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【置】 君の ライカ朝、おはようって挨拶しあって。 昼、一緒にお弁当を食べて。 夕、色んな所でデートして。 夜、ときどき電話で君の声を聴くのが、寝る前のささやかなご褒美。 「……うん、遅くにごめん。 たまには……良い、でしょ。」 僕の方が朝早いから、帰ってシャワーを浴びるとすぐ眠くなる。 君の方がちょっぴり夜更かし。 「今日? うん、楽しかったね。」 朝になったらまた挨拶しあって、 背伸びで君の寝癖を直してあげて、 転ばないように君の手を握るWいつも通りWが始まるのに。 「……ありがと、 じゃあ、うん……おやすみ。」 それでも待ちきれなくて、寝るのが勿体無く思えるくらいに 君がすごく好きで仕方ないんだ。 「また明日。」 君と過ごす優しくて甘い日常が ずっと続くものだと、信じてる。 (L0) osatou 2022/07/06(Wed) 23:16:43 公開: 2022/07/06(Wed) 23:30:00 |
【人】 憂愁 ライカ>>7 シロマ 「ね、白間センパイ。 深雪、引っ越すんだって。もう聞いた?」 月光に照らされて、揺れる二人分の影。 古びた廊下に、足跡が二つ鳴る。 「僕はさ、それ聞いて 別の世界のことみたいに思えて…… 自分事じゃない、ような感じでさ? どうしたら良いか分かんなくて、何も言えなくて。」 あてもなく歩く。歩く。 向かうべき場所なんてない。 ただ足を動かした先にあるのは、 どこかの空き教室だろうか。 「……なのに、深雪が他の奴と居ると嫌なんだ。 嫌なのに、言えなくて、なんか自己嫌悪、かな……。」 へらり、自虐的に笑う。 愛想尽かされても、仕方ないよな。なんて、ひとりごちて。 (16) osatou 2022/07/07(Thu) 19:45:25 |
【人】 憂愁 ライカ「う………、」 ぱっ、と離される手。 大丈夫だ、自分の足で歩かないと。分かってる。 「変わらない、としても、 深雪の答えを聞いちゃうと、ハッキリW別れ話Wになるでしょ。 それが………うん、怖くて。」 ──そうか、怖いんだ。 自分のことなのに、全然分からなかった。 「結果は変わらない……か。 それなら、気持ち伝えた方が……良い、の、かな……。」 君の真隣。連れ添って歩く。 「いや……… でも、今更、だし………、」 ────── カシャン 「え、なに、なに……」 はっ、と貴方と共に足を止めれば 向けられる視線にひとつ頷いて、そっと顔を伸ばして昇降口を覗いた。 (23) osatou 2022/07/07(Thu) 22:06:27 |
ライカは、カナイと猫が居るなあ、と思った。 (a20) osatou 2022/07/07(Thu) 22:07:54 |
ライカは、アレ撮ったらダメですか?とシロマへアイコンタクト。 (a21) osatou 2022/07/07(Thu) 22:08:38 |
ライカは、フラッシュをオフにしてから、シャッターを切った。 (a23) osatou 2022/07/07(Thu) 22:18:07 |
ライカは、再びシャッターを切った。パシャ (a27) osatou 2022/07/07(Thu) 22:59:00 |
【人】 憂愁 ライカさて。その瞳に何を映すのかと見上げ、 そっと背伸びして、視線の向かう先を覗けば 我々が探していた張本人が居るではないか。 「アー、お前こんなとこに、 居……た、の……………、」 夜の闇。長身の貴方。 それらが遮る光景を、目を凝らしてよぉく見れば。 「………───ッ、!?」 地に伏す麦藁帽子。 机に項垂れる男。 それが異常であることは、遠目でもわかる。 がたん!ぱき。 大きく後退れば、床が激しく鳴いた。 「なんッ…………、 う、嘘………………!!」 動揺。混乱。 頭はすっかりパニック状態だと言うのに その体は。手指は。そうするのが当然だとでも言わんばかりに 肌身離さず持ち歩く、大事なカメラを構えた。 (33) osatou 2022/07/08(Fri) 0:49:01 |
ライカは、─────パシャ、 (a32) osatou 2022/07/08(Fri) 0:49:40 |
ライカは、「う、あ、わああぁあ……ッ!!!?」 (a33) osatou 2022/07/08(Fri) 0:58:09 |
【人】 憂愁 ライカ【???】 どう、と問われれば こくこく頷いて、肯定を示す。 元より、それ以外の選択肢なんて思い浮かばないし。 「………、みゆ、き」 早鐘を打つ心臓。 ふらりと廊下へ出れば、見知った顔に、覚える感情は安堵。 「……、」 すぐにでも縋りつきたい衝動をぐっと抑えて、立ちすくむ。 それでも、瞳は、泣き出しそうに夢色だけを映していた。 (46) osatou 2022/07/08(Fri) 12:38:47 |
【人】 憂愁 ライカ【廊下】 >>47 ユメカワ 「……………」 こく、と、先程よりも力無く頷いて 視線を彷徨わせてから、一歩、君の元へ寄れば、差し出してくれる手を、おずおずと握る。 よそよそしかった時間を少しずつ埋めるみたいに。 ───嗚呼、ずっと欲しかった温もりだ。 Wこんな状況Wじゃないと、踏み出せなかった大きな一歩。 「うん……もどる……、 びっくり、し……た……。 」いつだって君の優しさに甘えてきたから 今日だって、君の名前を呼んでしまった。 「深雪、その……、」 先輩たちを一瞥すれば、あちらはあちらで大丈夫そうなので 情けない男は、そうして君と連れ添って、委ねて、歩いていく。 「……………何でもない。 情けないとこ見せて、ごめん。」 勇気は、まだまだ何歩も足りてない。 (52) osatou 2022/07/08(Fri) 20:18:26 |
【人】 憂愁 ライカ【廊下】 >>55 ユメカワ 五指を揃えて手を繋ごうとして、君の指が開いて。 なんだか友達とも、恋人とも違う、中途半端な繋がり方をした。 「安心……?」 大人っぽく背も伸びて、心に余裕も持ったりして 君の頭を簡単に撫でられるくらいになりたいのに。 全然理想からは程遠くて───それが安心感を与えるのなら、悪くはないか、と、複雑に首を傾げた。 「……僕、は、 深雪が見ちゃわなくて 良かった………と、思った……。」 いつだって、心の隅には君が居る。 言外に、伝わるだろうか。 こんな言い方しか出来ないんだから、伝わらなくても良いや。 ───なんて諦めちゃうから、きっと、こんなことになったんだろうな。 ……ふたりと、ふたり分の足音。 ぎこちない指同士の隙間が、なんだか寂しく感じてしまって ぎゅ、と君の手を強く握るのだった。 (56) osatou 2022/07/09(Sat) 0:03:01 |
【秘】 憂愁 ライカ → かれがれ ユメカワ「……それは、」 ──君の声が、きちんと耳に届く。 聞き逃したことは、一度だってない。 「………どうしようもない、よ。 家の都合、なんでしょ。」 正論ひとつ。 引越し。家庭の事情。友の死。 どうしたって、君の心が決まらなくても、関係のない事柄。覆らない。決定事項。 「僕らでどうにか出来るような 事じゃない、し………。」 それを覆すほどの力は持っていなくて、 強引な愛の言葉を吐くほどの勇気だって持ち合わせてなくて。 出来るのは、訪れる別れの悲しみを 緩和させる為に、本音を押し込めるくらいだ。 だから、この話はこれで終わり。 閑話休題、として。この奇妙な肝試しの話とでも洒落込もうじゃないか。 ▽ (-108) osatou 2022/07/09(Sat) 0:03:38 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ「………でも、」 さて。これは長い長い余談。 僕と君だけの、遠い回り道。 「僕だって…… 皆と、深雪と居たい……よ。」 君の手の甲に、僕の爪先が僅か沈んで。 変わってくれない世界の不条理に、小さく反発して。 「分からないんだ、 何かしたいのに何も浮かばない。 行くなって言ったって、 深雪は行っちゃうんだからさ! ああもう、ほんとに情けないなあ……!」 一度こぼれた言葉は、 ひとつ、ふたつと溢れ出していく。 今が夜の時間でよかった。 弱々しい表情は宵闇に隠されて、月にしかバレないから。 ──ねえ、君を拐う方法を教えてくれやしないか。 (-109) osatou 2022/07/09(Sat) 0:05:35 |
ライカは、ほとり。───カメラのレンズに、ひと雫。 (a57) osatou 2022/07/09(Sat) 0:06:00 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ君の口から紡がれる言葉を、静かな廊下で聞いていた。 言葉が──想いが。しとしと心に降り積もっていく。 子供一人じゃどうにもならない事は、 二人になったってどうしようもない。 だから諦めた。目を逸らした。 ───ばかだなあ、僕たちって。 最初から、素直に言えば良かったのに──なんて、今更。足がすくんだのは、言葉が喉につかえたのは、自分のくせに。 「……ぼく、僕は……、」 愛だなんて、目に見えない不確かなものしかこの手に無くて。 どうしようもない現実を、 何も出来ない無力さを沈黙の言い訳にして、ずっと逃げてきた。 ……だから、言わないと。 今、君に伝えないと、きっと一生後悔してしまう! 「本当に好き──とか、この気持ちを証明できるものは無いけど ……深雪をいちばん好きなのは、僕だ。」 僕たちの過ちを、しがらみを、解いていこう。 あの日の続きを、紡いでいこう。 ▽ (-175) osatou 2022/07/10(Sun) 1:12:32 |
【秘】 潸潸 ライカ → かれがれ ユメカワ二人分の足音が遠ざかって、 二人分の足音が止まった。 ほのかな光が手放されたかと思えば 優しい君の温度が頬を撫ぜる。 それに摺り寄って、ゆっくりと顔を上げれば──── ▽ (-176) osatou 2022/07/10(Sun) 1:13:36 |
ライカは、君の手の甲に、手のひらを添えて。 (a73) osatou 2022/07/10(Sun) 1:14:20 |
ライカは、背伸びをして、口付けをひとつ。 (a74) osatou 2022/07/10(Sun) 1:14:43 |
【秘】 愛執 ライカ → かれがれ ユメカワ「……ワガママ、僕も言う。 深雪が好きだから、 離れたくないよ、ずうっと側に居たい……!」 他人の都合なんて考えずに ただ己の欲を吐露して醜く泣き喚く姿は、 情けないなんて言葉じゃ足りないくらい格好悪くて。 「僕だけ見て、僕の隣で笑ってよ、 嫌なら嫌って言ってよ……ッ どこにも行かないでよ………!」 尊重されるような事情がなくても、 将来の夢がなくても、 誰かの人生を踏み躙ったとしても。 それでも、君と育む愛だけが欲しい。 ……願わくば、そんな未来を。 (-177) osatou 2022/07/10(Sun) 1:15:49 |
【秘】 愛執 ライカ → かれがれ ユメカワ君の温もりが、体中に伝わってくる。 僕がずっと欲しかったものだ。 抱き竦められれば、抵抗なんてすることなく君の腕に収まってしまう。 そっと両腕を君の背に伸ばして、離れていた距離を埋めるように、君の言葉に頷いて────── 「え?」 (-196) osatou 2022/07/10(Sun) 8:27:10 |
【秘】 惆悵 ライカ → かれがれ ユメカワ──その瞬間、言葉の意味を理解出来なかった。 だって君は今、ここに居て。温度だって感じられて、 ……ほら、こんなに優しく抱きしめてくれるじゃないか。 「………痛」 頭が、痛い。 君の言葉が分からない。 考えれば考える程、鼓動は早鐘を打つ。 「……み、ゆ、」 「……深雪?」 「う、……嘘、だろ、 なんで、こんな……だって、」 「まだ………、」 「まだ、何も言えてないのに………!」 あの日の後悔を、あの日の絶望を、あの日の、 君の惨状 を。──君はもう、この世に居なくて。 ──手を伸ばしたくらいじゃ届かない程に離れてしまっていて。 ──これ以上育めるものは、何もなくて。 ──僕たちの未来は、とっくに途絶えている。 それを、思い出しただけ。 (-197) osatou 2022/07/10(Sun) 8:29:38 |
【秘】 怖怖 ライカ → かれがれ ユメカワ「………ぁ、」 怖い。 現実を直視することが。 けれども、逃げ出す事だって出来なくて 弱々しい獲物さながら、君の腕の中で震えている。 「い、一緒に………?」 それって、つまり。 怖い。怖い。 死ぬのは怖い。嫌だ。 嫌なのに、この 温かい 腕の中から抜け出せずに居る。背に回した腕は、今も力を緩めずに君を抱いていた。 「う……、」 ついぞ吐いた我儘は、威勢はどこへやら。 君と交じらない視線が、迷いを表すようにぐるぐると廃校舎を惑う。 ──僕は、君と居るよ。 君をいちばん好きなのは僕だから。 そんな言葉が喉につかえるけれど それでも、吐いた言葉に偽りだって無いから こく、と、小さく頷くのが、精一杯だった。 (-198) osatou 2022/07/10(Sun) 8:32:23 |
ライカは、震える唇で、言葉を紡ぐ。 (a78) osatou 2022/07/10(Sun) 8:32:43 |
ライカは、「すき、だから。」 (a79) osatou 2022/07/10(Sun) 8:33:13 |
【秘】 怖怖 ライカ → かれがれ ユメカワ/* はっ倒すぞ 法で取り締まれ ノー寄りのイエスなので (あの世への)連れ出し歓迎です! (-199) osatou 2022/07/10(Sun) 8:36:10 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ/*お前と死にたいしお前との亡霊化もめちゃめちゃノリノリなんですけど つまり今回の襲撃先はライカってこと? 違うなら システム的にも死にたいから2日目の襲撃先にしてもらってこの度は一旦逃げても良いですか? 何の質問やねん (-224) osatou 2022/07/10(Sun) 16:12:29 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ/*今日が2日目じゃん 日数を間違えました愚かです ここで逃げるの相当ザコムーヴだからやりたいです♡ 3日目でじっくり殺されたいです♡ よろしくお願いします♡ (-226) osatou 2022/07/10(Sun) 16:52:48 |
ライカは、君が好きだ。君の隣に居たい。 (a83) osatou 2022/07/10(Sun) 17:57:05 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ「ぅ、」 ───ひた、 自分を抱く腕が、首へと向かう。 殺されるんだと言うのに、声は、眼差しは、温度は随分と優しくて きっと望めば口付けも、抱擁も、なんだって与えてくれるだろうし 何より、願い通りに、ずっと君と一緒に居られる。 後はもう、君になされるがまま、全てを委ねるだけ。 ……また君に、委ねるばかりだ。 「……ッ、」 ぐ、と頸部に力が加われば──気道──動脈──と、じわじわ締め上げられていく。 そう、そうだ。 あの日にちゃんと気持ちを伝えられていたら 君が死ぬ事は無かったんだから。 一種の贖罪。罪滅ぼし。ここで死ぬ理由は充分だ。 だから、抵抗する理由なんて、一欠片も無いはずなのに。 「……──ぃW、やっ、」 ▽ (-229) osatou 2022/07/10(Sun) 17:58:05 |
ライカは、────、 (a84) osatou 2022/07/10(Sun) 17:59:15 |
ライカは、君を、思い切り突き飛ばした。 (a85) osatou 2022/07/10(Sun) 17:59:33 |
【秘】 怖怖 ライカ → 夏の雪 ユメカワ怖い。怖い怖い怖い怖い怖い。 死ぬのが怖い。息が出来なくなっていく感覚が怖い。 何より、穏やかな君がいちばん 怖い 。「はーっ、はあ、はぁ、」 勢いまかせに君を突き飛ばしてしまえば それは裏切りと呼んで過言ではない。 「……ぁ、ごめ、ん、 僕……そんな、つもりじゃ……、」 あんなに君が好きだと言ったのに、 いざ死を目の当たりにすると、勇気なんて出なくて。 「ち、ちが………… ぼく……僕は…………!」 ──死に、面白さをW見出せなかったW。 「こ……、こわ、い……!」 君への恐怖と、愛情が、 混ざりあってもうどうしようもない。 一歩、ニ歩と後退れば 逃げるように駆け出すのは、容易だった。 (-230) osatou 2022/07/10(Sun) 18:00:30 |
ライカは、確かに君の事が好きだ。 (a86) osatou 2022/07/10(Sun) 18:00:58 |
ライカは、君を置いて、廊下を駆けて行った。 (a87) osatou 2022/07/10(Sun) 18:01:30 |
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