言おうか。
 確かに話にならなくて残念だ」

「予想や推測はは正しいのに、な。」

人でもなく。先生ふりをしているだけの存在なんて。
一瞬の夢ならば許してやれとでも? 否、関わることが間違いだ。
どうすれば、わかるようになるのか。
わかる頃には多分疲れきっていて、それはしゃくだなぁとか。
ため息をつけば、なんとなく、手首をさすっていた。

「人は何もしなくても勝手に死ぬよ
 君たちが、いようといまいと関係ない」

「人集めも、寿命まで待てばいいのに。
 今後は生きることを邪魔されないことを願ってるよ。
 いきたいときにいきたい場所にいく、
 現代人は昔にはとれなかった、勿体ない選択がとれるようになっているんだから」

「君たちもいつまでも迷子になってないで。
 次の機会には前を見せられることをお祈りするよ」
(-41) 2022/07/18(Mon) 18:37:05

【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ

「……ああ、人は何もしなくとも死ぬ。だが、その頃にはとっくに変わってしまっているだろう。それが嫌なだけだよ。
 鶏だって、一番美味しい時に絞める。
 米だって、炊きたてが一番美味しい。
 いつだって、今が一番美しいんだ」

人は変わらないと口にするけれど──そんなものは嘘だ。
今この瞬間の貴方は、今しか存在し得ない。
時代が変われば人も変わる。それこそ、世捨て人として暮らさない限り。
昭和ならともかく、この情報化社会で孤立して暮らすことなど不可能だろう。
変わらない物など、この世にあろうか。


今後について話題に上がれば、「さてね」と他人事のように切り出す。

「邪魔するか否かは生徒達次第だ。
 せっかくだし……時代に倣って、私も行きたい場所に行けるようになろうかな。
 上手くいくかはわからないが……」

生前は、いきたい時にいきたい場所にいけなかった。
生徒から学ぶことだってあるだろう。
白間コズヱの考える理想の教師は、生徒の意思を汲む大人だ。きっと現代人である彼等から、これから多くを学ぶ。
とはいえ。
停滞の中にある者同士で交わす言葉は、きっと偏っている。
それは既に、彼女が“生徒が望んだ”というだけで全員招こうとしていたことからも明らかだ。


「しかし、ね。生き物は日々変わっていく存在だ」

「──私達はいつでも歓迎するよ。
 現実に疲れたら、いつでもおいで」

最後に、まるで実家から貴方を見送るような言葉を添えた。
(-42) 2022/07/18(Mon) 21:59:41