人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 法の下に イレネオ

>>177 黒眼鏡

互いに隠すことでもないのだろう。向ける感情の色。今この瞬間のご機嫌の具合。腹の中に抱えた何かの、ほんの先端だけはむしろ覗かせる。
貴方にとってはきっと余裕の表れで、こちらはその逆。まさに未熟さの表れだ。
であるのに、蛮勇。噛み付こうとするのをやめない。

「お前たちの」
「そういうところが嫌いだ。浅ましい。」

視線が戻る。貴方の指は収められていただろうか。未だに突きつけられたままなら、やはり不快そうな渋面を作る。

「……」

聞いたって答えない癖に。そういう沈黙。
生憎実直で、駆け引きは苦手なたちだ。まさか馬鹿正直に「自分がマフィアだと白状しろ」なんて言えるわけもない。それに、自白だけで証拠がなくては意味がない。

「聞けば答えるのか。」
「なら聞く。次の取引はいつだ。」

それでも、そう言われたなら乗るのが道理というもの。
口を開けて、閉じる。やけに鋭い犬歯は、貴方の目に映っただろうか。

#教会
(179) rik_kr 2023/09/11(Mon) 17:31:38