(ぽっ　ぽっ　ぽっ)
　　　

──公園からの出会い

[夜だと少し薄暗い、公園にある横道の先には
比較的綺麗な公衆トイレがある。
昼間は人も利用することがあるが、夜はやはり暗く
基本的にはあまり利用されないところだ。(大通りに違うトイレがあったりコンビニがある為尚のこと。)

そこに彼女である梅乃とお楽しみ会を良くしている。

たっぷりと彼女で楽しんだあとは
その行為の中で撮った写真を一枚、こっそり隠しているノートに挟んで置くのだ。
前は誰が残したのかは分からないノートが今は立派なハメ撮りノートに変わっている訳だが
こちらの書き込みや写真に対して、少ないながらも反応が書き込まれている。やれ、エロいだの、胸でかすぎだの、俺にもヤらせて欲しいだの。
中には相当もの好きなのか、自分達のハメ撮り写真を挟んでいる輩も見受けられた。]

[その反応を見せながら
更に梅乃をいじめるのが楽しかったりするのだが。

とある日に1通メールが届いていた。
差出人は裏の筋というか、そう言うのが好きで
興味が惹かれるような催しを開催している「薊」と呼ばれる人物から。

薊のメールでは
公衆トイレの話があり、会って話がしたいと言う旨だった。
初めは断ろうとも思ったが、相手の人物の安全性は保証してくれること、また相手は彼氏彼女持ちの若い男女と言うことで
色々考えたが結局は好奇心に負けてOKを出した。]

　　梅、今度の土曜日なんだけど……

[俺の彼女である梅乃に連絡を入れておく。
ちなみに彼女には詳細を伏せて
普通に(？)
いつも通り夜に公園に行こうと言っておくに留めている。

実際にはそこにもう一組の男女がいる訳だが
梅乃はこうしたサプライズの方が表面上はさておき
心の中では喜んでくれるだろうと思っていた]**

［　始まりは1通のメール。

　　とある公園の公衆トイレに淫靡なノートを置いた
　　いやらしいカップルを探してほしい。

　　探偵業をしているわけではないから、
　　本職に任せたけれども、結果を出してくれた。　］


　　　こんなことをする人たちがいるのね。
　　　さて、早めに会わせてあげないと。


［　双方に連絡をとり、その公園で会えるように
　　取り計らってみた。
　　おじさまに興味がないか、別に連絡をして。

　　探し人の方から好感触の返事が来たことは
　　少し意外とも言えたが、面白そうだと思い
　　後日感想を聞かせてほしいと依頼人に伝えた。　］*

［　大好きなだぁりんとこの間行った場所。

　　すっごく、掻き立てられる何かがあって、
　　あの人なら探し出してくれそうと
　　顔見知りでも何でもないけれど、
　　あの場所にメールを送ってみた。　　］


　　え、さすがというかすご……。

　　ねぇだぁりん？今度の土曜日、また…
　　あの場所に夜行ってみない？
　　なぁりんまた行きたくなっちゃった。


［　ニマニマしながらだぁりんにおねだり。

　　だぁりんに、他のカップルと会うなんて
　　話したら絶対嫌がっちゃう。
　　嫉妬されたい気持ちとか、色々あるんだけど
　　嫌がっちゃうだぁりんも可愛いの。
　　そんなこんなで私の楽しみが増えた。

　　主催者さんに感想文求められたのは意外だったけど。］*