人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【神】 コピーキャット ペネロペ

「だああ〜〜うっせ!わかってるって!」

鳴り響く通知音に意味もなく誰にともなく文句を漏らす。
朝からノッテファミリーのアジトは騒々しかった。

「いつも通りだいつも通り、現状維持に努めろ!
 先走って連中嗅ぎ回ろうとする奴ぁケツ引っ叩かれると思え!
 今あるものは出せ、ねえならボスが戻るまで良い子にしてな!
 以上だ!ちゃんと言う事聞けるなcucciolo子犬ちゃん

蜂の巣をつついたような騒ぎの中をのしのしと進んでいく。
自身の配下にあたるアソシエーテには
有無を言わせない口調でもってそう声を張り上げた。

「マフィアと関わっているなら逮捕状が必要ないだあ?
 正当な手順ねえ、随分な無茶苦茶してくれるじゃねえの。
 ガイオの野郎、しくじった訳じゃなさそうだな」

「向こうも今頃は大騒ぎか?そうならいいけどな」

ぶつくさと、独りごちる。

#アジト
(G4) unforg00 2023/09/14(Thu) 22:05:58

【神】 コピーキャット ペネロペ

>>G6 黒眼鏡

「おう、アレさん」

「幹部様がたはみいんな会議室で難しい顔しておいでだ。
 流石に俺ァあそこに混ざりたくねえな」

そこかしこでがなり散らかして来た後の男は、
よくよく見知った顔と見ればそう言って肩を竦めた。
会議室にすし詰めなのは幹部の一部だろうが。

#アジト
(G11) unforg00 2023/09/14(Thu) 22:37:24

【神】 コピーキャット ペネロペ

>>G13 黒眼鏡

「はいよ」

「留守は出来る部下にお任せあれだ。
 猫ってのは自分の縄張りを大事にする生き物なのよ」

軽く片手をあげて応えつつ。
会議室へ足を向ける姿を見れば、その背を見送った。

何か他にも仕事を押し付けられそうな気もするし、
今日はずいぶん忙しくなりそうだ。

#アジト
(G15) unforg00 2023/09/14(Thu) 22:49:07

【教】 コピーキャット ペネロペ


「おう、『また』会ったな」

「あんたは警察、こっちはマフィア。
 こんな夢をこんな時期に見るたあな」

夢を夢と認識できる夢の中、あなたの姿を認めれば。
これも予兆だったのかね、とぼやきつつ。

「法ってのは夢の中まで有効だったりするのかね。
 それとも『バレなきゃ犯罪じゃない』か?」
(/1) unforg00 2023/09/14(Thu) 22:55:19

【神】 コピーキャット ペネロペ

>>G16 ルチアーノ

「おいバカタレ、タダだと思うなよ。貸し一つだ」

去っていく背中に一方的に投げ掛けた。
向こうも一方的な頼みなのだからおあいこだと言わんばかり。
それでも何だかんだと引き受けるつもりではあるらしかった。

#アジト
(G18) unforg00 2023/09/14(Thu) 22:59:03

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>1:151 イレネオ 1日目

怠惰な警官は時に、税金泥棒、と呼ばれる事がある。

そう呼ばれる程度には市民は警察の事を知っていて、
そしてあなたはそれに見合った、
或いはそれ以上の労働をしているのだろう。

その事に内心毒づく事は多い。
せせら笑っているのかは、今は本人のみぞ知るところ。

「イレネオさんも、ありがとうございましたっ」

「日が落ちるのも随分早くなりましたね。
 ふふ、じゃあ大通りまで送ってもらえますか?」

ほんの少し片付けに苦戦した様子を見て、
お疲れ様でした、とこちらも同じ言葉を返して。

墓地を離れて、人通りの多い大きな通りまで。
そこまで行けば、一般的な見送りの範疇としては十分だろう。

#共同墓地
(17) unforg00 2023/09/14(Thu) 23:01:42

【教】 コピーキャット ペネロペ


「俺ぁどっちかってえとあんたが現実でうっかり口滑らせて、
 そんでお縄になる方を心配してんだけどな……」

「…アリソン・カンパネッロぉ?」

聞いて、暫し考え込む。

知り合いにも、過去に仕事で聞いた名前にも、
そして自分が以前に使った偽名にも。
この名前は心当たりがなかった。

「残念だけど知らねえな。
 なんだ、人探しでもしてんのか?」
(/3) unforg00 2023/09/14(Thu) 23:18:11

【教】 コピーキャット ペネロペ


「おう、会いに行く会いに行く。夢ん中でな」

無理難題、もといジョークにはジョークで返しつつ。
実際それが実行可能であるかはともかくとして。
二度ある事はなんとやらと何処かでは言うらしい。

「手掛かりねえ……
 まあ、こんだけ妙な事が続いてれば妙なりに
 信憑性もあるってもんだが…」

「アリソンねえ。この辺りの人間らしくない名前だ」
(/5) unforg00 2023/09/14(Thu) 23:45:40

【教】 コピーキャット ペネロペ


「ま、冤罪はボロボロ出てくるだろうな。
 考えたかないが、その中にホンモノが混ざってる可能性もだ」

マフィアが関わっているのであれば、
逮捕状の必要なく逮捕が可能になってしまう。
少しでも言い掛かりを付ける余地があればお縄が現状だ。
これを機に理由はどうあれ検挙に躍起になる輩も居るだろう。

「力のある人間に、なあ。
 そうは言ってもあんたの所は署長と代理があのざまだし…
 ウチだってボスは出払ってる。アンダーボスか、
 幹部がいいとこだ。そっちとそう変わらねえだろうな」

「そもそもこの法の狙いは何だ?マフィアを消したいだけ?
 例の偉そうな署長代理様とやらに、
 莫大なカネを握らせた理由がそんな単純なもんか?」

かつ、かつ、テーブルを指先で叩く。

「漁夫の利でも狙ってんのかね」

これも一介の構成員メイドマンの知ったこっちゃないが、と。
(/7) unforg00 2023/09/15(Fri) 0:08:15

【神】 コピーキャット ペネロペ

「手前ら子犬に今出来る一番の事は
尻尾を出さない
事だ!
 やる事無くて暇ってんなら帳簿でも眺めとけ!
 ちょうど誰もやりたがらねえような
 地ッ味〜〜〜な経理の仕事が残ってたところだ!喜べ!」

カンターミネ先生の抜けたアジトの一角。
そこは今や二人のメイドマンによって、
飴と鞭、冷水と熱湯……と化していたかもしれない。

少なくとも猫を被っていない猫被り、酒の入っていない酒飲みが
何のかんのとあれこれと指示を出していたのは確かな事だ。

#アジト
(G23) unforg00 2023/09/15(Fri) 0:25:18

【教】 コピーキャット ペネロペ


「爺さんの代と同じ事にならなきゃいいけどな」

ぽつり。
誰に言うでもなく零して。

「あーめんどくせ。こっちもそっちも、
 自分の立場と身内の為にそうしてるだけだろ。
 そんで起きた軋轢なら恨みっこなしだろうよ」

「ま、手を組めないのは否定しないが。
 下は良くても上層部がダメだろうな、特にそっちが」

面倒だ、と思う。
立場や所属に縛られるこの社会というものは。
上が一言ダメだと言えば下もそれに倣わなくてはならない。
形だけでも。付かず離れずを保つのも、対立するのも。
(/9) unforg00 2023/09/15(Fri) 1:09:30

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>3 カフェ 1日目

「『仕事は』は余計だろ」

酒飲みは付け足された言葉を耳聡く聞き付けた。
実際横暴と酒癖さえ無ければ良い部下或いは上司なのだろうが。

「簡単に言うなよなあ。
 あんたの腰は相当重そうだし、
 こっちは筋肉付けるのも落とすのも仕事次第なんだからよ」

少なくとも今は筋トレできねえよ、とけらけら笑いながら。
出入り口へ足を向け、カウンターを背に手を振った。

#Mazzetto
(27) unforg00 2023/09/15(Fri) 1:14:22

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

きっとあなたの周りは大変だろうから 
こちらは何も問題はないから 

そんな思考から打った短い文章 
必要もないのに二度、三度と見直して 
送信ボタンに指をやって 
それからたっぷりの間を持って 
(-84) 66111 2023/09/15(Fri) 1:22:38

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

>>a5>>a6
 
『暫く店に来なくていい。』

これは、あなたの端末に送られなかった文章。
(-85) 66111 2023/09/15(Fri) 1:24:07

【秘】 コピーキャット ペネロペ → マスター エリカ


きっと、その文章が送られても、送られなくとも。
この店員はいつも通り、店に働きに来たことだろう。

急にぱったりと来なくなったら、却って不自然だから。
そんな打算を、女の子はお金が掛かるんですよ、だから働かないと。

そのような言葉でくるんでしまって言いながら。
(-87) unforg00 2023/09/15(Fri) 1:35:30

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

その日、法のことは一言二言話題にのぼっただろう 
あれだけ騒がれたものだから。

外に出たくなくならないか?なんて言葉から、
そんなことを聞く話運びになったのかもしれない。


「休みたくなったら言ってくれ」

あとは一言二言、それ以上か、あなたが何かを返して。

それでこの話は終えられた。

 
(-91) 66111 2023/09/15(Fri) 2:03:56

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「ほーんと好きっすね……オレも好きっすけど」

表の顔だけを知る人がこの光景を見ればどんな顔するだろうな、
と胸中独り言ちつつ。

「もっと面白そうな人は居るでしょ、多分。
 オレにはそういう話は一生無いね」

そうやって言い切るまでした。つまらない男で上等。
ロメオの理想は現状維持。そういうのは御免なのだ。

「ええ?そうなんだ……何も知らない人からはモテそうすけどね。
 三十路でも相手作る人は居ますけど、まあ……職業柄っつーかなぁ」

「オレも今更他ンとこ行く気ないですし。
 どーせ行くとこもねえし」
「ハハ。これからもよろしくおねがいしまーす、センパイ」

貴方のグラスが空になったなら、
酒を注ごうとウイスキーのボトルを持った。
(-112) susuya 2023/09/15(Fri) 7:38:42

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「なさそうな奴ほど面白いってもんだろぉ。
 お前だって後々俺が実はやっぱあいつが…って言い出したら
 めちゃくちゃ面白いと思うだろ、多分」

こちらも現状維持が理想、故に無い話を並べつつ。
あなたがボトルを持てば、
気が利くじゃねえのと言ってグラスを差し出した。

「行くとこも無いねえ。お前くらい器用なら、
 何処行っても食い扶持はありそうなもんだが」

「理由は知らねえが拾われた口か?」

独身貴族万歳、と戯けて乾杯の所作をしながら。

そういえば所属した理由までは聞いていなかったな、と。
所詮は酒を片手にだらだらとしているだけの話だ。
適当にはぐらかしても何ら問題は無い。
(-188) unforg00 2023/09/15(Fri) 20:05:40

【神】 コピーキャット ペネロペ

「いいか、表に出るならこそこそするな。
 却って堂々としとけ!その方がよっぽど怪しまれん!」

「言われてない事はするなよ!
 何かする時は必ず上に連絡して確認を取れ!
 俺でも俺以外でも構わん!
 幹部クラスに用があるなら親父に聞け!」

どよめきと混乱はやや治まりつつあり、
とはいえ慌ただしさは残ったまま。
幹部達の会議も終わった頃、構成員は最終確認を行っていた。

「以上だ!
 俺は少し出てくる、良い子にしてろよ!」

#アジト
(G30) unforg00 2023/09/15(Fri) 21:48:00

【教】 コピーキャット ペネロペ


「俺の爺さんはノッテとの抗争で死んだ」

テーブルに片肘をついて、ぽつり。

「アルバがあった頃にな。
 だからってノッテに恨みがあるわけでもない。
 それはそれで、これはこれ。昔は昔で、今は今だ」

ただ、そういう時代であったというだけ。
仮に恨みを向けるのであれば、
そういった流れを生んだものを恨むのが筋というものだろう。
それは今も同じ事。

「争いが好きな奴なんてそう居ないだろ。
 そっちは知らんがこっちは百害あって一利なしだ。
 身内と自分らの縄張り守る為なら仕方ねえけどな」

「そんでお互い無駄に消耗するよりは、
 どんな奴だろうとさっさと手を組んだ方がマシだ。
 お上がどうだかは知ったこっちゃねえけどな」

この構成員が特別争いを厭うという印象は間違いではない。
警察に対して好感があるというよりは、
現状維持を望んでいるがゆえの穏健派。
(/11) unforg00 2023/09/15(Fri) 22:51:54

【教】 コピーキャット ペネロペ


「さあな。割り切るのが上手いかは知らん。
 爺さんがどうだったかもな。
 俺はどっちが身内の為になるか損得勘定してるだけだ」

結局のところ、天秤の片方には絶対的に重いものが乗っている。
だから情が沸いたところでそれが揺らぐ事は無い。
それは身内を罵倒するようなものでもない限り、
他者の物言いに対しても同じ事。

「言い掛けてやっぱやめた、は悪手だな。
 余計気になるのが人のさがってもんだ」

中途半端に引っ込められた話題にはそう返して。
とはいえ問い詰めるような声色ではない。
あなたが言わない事を選んでも追及されるような事はないだろう。
(/13) unforg00 2023/09/16(Sat) 0:09:38

【教】 コピーキャット ペネロペ


「ふうん」

悩んだ末、告げられなかった答えにはそれだけを返して。
やはり追及するような事はなかった。

「そりゃそうだろ。ガキの頃から面識がある奴も居れば、
 世話になってた人もわんさと居る。
 他の奴がどうかは知らねえが、俺は俺の居場所を守るだけだ」

「たとえ恩があったって、
 相手に話し合いのテーブルに着く気すら無いとしたら
 俺は相応の態度でもって応じるだけだ」
(/15) unforg00 2023/09/16(Sat) 0:55:06

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード


「ダヴィード」

この男がアジトを出る前、
とあるアソシエーテからファミリー全体へ連絡が届いた後。
そのころにもあなたはまだ、
どこかアジトの中で所在なさげにしていただろうか。

そうであれば、「買い物に行くぞ」と荷物持ちにされるだろう。
そうでなければ、或いは断ったなら。
この男は一人で買い物へと向かうだけだ。


断らなかったなら、「奢ってやる」と手間賃も付いて。
この男が買うのは酒と甘いものだけ。
あなたの買いたいもの、食事会に持ち込みたいものがあれば、
それはあなたが選んでいい。
(-247) unforg00 2023/09/16(Sat) 2:21:30

【秘】 門を潜り ダヴィード → コピーキャット ペネロペ


「オルフェオ……」


はたして男はしょんぼりと萎れたままにそこにいた。
先ほどの連絡のおかげか多少気分は上向いているようだが、これから捨てられる犬のような風情は変わらず。

「行きます。
 カロリーを山ほど積み上げたい気分なので」

昨日の今日で何人が参加するのかは分からない。
それでもフライドポテトにコトレッタ、ピッツァがあって喜ばない人間は少ないだろう、とどんと数人分を積んだ。
いつもなら遠慮するであろう量をねだるのは、貴方に甘えているのだろう。
(-258) NineN 2023/09/16(Sat) 10:09:00

【神】 コピーキャット ペネロペ

『了解』
『ダヴィードと適当に見繕って行く』

『買い出し行くなら気を付けろよ』

気を付けるも何も無いかもしれないが。
月並みな言葉を返信に付け足した。
(G36) unforg00 2023/09/16(Sat) 17:13:52

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「正直それはちょっと面白いす。
本当にそうなったら眺めますね」

無い話に無い想像をしながら、
ウイスキーをショットグラスに注ぐ。
ついでにオイルサーディンももう一缶出しておいた。
食べるかどうかはさておいて。

「あー。そんな感じすね」
「食いぶち減らしで売られかけて……」

くつくつ笑いながらこちらも乾杯を。
それから質問には全然深刻そうじゃない語り口でそう返して、
父親が血迷っちゃったんすねー、とさっぱり付け足した。

「一回教会に拾ってもらったんすけど、オレ教会嫌いで…… 
 あそこなんか気持ち悪くないですか?」
「そっからも逃げて最終的にここです。
 神は居ないけどマフィアは居ましたねー……

「センパイはなんでここに?
 や、嫌なら言わなくていいすけど」
(-278) susuya 2023/09/16(Sat) 17:37:23

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード


遠慮しない、という形での甘えは悪くない。

車回して正解だな、と内心独り言ちながら。
積まれたオードブルその他の横に酒類を詰め込んでいく。
流石に夜の仕事を考慮してか、度数は低めのもの。

その様子は傍目にはホームパーティーの買い出しを任された、
友人であったりきょうだいであったりに見えるはず。

「まあこんなもんだろ。
 ついでにパスティチェリア寄ってくぞ。」

会計を終えれば車まで戻り、買ったものを後部座席に積んで。
向かう先はこの男のもう一つの勤め先。
(-280) unforg00 2023/09/16(Sat) 17:59:54

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 門を潜り ダヴィード


「Ciao!ジーナさん!
 はい、お休みなのでお友達とパーティーを!」

「モンテ・ビアンコとカッサータ、カンノーリと…
 マカロンも買っちゃおうかな。
 デイヴィは何が食べたいですか?」

ショーケースにはきらびやかなお菓子やケーキがずらり。
タルトからシュークリームまで、これもまた奢りの範疇。
うわべを被って、何が良いかとあなたに尋ねた。
(-281) unforg00 2023/09/16(Sat) 18:00:26

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「だろぉ?見せてやんないけどな」

グラスを傾けつつ、オイルサーディンをもう一切れ。
そこでちょうど一缶空いて、
新たに出された分のプルタブを起こした。

「ふうん。ま、裏の仕事やってるような奴には
 よくある話だな。残念ながら」

あっけらかんとした声色には同じだけのものを返して。
本人が気にしていない事を大袈裟に扱う必要は無い。
それが既に過ぎた事であるのならなおのこと。

「教会が気持ち悪いねえ。
 単に居づらいとかか?それとも無神論ゆえかね」

「俺は爺さんの代からずっとこっちの人間だからな。
 そういう家系なのよ」

またグラスを傾ける。

「正確には、爺さんはアルバの人間だったらしいが」
(-283) unforg00 2023/09/16(Sat) 18:25:20

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

ケチー、とわざとらしく拗ねたような声を出した。
子供っぽい戯れだ。

「そーそー。こんくらい悲劇のひの字にも入らねえす。
 別に自分の事可哀想だとも思って無いし……」

頬をカリカリと掻いて、グラスを傾ける。

「う〜ん……無神論なんすかね。
 居るか居ないかわかんないのも怖いし……。
 その為に作られた建物でその為に祈ったりしてるのが」
「なんかヤで……よくわかんなくて」

わからないから、嫌。
簡単に言えばそういう事で、
ロメオは困ったように眉根を下げていたけれど。

「アルバ……って言ったら、ウン十年前の?
 このファミリーと一緒になったってとこすよね」

アルバ、と聞けば興味深げにそちらを見た。
昔の話はあんまり聞いた事が無かったので。
(-294) susuya 2023/09/16(Sat) 19:23:12