人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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アリーチェがこっそりお散歩したようだ。

【神】 pasticciona アリーチェ

「……っ」

逮捕された人々の名前を聞けば顔面蒼白になり、
何かを堪えるように両の手で口元を覆う。

他の人にとってはどうだったかわからない、
もし会話があっても耳に入る余裕もないけれど、
自分にとっては、全員がそんな目にはあってほしくない、そんな相手ばかりで、特に──


「────。」

声に、彼の名前を声に、しそうになったのを、
歯を食いしばって懸命に堪えてから、

「巡回、に」

いって、きます。
か細い声で呟いて、ふらりとどこかへと向かう。

#警察署
(G11) poru 2023/09/17(Sun) 22:54:41

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

書類仕事に行く前になるだろうか。
ふらりと何処かへ向かうその背が気になって。
追いかけては、声を掛ける。

「アリー。行く前にちょっとだけ時間、貰えるか?」

呼ぶのは、仕事ではあまり呼ばない貴方の愛称。
あまりにもあまりな事だったから。
妹分が心配になった。
(-26) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 22:58:07

【秘】 pasticciona アリーチェ → 黒眼鏡

「ふふ、どうして謝るんですか。
 私もシスターではないただの一介の警察官。
 咎める資格も何も持っていませんよ」

少しおかしな事を聞いたように微笑む。
悪党で、不心得者で、でも、それだけじゃない人としての魅力があるのも事実で。
そんな人が信仰心の有無について気にする素振りを見せるのはどこか新鮮な光景だった。

「……そんな顔をされるなら言葉に出さなくてもいいのに。
 本当に、不思議な人ですね」

貴方の表情を見て、悪党とはいっても真に何の悔いも抱えていない人ではなさそうだ。
そんな人にこそ救われて欲しい気持ちがあるのを心にそっと秘めて。

「わわっ!!そ、そんな近付かなくても迎えますよ……!
 悪党仲間だとしても最初から距離がち、近すぎます…!」

勿論赤面の女はそのまま食らって、肩を組んだまま墓地の方へと引きずられて行くことになる、前に。

「……悔い改めれば救われるよ、と知っているのに、
 改めず、救われないと知って尚、罪を重ねていく己は」

「まだ愛を知らないで生きている今の悪党よりも、
 ……ね、余程の悪党だと思いませんか。
 思われてるよりも、全然善良ではない女です」

罪の詳細は語らないのは、聞かせたくなかったからで。
それでもこうして語ったのは、聞いて貰う事で助けになるから。
(-45) poru 2023/09/17(Sun) 23:34:44

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

「怒るのは慣れてないのもあるけれど……
 あのね、まだ終わってない話だと思うから」

汚れたハンカチについては、「そんなの全然、いい」と首を振って、半ば貴方に押し付けるように手渡してから抱き着く形になったのだろう。

「……泥を塗るだなんて、そんな事はないよ。
 ……寂しくなるね。お店、なくなっちゃうんだ。
 でも、生きてさえいれば、またお店は作れるものね」

そんな事は思ってはいないけど、彼の決意を否定したくもなかったから、続く言葉に抱き着いた姿勢のまま俯いていたが、

「わかったわ。大丈夫、少し辛くはあるけど、
 それで家族の縁が切れる訳でもないんだもの。
 耐えて見せるわ。皆の、ヴィットーレの、私自身の為にも」

涙を流さないで、との願いに、顔を上げて貴方の瞳を見つめながら宣誓に近いように呟いて約束を交わす。

自分の涙は、自分一人の責任ではない。
酷いお願いだ。だけど強く抱きしめてくれる貴方の体温が温かくて、それに込められた温かい感情も知ったから、迷わない。

「……生きてさえいればきっとどんな事でもやり直せる。
 だから、もし"そう"なっても、
 ……ぜったい、絶対に死なないで。帰って来てね」
(-57) poru 2023/09/17(Sun) 23:53:20

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ


「……ニコ、どうしたの」

未だ青白い顔のまま振り返ったアリーチェは、
一度足を止め貴方の方へと振り返る。

明らかに覇気も元気もない、
その上、いつもなら幼馴染相手には話好きな女は、
普段なら話題を適当に振ってくるのにそれもない。

ただ、貴方の瞳をじっと見つめているだけ。
(-58) poru 2023/09/17(Sun) 23:56:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「…酷い顔色だな。
ああ、ちょっとな。休憩室で話そうぜ。」

思った以上に深刻そうな様子に
苦笑いをしてみせて。

手招いて、示す先は個室になった休憩室。
話を聞かれづらいそこで話をしようと持ちかけるだろう。
(-62) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:01:41

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

 
「それはなにより。適度に食べたいものを
 食べたいように生きるのは人生を彩るコツよね」

言いながら自分の分も切り分けて取る。
勿論味見はしているものの、テオにだけ食べさせるよりは
一緒に食べる方がきっと気兼ねしないだろう、という
気が利いてるのか利いていないのかいまいち謎の配慮だ。

「……やっぱり、終わるのを耐えるしかない?
 対抗できるとしても今のうちの上層部ではどうにもならなくて、……あるとしたら、マフィアに頼るしかないのかしら。

 ……16年前みたいね。待って耐えて、頼るしかないの。
 思えば随分遠くに来たのに、何も変われた気がしないな…」

いいながら、ようやく切り分けたトルタを口に含む。

うん、と貴方と全く同じ反応をしてしまって、
それが面白かったのか一人でくすりと笑ってしまった。
傍から見ると、ちょっと不気味かも。でもいつもの事かも。
(-64) poru 2023/09/18(Mon) 0:06:20

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……いま、そんなに酷いかしら。
 うん、でもそれならそうするわ。
 ……ニコに迷惑、かけたくはないもの」

と素直に貴方の言葉にも、提案にも頷いて、
誰もいない休憩室の椅子を一つ引いて、大人しくそこに座る。
放っておけば周囲をぼんやり見つめるくらいの事しかせず、
まだ、自分からは言葉が出てくることはない。
(-65) poru 2023/09/18(Mon) 0:08:50

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「おう。真っ青だぜ。
そんな状態じゃ仕事にならねえだろってくらいな。」

自販機で購入するのは暖かいココアを一つ。
それを貴方の方へ寄越すだろうか。

「それ、結構美味いんだ。
飲んでみると良いぜ。」

多くの声を掛ける前に
少しでも落ち着くことが大事だと判断したのだ。
(-67) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:16:50

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……恥ずかしいわね。そこまで気づいてなかったの。
 あ、ありがとう、ニコ。……ココア飲むの、久しぶりだわ」

そうして缶を開けて、口づける。
甘くて暖かい。それが少し、体の緊張を解きほぐしてくれて。
何度も口をつけるうちに少しは落ち着いてきたのか、
署を出ようとしていた頃の顔色の悪さは、大分落ち着いてきた。

「……ごめん、ニコ。迷惑かけて。
 あったかい飲み物は、落ち着くわね。」
(-75) poru 2023/09/18(Mon) 0:27:40

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「気にすんな。
こんなことが立て続けに起こってんだ。
ショックを受けるのだって仕方ねえよ。」

落ち着いてきた様子を見計らって
肩をポンポン、と叩いた。

「やっぱりお前はこういうやり方、好きじゃねえよな。
思い詰めすぎたりはしてねえか?」

迷惑だなんて欠片も思っていないけれど
ただただ、妹の事が心配で。
(-78) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:31:41

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「……そう、かな。皆、ショックを受けてた?
 私一人、変じゃなかった?」

心配そうに尋ねるのは、"自分だけおかしくなかったか"と言う少し変わった問い。
法案の事を気にしているのだろうか。その癖ふらりと不安げな状態で飛び出して行ったりはしたが。

「苦手よ。多分、いつまで経っても慣れないわ。
 だけど、慣れるしかないの。テオも言ってた。
 今は大人しくしてる事しかできないって」
(-84) poru 2023/09/18(Mon) 0:40:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「ああ。そりゃそうさ。
テオもダニエラもみんな、ショックを受けてるよ。」

ポンポン、と肩を叩くのは継続しながら
穏やかな声音で続ける。

「そうだな。大人しくしていなきゃ、こっちまでお縄だ。
署長代理殿の命令だからな。一巡査の言葉で覆る筈もない。」

「下手すると、テオや俺も
難癖付けられてしょっ引かれる可能性もある。」

そうなった時のショックは
此処までの比じゃないだろう。
けれど、可能性として示唆するのは、兄としての気遣いだ。

「慣れろっていうのは酷だが…
それでもやれることを見つけるしかないのが現実だ。
アリーは、何かやろうとか、考えたりはしたか?」
(-88) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:47:25

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「テオも?ふふ、ちょっと想像つかないな……」

少しだけ調子が戻ってきたのか、小さな笑みが宿り。

「……考えたくもないわ。本当は。
 でも、逃げていても目を逸らしていても……
 テオやニコが捕まる可能性は減ってくれない、のよね」」

貴方の優しさに、気遣いに気付いている。
それでも大丈夫だといつものような空元気を見せられないのが、自分でも少し苦しくて目を伏せた。

「……情報を、」
「もっと情報を得て、この体制を潰してくれる誰かに
 何とか渡せれば、なんとかならないかな、って……」

小声になったのはそれは暗に「誰か」と言う相手がマフィア以外該当しないからだろう。その危険性をわかっているからこそ、こんな小さな囁き声になる。
誰かに聞かれでもすればとんでもないことだ。
(-96) poru 2023/09/18(Mon) 0:55:39

【教】 pasticciona アリーチェ


「…………」

溢れんばかりに流れてきた情報に大した反応を見せない女は、
旗から見ただけでもわかる落ち込みようだった。
警察と違い理由の推測は貴方にとっては簡単かもしれないが。
(/1) poru 2023/09/18(Mon) 1:28:00

【教】 pasticciona アリーチェ


「ごめんね、ペネロペにも無理をお願いしちゃったのに。
 それ程、誰かがヴィットーレを強く狙っていたのか、な……
 ……あんなに、優しかったのに。だからなのかな。

 私にとっては、大切な"家族"だったの。
 ……夢の中なら、言っても許されるよね」

尋ねてもいないのに、唐突に紡がれた呟き。
勿論血の繋がりはなく、孤児院と教会は全く同じではない。
けれど、確かに自分達は家族であると信じていた。

表向きはそれを伏せねばならないのだろう。
それがここの夢に来て、思わず零れ落ちてしまった。
(/3) poru 2023/09/18(Mon) 1:51:42

【教】 pasticciona アリーチェ


「……うん。ごめ……ううん。ありがとう、ペネロペ」

「ふふ、落ち込んじゃ本当は駄目なんだけれど、ね。
 私まで逮捕されれば、私達が守りたかったものに
 危害が及ぶかもしれない。関係性を探られちゃだめなの。
 ……本当に、結構これ、辛いなぁ……」

そうして、流れてくる場面の数々を見て、んん…と戸惑う。

「ここ、名前出ているわね。ロメオ……それにこれはニーノ?
 随分日常的な会話をしているのは、ここかしら」

「あと、この特徴的な喋り方……ダニエラ?
 なんだか、随分取引みたいなこと……どういうことかしら」
(/5) poru 2023/09/18(Mon) 2:16:39

【秘】 オネエ ヴィットーレ → pasticciona アリーチェ

「……偉いわね、アリーチェ。
何もかもが終わったら……なにか、穴埋めさせてちょうだい。」

頭を柔く撫でる大きな手は、昔から変わらない。
貴方に辛い思いをさせることはわかってる。
優しい貴方にヒドイおねがいをした自覚もある。
だから、未来の話をひとつして。
……未来を迎える意思があることを、暗に伝えて。

「もちろんよ、死んだりしないわ。
まだまだ、成長を見守りたい子達が沢山いるもの。
例えばそう………あなたとか!」

最後の言葉はくすくす、悪戯っぽく。
いつもの調子であなたを安心させるように。
そんな会話がなされたら、そろそろ暗くなってくるから、
早めに帰りなさいな、と促したのだろう。
このお店も、今日で見納めだ。
(-121) arenda 2023/09/18(Mon) 6:39:22

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ

「俺はそうでもないが、お嬢さんは結構神様のことが好きなのかと思ってね」
「好きな相手を蔑ろにされるのは嫌なもんだろ」

神と人とを同列に語るのが、既に宗教的マナーがなっていないのだが。
それでも大真面目な様子でそう語り、

「俺のやったことを悔やむ俺と、
 同じことを誇る俺の両方がいてね。
 そのバランスをとるのが人生の命題なんだ」

自己矛盾、あるいは中庸、葛藤。
どこまで本気かどうかわからないようなことを、つらつらと述べた。
──そうしてぼやきながら、組んだ肩もぎゅうと抱き寄せた体もそのままに、
はははと愉快そうに笑う。

「最初からじゃなければいいのかい、あれか?
 二回目のデートとか?」

軽口を語るときばかり、その態度は軽々しく。
それなのに、おんなじくらい軽々しい調子で、

「あんたは確かに悪党だ。
 だがなあ、罪を悔いるのと、それを改めることができるのは別の話だからな。
 あんたにとってその罪は、優先すべき理由があるんだろ。
 ンならしたほうが合理的…っていうのが、俺らみたいな悪党の考えだが」

くつくつ、と、湧き出すように笑って。

(1/2)
(-126) gt 2023/09/18(Mon) 8:00:05

【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ


「少なくとも、あんたは善い女さ。まぁ予想より、ちょっと面白い嬢ちゃんではあったがね」
「――神の愛ではないにしろ、それが、あんたの愛ならいいと思うが」

言葉はやがて、語り掛けるのではなく呟くように。
静かに風の吹き抜ける墓地に、零れ散らばり、消えていった。
──あなた以外に、その言葉を聞くものは誰もいない。


なおそういう話をしながらも、ぐいぐいと墓地の方に引きずるのは止めていない。力が強い。

(2/2)
(-127) gt 2023/09/18(Mon) 8:03:28

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「何なら次は俺とテオの名前が挙がったって
何もおかしくねえからな。」

そうして貴方の決意とも取れる言葉を
静かに最後まで聞きとってから、頷いた。

「なるほど。悪くないと思うぜ。
上手くいくかは分からん、が…もし誰かを当たるなら。
ルチアーノって男を頼ってみろ。」

リスクは貴方は承知の上だろうから。
こそり、とその耳に囁きを落とす。

「俺とテオと、双方と交流のある奴でね。
多分どうにかしたいって口に出せば多少話は聞いてくれる、筈だ。」
(-149) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 10:33:39

【秘】 徒花 テオドロ → pasticciona アリーチェ

「はは。その言葉、
 絶対に大っぴらには言わないでくださいね」

マフィアに頼るだとか、この状況下でよく口走ろうと思えるな。
本当にいっそ大物なんじゃないのか。

「あの時と違うことがあるとするなら……
 ひとつは、狙われてるのは俺たちだけじゃないこと。
 もうひとつは──うん、死ぬわけではないということだ」

その前提があるなら、厄介ではあるが多少なりとも閉塞感は薄れる。
生きた心地がしない、とまではいかないものだ。

「人間、そうそう簡単に変わるわけがない。
 ここで俺がどうにかできる……と言えたらよかったんだが」
「まあ無理だな」

見かけの上では変わったことは多いはずなのに。
根底ではなんら変われていない。
一人で笑っている相手には訝し気な目を向けつつ。

「……窮屈だな、警察は……」
(-194) backador 2023/09/18(Mon) 16:44:29

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

 
「……ふふ、ニコはお見通しなのね。
 うまくいくかわからないけど、何もしないよりはマシだと思うから」

「ルチアーノ、さん?
 初めて聞く名前だわ。でもわかった、行き詰って誰かを
 頼りたい時はその人を探してみる」

頷いたあとは少し生気が戻っている。ココアが効いたのか、会話が効いたのか、きっと両方だろう。
これならまた外を一人で歩くと言っても、多少の心配……要するにいつもの心配の範疇だろう。

「……二人がどうにかなったら、私もどうにかなっちゃうかもしれないわね。でも、いくらでも可能性はあって、その日の事……心しておかないといけないのは、わかった」

「ありがとうニコ。引き留めてくれて。
 わたし、楽になったから……ちょっとだけ、大丈夫よ」
(-239) poru 2023/09/18(Mon) 22:13:01

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

「お見通しって言う程でもねえよ。
おいおい、どうにかなられちゃあ困るんだがな。」

けらけらと笑う様は、変わりのない常の様子を見せる。
元気になったような妹分に一安心だ。

「猫に餌をやってたりだとか酒場で見たりするかもな。
俺とテオの名前を出せば分かると思うぜ。」

そうして、貴方をちょいちょい、と指で呼ぶ。
耳を貸せ、というジェスチャーだ。
(-250) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 22:50:28

【秘】 pasticciona アリーチェ → 徒花 テオドロ

「い、言わないわよ。家でこうして二人だから言ったの。
 外だとわたしはともかくテオを巻き込んじゃうし……」

なら監視カメラが部屋にでも仕掛けられていたらどうするのだろうか。そこまで考えが及んでいないのか、考えていても自分だけしかそう言う目に遭わないと思っているのか。

「……寒さと空腹の心配をしなくていいのは、良い所ね。
 うん、そうね。死ななければ終わりじゃない。
 何があっても、生きてさえいればまたこうして二人で……」

話せるよね。
俯きながら小さく呟いた声色は、言葉とは裏腹な不安が付きまとって離れないのを暗に示している。

「でも、変わる変わらないに関わらず、さ。
 テオが傍にいてくれてるから。
 わたし、今もこうして頑張れてる所、沢山あるよ。
 ……いや、比べたらわたしは本当に何もできてないんだけど……成果も階級もてんで違うもんね」

身長を測りでもするかのように、あなたのおでこを見ながら右手を翳す。警部補と巡査、気づけば二つも抜かされてしまった。

「……ふふ、マフィアにほら見ろ。って、言われちゃうよ。
 窮屈なんて言っちゃうとね。
 それとも、警察になった事後悔してる?」
(-254) poru 2023/09/18(Mon) 23:03:59

【秘】 pasticciona アリーチェ → 月桂樹の下で ニコロ

「アウトローの中のアウトローみたいな事してる人なのね」

猫と酒場……
例えがイメージするマフィア像にかなり近かったのがおかしくて、今度こそはっきりとした笑みが零れ落ちた。

「なになに?」

素直に貴方の方に耳を寄せる。こうしていると少しだけ昔に戻ったみたいで、なんだかくすぐったい。
(-255) poru 2023/09/18(Mon) 23:05:57

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → pasticciona アリーチェ

寄ってきてくれた貴方の耳に口を寄せて
他の人に聞かれないようにこそりと告げる。

「A.C.A以外にも、摘発を行っているチームが居る。
動くなら気を付けて動け。
ニーノをやったのもそいつらだからな。」

いつになく、真剣な声音だっただろう。
(-280) ぴんじぃ 2023/09/19(Tue) 1:28:20

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

 
「……それじゃあ約束。
 ふふ、何にして貰おうかな。一日独占権とか」

いつものアリーチェなら「そんなの大丈夫」と焦りながらその提案をやんわり拒否するのだけど、これが"未来"の話だから。
ヴィットーレは嘘をつかないと信じているから。
だからそれを受け入れて、冗談めかしつつも本音の望みをしれっと口に出したりする。

「わ、わたし!?もう、わたしもう26だよ?
 見守るなんてあとは結婚式くらいしか……
 ……でも、いつもぽんこつすぎるから、見守ってくれる人がいるのは良い事、かもしれないわ」

悪戯めいて話す言葉に、それもいいかもしれない。とばかりのお返事を返した後に。
帰りを促されると、今度こそ素直に頷いたことだろう。

「またね、ヴィットーレ」

そうして、この後に最悪な予想が的中するなんて知らないまだこの時は、しっかりとした足取りで店を後にしたのだった。
(-281) poru 2023/09/19(Tue) 1:30:51

【秘】 pasticciona アリーチェ → オネエ ヴィットーレ

/*
こんにちは、ラッシュ時改札失敗猫です。沢山の秘話ありがとうございました!オネェ……幸せになって欲しい……

少し質問があって参りました!
お手数をおかけしますがお答えいただけると助かります!

・連続秘話になってしまうのですが、牢にいるヴィットーレさんに会いに行っても大丈夫でしょうか。

・実はこちらの役職「諜報員」で、売られた3人の子供達の情報について、アリーチェが調べた事にして何か情報を教えていただくことは可能でしょうか?
(何も対価がないのに得られるのは…と言う場合、
マスターの質問権を使ってお尋ねしたいと思っています)

 ヴィットーレさんのマフィア所属の動機でもある大切な設定だと思うので、勿論すべてではなく一部でも、全く掴めなくても、とどれであっても構いません。

よろしくお願いします!
(-290) poru 2023/09/19(Tue) 3:28:13