人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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【墓】 奔放 クリス

相馬栗栖は、倒錯した復讐劇が既に叶わないことに気づいている。

相馬栗栖は、相馬栗栖が相馬栗栖であることを知っている。

相馬栗栖は、相馬栗栖を悪魔と呼ぶことが出来ない。

相馬栗栖は、探偵には向いていない。


相馬栗栖は、偽物にすらなれない。



相馬栗栖は、相馬栗栖でしかない。



相馬栗栖は、
(+1) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 2:47:57

【墓】 奔放 クリス

このまま終わらせてしまうことを、つまらないと思ってしまった。



きっと、昔から。
(+2) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 2:48:55

【墓】 奔放 クリス

相馬栗栖は死んでいく。
(+3) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 2:55:29

【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ

『運命って奴かい? 好きだね、そういうの』


『偶然だよ、こんなものは』

『僕たちでなければいけない理由なんてない。偶然僕たちが当てはまってしまっただけ』


そこに必然性はない。自分の存在すら。
だからこそ、だ。


『きっと解決は難しいだろうね』
『都合のいい話じゃなさそうだから』


『僕はつまらないな。そんなもので終わりになる話が』


『乗ってやるよ、薬袋』


『愚か者になってやるさ、きっと』
『きみも楽しめる事だろうよ』
(-74) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 19:47:29

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「自覚してないだけだろ」

きみは、僕の言葉を信じたいという旨をそこに残した。
なのに、否定を残した。
優先順位が働く。
きみは、否定したい。否定する理由がある。


「欲しい物なんて、あっちゃいけないかい」
「欲しい物を欲しいとすることに、何の不都合があるんだ? 司馬」
(-75) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 19:50:15

【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ

『手出すなよ』

殴り合いになったら一方的に不利だ。


趣味の悪い場所を言おうとした。此処にはあるかどうかも分からないからやめておいたけど。

『教室でいいよ、味気ないぐらいがちょうどいいだろ』
(-77) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:01:09

【墓】 奔放 クリス

廊下の、薄汚れた、古びた窓ガラスにそいつが写った。
(+4) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:05:53

【墓】 奔放 クリス

「……、今更だね」

同じ顔で、同じ表情で。そいつは相馬栗栖の姿をしていて。
どこまでも愉快気に、そいつの生き方は自分が思った通りになったみたいな顔して。

古びた窓ガラスの奥で、そいつは相馬栗栖を見ている。
(+5) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:06:40

【墓】 奔放 クリス

   「あぁ、なに。殺しにでもきた?」



そいつは喋らず、笑っている。何も答えず笑っている。でも相馬栗栖は、それが当然だろうなと思っている。
ドッペルゲンガーにあったものは死ぬという。おあつらえ向きの話だな、なんて。狂った思考の中で思った。
そいつは、現実に殺された。そいつはもういない。悪魔はお話の中にしかいない。


そいつは腕を伸ばして、相馬栗栖の首を絞める。


そいつはどこにもいなくて、首を絞めているのは相馬栗栖自身だ。
(+6) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:08:26

【墓】 奔放 クリス

そいつのために生きて、そいつを殺そうとした。

まぁ、そいつから見れば、確かに。

面白い
存在なのだろうな、と思う。

壊されていく。幼稚な想像が。愚かな人生が。

罪人は裁かれゆく。
(+7) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:10:15

【墓】 奔放 クリス




    
────息が、
(+8) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:11:12

【墓】 奔放 クリス

──此処で終わらせてやるかよ。
(+9) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:11:37

【墓】 奔放 クリス

相馬栗栖は、そいつになり得なくて。
相馬栗栖は、とっくにつまらないとだけじゃ言い表せないだけの約束を抱えていて。
相馬栗栖は、確かにそれを解決するために動こうとしていて。

腕を引きはがし、窓ガラスを、殴り割り、相馬栗栖は──
(+10) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:11:59

【墓】 奔放 クリス




   相馬栗栖は姿を消した。
その場に残ってるのは、皆が見慣れている、彼の帽子だけがそこにあった。
(+11) chizuaquarii 2022/07/11(Mon) 20:12:29

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「ねーちゃんか」

「きみは僕のねーちゃんじゃあないが」

ゆるゆるとかぶりを振った。

「全く。これじゃいじめてるみたいじゃないか」


「ただ、気になっただけだ。なにをそんなに自分のものを否定するのか」

「分からないなら別にいいさ」


「あるように見えたんだ、きみには」
ただ、それだけだ。と口を結んで。
追い詰めることが目的ではない。それは別に、面白くない。

はらわたを暴いて、解き明かして。
そのあとを、放り投げるのもつまらないしな。
(-114) chizuaquarii 2022/07/12(Tue) 12:47:31

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「なんで、か」


ふい、と外を見る。古い窓ガラスが張り巡らされているそこを。
いや、それはどちらかというと。

窓ガラスそのものに映った何かを見ているかのように。


最初は、ただの。模倣だったような気がする。
だが、その形だけは良くなじんだ。

なんでも、じゃなかった。その先に連なるものを。

「解決したいからかな。きっと、ただの趣味さ」

──それはもしや。情のようなものだったのかもしれないけど。
もう、形に飲まれてよく分からない。
(-152) chizuaquarii 2022/07/12(Tue) 20:34:36

【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ

「そんな不機嫌そうな顔するなよ」

そんな言葉で現れた男は、機嫌よさげに教室の中へ入り込んだ。

とつ、とつ、とつ、と歩みを添えて。
近づくわけでもなく、教卓の前に立つ。

「やあ、永瀬」

「……こんなところなのに、いつもみたいだな、これじゃ」

空き教室で、そのささやかな日常は続いていた。
永遠に続くはずのない、今だけの、あの空間は。
それを延長され、引き伸ばされ、終わりがないような錯覚を称えて。

確かに、今、この瞬間にも。

終わっていく。
(-153) chizuaquarii 2022/07/12(Tue) 20:38:29

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「ひとごと、だった」


「僕は、相馬栗栖だった」


理解できない言葉だ。所詮、意味がない言葉。
それに込められた意味を理解できるものは、多分……、いないかもしれない。
自分でさえ。

「ま、やりたいからやってるのさ。知りたいから知ろうとしている」
「ただ、知るだけじゃ満足できなくなってたのは困り者だがね」
(-174) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:25:35
クリスは、まだ、死んでいないかもしれない。
(c7) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:30:24

クリスは、行方不明になっていないかもしれない。
(c8) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:30:37

クリスは、どこかで話せるかもしれない。
(c9) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:30:48

クリスは、解決するかもしれない。
(c10) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:31:05

クリスは、まだ、終わってないかもしれない。その死が見いだされるまで。
(c11) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:31:23

クリスは、どこかで死んでいく。
(c12) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:31:44

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ

「あっはっはっはっは! ほしがり、ほしがりか!」

笑い声が響く。笑っていないのに、確かに、己に諦念はない。
ただ、そうしたいと思ったことをそうするだけ。
うまく現実にすりあわせて、破綻がないように、諦めることなく。

「フフ、フ。そうかそうか、」

(-178) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:50:03

【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ




   「内緒だぜ?」
(-179) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:50:28

【秘】 奔放 クリス → 傷弓之鳥 マユミ

「きみのはらわたが見えたからかな」

だから、ただそれだけでは。つまらないと思ってしまうから。
それが、相馬栗栖だ。悪魔ではない。悪魔は、道を示すのだ。

相馬栗栖は、


「うん、どうぞ聞かせてくれ」

「きみの諦めを、きみの否定を」

「きみの、迷いをね!」

フフフ、と。笑いにもならない笑いを。
だからまだ足りない。

どうぞ、悪魔にその願いを囁くように。
猿の手が、その指を手折る様に。
禄でもない結末を、そっと。ただ、ちょっとだけマシな結末に辿り着けるように。
(-212) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 17:02:58

【秘】 奔放 クリス → 傷弓之鳥 マユミ

相馬栗栖は、笑って見せた。
(-213) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 17:03:14

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

「そっちこそ、終われそうかい」


相馬栗栖に未練などない。
聞こえる声に現実性はない。
しかし、絶対でもない。

その言葉に、都合よく言葉が聞こえるから、何を疑ってもいい。

だが、確かに。消え去る前と同じ姿と、声で。
その声は答えた。


「犯人はわかってるのに、やり方も、動機もわかりゃしないよ。満たされないことぐらいはわかるけどね」



声は、響いた。
(-216) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 18:16:57

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

「あのねえ、見えていない物を断定するのは、それはただの妄想だろう?」


なんて、呆れたようにこぼす。
だけれど、相馬栗栖は探偵には向いていない。
だから、それを出来る。まるで見てきたかのように。

この場じゃなければならなかった。

「だから僕は、世界の在り方すら疑える」



では、言ってあげよう。予想とやらを。
きみの目的は見えない。だが、手段は見える。
そしてそれが、決して
最良
なんかではないことを。

「きみは、きみの目的の為に」

ほかに手段など、残されていなかった


きみは、亡者になったらしい。未来などないらしい。
だから、それだけしか道がなかった。前提など、まるですべて無視して!

相馬栗栖は、自分の記憶すら、世界の在り方すら。疑って見せて。
きみの在り方すら、疑って見せた。
(-218) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 19:25:00

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

「それしかない奴の言葉なんか、つまらないと言わなかったっけ」


全く。少し煽ってみたつもりが全くかすりもしない。
自覚症状ありきの、人形。
つまらない。


「全く。妥協案を選ばないのはきみのおもしろいところだと思ってたんだけどね」


さて、どうあっても動きはしないだろう。なれば、この声は、ただ確認するだけの言葉に成り下がる。最初からそうだったように。幻聴は幻聴に。幻覚は幻に。
いつしか、それに意味等無くなる様に。

だから、これが幻聴かどうか。それすら分からなくなる。

「──僕には、一つの憧れの形があった」
しってたかい。

質問には答えずとも。
問いかけられる言葉。
(-223) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 20:59:27

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

「いいや、なれるさ」
「僕の常識を覆したのはきみだろう?」

死とは、停滞だ。
朽ちるのは生者の記憶であり、死者は歩き出すことなどできない。
だからこそ。そもそもとして。死者は、存在すら許されない。
供養され、埋葬され、思い出にされる。

屁理屈さ。
きみは、まだ。死ねてすらいない、と。


「そうだな。最初は、存在していた」

原典がそこにあった。だからこそ挫かれた。
憧れなど。自身の中で築き上げるものだ。

どこにいるのか。
どこにもいないのか。
それはきっと、この憧れと似ている。

「僕が目指すべきものはすでに失われた」
「だから、僕が続けている」
「それがどこまでも稚拙なのだと理解しながら」

「既に、僕の人格に成り下がっている」
それはきっと、悪魔とでも呼んで見せよう。
人の中にある、人が成りえる、人が理解しえない、お話の中にあるような。物語は挫けていく。
(-233) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 22:12:53

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

きみのことを、似ているな、と思ったあの記憶は。
欺瞞に満ちたものであったとして。
それはきっと、そこまで間違いのない記憶だったのだろう。
(-234) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 22:13:07

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

「成り下がった、であってるだろう」


「その標を制定したのは自分自身だ。だったら、誰が何を言おうとも」
「その自分が麓にいる事を自覚しているのは、自分だろう?」

今まさにきみが言った通りだ。
平等を制定したのは民主主義なのだろう?
民主主義とは民意だ。民意に身を置いているというのならば、この場すら存在しない。
未だそれが道半ばであると、そしてそれを止められないのは。
どこの誰だと、そう笑う。
相馬栗栖は探偵に向いていない。事実は振りかぶるわけではなく。
真実をそこに置く。


「それを平等だというのなら」
「変わったところで」

「大した変化なんてないだろ、白間」

世界にとって。僕たちは。
大した存在ではないのだと認めると、そう言って見せろ。

「幻かどうかを決めるのは、
僕たち
じゃない」
(-242) chizuaquarii 2022/07/14(Thu) 1:17:04

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

「つまらないからね、ただ結末が決まっているものを見やるのも」

行きつく先が決まっている。それは未知ではない。
ただ、そのままに、流れに身を任せるだけ。
何度だって言っている。そんなものは、つまらない。


「似てるからこそそう思うのかな? それとも僕が僕であるからか、フ、フフ」

幻かどうかさえ分からない男は、笑う。
頬を撫でられたかさえ分からない男は、笑う。

「僕にできることなど、もうきっとないんだからさ」

きっと、この先ちょっとだけマシな結末などないんだろうけど。
きみの知ってる通り、その男は、だからといって動くことをやめないのだ。
幻に成り下がったとしても。

「ただ、解決しに来ただけさ、僕は」
きみの妄執を。

「きみの期待に応えに来た」

静かな対話は、きっと行き着く先などありはしない。
幻は幻のままに。それにはきっと意味は付随されず。
願いなど他者に預けない。それが彼と彼女だった。だから。
世界に疵をつけるのだ。それがどんな前提を持っていようとも。
相馬栗栖にとって、彼女は。

白間コズヱではない。ただの、
(-254) chizuaquarii 2022/07/14(Thu) 13:46:02

【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ

白間梢だ。
(-255) chizuaquarii 2022/07/14(Thu) 13:46:24
 




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