人狼物語 三日月国


222 【身内RP】猫様としもべの夢【R18G】

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祭囃子神仙様の 祭囃子
マオ神仙様の 祭囃子
レグナ神仙様の 祭囃子

処刑対象:祭囃子、結果:中断

[犠牲者リスト]
該当者なし

本日の生存者:祭囃子、マオ、レグナ以上3名

【独】 死体 マオ

/*
>>2:=0

そういえばアンカ、リンクになってなかったけど
役職だとならないのかな。
(-0) DT81 2023/09/11(Mon) 0:31:48

【独】 死体 マオ

/* ならないな。
それにしても死体って肩書きだと
この通常顔、いい笑顔すぎて遺影に見えてくるな。
(-1) DT81 2023/09/11(Mon) 0:33:04

【赤】 神仙様の 祭囃子


*ひゅるりら*
(*0) Dream 2023/09/11(Mon) 0:35:11

【独】 神仙様の 祭囃子


>>*0
(-2) Dream 2023/09/11(Mon) 0:36:56

【独】 神仙様の 祭囃子

/* やはり独り言だとリンクにならないのか。
(-3) Dream 2023/09/11(Mon) 0:37:35

【独】 走馬灯 マオ

────お祭りの前日のある一幕。

「はなび。はなびはどこじゃ」

マオはそこら中の箱の中をひっくり返して探し回る。
確か人間からもらったものがあった気がしたから。
もらうだけもらって、溜め込んでいたものが。
整理整頓ができないマオは、ただひたすら散らかし放題。
余計にみつからなくなって困って、やがて村の人間をひっつかんできた。

「褒美をやるから花火を用意するのじゃ!」

村の人間は、マオを神さまに近い存在として見ているから
なんでも言うことを聞く。都合のよい夢のような生活。
毎日幸せなはずなのだけれど、その代わり映えのしない幸せにも
飽きてくる、そんな気まぐれなマオにとって。

レグナは望みの外からやってきた──実在する人間なのだからそうだ──、簡単には思い通りならない刺激のある存在だった。

「たのしみじゃ」

たくさん用意してもらった花火を前にして満足そうに笑う。
これだけあればきっと十分。瞼の裏に彼の喜ぶ顔を思い描いた。
(-4) DT81 2023/09/11(Mon) 10:35:43

【独】 走馬灯 マオ


これからの日々が続くように───

そう、願ってお祭りを沢山楽しんで花火をする約束だった。
それなのにどうして、己は今レグナを怒らせて首を絞められている。
試練だかなんだか知らないが、こんな趣味の悪いものを考えたのは誰だ。

さぞかし偉そうで、我儘で、自分本位なやつなんだろうな。

死んでしまったら約束が守れない。
はじめて約束を破ることになるのかと思うと癪だ。
(-5) DT81 2023/09/11(Mon) 10:48:38

【独】 走馬灯 マオ


わざとだ。わざと、怒りを煽るようなことを言って
怒らせて、殺させて、彼に出てもらおうと思った。
思いやりでもなんでもない。
あの時言った"嫌いなやつがひとりいなくなってはっぴー"
は半分本気で言っていた。
もう半分は、レグナはそんなひどいこと思わない
かもしれないという信頼があったのかもしれない。

はじめて自分が嫌になったから、周りのすべてが偽りに思えた。
人間はみなマオ様を崇め敬い甘やかすものという幻想が壊れた。
人間は、尊いけれど、恐ろしい裏側があるのだって知っていて。
だから、マオはこわくなったのだ。

きっかけは、ささいなこと。

死ぬのは嫌だった。
でも、大好きな人間に嫌われる世界にいるのはもっと嫌だ。

だから、レグナの手で殺されるなら幸せな最期かと思った。
(-6) DT81 2023/09/11(Mon) 11:59:44

【独】 走馬灯 マオ

/* レグナくんへのラブレター綴り太郎じゃ!
(-7) DT81 2023/09/11(Mon) 12:12:06

【鳴】 しもべじゃない レグナ

あなたが何かを言おうとしていたのを、見逃さなかった。
けれど聞き取ろうとしたところで、それが聞き取れる筈もない。

自らを引っかいていた手が、此方の頬に触れていた手が、だらりと投げ出されるのを見る。

腕を離す。それでももう動き出す事はない。
我儘も無茶振りもすり寄りもしない、生命からただのモノになったマオがそこにある。

――終わったのだと、奪ったのだと、思い知る。

(=0) smmmt 2023/09/11(Mon) 15:22:08

【鳴】 しもべじゃない レグナ

「…………、」


後はあなたの願いを叶えなければ。
叶えなければ、奪った意味が無くなってしまう。
ああ、本当に!居なくなって欲しい訳がないのに、何も分かっていない!
最後の最期までなんて願いを遺してくれたんだ、あの馬鹿は!!


「は、はは、」

声に出して、笑う。
目からあふれ出る、胸を突き刺す邪魔ものを、必死に手のひらで抑え、
無理矢理に笑い声を口に出す。

「ははははは……!!」

――道化にすらなり切れなかった、哀れな男の。
壊れた様な笑い声が、唯々部屋に響いている。
(=1) smmmt 2023/09/11(Mon) 15:22:43

【独】 しもべじゃない レグナ

/*
本編でもそうなんですが、出る為なら人を殺す事すら出来てしまう、そんな自分にも嫌気がさしているかもしれませんね。
(-8) smmmt 2023/09/11(Mon) 15:24:19

【独】 悪役にすらなれない レグナ

/*
これは肩書き変えるのを忘れていた愚かの民だよ。PLが。
(-9) smmmt 2023/09/11(Mon) 15:25:50

【独】 死体 マオ

/* おおレグナ……えらいえらいじゃ。よしよし

 by死体
(-10) DT81 2023/09/11(Mon) 15:33:39

【鳴】 死体 マオ



死体はなにも何も語らない。


無機質な空間で慟哭にも似た笑い声が響く中、鳥居が現れた。
条件に達し、ここから出られるということだ。
この死体を連れて行くか否かは自由だ。
(=2) DT81 2023/09/11(Mon) 15:59:19

【鳴】 悪役にすらなれない レグナ

ひとしきり、笑い声を零した後。
この部屋に来る時と同じ鳥居が現れるのを見た。

ああ、本当に。こんな自分に嫌気が差す。
あまりにも愚かで笑い声が止まらない!

「あは、……はは、ははは……」

条件が満たされたというのに、乾いた笑いは止まらないまま。
あなたの亡骸を背負う様にして、鳥居を潜る。

ぐるぐると頭の中が回っている。
ここから出て、それからどうする?皆には、アリアにはどう説明するんだ?
こんな現実、夢だったかのように、
無かった事になってしまえばいいのに。
(=3) smmmt 2023/09/11(Mon) 18:27:08

【人】 水底の石 マオ


この息苦しくて、底に沈んでいくような感覚を
知っている気がする。
冷たくて、苦しい、手を伸ばしてもなにも掴めない。
もがいてももがいても、その苦しさは消えない。

──わたしを、置いていかないでほしい。

そんな寂しさと孤独感に包まれて。

──わたしを、助けてほしい。

手を伸ばして空へと引っ張り上げてくれるものを探している。

水底に眠る石を拾う者などいないというのに。


 
(0) DT81 2023/09/11(Mon) 19:44:44

【人】 神仙様の 祭囃子

──視界がホワイトアウトして
あなた方は試練という夢から覚める。

「試練達成おめでとうございます!!!」


鳥居から抜けると、狐面の男が変わらない高らかな声で出迎えた。
パァン!パァン!!!

どこからともなくクラッカーが発射され
色とりどりの紙吹雪が二人の頭にかかる。

「すばらしい!達成した
お二人
には祝福と褒美が授けられます」

祝福は、この神仙祭りのものを全て"無料"で楽しめる権利で
褒美は『
魔法のねこじゃらし
』。虹色をしている。
振るといろんなことが起きるらしい。

そして、ついでのようにさっきの空間が
"試練のための仮想空間"ということを知らせられる。
そう、人を殺したとてリアルなゲームとして処理されるのと同じ。

もし、そのことを咎められるのならば

「仮想だとわかったら、試練にはならないでしょう?」

なんて言って、面の下で悪気もなくころころ笑うのだった。
(1) Dream 2023/09/11(Mon) 19:49:24

【人】 水底の石 マオ

マオはふいに、目を覚ます。

クラッカーの破裂音と、狐面の男の声が
頭の中にこだまするものだから、思わず呻き声をあげ
レグナの背中でもぞもぞと動き出した。

「……ん、
ぅん……うるさいのじゃ……


なんだか身体が怠いような、眠いような感覚。
悪い夢を見ていたような。
ぼんやりしながら、その背のあたたかさに身をゆだねようとして
──今までのことが、頭の中をめぐって。

「──っ……!?」


跳ねるように顔をあげ、目を白黒させながら
首元に触れて、周囲を見回して。
──誰の背にいるのかに気づいたから。
マオは、飛び上がるようにしてどこかへと逃げ出した。

気づかれないよう木々の茂みに隠れ、おずおずと様子を伺う。
(2) DT81 2023/09/11(Mon) 19:55:07

【独】 水底の石 マオ

/*
一回目の死:現実(猫)で池で溺れる
二回目の死:夢(本編)で溺れる
三回目の死:仮想空間で愛♡のしもべに首絞められて死ぬ

三回死んだ猫(全部窒息)
(-11) DT81 2023/09/11(Mon) 21:35:38

【人】 悪役にすらなれない レグナ

鳥居を潜って、ぱち、と瞬き。
何処からともなく響くクラッカーと紙吹雪に、
流石に驚いた様にそれらをぼんやりと見ている。

けれども、感情はそれに追い付く所ではなく。
その神仙様を殺した相手に何を言っているんだか、と思いながら、
ぼうっと話を聞いていたら。

「……ん。えっ、は?ちょっと待て、二人?仮想空間??」

ついでの様に知らされたそれに、ぼんやりとしていた意識が段々とはっきりしていく。
ばっと背負ったマオの方を見るのと、
マオが跳ねる様に飛びあがって、何処かへと逃げだしたのは恐らくほぼ同時だ。

当然知らせなかった事に怒りが差したが、ころころと笑われ猫じゃらしを渡されて。

「〜〜〜〜っ、
俺は、ほんっ、きで、……、……!!」

と、今更覚悟の恥ずかしさやら、それでも殺した事実はそこにある事やらが込みあがって来て。
とにかく、猫じゃらしを手に持ったまま。
適当に狐面をあしらって、マオの逃げた方向を追う。
(3) smmmt 2023/09/11(Mon) 22:41:53
レグナは、マオを追いかける。最中、01.ぼんやりと提灯の明かりを追っていると、人ごみに飲まれてしまう。君の背中が、遠ざかっていく。vil
(a0) smmmt 2023/09/11(Mon) 22:43:55

レグナは、邪魔だと人混みを掻き分ける様にして、逃げた背を探す。探す。
(a1) smmmt 2023/09/11(Mon) 22:44:27

【独】 めっちゃ恥ずかしい レグナ

/*
これは肩書きを残しておくわたし。
(-12) smmmt 2023/09/11(Mon) 22:46:50

【人】 水底の石 マオ

レグナが走り出したのを見ると、反射的に再び駆けだした。
人の多い場所をあえて通り、軽い身のこなしで
屋根から、屋根へとなりふり構わずとび移っていく。
いつのまにか暮れた夜空に紺色が紛れていった。

「なんで……っ、追ってくるんじゃ……」


人ごみをかきわけているのが振り返った一瞬、見えた。
マオの頭の中は混濁した感情と混乱でいっぱいで
ただ、逃げることしかできずに。

やがて足も疲れてきて。高い木の上に腰を落ち着けた。
肩で息をしながらよりかかって、提灯の灯を
ぼんやりとうつろな瞳に映す。
いつの間にか、レグナを見失ってしまった。撒いただろうか。
(4) DT81 2023/09/12(Tue) 0:23:54

【人】 水底の石 マオ


「……なんで、わしは逃げてるんじゃ……」

悲し気にまつ毛を伏せたマオの横顔を、月が照らしている。
せっかく選んでもらった浴衣も、ぐちゃぐちゃでみっともない姿のまま。

「なんで……、……」


──雨が、降ってきた。

ぽた、ぽたとマオの頬を、浴衣を濡らしている。
ここにだけ、ただしずかに降っている。
若草色から溢れる、小さな雫が。

「……レグナ……」


首元をなぞると、まだ感触が残っている気がした。
もう走る気力はなく、見つかるのも時間の問題だ。
(5) DT81 2023/09/12(Tue) 0:27:36
マオは、どんな顔をして会えばいいのかわからない。
(a2) DT81 2023/09/12(Tue) 0:28:18

【人】 唯の青年 レグナ

――それから、どれだけ時間が経っただろうか。
少しかもしれないし、夜空に大きな花火が打ちあがるまで、時間がかかってしまったかもしれない。

どちらにせよ、レグナは。それでもあなたを探す事を諦めなかっただろう。

「マオ」

あなたが高い木の上に登っているのを、見つけたのなら、そう声を掛ける。

「……、なあ。俺は、」
「あんたさえ、許すのなら。仲直りが、したい」
「花火をするのだって、諦めてない」
「…………。ごめんな、あんなに怒っちまって。
 苦しい思いも、させて」

だから、これは自分の身勝手だけれど。
……それでも、と。
(6) smmmt 2023/09/12(Tue) 19:27:29
レグナは、マオに手を伸ばす。降りられなくなったのなら、受け止めるから。
(a3) smmmt 2023/09/12(Tue) 19:27:49

【人】 水底の石 マオ

名を呼ぶ声がして、レグナを見下ろす。
月の逆光で、表情はよく見えない。
力なく、木に寄りかかっているシルエットのまま。

「…………何を、言っている?」

心底不思議そうな、呆けた声が降ってくる。
それでは全部レグナが悪いみたいで
それが違うことくらいはわかっていた。

「おまえを怒らせたのは、……わざとじゃ。
 あんなに怒るなんて、思ってなかったが……
 
あれはちと……いや、すごいびっくりしたのう


想いを馳せるように、首筋を指でそっとなぞる。
痕はなんにも残っていないけれど、どこか愛おしげに。

「せっかくおまえに殺してもらったのに、現実でなくて残念じゃ」


半分は本当で、もう半分は強がり。
くすくすと、力なく笑う声がため息に変わる。
マオが木から降りる気配はないが、代わりに
レグナの頭上からぽた、ぽたと小雨が降っている。
雨の正体は木の上に座るマオなのだけれど。
(7) DT81 2023/09/12(Tue) 20:45:07
マオは、さっきからずっと涙が止まらない。
(a4) DT81 2023/09/12(Tue) 20:49:33

【人】 水底の石 マオ


──その時、
ドォン!
と大きな音と共に
マオの背の空から大輪の花が咲いた。

「ヌ゛ァ!???」


その音にたいそうびっくりして、呆気なく
木から滑り落ちて行った。もちろん、レグナの上に。
(8) DT81 2023/09/12(Tue) 20:50:26