人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【神】 無敵の リヴィオ

署内は騒然とし、ざわめきは止まらない。

検挙された者がマフィアだけならばまだ、
このざわめきは幾分か落ち着いていた可能性はある。
しかし警察に所属する一人までもが検挙されたとなれば、
困惑や動揺は深まり、今のように広がっていく。

勿論、異を唱える者がいることを思えば、
より効果的なのは
こちら
かもしれない。

流石の男も朝礼が終わるまでは静かに伝達されるものに耳を傾け、
終わると同時に辺りを眺め、多くの反応を翠眼に映す。

「……ふむ」

勿論、そうしたからといって何かを出来る訳でもない。
眺めてそれで終わり。長居したところで状況が変わることもない。

考えるように一頻り眺めた後、この場を後にするのだった。

#警察署_朝礼
(G7) sinorit 2023/09/14(Thu) 22:14:15

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…リヴィオ。ちょっといいか。」

朝礼が終わった後のどこか
警察内に居ただろう貴方を呼ぶ男が居た。

多くの会話はしないからか
わざわざ呼び止めるのは少し珍しいかもしれない。
(-18) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:24:16

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

さっさと朝礼の場から抜け出した男は、ひとり。
人のざわめきから外れ、窓の外を眺めていた。

そんな男を尋ねてやってきた君。

何事か、理解出来るとは言えないが、
どうして自分に尋ねてきたか位なら多少は分かる。

「……おや、ニコロじゃないか!
 俺に用なんて珍しいね、どうしたんだい?」

それでも、署内ではいつも通りに。
笑顔を作り、どうしたのかと問いかけた。
(-21) sinorit 2023/09/14(Thu) 22:33:29

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「いや何、ちょっと話したい事があってさ。
時間、貰ってもいいかな?」

少し人目を憚りたい、という素振りを見せるのは
貴方ともう1人の女史との事を口に出すつもりだから。
表に聞かれる訳にはいかない。

ただ、重苦しい空気は纏わず
いつもの調子を此方も装うだろう。
(-25) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:38:33

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「あぁ……!この前の件かな?
 勿論、構わないよ」

辺りを一瞬眺め、わざとらしく手を叩く。
普段見なれない組み合わせは周囲に疑念を抱かせかねないから、
まるで前から約束していたことがあった……というように。

「あの話ならここで話すのもなんだ。
 君に着いていくよ」

内緒話、話せそうな場所があるなら移動しよう。
目配せするように片目を閉じて、君の反応を待った。
(-28) sinorit 2023/09/14(Thu) 22:45:41

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おう。こんなタイミングで悪いな。
んじゃあ、こっちに。」

貴方のノリに此方も察して。
合わせるように言いながら、手招くだろう。

そうして貴方と向かった先は人が滅多に来ない離れの休憩所。
閑散とした中、ジジ…と音を立てる自販機がどこか寂し気だ。

「折角だし、好きなの買って良いぞ。」

着くなり自販機にコインを入れて。
飲み物でもどうぞ、と促すだろうか。
(-32) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:54:27

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「おや、いいのかい?それじゃあ遠慮なく」

促されるままに自販機の前に立ち、
1番安いボトルの飲み物……水を選ぶ。

こういう時、選ぶのは決まって安いものばかり。
人に奢ってもらうというのは慣れないからだ。
とはいえそんな事情を知るのは当人のみ。

落ちてきたボトルを取り出し口から引き出して、
キャップを捻りながら口を開いた。

「………それで、本題は?」
(-35) sinorit 2023/09/14(Thu) 23:01:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「勿論。声掛けたのは俺だしな。」

貴方が水を買った後に
自らも買うのはコーヒー缶。
冷たい、ミルクが入った無糖のもの。

「いやさ。
今回チームに入ったの、なんでかって聞きたくて。
あの会合の時のお前、らしくなかったし。」

「なんか大変なことでも抱えてるんじゃないかなってさ。
勿論、俺の理由もちゃんと話すつもりだ。」

冷えた缶を手で転がしながら、切り出す。
(-39) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 23:15:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

キャップを捻るその先、
問われて手を止め、続きはしない。
しかし、表情はいつも通りで、
何も知らなければ、きっと悩みがあるようには見えない。

「………君にとって『俺』らしさは今の俺かな。
 そう見えているなら、俺にとっては幸いだ」

迷うように沈黙していた男は、
ほんの一瞬だけ、自嘲的な笑みを浮かべる。
しかしそれも本当に一瞬で。

「それで、チームに入った理由か。何故、と聞かれたらそうだね。
 どんな理由が俺らしいだろうか、実はマフィア嫌いとか?」

「……なんて、茶化すのは良くないね。
 何、ただ『自分』らしくあるのに疲れただけさ」

休憩所の壁に凭れて、少しの本音を君に零す。
どうせあの俺を知っているんだ、隠したところで意味がない。
それでも表情はいつも通り、あの日のような笑顔はここにはなかった。
(-44) sinorit 2023/09/14(Thu) 23:37:12

【赤】 無敵の リヴィオ

法が施行され発表されたその日。
ひとりになったタイミングで連絡用の端末を取り出し、
届いたメッセージを眺める。

この狂犬には、これといって報告事項はないのだが、
確認すべきことがないとは言えない。
次はどのように行動するか。誰が怪しいか。
それを聞かないことには、次を選べないからだ。

敢えてメッセージには返事をせず、
夜中になる頃、指定された場所へと向かうだろう。
(*1) sinorit 2023/09/14(Thu) 23:41:24

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「俺は“いつもの”リヴィオしか知らねえからな。
だから俺にとってのらしいは、アレにはなる訳だが。」

貴方の演じてきた“リヴィオ”が
自分にとっては見慣れたものだからそれらしい、と。
素直に答える。

「ハハ、マフィア嫌いは女史で間に合ってるからなぁ。
んで、『自分らしく』あるのに疲れた、か。」

「それがどうして、チームに加わる事になる。
マフィアを検挙するのが、本当の望みだとでも?」
(-49) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 23:48:43

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君の素直さはとても好ましい。
そう演じているんだ、そう受け取ってくれる方が本当に幸いで。
だからそうだろうねと、男は頷き笑うだけ。

「いや、マフィアの検挙はどうだっていいんだ。
 命令としてあげられるなら、いくらでもするけどね。
 俺個人にとっては、そうだな…」

「守りたいものも、帰るべき場所もない。
 そんな俺を利用したかった人間と、疲れた俺の利害の一致か。
 あとは……他の子達に任せるのは、酷だろう?」

例えば、今日に動揺を見せていた子だとか。
もしも自分が断ることで対象とされたなら?
それは、それはあまり……好ましくない流れだ。

「……あとはそうだね。
 ──破滅願望、というやつだろうか」
(-58) sinorit 2023/09/15(Fri) 0:05:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「……。」

貴方の言葉を聞きながら
ころり、ころり、と缶を手で弄ぶ。

「確かに…あいつらにお鉢が回るのは俺もごめんだ。
特に、アリーチェやテオドロにはな。
だが…お前がそうも自棄になるのも、放っておけないな。」

「どうして演じるようになった。
どうして、そんなになるまで演じたんだ。
このまま破滅したって、なんも良い事はねえぞ。」

貴方の胸中の想いの、1oだって晴れはしない。
これはそういう法律だから。
(-62) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 0:17:47

【赤】 無敵の リヴィオ

『出来る限り早めに掴みたいところですが』

そう簡単にはいかないだろうと同様に画面を見せ首を振る。
別で動いている1つ以外にもチームは存在するかもしれない以上、
下手に動いてこちら側が悟られるという自体は避けたい。

『何かきっかけが出来るまではまだ
 水面下で探りを入れる以外他ないでしょうね』

勿論それは相手も同じ。
とはいえだ、硬直状態でいるのも困り物でしかない。
(*5) sinorit 2023/09/15(Fri) 0:25:34

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「俺としては君も、居ないことを願っていたけどね。
 君達には……いや、この状況なら今更か」

放っておけないと口にする君に、肩を竦めて笑みを見せる。
その手で掴んでおけるものはそう多くはないだろうに、
君は、君の大切なものだけを見ているだけでいいんだ。

「…良いことがあって欲しいと考えているなら、
 俺は、あの場には居ないんだよ。ニコロ」

「演じる理由も、こうなるまで演じた理由も、
 ただの格好付けさ。
 疲れたとはいえ、俺はあの俺が好きだったからね」

そう言いながら壁に預けていた背を浮かし、
近くの椅子へ腰掛ける。
飲み損ねていた水も、キャップを捻りボトルを口につけて、
喉の乾きを潤すように喉奥へと流し込んだ。

「…………それで、君の話はいつ聞かせてもらえるのかな
 俺の話ばかりじゃつまらないだろう」
(-73) sinorit 2023/09/15(Fri) 0:38:48

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「格好つけ…本来の自分はそんなに嫌いか。
破滅しても良いと思えるくらいには。」

貴方の方へゆるりと向き直るようにして
男は笑った。

「全く納得は出来てねえが
俺の話も少しはしておかないとアンフェアか。」

「俺の理由もそう難しいものじゃないさ。
テオとアリーを守るため。傷つけさせないために選んだ。
俺は、かつてアイツらを守る事が出来なかった。
とても怖い思いをさせて、今にまで残る傷を付けさせた。」

「だからもうこれ以上
苦しむような事からは避けさせたい。
例え俺がどんなに非難を浴びる事になってもな。」
(-82) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 1:13:58

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

嫌いかと問われて返すのは肯定の代わりに笑顔。
向かい合って浮かぶ笑みに含まれるものは、
きっと互いに異なるのだろう。

「はは、君は真面目だね」

納得は出来ていないというのに、
話をしていない現状を冷静にアンフェアだと語る。
最後まで話せと、告げることも出来るだろうに。

「…そうか、やはり2人が理由なんだね。
 俺は君達に何があったか、何一つも知りはしない。
 けど、君達が互いに大切なことだけは」

「それだけは分かる。
 …だから君が、非難を受けることはあまり」

望ましくない。そう思うのは男の勝手だ。
だから最後まで言い切らずに、手の内のボトルに視線を落とした。
何もない男とは違い、君には2人がいるのだから。
(-89) sinorit 2023/09/15(Fri) 1:49:44

【赤】 無敵の リヴィオ

「…はは、それなら明日も仕事だ。
 ブドウジュースを貰おうかな」

いつも通りに振る舞い、笑い返す。
声で話す時はこの方が都合がいい。

『こちらは探り途中でまだ何も。
 出来れば自分は二人の意向に沿いたい』

ちらともうひとりの狂犬を一瞥し、
心当たりはあるかと問うように僅かに首を傾ける。

『アリソン女史の方に心当たりは?』
(*7) sinorit 2023/09/15(Fri) 2:02:58

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「話を持ち掛けたのは俺だ。
だったらそのくらいは然るべきだろ。
その代わり、あんまりだんまりしてるとでこぴんだからな。」

本気か冗談か、分からない事を言いながら。
貴方の言葉に息を一つ吐く。

「マフィアに誘拐されたんだよ。ガキの頃に。
臓器販売だったか、人身売買だったか。
体目当ての奴らにな。
俺の目の前で。


別に隠すことなど何もない。
だからさらりと、そう告げた。

「無事に帰ってこれたから良いものの。
下手したら、今生きてなかったかもしれない。
それを俺は、黙って見ているしかなかった。」

「だからもう御免なんだよ。
何も見なかったことにしてのうのうとしてんのはな。」

もしかしたら貴方と同じくらい
違うベクトルで、この男は自身を嫌っているのかもしれない。
(-93) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 2:05:25

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「ははっ、本当に……真面目だね、君は」

改めて同じ台詞を繰り返し、
でこぴんには両手を上げおどけるような素振り。
お人好しすぎるな、君は。

告げられた過去に頷きだけ返し、
君が語り終えるまで口を閉ざしたまま。

「…それでも、生きている。君達は、三人一緒だ。
 ただ守る……それだけでは満足出来なかったかい?
 手を汚すことは、彼らの不安や悲しみに繋がったりは」

「……なんて、俺に問う権利はないか」

持っていたボトルを隣に置いて、膝の上で両手を組む。
考えたって人の心は分からない。
問わない限り、曖昧なままで形作られることはない。

「…俺にはその気持ちの十分の一も理解出来ないかもしれないが。
 そんな話を聞いたら余計に、君にはおちて欲しくないな」

「あまり、頑張らないでくれ」

小さく浮かべた笑みは、"らしくない"ものだった。
(-99) sinorit 2023/09/15(Fri) 2:32:21

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「ただ守るだけじゃ、ダメなんだ。
テオは基本的に人に施されるのを好まないし
アリーは自分に自信が無い性格だ。」

「俺が反面教師になるくらいが多分丁度いいと思ってる。
敢えて出世を拒んでるのも、それが理由だしな。」

「それにもう、戻れないだろ、お互いに。
Il dado è tratto、だ。」

カエサルの有名な一言をイタリア語で口にする。
“賽は投げられた”のだ。

「だから悪いな、リヴィオ。
その言葉に応えられそうには、ない。」

らしくない貴方に、此方も笑いかけた。
(-119) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 9:18:26

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

いつぞや、貴方と話したいと言っていた男は見回り途中、その姿をふと見かければ声をかけていたことだろう。

『今日の夜はせんぱい、時間ありますか』、と。

もしあると答えてくれたのなら、勤務後に食事へと誘っていたはずだ。以前の宣言通り。
とはいってもどこかの店に入るのではなく、屋台のご飯をのんびり海近くのベンチで食べたいな〜という内容ではあったが。
(-122) mspn 2023/09/15(Fri) 9:33:25

【赤】 無敵の リヴィオ

表示された名を遅れて確認し、
続いてAlberoの反応を伺うように横目に見る。
そのままふたりのやり取りを眺め暫くして、
あがったひとつの名に、ほんの一瞬顔を顰める。

しかしだからといって、表にそれを出す訳ではない。
名があがる以上、相手は自分にとっての敵だ。

『イレネオの次はカンターミネですね。
 自分は特に異論ありません』

特に意見も異論もない一匹はふたりへ頷いて、
その選択に間違いはないだろうと肯定する。

実際、警戒すべき要素は多くあるのだから。
(*13) sinorit 2023/09/15(Fri) 11:45:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

考えているが故の行動だとは馬鹿でも悟ることが出来る。
そこに理由があることが分かっていて問うのは、
勝手な考えを諦めきれないからだった。

「…全く。そこも素直さをもって出世すればいいのに。
 俺も同じだから人の事は言えないけどね」

拒む理由は違えど拒むという点では同じ。
違うようで似ている君に、男は深く息を吐き出した。

「……まぁ、君の言う通りだ。もう戻れない。
 それに、戻るつもりもないんだ」

「あとは上がるか、落ちるかだけ。
 精々、お互いに最後までやり切るとしよう」

終わりがいつか、どこまでかは分からない。
何が起きるかも分からない未来だが、
法による奇妙な縁で繋がれた犬同士仲良くしようじゃないか。

いつも通りを振る舞い直し、今度はらしい笑みで笑いかけた。
(-140) sinorit 2023/09/15(Fri) 11:58:02

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

声をかけられたなら、勿論YESと答えよう。

君からのお誘いを楽しみにして夜を空けていたんだ。
断るはずもない。

連れられるままに屋台のご飯を買い、
適当なベンチでのんびりしようか。
君から何かおすすめがあるなら、それを手にして。

話が切り出されるまでは他愛ない話を語りながら。
(-142) sinorit 2023/09/15(Fri) 12:02:08

【人】 無敵の リヴィオ

耳をすませば法の話が聞こえてくるが、
だからといってここでも何かを成せる訳ではない。

それに今は、
高いところに上って下りられなくなった子猫の救出が先だ。
しかしどうすればいいかは全く思いつかないので、
まずは優しく語りかけながら両腕を開いて抱きとめる姿勢。

「子猫ちゃん、下りておいで」

勿論子猫は震えるのみで下りてこようとはしない。
さてどうしたものかと見上げながら首を捻る。

こういう時、猫のエキスパートはどうするんだろうか。

#路地裏
(30) sinorit 2023/09/15(Fri) 12:16:27
リヴィオは、仕事を放っぽって子猫を眺めている。 #路地裏
(a8) sinorit 2023/09/15(Fri) 12:17:04

【秘】 陽光の元で ニーノ → 無敵の リヴィオ

断られないだろうなとは考えていた、けれど実際にそうであると嬉しさは募るというもの。
選んだのはこの前出来立てを食べられなかったピザと、摘まんでさっと食べられるパネッレ。
ピザは今回はマルゲリータで、でも秋の定番もおいしかったですよなんて勧めつつ。
ドリンクにはブラッドオレンジジュース、パネッレの入った箱を間に置いては貴方の隣。ピザを食べ切るまでは他愛なくても好きな話に耳を傾けていた。

「……ね、リヴィオせんぱい」

そうして一枚を食べ切った頃、ようやくに切り出したそれはまず問いの形をしていて。

「せんぱいってどうして、警官になったんですか?
 引き取られた家のこととか……関係ある?」

窺うように、小首を傾げて尋ねた。
(-150) mspn 2023/09/15(Fri) 13:00:15

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「嫌だよ。書類仕事も増えるしな。
しかしお前も断っていたとは驚いた。」

冗談を言いながら。
貴方の言葉に深く、今度は頷いた。

「ああ。こういう言い方をしたらなんだが、
落ちるときは俺も一緒だ。上がる時も、な。」

「アリソン女史についてだが
あの人はマフィアを憎んでいる。
とことんマフィアを潰すつもりだし手段も選ばねぇだろう。
まあ、今のところは従ってよさそうだよ。」

ただもしもの時は。
自分たちが、彼を。そう含ませた。
(-159) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 14:42:59

【人】 無敵の リヴィオ

>>32 ルチアーノ

首を捻りながら眺めていれば近くから知人の声。
足音は聞こえていたものの、
子猫ちゃんに夢中でその声が聞こえるまで気づかなかった様子。

「…おや、猫のエキスパートのルチじゃないか。
 こんなところで会うなんて偶然だね。
 そんなに俺と子猫ちゃんに会いたかったのかな?」

冗談混じりに笑いながら、君から告げられた言葉に頷いて、
か細く鳴く子猫へと手を伸ばす。

子猫は怯えるように威嚇してくるものの、
どうにかして下りる手段が欲しいのだろう。
男の手に捕まえられて何とか無事、
高所に取り付けられた室外機の上から下りることが出来た。

しかし男が安堵するように笑みを浮かべた瞬間、
もう用はないとばかりに男の手の甲に赤い線を残して、
さっさと奥の方へと逃げていく。

男はと言うと、手の甲の線と子猫を数度眺めた後、
君へと視線を移し肩を竦めて笑った。

「…………ツンデレというやつかな?」

#路地裏
(41) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:28:27

【秘】 無敵の リヴィオ → 陽光の元で ニーノ

君が一枚を食べ切る頃、男は先に食べ切っていて。
ゆっくり食べればいいからねと声をかけながら、
君と同じブラッドオレンジジュースの入ったカップを傾け、
のんびりと他愛ない話を続ける途中に喉を潤す。

やがて切り出された言葉は、
何となく予想はついていたものだった。

以前君に聞かれた時、その簡単な経緯だけを話し、
それ以降は特に、話す機会もなくそのままだったから。
もしかすると、いつかに問われるんじゃないかと。

「どうして、か。…そうだね、家は関係しているよ。
 俺を引き取ってくれた夫婦の……父さんが警察でね。
 色々あって辞めてしまったようだが、
 出来ることなら子にもその道を歩んで欲しかったらしい」

だからその道を歩くように警察を目指した。
幸い、児童養護施設で引き取るくらいだ。
それなりに裕福で勉学は満足にさせて貰えた。
その結果、今こうして望む道に辿り着けたという訳だ。
(-183) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:43:51