人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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【人】 長女 カナイ

>>1:144 ウラミチ
えらかとこねぇ、と都会の話を神妙に聞いている。
相槌がのろいのはいつものことで……そのうち、面食らったような顔をして。

ぁえ、え。 
…な、
なおる…かいね


一段と小さな声で呟いたあと。
「たくさん友達できたんね」とかなんとか、言ったあと。

なんとなく、ふつりぽたりとこの会話は潰えることになる。
カナイは話すのが人一倍に、へただから。

その後は、スマホに夢中そうな裏道のそばで。
ぼろっちいベーゴマを弄りながら、ぽけっと座っている時間があったりした。
(咎められたりしないなら、そうなる。)
(13) 榛 2022/07/07(Thu) 18:12:50
カナイは、昇降口にいる。
(a16) 榛 2022/07/07(Thu) 20:21:48

【人】 長女 カナイ

【昇降口】

1階、正面入口。ここは、生徒のためのとば口。
並ぶ下駄箱の数が嘗ての在校生の多さを表している。
今となっては見る影もなく、埃を被って朽ちかけているのだが。


ぽちり。スマホのライトを消す。
そうしてしまえば、頼りない空の光だけが残る。
射し込む月あかりが、打ち付けられた板の形に欠けている。

「ぁう…」


暗がりの中、びくびくと怯えるカナイは。
手近な靴箱から、あらためはじめるのだった。
(18) 榛 2022/07/07(Thu) 20:26:48

【人】 長女 カナイ

>>a18

 
ビクッッ!!


肩を震わせて振り向くと。
ふわ、と夏らしい煙が鼻をつく。
……あ、匂い。
言葉を待たずに、
んぇ。にゃんこだ。
トラ柄が目に入る。

「にゃんこー」


ころり転がって、じきにぱた、と。
倒れ伏すであろう腰吊りの蚊取り線香をよそに、
猫ちゃんのそばにそろーっと、近づいてみたりとか。した。
(21) 榛 2022/07/07(Thu) 21:27:11

【人】 長女 カナイ

>>a19

「こ こら…」
(覇気ゼロ)

傍にしゃがんで、ねこパンチする腕白を抱える。
ひょいっ。にょーん。猫、伸びる。

やや不安定な膝の上に抱き上げて、ぽしょぽしょ。
毛並みにもうほとんど、顔を埋めるみたいな感じで。


「………ろ、ひと………ろ――ちゃ」
「……、―――て…って、……ぞ。 く…」
(22) 榛 2022/07/07(Thu) 22:02:20

【秘】 長女 カナイ → 友達 ネコジマ


「だめだろ、ひとりでうろついちゃ」
「きみ、怪我してるってきいたぞ。ぼく…」
(-34) 榛 2022/07/07(Thu) 22:03:24

【秘】 友達 ネコジマ → 長女 カナイ


猫が怪我をしていたのは昔のことです。今は元気だよ。
 
良くもなく悪くもない手触りだけど、
 
清潔にはしてもらっているみたい。
 
顔をうずめればその分むにむにが形を変えます。
 
逃げはしないので、好きなだけ猫を吸えるぞ。
 
 
(-37) 66111 2022/07/07(Thu) 22:21:27

【秘】 長女 カナイ → 友達 ネコジマ

むにむにの毛玉の虜となった。猫吸い。
のち、いけね、と顔を離す。この子怪我してるんだっ………

してない? してない。

心もとない光に翳して矯めつ眇めつ。
暗くてよく見えないがどうも、大丈夫そう。
なんだ勘違いかぁ、と、ほっとしたりとかしてた。
(-39) 榛 2022/07/07(Thu) 22:42:15

【人】 長女 カナイ

>>a24

 スーーーーッ

これはついつい猫吸いしちゃうカナイ。
ちょっとのあいだ堪能させていただいて……いけね。

「……んぇ」


もたもた、にゃんこを掲げた(?)。
月光を背負いし猫になったりしたと思う。
(24) 榛 2022/07/07(Thu) 22:44:44
カナイは、にゃんこを掲げている。にょーん。
(a26) 榛 2022/07/07(Thu) 22:45:41

【人】 長女 カナイ

【昇降口】>>a27
ひとけのない……はずだった、昇降口。
ぱしゃ、と紛れもない人工の音が耳に届く。
その方角が、猫パンチを受けた蚊取り線香の行き先だということ。
もうすっかり、カナイの頭からは抜けていた。


「な 
なん……


ゆるゆると転がっていた円盤は、恐らくとっくに倒れている。
はじめに目に入ったのは手前のそれで、
その次に、

月明かりをぬらりと反射する―――


……ひぅ





カメラのレンズ。

(ここで1カメ、2カメ、3カメ)

(25) 榛 2022/07/07(Thu) 23:11:57

【人】 長女 カナイ

【昇降口】>>a27 >>25

―――カメラを構えたライカ。
―――の、隣に佇んでいるシロマ。

―――にゃんこを掲げるカナイ。


「あぇあぇああぁ…」



情けない、よわよわしい悲鳴が昇降口に響いた。らしい。
(26) 榛 2022/07/07(Thu) 23:14:39
カナイは、にゃんこを取り落とし
(a28) 榛 2022/07/07(Thu) 23:15:15

【人】 長女 カナイ

【昇降口】>>27 >>28

かわ……ぁう。
 ! そ、そぉ」

手渡された、ほんのりあたたかい円盤。
腰に巻くための紐がてろんと垂れ下がる。

「んん、ぃ。いいよ……」

悪戯っぽい……芝居がかった抑揚に、きょとん、として。
それが誘い文句に繋がれば、簡単に頷く。
カナイねーちゃんは昔からけっこう、そんな感じ。

とろとろ立ち上がる。
王子然とした彼女の手を借りて、かもしれない。
(29) 榛 2022/07/07(Thu) 23:54:56
カナイは、……というわけで、後輩たち と探検する に従う  こととなった。
(a31) 榛 2022/07/07(Thu) 23:59:37

【人】 長女 カナイ

【???】

後ろをついていきながら、「にゃんこ、かいらし」なんて。
辿々しくも和やかに、相槌を打っていたところ。
ガララ、と扉が開かれて。

「んぇ。こずちゃん、なんしたと……」

足を止めた少女を、後ろの後ろから見上げる。
笑みの消えた顔を捉えて、視線の先にのろのろと目を遣って。


 」、 
「ぇう?」



(34) 榛 2022/07/08(Fri) 1:20:39

【人】 長女 カナイ

【???】>>34
─────パシャ、
  


「ぁ ぁ、ぅ」


はく、はく、と唇が開閉したのが二度。
隣の後輩があげた悲鳴で、ひぅ、と。
引き潰れるような音が喉から細く漏れた。

「……まき、お」


カメラのレンズとすらりとした長身の横を抜け、
……こちらへ伸びる、足跡を。
うえから踏みつぶして、よろよろと逆に辿ろうとして。




 
ガタタッ
 
――――ガタン!!!!




足がもつれて、思い切り転んだ。
ついでに机と椅子もいくつか、巻き込んで。
(35) 榛 2022/07/08(Fri) 1:29:56

【人】 長女 カナイ

【???】>>42

「…ぅ、ぁう…」


巻き込んで倒した机をがたがたぐらぐら鳴らしながら、
のろのろと身を起こす。
ぁえ、いつのまに帽子、被ったん。

―――視界に、差し伸べられる手がすっと割り込む。

「う
。 んぇ…?


カナイは、床にへたんと座り込んだまま。
呆けたような顔で、シロマの顔をぽけっと見上げるだけ。
(43) 榛 2022/07/08(Fri) 12:08:08

【人】 長女 カナイ

【???】>>45

「……こず、ちゃ」


カナイは簡単に持ち上がり、引き寄せられる。
暗色のフードからくぐもった声が返るほかには何もなく。

「だい ……ぉぶ、」


なされるがまま、棒立ちの身体を預けていた。
(50) 榛 2022/07/08(Fri) 18:35:57

【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ

抱えられたら、きっと感じるかもしれない。
白間の身体が、見た目以上に細く骨張っていることを。

それこそ、栄養失調と称してもおかしくない程に。
(-74) wazakideath 2022/07/08(Fri) 19:23:13

【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ

トリカイが見つかってざわついている頃。
薬袋は何処か空き教室から離れていた。
そんなときにメッセージが来る。

『怪我の具合はどうだい』

『ずきずきしたり また転けたりしていない?』

黒猫が段ボールを被っているスタンプ。
(-83) toumi_ 2022/07/08(Fri) 20:13:08

【人】 長女 カナイ

【???】>>51

ぁう。
あぇ…」

抱え上げられ、至れり尽くせり。
年下の少女の足で、教室の出入り口をくぐる。

ぼそぼそと話す声が、廊下の暗がりへ消えていく。
ぷらんと浮く脚に、青紫の鈍い痛みが染みついていた。

「す すまね」
「ねーちゃん、また ぼんやりしとぉた、なぁ…」
(54) 榛 2022/07/08(Fri) 22:19:06

【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ

「こ こずちゃん」
「ぅ、あ 歩けるぞ、ぼく…」

抱えられたまましばらく廊下を進んで……
いささか唐突に、あわあわと。
(ずっと昔はそういう喋りかただったこと。知っていてもいいし、知らなくてもいい。)
(-95) 榛 2022/07/08(Fri) 22:27:16

【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ

「……自分のことくらい、好きに呼べば良いのに」

少し口を尖らせる。
せめて血縁の自分の前でくらい、という拗ねた気持ちだろうか。

「じゃあ、ゆっくり下ろすよ」

言葉通り、そっと軋む床に貴方を下ろす。
月明かりを僅かに映した瞳が、貴方の頭上にある。

「落ち着いた?
 まあ、あんなの見てすぐ落ち着くっていうのも難しいけど」

そんな少女自身は、比較的落ち着いているように見える。
装っているだけかもしれないが。
(-100) wazakideath 2022/07/08(Fri) 22:51:42

【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ

メッセージに気がついた、いずこかのタイミングで。
急いで返事を綴ろうとした指が、

受話器のマークに、ぺそ。

「あえぁ……」


もしもミナイがこの電話に出たのなら、開口一番はそんな感じ。
(-101) 榛 2022/07/08(Fri) 23:09:53

【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ

「あえぁ」


リピートをしてすこしの間をあける。
くすくすと声を出して笑ってしまって。

「突然すぎたか、誰もいないようだね」

「ボクは探険中。保健室探しだ。
 ここには、
大怪我した人たち
もいるじゃないか。
 一番背の小さいキミが、事故に遭ったらたまったものじゃない。
 無事なひとことで安心させてくれないかな?」
(-118) toumi_ 2022/07/09(Sat) 10:06:26

【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ

「ぇう」


無理難題が降ってきたみたいな鳴き声。
ぎっ、床に脚を下ろすと、ぺた、と腰骨のあたりに円盤の。
蚊取り線香のホルダーが揺れて、当たる。

「お …おちつい、とんな。……」
「ねーちゃんは……ねーちゃん なんに、だめやなぁ」

き 
 の、
ことぉ……


俯きがちに、上目遣いの瞳が。
野暮ったい前髪と、フードの影を透かして。

「うぅん ん。
 ……ありがとなぁ、こずちゃん」
(-119) 榛 2022/07/09(Sat) 11:57:23

【秘】 長女 カナイ → 不知 ミナイ

ぁあぅ…


かわいらしい笑い声と重なった、
しゅんしゅん小さくなるときの声。

どこかに立ち止まって話しているらしい。
声以外の音、床が軋む音なんかはたぶん殆ど、しない。

「えぅ。ぅ、ひとり」
 だいじょぉぶ、けが、しいん…」

んぁ。……
 
んん?



「ぉ 
大怪我した人たち
、て 言ったか」
(-122) 榛 2022/07/09(Sat) 14:50:28

【秘】 長女 カナイ → チャラ男 ウラミチ

>>54(トリカイ見つけたあと)からたぶん、どのくらいか後の話。


空き教室に一度戻ったカナイ。
腰には蚊取り線香のホルダーが吊られている。
これを探しに昇降口に行って、見つけて、帰ってきた。

うらみち、おるかいね。
そう広くはない教室の入り口で、姿をもとめる。
(-123) 榛 2022/07/09(Sat) 15:32:24

【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ

「姉ちゃんだからとか、そういうのは関係ないよ。
 私は
慣れてるから
、あんまり驚かなかっただけでさ」

それは貴方という個を尊重した上での言葉であるけれど。
歪んだ捉え方をすれば『ねーちゃん』であるカナイは必要ない、という意味にも取れてしまう。

「今ここにいる皆は、カナ姉がお姉ちゃんじゃなかったら縁を切るような子達じゃないだろう?」

まるで最年長であるかのように、少女は諭した。

/*
襲撃予告し〜ちゃお!
(-124) wazakideath 2022/07/09(Sat) 17:03:47

【秘】 チャラ男 ウラミチ → 長女 カナイ

相手を見つけるとずかずかと近寄ってきた。

「おい!お前勝手に何処に行ってんだよ!」

気付いたらいなくなっていたのでめちゃくちゃそわそわしたチャラ男だ。
貴方の心配というよりは置いて行くなよといった色が強いかもしれないが。

「あ?なに?蚊取もってきたのか?」
(-126) kotorigasuki 2022/07/09(Sat) 18:12:25

【秘】 不知 ミナイ → 長女 カナイ

「そう、大怪我した人たち」

「痛そうで、ずっと治らない傷をもった人たち」

「連絡を見なかったかい?
 みつかった、彼、動かなくなっていたみたいだからね」

悲しそうに、慈しむように、丁寧に言う薬袋の表現は
あまり死という言葉を使いたく無さそうな気配を感じさせた。
(-127) toumi_ 2022/07/09(Sat) 18:34:52

【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ

/* マ?? わ〜〜い、気合い入れて襲撃されるぞ


「そぉやろ」

諭されるや否や、同調する。
そんなの、考えるまでもなくその通りだ。頷く。
皆がいい子だなんてのは、カナイねーちゃんがよく知ってる。

「けどな……ぼくは、ねーちゃんなんだ」


昔っから迷惑ばっかのぼくが、言えることじゃないんけどな。
目の前の
気丈に振る舞う子
だってまだ17歳で、
1学年ぶん下の高校生で、腕だってあんなに細いんだ。

「ぃ 、いくら慣れてるからって、きみが―――」

(-132) 榛 2022/07/09(Sat) 18:59:16

【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ

『私は
慣れてるから

あんまり驚かなかっただけでさ』


………… 
 ぇ?」


バヂ、と脳裏に火花が散らばった。
「おろぉか、」

もつれる舌に構わず、思考こえが垂れ流されていく。
こういうとこもだめなんだ。ぼくって奴は。

「ぉ 驚かなかった 



何に?




こず ちゃ、
 きみ」
「死んだ人に 慣れてる。」


のか?
間抜け面が、月光をかすかに纏うきみを見る。
(-135) 榛 2022/07/09(Sat) 19:13:31