人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 マスター エリカ → Chiavica テオドロ

/*
御機嫌よう運営です!
少々確認したいことがあってご連絡させていただきました。

テオドロ様の発言入力欄の下に位置する役職説明欄に、薬の使用記録がないかをご確認ください。ご報告なかったのでパスかな?と思っていたけど、ランダムになっていたりした可能性があるので。

また、本日テオドロ様が処刑対象者になりましたので、処理順的に蘇生薬も毒薬も使用できずに墓下に行くことになりますのお知らせも。セットしておくこと自体は可能です。運営への24h前までの報告は今回はなくて大丈夫です。お好きにセットしたりしなかったりしてね!

そんなところかな、村も半分なところですね。引き続き海辺のフチラータをおたのしみくださいませ〜〜Ciao!
(-13) 66111 2023/09/17(Sun) 22:08:59

【秘】 Chiavica テオドロ → マスター エリカ

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特に使用歴はありませんでした!(証拠を音水GMの方に送れます)
薬に関しては好きに使わせていただきます!!!!ありがとうございます!!!!!
運営お疲れ様です、お体には気を付けてくださいね。
(-17) backador 2023/09/17(Sun) 22:32:22

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Chiavica テオドロ

「テオドロ……お前いい男だなあ」

だからこんな軽口をたたき合って観光地に来れているのだろう。
ここに来るのを躊躇していた自分がいたなど嘘のように楽しい気分にもさせられている。

「……ん? ああ、俺は浮気はしない。
 だが――長く愛せる気もしていない。
 だから必ず三ヶ月で別れるって言ってやっている。
 急に冷たくなったり構わなくなって悲しませたくもないだろお?」

逆もしかり、言葉の端から見えるのは相手に対しての気遣いか、はたまた臆病な考えかもしれない。
それでも両方を確かに持っていて、堂々と刹那の愛情だけを男は真摯に与え続けている。

「愛って奴も情って奴も正直信じてない。
 いくら長い付き合いでも隠し事が多い奴に気なんて許しきれるか。
 だからお前ぐらい嫌みを言ってくれる方が安心する、嫌な男か?」

友情だけは別かもしれんな、と友達が少ない男は笑っていただろう。
(-18) toumi_ 2023/09/17(Sun) 22:34:53

【秘】 マスター エリカ → Chiavica テオドロ

/*
🍷
(既読スタンプ)(今ここの報告だけで大丈夫です)
(お気遣いありがとう〜!)
(-22) 66111 2023/09/17(Sun) 22:39:02

【神】 Chiavica テオドロ


「……これは……」

(思っていたより……動きが早すぎる)

ハッキリ言って。この場にマフィアと関わりを持っていない人間の方が少ないだろう。知っていた、これは気に食わない者を牢に入れる理由に過ぎない≠フだと。

だから甘く見ていた。ただの威圧行為と思っていたが、ここまで指向性を持った害意だったとは。

「……そう、だな」

自分は仮にも警部補。現場の責任者だ。
針に糸を通すような作業にはなるが、口利きだってできないことはないだろう。ただ──

(──それには、もう遅いか)

なんとなく、肌で理解している。
今の警察署で不都合な人間は誰か。下手な動きを見せれば直ぐに毒牙が喉元にやってくる。無力を、実感している。

#朝礼_警察署
(G12) backador 2023/09/17(Sun) 22:56:25

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「テオ、ちょっといいか。」

朝礼の後頃に
貴方の姿を認めて声を掛ける。

ただならぬ気配を感じ取ったのか
もしくは今日の検挙で何か思う事があったのか
少し真面目そうな様子が窺えるだろう。
(-29) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 23:07:38

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「あんたにくれてやる時間はそう多くないですが。
 まあ……話位は聞いてやりますよ」

返す言葉はいつも通り威勢のいい物であったが、
声色はどことなく平坦で、柔らかいものだった。

流石の男も普段通りではいられない、という様子で。
(-36) backador 2023/09/17(Sun) 23:25:39

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「おーおー、擦れてんなぁ。
まあこうなりゃ流石のお前も普段通りじゃいられねえか。」

知り合いが二人も検挙された上に
長らく尻尾を掴ませなかったカポまで。
尋常でない状況では普段通りで居られないのも頷ける。

「いや何、こうなってくりゃ
次に誰がしょっ引かれるかなんて分かんねえだろ。
ニーノやイレネオが何かやったなんて考えづらいしよ。」

「敢えて聞くぜ。
これからどうするつもりでいるんだ。」

立場的には貴方は上の人間。
自分よりも向けられる目線は厳しく、そして。
責任も重い筈だ。
(-48) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 23:35:48

【妖】 Chiavica テオドロ

『はい』
『戻ったら開けます』『連絡もその時に』

しばし遅れて、簡潔な返信で伝えるべきことだけを伝える。

『寝るところはないんでソファで寝てください』

特記事項も忘れずに。
($1) backador 2023/09/17(Sun) 23:39:30

【秘】 pasticciona アリーチェ → Chiavica テオドロ

 
「それはなにより。適度に食べたいものを
 食べたいように生きるのは人生を彩るコツよね」

言いながら自分の分も切り分けて取る。
勿論味見はしているものの、テオにだけ食べさせるよりは
一緒に食べる方がきっと気兼ねしないだろう、という
気が利いてるのか利いていないのかいまいち謎の配慮だ。

「……やっぱり、終わるのを耐えるしかない?
 対抗できるとしても今のうちの上層部ではどうにもならなくて、……あるとしたら、マフィアに頼るしかないのかしら。

 ……16年前みたいね。待って耐えて、頼るしかないの。
 思えば随分遠くに来たのに、何も変われた気がしないな…」

いいながら、ようやく切り分けたトルタを口に含む。

うん、と貴方と全く同じ反応をしてしまって、
それが面白かったのか一人でくすりと笑ってしまった。
傍から見ると、ちょっと不気味かも。でもいつもの事かも。
(-64) poru 2023/09/18(Mon) 0:06:20

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「あんたならどうしますか」
「なんて」

「聞かれたって困るよな、ニコ」

素のところから出た言葉に、
自分でも思わず困りながら笑って、嘆息する。

「下手に動くのは難しい、でしょうね。
 ……けれど何もしないというのは選べない。

 無駄と分かっていても告発に出るか。あるいは交渉して部下位は見逃してもらえるように頼みたいですね」
(-68) backador 2023/09/18(Mon) 0:16:54

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「無茶だな。
お前程度が1人で噛みついたところで
ニーノやイレネオの二の舞になるだけだぞ。」

珍しくも厳しい言葉を吐く。
事態の深刻さはこの男もよく分かっているからだ。

「俺なら…署長代理殿をどうにかする算段を考えるね。
下手に動かず、機を狙って。」

そして真面目に貴方の問いに答えた。

「反発する奴は多いだろうからな。
こういうのはいずれ、爆発する時が来る。
それまでは、被害を最小限にしながら耐えるしかないだろ。」
(-73) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 0:26:12

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「無茶だとしても、俺は。
 今更後に引き返せないことくらいは分かってる」

自分にはもう時間が残されていないことくらい。
署内で悪目立ちしている側の人間であるから。

なんとかできる手筈は本当にあったのだが、
言う通り、今はもう遅いのだ。

「……だから、その算段はそっちに任せるよ。
 この身柄が囮にでもなれたら……それでいいから。

 間違ってもあんたやアリー。或いはこんな俺を支えようとする物好きどもが捕まるようなことがあっちゃいけないんです。その為なら、身一つなんか惜しくはない」

「俺を役立たずで終わらせてくれるな……ニコ」
(-99) backador 2023/09/18(Mon) 1:00:36

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → Chiavica テオドロ

「…悪いな、テオ。
俺も全部の算段を出来る余裕はないんだ。」

貴方の言葉を聞いて、苦笑いを零す。
無茶をするところは一体誰に似たんだろうか。

「A.C.Aとは別に動いてる奴らが居る。
ニーノは恐らくそいつらにやられた。
それに俺自身も、外を良くうろつくし顔も通ってる。
昨日ニーノとも話をしたばかりだ。」

だから、貴方が守ろうとしている1人は。
恐らくは、そう長くはもたない。

「そう時間を待たずにしょっ引かれるだろうさ。
それとお前、分かってねえな。
俺が庇って貰ってありがとうって言うと思うのかよ。」

「この界隈での役立たずってのはな。
自分しか見えてないような、手前勝手な奴を言うんだよ。」

「もし本当にお前が近々しょっ引かれるんだとしたら。
託せるもんを託してつなげるのが一番じゃねえのか?」
(-150) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 10:43:38

【秘】 徒花 テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

「あんたよりかはね、ルチアーノ」

棘のない、緩い口角の上げ方からして、
こちらとしてもやはりそれなりに悪くは思っていないようで。

「……気持ちは分かる。
 俺もこんなで誰かを男らしく背負っていられる気がしないんで。

 三ヶ月と最初から期限を提示するのは、
 ある意味で誠実なんだと思いますよ。女泣かせには違いないでしょうが」

それだって、自分とはまた別の割り切り方だ。
咎められることは何もない。此れと彼れに線引きをすることに、何の謂れがある。そんな共感が滲むような物言いだった。

「嫌な男なのはお互い様です。
 おそらくはそれくらいが丁度いい。俺たちなら、が付くが。
 ……あんたに対してとは言わないけど、別に俺だって隠し事の一つや二つありはするんですけどね?」

敢えて突き放すような言葉は吐く。
それでも懐には入れている。選ぶ言葉はそれが滲んで。
友達が少ないものだから、だからこそ法よりも遊びの約束を優先したのだと感じた。
(-182) backador 2023/09/18(Mon) 15:15:13

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「俺だって誰かに感謝されたいわけじゃない!」

「……俺はあんたとは違う。
 託せる相手なんか持ち合わせちゃいない。
 誰にも。この抱えた荷物を預ける気はない!」

守るべき相手も。遠い背中も。
この重荷を分けるには少し、まだ、心を開くには足りない。

「ずっと……自分は、価値のある人間になりたくて、
 そのために動いていたんだ……
 それを今更、他人を見ることなんか、それこそ俺は」

「あんたに任せていたかったんだよ、ニコ」
「俺には到底できそうもなかったから……」

誰の思惑が絡んでいようと、自分の身が危険に晒されいようと、
己はただ、兄貴分の背中を追いかけていた。
威勢も薄れて、ただ弱音を。底に在った劣等感を浚う。

「……俺だけが……
 自分も他人も、最終的には……
 どうでもいいんだと、思っていたのかもな」
(-185) backador 2023/09/18(Mon) 15:50:18

【秘】 徒花 テオドロ → 路地の花 フィオレ


「……その懸念は恐らく、合ってるでしょうね。俺にとっては猶更、身の振り方には気を付けなくてはならないんです」

本当に、誰が敵か分かったものではないから。
この女は少なくても敵ではないのだろう。岐路に立たされたとき、必ずこちらの味方になるわけでもないとして。

「あのですね。それこそ現行法に照らしてとっ捕まえますよ。
 やはりあんたは女の中でもよりろくでもない女です。

 精々早々に枯れてしまわないようにしてください。
 世話をし損ねたと知れたら……廃るでしょう、花好きが」

実に忌々し気に軽口を叩いて。
そんな調子で一度帰路に着くのだろう。
上機嫌な相手とは反比例して機嫌が悪くなる。お茶をするときの男はいつだってそうだった。つまりは……いつも通りでいた。今は。
(-188) backador 2023/09/18(Mon) 15:59:46

【秘】 徒花 テオドロ → pasticciona アリーチェ

「はは。その言葉、
 絶対に大っぴらには言わないでくださいね」

マフィアに頼るだとか、この状況下でよく口走ろうと思えるな。
本当にいっそ大物なんじゃないのか。

「あの時と違うことがあるとするなら……
 ひとつは、狙われてるのは俺たちだけじゃないこと。
 もうひとつは──うん、死ぬわけではないということだ」

その前提があるなら、厄介ではあるが多少なりとも閉塞感は薄れる。
生きた心地がしない、とまではいかないものだ。

「人間、そうそう簡単に変わるわけがない。
 ここで俺がどうにかできる……と言えたらよかったんだが」
「まあ無理だな」

見かけの上では変わったことは多いはずなのに。
根底ではなんら変われていない。
一人で笑っている相手には訝し気な目を向けつつ。

「……窮屈だな、警察は……」
(-194) backador 2023/09/18(Mon) 16:44:29

【妖】 徒花 テオドロ

『開けました』

『どうぞお気をつけて』
『今のうちに罠でも仕掛けておきましょうか』

冗句を交えて、もういちど連絡を一つ。
あとはなるようになればいい。
($3) backador 2023/09/18(Mon) 16:47:01

【妖】 徒花 テオドロ

『仕掛けた人間を先に行かせるとは』
『策に溺れる策士はどちらになるでしょうね』

『いますよ。しばらくは』
($6) backador 2023/09/18(Mon) 18:06:25

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

弟分の吐き出す言葉を静かに聞く。
劣等感、焦り、諦め、苦悩、葛藤。
全てが混ぜになった重い重い言葉だ。

「俺に任せたかった、か。
どれだけ長い間抱えてたんだ、全く。」

不器用なところは似た者同士かもしれない。

「俺が面倒なことしてたのもあるだろうな。
んー…じゃあ少し、与太話でもするか。
俺が昇格試験を受けない理由、とか。どうだ?」

貴方の劣等感やら何やらを解くには
諫めるよりは、此方の方が良いだろう。
勿論聞くよな?という色を含んで貴方を見るだろう。
(-216) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 20:44:52

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

「……聞けるなら、是非」
「満足できる理由があるんだろうな」

さんざん喚き散らした後だから、
どこか罰が悪そうに声を潜めて返す。
どことなく拗ねた子供のような仕草であった。

「知りたいと……思ってたから。
 あんたなら、俺よりずっといい警察になれるのに」

燻った感情に整理がついていないからか、
漏れる言葉はどうしても卑屈な物ばかりだ。
(-225) backador 2023/09/18(Mon) 21:12:04

【置】 徒花 テオドロ


気づきたくなかった、ずっと、気づきたくはなかった。
自分が羨むような、より優れた人間がいることを。
自分なんかを疎むような劣った人間がいることを。

凡庸を受け入れられればよかったがそれはプライドが許さない。かといえヒーロー足り得ない自覚は残酷にも刻み付けられている。

ひとつ。誰も懐に入れぬよう、幾つもの棘を背負った。
ふたつ。向いてるからと警察を選び、公務の為の鎧を纏った。
みっつ。本心を悟られないように、嫌味な笑顔の仮面をした。

本当は、結果的に周りに嘘をつき続けている。
俺はこんな人間ではない。ただ背伸びが上手いだけの、
部分的に、周りに比べて秀でた、秀でてしまっただけの男だ。

光を放つかのような、己の志を持つ者が羨ましかった。
その近くにいれば、眩さを保つように図ってやれれば、自分もまた照らされて、同じく輝かしい人間になると信じていた。

背中にはずっと──影が伸びていることからは、目を逸らし続けていた。

誰かを守れなかったときから。
誰かに自分の不出来を見せてしまったときから。
職に迷いを見出してしまった、そのときから。

自分に人々に誇れるような価値が無いことを畏れてしまった。
(L0) backador 2023/09/18(Mon) 21:43:58
公開: 2023/09/18(Mon) 22:00:00

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 徒花 テオドロ

「満足出来るかはどうだろうな。」

笑いながら
罰の悪そうな貴方の方をポンポンと叩こうとする。
単純に出来が悪いとかではなく
断っているその理由は貴方には話したことがない。

「良い警察であるかどうかの前に
俺は弟と妹すら守れなかった兄貴だ。
上に立つ資格なんてないと思ってる。これが一つ。」

指を立てて、ゆっくりと話す。
その声音は落ち着いているだろう。

「もう一つは、下に居た方がフットワークは軽い。
いざって時は、お前たちを危険な目に遭わせずに済む。
危ない芽を自分の足で摘むことも出来る。
上に立ってちゃ出来ねえ事だ。」

「それが俺が試験を断ってた理由だな。」

貴方が納得出来るかは分からないけど
嘘偽りはなく、話すだろう。
(-235) ぴんじぃ 2023/09/18(Mon) 21:45:14

【置】 徒花 テオドロ

その暗い部分は誰にだって見せたくはないのだ。
だから俺はもう二度と失敗してはならない。

もっと価値のある人間にならなくてはならない。

善良でも有能でもなんでもない俺が警察として胸を張って生きていくためには、こんな努力ではまったく足りないのだ。
その努力も見せる気にはならない。自分の足りない部分は、とてもじゃないが人には見せられない。

だからこの心の内を誰も覗かないように祈っている。
こじ開けられないように心の奥底にしまっておく。
この荷物を何かの気の迷いで預けてしまうことすらできないように。

変に救われてしまって、自分と向き合うことをやめてしまったら、いつか──一人で立てなくなってしまうじゃないか。

その時、真の意味で、自分の価値が一つもなくなってしまう気がして心の底から怖かった。
(L1) backador 2023/09/18(Mon) 21:46:15
公開: 2023/09/18(Mon) 22:00:00

【置】 徒花 テオドロ


警部補であるなら大抵の留置担当者よりも階級は上だ。多少無理は利く。
何かろくでもないことがあったらこの手で誰かを助けてやろうと、そうして漸く誰かの役に立てるのだと。

あの日見たマフィアのように誰かを助けられたら、
少しでもこの心の慰みになると、そう思っていたのに。

今の俺にはもう無理は働けない。
もう、理解しているつもりだ。此れだけ棘のある振る舞いをしておいて、誰かから反感を買っていないわけがない。

半端に人の心に敏く、分を弁えることを知ったせいで、
こういうとき無謀な行動に出る方法も忘れてしまった。

そうしてまた自分の首を絞めるのだ。
理由はもう分かっている。見栄えがどれだけよかろうと、
皆の為ですらない、自分の為に動いてきたから。
(L2) backador 2023/09/18(Mon) 21:48:27
公開: 2023/09/18(Mon) 22:10:00
テオドロは、「───じゃあ、今の自分には何ができる?」
(a7) backador 2023/09/18(Mon) 21:48:52

【置】 徒花 テオドロ

希望や夢は最初から持っているわけもない。
この身体にはまだ、ほんの少しだけの自由が残っている。

何かを成し遂げることは難しくても、
みっともなく足掻いてやることは、できるはずだ。

できるはずなんだよ、なあ。
(L3) backador 2023/09/18(Mon) 21:49:36
公開: 2023/09/18(Mon) 22:30:00

【秘】 徒花 テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ


「……そんなこと」

あなたにとっては、そんなことで片付く話ではなかったのかもしれない。理解ができる。自分だって守れなかったからここまで素直じゃない弟分になってしまったのだから。

大人しく撫でられる。
自分には言葉を選ぶ時間が必要だと思った。

「……結局、あんたは俺の考える先を行く。
 癪です。そういうところが本当に嫌い」

「でも……だから、憧れたんです。ニコ、あんたに」

嫌味ではなく、本心から暴言を吐いては、
そこに見た憧憬も、包み隠さず打ち明ける。

「思えば随分と……一人で、
 先走り過ぎていたような気がする」
(-238) backador 2023/09/18(Mon) 21:58:26

【妖】 徒花 テオドロ

『律儀ですね』
『空いてますよ』
『罠は玄関にはありません』

此方は終始、真面目に返してはいるものの、
どこか適当さが滲んている文章であった。

気を遣わなくてもいい、そう示しているようで。
($8) backador 2023/09/18(Mon) 22:17:49

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 徒花 テオドロ

「褒められたことじゃないのになあ、たまに言われるよ。
 そんな真面目なのにどうして性根が悪い奴なのかしらってね」

遊ぶ女達はこの男の妙な誠実さだけは理解してその甘い蜜を吸っている。
短い期間だけでも愛されたい、そんな人間が彼の周りに集まっていたりするのだ。

「はっ、隠し事がない男なんて魅力がねえよ。
 だからなあ……俺が本当に気に入ったやつには覚悟してもらわにゃならんことがある」

他人を心から信用したいと願うのに、酷く矛盾した言葉。
自身の不安を打ち砕く術は既に持っている、持っていて敢えて行使をしていない。
それは一歩踏み込む勇気がないからと、相手からの自分への好意を裏切りたくないからだ。

(1/2)
(-244) toumi_ 2023/09/18(Mon) 22:19:09