人狼物語 三日月国


206 【身内RP】愛の形、恋の色

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極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 エソラ

うふふ。鬼さんこちら、手のなる方へ。
(0) master 2023/04/10(Mon) 13:03:07

master ソワレ・リリーが参加しました。

【人】 master ソワレ・リリー

いらっしゃいませ。


[BARリーリエのマスターが、カウンター越しに来客へと挨拶する。
店内は落ち着いた雰囲気であり、静かにジャズが流れている中で時折シェイカーを振る音や客同士、店員と客との会話が聞こえるかもしれない。
客同士で話す人らはテーブル席を選ぶことが多い。
カウンター席は、一人客が多い。
その一人客もまた、マスターや店員に話を聞いてもらいたがることも多いが。
ただ黙って酒精に身を委ねる客も多い。
マスターは、彼らを穏やかに受け入れる。]**
(1) mokumoku 2023/04/10(Mon) 14:08:25
master ソワレ・リリーは、メモを貼った。
(a0) mokumoku 2023/04/10(Mon) 14:09:02

杓谷 薫が参加しました。

【人】 杓谷 薫

 
気になる人がいる。
そんな風に誰かに言葉にすることはないけれど、確かに気になる人がいる。
わたしのような人間は残念ながらなかなか受け入れてはもらえない。
一般的な人とは違うから。
一般的な形とは違うから。
だから、どうしても臆病になってしまう。
だから、その想いに蓋をしてしまいたくなる。
 
それでも、わたしはその人がお店に来ると、ほんの少しだけ幸せになる。
話しているだけ。応対しているだけ。
ただ、その時同じ場所に存在しているだけで。

けれど、わたしのその気持ちはいつまで、このままでいられるだろう。
誰にも相談できないまま。
わたしは、いつもの通りに仕事をこなす。**
 
(2) もくもく 2023/04/10(Mon) 15:00:31
杓谷 薫は、メモを貼った。
(a1) もくもく 2023/04/10(Mon) 15:01:25

【独】 杓谷 薫

/*
村、設定とか大丈夫かな…とオロオロしてるけど、この度辺見先輩(この村では先輩じゃないが!)とイチャイチャする権利をいただけたので頑張ります!
体調は大丈夫!
直前にぶっ倒れたからしばらく平気のはず!(平気とは
OKでたのでフタナリちゃんです。上も下も大きめ予定。
どんな展開にできるかドキドキしてますが頑張る!
(-0) もくもく 2023/04/10(Mon) 15:06:29
行政書士 辺見 華蓮が参加しました。

【人】 行政書士 辺見 華蓮

―――あれから、随分と時間が過ぎた。
(3) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:50:08

【人】 行政書士 辺見 華蓮

 みんなと最後に逢ったのは、
 神崎さんと小鳥遊君の結婚式だったろうか。

 あまり長い間二人を独占しての話はできなかったけれど、
 ケーキカットにキャンドルサービス。
 二人はとても幸せそうだった。

 「小鳥遊君、神崎さん、おめでとう!
 とてもよく似合ってるよ。」

 彼女のドレス姿に心からの祝福を。

 その時はさすがにチョーカーはつけていかなかったし、
 つけなくても大丈夫という感じにはなっていたと思う。
 これからも仲良くね、私はもう大丈夫だから。
 めいっぱい、そんな気持ちを伝えた。

 海堂もあっちはあっちで随分頑張っているって、
 秋元さんは言っていた。
 彼女がそう言うなら、きっと本当に夢に向かって
 頑張っているんだろう。
 いつかドームをいっぱいにする日が来るかもしれない。
 その時に二人が一緒にいたら、それはとても幸せなこと。

 みんな、それぞれの道を歩んでいる。

 あの日のことは、もういい思い出だ。
(4) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:52:36

【人】 行政書士 辺見 華蓮

 「…と。もう少し頑張ろっと。」

私は相変わらず大手の行政書士事務所で働いている。
とはいえ私自身も正式に行政書士にはなっているし、他にも士業の資格は取った。
社労士は既に、FPも持っているし、もう少し頑張れば中小企業診断士も。
そのくらいになれば、この年齢でも独立だって十分にできる。

学生の頃はあのサークルで随分無茶な事もしてしまったけれど、
神崎さんのおかげか、今は泥酔して痴態をさらすような事もない。
それに、出会いのようなもの自体がほとんどなくなった。
事務所と家を往復して、帰りには時折ジムに寄って、家では勉強して、それだけ。
他にと言ったら、週に2度ほどバーに立ち寄るくらい。
(5) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:53:05

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「すみません、今日はちょっと予定があるので・・・失礼します。」

たまには飲みでもどうかという所長には日頃とてもよくしてもらっているけれど、こういう誘いには多少下心が混じっているのも知っている。昔の私なら、あるいは断り切れずに受けたのだろうか。

でもまあ、常通りやんわりと断って、私は私の予定どおりにいつもの場所へ向かった。
(6) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:53:49

【人】 行政書士 辺見 華蓮

―BAR リーリエ―

落ち着いた暗さの店内をくぐればそこは私の隠れ家。
静かなジャズに密やかな会話、時折シェイカーを振る音、氷の立てる音。
いつも通り、カウンターの右隅から2番目に腰かける。

「すみません、ギネスビールをお願いします。それから…ソーセージの盛り合わせも。」

いつもではないけれど、最初によくする注文。
スーツ姿の私は、この席によく座っているし、金曜は必ずいるから店員さんも私と見ればわかるかもしれない。
私もそう。おすすめを聞いたり、時には会話に付き合ってもらったり。

あまりお仕事の邪魔にならないよう、ずっと喋ったりすることは控えているけれど、
リーリエでの時間は私が自分をさらけ出せる唯一の時間。

時折感じるほんの少しの寂しさを紛らわせる時間。

これからも、そのほんの少しの寂しさを飲み下して私は生きていくのかも。

そんなことを考えながら、オーダーする。**
(7) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:56:57
行政書士 辺見 華蓮は、メモを貼った。
(a2) yusuron 2023/04/10(Mon) 17:59:24

【人】 杓谷 薫

 
「いらっしゃいませ。」


カランカラン、とドアベルの音に反応して顔を向ける。
どんな相手に対してもこの第一声は変わらない。
内心、どきりと胸をときめかせる相手だとしても。
わたしの気になるこの人は、週に二度ほどこのBARを訪れる。
ほぼ同じ席に座り、最初に注文するのはほとんどがこれ。
だから、私は頼まれるその前に既にそれを手にしていた。
瓶の栓を開けて、冷やしたグラスと共に提供する。
特にいつも断られていなければ、ソーセージの盛り合わせが出るまでの繋ぎとしてのお通しとして少量のナッツの小皿を差し出した。
 
(8) もくもく 2023/04/10(Mon) 20:17:30

【人】 杓谷 薫

 
彼女の名前や年齢、仕事に考え方。
私はそのどれほどを知っていただろう。
マスターに話すことも、私が話を聞くこともあったかもしれないが、基本的に私たちは聞き手役だ。
お客様方がゆっくりと心身を癒す場所としてこの場があるのだから、こちらから話すことは少ない。無いわけでは無いけれど。
ただ彼女には知的な輝きがあった。
数多の男性を虜にしてしまうだろう肉体的な魅力も。
きっと恋人もいるのだろう。婚約者とか、もいるのかもしれない。
そんな風に、彼女に出会うと会えた喜びと、それ以上は叶わないと言う切なさを身のうちに抱えることになる。
それでも。
 
(9) もくもく 2023/04/10(Mon) 20:17:50

【人】 杓谷 薫

 
「今日も、お仕事お疲れ様でした。
 お変わりありませんか?」
 
 
ソーセージの盛り合わせを奥から受け取り、彼女の前に置きながら首をかしげる。
特に変わりなく、平穏ならそれも良い。
私に。
私に、もう少し勇気があれば。
 
そんなことを考えながら、いつもの笑顔で。*
 
(10) もくもく 2023/04/10(Mon) 20:18:08

【人】 行政書士 辺見 華蓮

オーダーしてすぐにギネスビールとナッツの小皿が出てきたので、カウンター越しに店員さんの顔を見つめ、ふっと笑みを浮かべた。いつもの女性だ。

ギネスは冷やさないほうが美味しいというのが通の意見らしいけれど、私はほどほどに冷えている方が好き。
つまりこのグラスを冷やしたスタイルが好き。
小皿に盛られたアーモンドをつまみながら、私の好みをすっかり理解してくれている、この店員さんの顔を見る。

年は私と同じくらいで、身長も同じくらい?結ったポニーテールと切れ長の目は、なんとなくさっぱりした性格を感じさせる。
同性に好かれるタイプ、かどうかはわからないけれど仕事柄、出会いは多いだろう。
人生経験も多分豊富なんじゃないかな、なんて勝手な想像をしたりもする。
(11) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:37:53

【人】 行政書士 辺見 華蓮

カウンターに座って話をすることもまあまああったけれど、基本彼女やマスターは聞き手だから、私は彼女達の事はあまり知らなかった。ひょっとしたら名前でさえも。

私の方は、名前に仕事くらいは話したことがあった…というか、話の成り行き上名刺を渡したことがあったと思う。

「行政書士ってやつです。一応、私自身も資格を持ってるので。
といっても、今はそれ専門だけじゃ食べてけないですからね、他にもいろいろ勉強してるところ。
今は他所で勤めてますけど、いつか開業して自分の事務所を持てたらいいなって思ってます。」

そんなぐらいの話は、彼女にも既にしていただろう。
(12) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:38:52

【人】 行政書士 辺見 華蓮

―今日―

「ありがとう。今日も無事、変わりなしよ。」

差し出された>>10ソーセージの盛り合わせを受け取り、軽く笑ってみせる。
ちょっと疲れたようには見えてしまうかもしれないけれど。
市販のものより随分大きめの、しっかりボイルされたソーセージにマスタードを乗せ、
端を噛んで唇を窄めて咥えつき、ぷりっとした中から溢れ出る肉汁と脂を、小さくぢゅっと音を立てて吸い尽くす。

「ん…おいし……♪」

ギネスの苦味に脂ののった味わい。思わず笑みがこぼれてしまう。
それだけで十分幸せ…ではあるのだけど、ふと店員さんの方に視線を向けた。
(13) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:41:00

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「何かおすすめのカクテルとかってあるかな?
あんまり強くない…酔い潰れないくらいの。

そうね、あなたのおすすめというか、好みというか、そういうのある?」

そうリクエストしたのは、まだ名前もろくに知らないとはいえ、こうして毎週ならず顔を合わせる彼女の事に、
純粋に多少興味をもったからなのだろう。

あるいは、少し寂しさがいつもより強くて、誰かと話をしていたかったのだ*
(14) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:45:18

【独】 行政書士 辺見 華蓮

/*
さて…こうしての本格的な再演はほぼ初めてですが、よろしくお願いします。
タイマンというのは他の誰にも気兼ねはないけれど、お相手に対しては気を遣うところはやっぱりあるかもしれない。

どのくらいの返しをしていけばいいかとか。

日数は普通の村並みにあるし、十分に回せる…といいなあ。
(-1) yusuron 2023/04/10(Mon) 21:47:52

【人】 杓谷 薫

 
>>13なんとなく。…なんとなくだが。
食べる様子に少し目を逸らしてしまうのは、自分の中の邪念を消しきれないせいだ。
美味しそうに何かを食べる姿は、幸せそうであり、それでいて官能的でもある。
不自然でない程度に視線を外し、グラスを磨いたりして。

 
(15) もくもく 2023/04/10(Mon) 22:36:58

【人】 杓谷 薫

 
彼女の印象。
先ほどあげたものに加えて、アルコールに弱くはなさそうだというものだ。
このような店に定期的に来ているのだからある程度はそういう客ばかりなのは否定はできない。
>>14けれど、そんな彼女から"あまり強くない""酔い潰れないくらい"のお酒と聞かされて、わたしは思わず目をわずかに見開いた。
 
 
「私のおすすめと言いますか、好みでしたら
 マリブ・コークでしょうか。
 ラムベースのマリブはココナッツの香りがして
 甘くても甘すぎない、官能的な味わい…と
 称されることが多いです。」
 
 
説明しながらボトルを出す。
グラスの上まで氷を入れ、マリブとコーラを適量注いでマドラーで下からすくうようにからりと混ぜた。
ココナッツの香りがふわりと広がる。
南国の香りは少しばかり気持ちがふさいでいる時でも開放的な気持ちになれて、開放感の足りない自分はこの香りが特に好みだった。
カクテルとしては弱い部類に入るし、これなら良いだろう。
手早く作ると、彼女の前へ。
 
(16) もくもく 2023/04/10(Mon) 22:37:14

【人】 杓谷 薫

 
「ミルクと合わせて優しい味わいにしても良いですし
 デザート感覚でピニャコラーダにするのも合いますが
 コーラと合わせて弾ける感じが、
 南国の開放的なイメージをより感じられる気がします。
 それにしても…珍しいですね。
 おすすめを聞かれることがあっても
 私の好み、と言う聞かれ方は初めてですよね。」
 
 
オススメなら何度か渡したことがある。
その時の気分によってとか、こう言うのが良いと言われるとその時その時で合うものを出した。
けれど、酔い潰れないくらいと言う条件で、しかも自分の好みを兼ねて注文されたのは初めてな気がする。
だから、何となく嬉しくて頬が緩んだ。
 
(17) もくもく 2023/04/10(Mon) 22:37:37

【人】 杓谷 薫

 
「苦いよりは果実の香りのする
 甘くて、でもアルコールの強いカクテルが好きです。
 自分を許してくれるような気がして。
 甘えさせてくれるような気がして。
 …でも、今日の辺見さんは、酔わないくらいが
 良いのですよね。」
 
 
そう尋ねながら、新たなカクテルを作り始める。
また別の、今度はアルコールが強いものだ。
これは自分用のつもり。
何となく、自分も飲みたくなったからだ。
…こう言う事に、マスターは甘いから、まあ大丈夫。*
 
(18) もくもく 2023/04/10(Mon) 22:37:54

【人】 行政書士 辺見 華蓮

あまり強くないお酒、酔い潰れない程度のお酒。
学生の頃はもっと強いものを好んで飲んでいた。
ウィスキーや焼酎だってロックで飲むのは好きだったし、一番は地酒。
一升瓶の半分くらいは余裕で空けられた。

でも、それはもうしない。
そうやって飲める自慢をした結果、私は自分の価値を損なったというほかないし、
残ったものは特にない。人でさえも。
(19) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:16:38

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「マリブ・コーク……ラムベースね。
へえ、トロピカルで…官能的な味わい。うん、それをお願いするわ。」

カクテルづくりを見る>>16のは楽しい。
取り出されたマリブとコーラ、氷を入れたグラスに注いで混ぜると氷のからんと小気味いい音が響く。
ココナツの甘い香りは確かに南国を思わせる。
提供されたグラスを受け取り、炭酸の弾ける様に視線を向けた。

一口喉に運べば、喉に抜けるさわやかな炭酸とココナッツの香り。

「ラムとコーラ……うん、絶対間違いないやつ。普通のラムじゃなくてココナッツの香りが効いてるのが、
なんだか本当に南の島に行ってるみたい。
いいチョイスね……ありがと。」

片手でグラスを掲げ、くいっと一口、二口。南国の香りが咥内に満たされる。
深く、深く息をついた。
(20) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:16:57

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「甘くて強いのが好き、か。って事はあなたもまあまあ飲める方?
珍しいんだ。こういうオーダー…
いや、なんとなくね。バーテンダーだと、男性客に声かけられたりする事ありそうってイメージがあってね。
そういう好みみたいな…聞かれたりするのかなって思ってた。」

控えめに言っても、顔立ちはいいしスタイルも女性らしさがしっかり出ている。
仕事ぶりも、私が見ている限りは真面目でしっかりしている。
そういう人は間違いなく男性にも人気があるものだ。恋人などいるのでもなければ。
(21) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:17:09

【人】 行政書士 辺見 華蓮

「そう。酔わないくらいがいいの。飲もうと思えば飲めるけど…
そういうのはもうやめたんだ。色々失敗もあったしね。

……自分を許してくれる、か。
ふふ。じゃあ、今甘えたい気分なの?」

彼女が作っているカクテル>>18は、誰もオーダーしていない。
彼女自身のためのものだろう。
飲みたい気分なのかな、なんて思いながらそんな事を聞いたのは、軽い気持ちから。

ただ、彼女の言うことはよくわかった。
自分に言い訳したい気分、甘えたい気分。
私が昔やたらと飲んでいた時も、心のどこかにそういう気分があったのかな、と今では思えるから*
(22) yusuron 2023/04/10(Mon) 23:18:51
 




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