人狼物語 三日月国


237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ

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プロローグ

【人】 街路灯 冬の街路樹

都会の街並みはイルミネーションに彩られている
(0) master 2023/12/17(Sun) 23:43:36
到着:北神 翡翠

【人】 北神 翡翠

──都内某所──


[約束の時間より少し早くに待ち合わせ場所に着くと、
人の流れが早い場所を避けてXmasツリーを背にして立つ。

君と最後に会ったのは、まだ夏の終わりか秋になろうと
していた頃だったから、頬を撫でる風の冷たさに、
いつの間にか季節が進んでしまったのだと実感した。

コートのポケットからスマホを取り出して、
「着いたよ」と一言だけメッセージを送ろうとして、止める。
まだ待ち合わせには早い時間だ。
君を急かすつもりはないから、送るならもう少し後にしようと
思い直して、再びポケットにしまう。

辺りを見回すと、街並みはすっかりイルミネーションに
彩られていて、冷たい空気に青や白の無数の輝きが
相俟って、少しロマンチックとも呼べる様相だ。

去年の今頃は、まだ想像すらしていなかったな。
まさか、一年後に恋人とこうして待ち合わせて、
クリスマスシーズンを共に過ごす事ができるなんて]
(1) vitamin-girl 2023/12/17(Sun) 23:50:23

【人】 北神 翡翠

[とは言っても、君と会うのは随分と久しぶりだ。
会ったら何て声を掛けよう、まずは何を話せばいいかな]
(2) vitamin-girl 2023/12/17(Sun) 23:51:26

【人】 北神 翡翠

[日数にして約二〜三ヶ月ぶりか。
九月の連休の頃に、俺たちは二人同時に不思議な体験をして、
俺はその前後で特に変わらなかったけど、
君の心境に、少しだけ変化が生まれた。

君から向けられる愛情が損なわれたわけではないけれど、
逆に愛情がある故に、不思議体験中の出来事が後ろめたいとか、
そんな風な感じだったのかな。
君から心境を打ち明けられた時は、俺も戸惑ったけれど、
だからといって、君の事を否定するつもりもなく。
多少のすれ違いが生じても、君の気持ちが整うまでは
待つと決めたんだっけ。
いつか、君の方から会いたくなったら連絡して、
そんな風に約束したんだっけな。

そして、君からの連絡を待っていたら、
今度は俺の仕事の方が忙しくなって、
さらに身内に不幸があったりして、お互いに会う約束を取り交わせないまま、日数ばかりが過ぎていき。
その頃にはもう、お互いに連絡を取り合う事はできていたかな。
けれど、会う事はかなわなくて。
ようやく週末に都合を付けて会える、と決まった途端に、
今度は俺の方が仕事の最中に、事故にあってしまった]
(3) vitamin-girl 2023/12/17(Sun) 23:55:16

【人】 北神 翡翠


[怪我を負ったわけではないけれど、
いわゆる特殊家系、特殊体質に関わる『魔障に穢された』という状態だったから、意識が回復しない間は、生命維持装置を付けられた状態で、入院せざるを得なくなった。

で、意識が回復したのが二週間ほど前。
リハビリで体を動かせるようになって、退院したのが先週。
自宅で療養しつつ、外出できるようになったのが、一昨日。
そして、今に至る]
(4) vitamin-girl 2023/12/17(Sun) 23:56:08

【人】 北神 翡翠



 ……あと、10分。


[そろそろ連絡しようか、いや、まだかな。
君が約束の時間に間に合えば、背後のXmasツリーの点灯式を
一緒に眺める事ができるだろう。
その後は予約した店の時間まで、
街並みを少し歩いてイルミネーションを眺めて。
二人で一緒に食事をしながら、これからの予定を決めよう。
俺の体力はまだ万全ではないから、店を出たらそのまま
別れて帰宅することになるけど。

二人でクリスマスを迎える頃には、
今日よりもっと長く、
一緒の過ごせるはずだから]
(5) vitamin-girl 2023/12/17(Sun) 23:57:24

【人】 北神 翡翠

[もう一度、コートのポケットからスマホを取り出して
画面を確認する。
空は黄昏を迎え、夜の装いを始めた頃。
間もなくXmasツリーの点灯式が行われる。

画面から目を上げて向けた視線の先に、
君の姿はそこに、あっただろうか……?**]
(6) vitamin-girl 2023/12/17(Sun) 23:57:50
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a0) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 0:07:44

到着:町岡 昂輝

【独】 北神 翡翠

/*
ちなみに酔っ払って帰ってきて、
ロル書いて村建てました。えらい?w
(-0) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 0:32:14
到着:瀬戸 海瑠

瀬戸 海瑠は、メモを貼った。
(a1) nikibi 2023/12/18(Mon) 8:02:02

村の設定が変更されました。

【人】 瀬戸 海瑠

[―――待ち合わせ場所には、早く来すぎたので。
近くのお店に寄って時間を潰していた。
そうしたら見知らぬ人たちに声を掛けられて、
振り払うのに時間がかかってしまって……。
結果ぎりぎりになってしまったから、大人しく待ち合わせ場所に留まらなかった自分を恨んでしまいそう]


  ……もう少し大人しい格好に
  したらよかった、かも


[そうしたら声をかけられたりなんて、
なかったかもしれない……なんて後悔。
でも、この格好には険しい表情なんて似合わないし、
何よりあの人に見せるものとして
相応しくないと思ったから]
(7) nikibi 2023/12/18(Mon) 19:31:27

【人】 瀬戸 海瑠

[まだ光の灯っていないクリスマスツリーの下、
その人は顔を上げてこちらを見ていたけれど、>>6
視線が絡まなくたって、見つけ出しただろう。
ツリーの華やかな飾りのひとつみたいに、
世界で一人、自分の中に輝く存在なのだから]


  お待たせしました、
  ……おひさしぶり、です。


[傍まで近寄って、声を掛ける。
病み上がり(と表現していいのかわからないけど)の人を待たせて申し訳ない気持ちはあったけれど、それを顔に出すのも違うと思ったから、微笑んで。

ゆるく巻いた髪を編み込みのハーフアップで飾って、
ベビーピンクのショートコートにオフホワイトのツイードのスカート、黒の編み上げのブーツ、なんて、雑誌でしか見ない様な出で立ち。

「もう気分はクリスマス!」みたいな格好だけど、
季節柄浮かれていた訳ではない。
……久し振りに逢えるのが、嬉しかったから]
(8) nikibi 2023/12/18(Mon) 19:32:51

【人】 瀬戸 海瑠



  ……お元気そうでよかった。


[まだ無理をさせる訳にはいかないとわかっているし、
完全回復ではないのもわかっているけれど。
記憶の中の彼の顔色と遜色ない様に見えたから、
もう少し笑みを深めた。*]
(9) nikibi 2023/12/18(Mon) 19:32:59

【人】 北神 翡翠

[間もなくXmasツリーの点灯式が始まる頃、
時間を確認するためにスマホを見て、画面から顔を上げた視線の先に、君がいた。>>8]


 
……お、……



[これまでと大分印象が変わって見えたのは、
数カ月ぶりに君に会うからか。
思い出の中の君は俺の中で少なからず美化していたとは思うけど、現実はそれをも遥かに越えてきて、]


 ……、っどろいた……、モデルかと思った…


[いや、モデルのバイトをまだ続けてるのだから、
それは間違ってはいないのだけど。
こんなに綺麗な子が、
お待たせしましたとか、お久しぶりとか。>>8
まるで自分を知ってる風に声をかけてくるのが、照れくさいようなムズかゆいような。
いやいや、前提からおかしくなりかけてるぞ、自分。
とにかく、久しぶりすぎて舞い上がってるのは確かだ。]
(10) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:22:06

【人】 北神 翡翠

 

 君は、また見ない間に随分綺麗になったね…


[俺の事を元気そうだという>>9君に、別にお世辞でもなんでもなく、思ったままをそのまま伝える。
会えない期間の長さが、俺の態度を少しだけ硬化させた。
次に何を言おう。
君こそ元気にしてた?心配かけてゴメンね。
それから、……それから?]
(11) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:22:19

【人】 北神 翡翠


[この場でいくら言葉を重ねても、会えなかった空白の時間を埋め切れる気がしなくて。
もどかしくなった俺は、言葉を考えるより先に、君の肩に手を置いて手前に引き寄せた]
(12) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:26:01

【人】 北神 翡翠

[周りはかなりの人だかりだが、俺たちがここで抱き合ったところで、この季節の都会ではよく見かける光景の一つだろう。周囲から特別注目を集めるまでもなく、俺はしばらく無言で君の体を腕の中に閉じ込める。
君の肌の温もりは、服を通してではあまり分からないけれど、髪から漂う香りだとか体のしなやかさは腕を通して伝わってくる。
君に触れて、ようやく再会を現実のものと実感した後で、]


 ……、ただいま


[感極まって、耳元に一言だけそう告げた。
今の俺の気持ちを一言で現わすとしたら、これが一番ふさわしい気がしたから。*]
(13) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:26:14
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a2) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:33:35

【人】 瀬戸 海瑠

― 夏の終わりから ―

[彼の卒業する数ヶ月前という時期に彼と恋仲になって、
刺激的な誕生日や夏を過ごした。
学業にも力を入れていたら目まぐるしい毎日だったけれど、本当に幸せだった。

そんな夏も終わった頃、不思議な体験をした。
自分が男の身体になって、
彼が彼女になって……

二人して夢を見たのかと思ったし、今でも……夢か現実か、どちらかだとはっきりと自信を持って言い切れないところがある。

でも、
自分が憧れる様な可愛い女の子を目の前にして、
純粋に可愛いと思う気持ち、
姿形が変わっても愛おしいという気持ち、
それから、
ずるいって、うらやましいって思う気持ち……

そういうのは確かにここにあった、と覚えている。

でも「ずるい」っていう言葉は伝えられなかった筈。
先に子供ができる様な行為を体験したから、なんて、
自分がしておいて何を今更、という事もあったし。

翡翠さんがかわいくてたまらなくて
抱いてしまったけれど、
翡翠さんの方がかわいいから、
元に戻った後に抱きたいって言われても、
正直どうしていいかわからなかった]
(14) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:20

【人】 瀬戸 海瑠

[それでも自分もそうしたかったから、身体を重ねた。
でも、うまくできたかわからない。
かわいいあの子の姿がちらついて、
あの子を抱いた感覚と、
あの子には敵わないなんて感情に挟まれて、
複雑な心境になったのもまた事実だった。

それでも彼は優しくて、
自分も、時が経てば解決してくれると思って。
彼の言う通り>>3に、
会いたくなったら……否、
自分の気持ちの整理がついて、失礼なく逢えると思ったら連絡をしようと日々を過ごしていた。


そしたら、
彼の方が忙しくなってしまって。
淋しかったけれど、自分には十分な時間が与えられたから、
その間にゆっくり休んで気分転換なども経て、
もう大丈夫ですってこちらから連絡して
約束を取り付けたけど、
そこからまた逢えなくなってしまった]
(15) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:26

【人】 瀬戸 海瑠

[事故に遭ってしまったんだって。
そう知らせてくれたのは、彼の家族だっただろうか。
行っても逢えないってわかっていたけど、
居ても立っても居られなくて、
学校もバイトも休んで病院に向かって、
逢えなくても何日か病院の傍にいた。
でも彼が意識を取り戻す前に学園に帰る事にした。
彼のご家族とか、ルームメイトに言われて、だったと思う。
彼はきっと大丈夫だから、と……

最初は随分取り乱してしまったと思うけれど、
病院を後にする頃には、
「恥ずかしいので、ここに来た事は翡翠さんには内緒で……」と
ご家族にお願いできるくらいには平静を取り戻していただろう。

久々にバイトに行ったら
「痩せたね」って言われてすごい細いスキニーとか履かされて、
ちょっとウケたけど別にそれはどうでもいい。
今はもうだいぶ体重戻ったし……]
(16) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:30

【人】 瀬戸 海瑠

[ともあれ、
彼が意識を取り戻したと連絡が入れば、
また学校を休んで逢いに行きたかったけれど、学業もバイトも、手に着かずに遅れた分を取り戻さなければいけなかった。

生きてる。
逢える。

その事実が支えとなって、
彼がきちんと回復するまで、
自分も自分の生活を大事にする様に努めた。

彼の意識が戻ってから最初の電話口では、
ボロボロ泣いてしまって、
何て言ってるかわからなかったかもしれない。
でもだって……誰だってそうなるだろう。

それからスマホでやり取りはしていただろうけど、
逢えるのは本当に久し振りだから。
だから、
今までで一番のおしゃれをして彼のもとに向かったんだ。*]
(17) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:38:39

【独】 北神 翡翠

/*
めっちゃ心配かけてるぅ…よしよし
(-1) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 20:44:33
瀬戸 海瑠は、メモを貼った。
(a3) nikibi 2023/12/18(Mon) 20:46:42

【人】 瀬戸 海瑠

[人混みの中で声を掛けたら、
見えた彼の表情は、驚き、と言える様なもので。>>10
口を開いた彼も「驚いた」って、「モデルかと」って言うから、
何か可笑しくて、ふふ、と笑みを零す]


  ……、


[でも続く言葉>>11には、こちらの言葉が途切れてしまった。
見ない間……そう、彼に見てもらえない期間は、短くなかった。
綺麗になったって……それはただの服とお化粧の力で、
そんな風に言ってもらえるほど、何も変わってはいない。
少なくとも自分の中では、
翡翠さんという存在に自分が揺らぎまくって、
格好悪い事を沢山しでかして、
人間として……退化したんじゃないかとすら思っている。
それを隠す為に着飾った――せめて彼の前ではと―――……なんて深層心理もあったのかもしれない]
(18) nikibi 2023/12/18(Mon) 21:31:02

【人】 瀬戸 海瑠

[恋人同士らしからぬ空気になっているのは、
自分にもわかる。
彼の姿を見付けた時はあんなに嬉しかったのに、
彼から感じられる強張りをほぐせる様な、
気の利いた言葉も出て来なくて。
口元に湛えた微笑みだけは絶やさなかったけれど、
でも、どうしよう、と頭の中でぐるぐると考えていたら、]


  ぁ、


[肩に優しく置かれた手が、この身を引き寄せる。>>12
淡い衣擦れの音と微かな衝撃と共に、
彼の腕の中に招かれる。

ずっと触れていなかったのに、
酷く懐かしくて、安心する感覚が全身を巡る]
(19) nikibi 2023/12/18(Mon) 21:31:17

【人】 瀬戸 海瑠



  ……おかえりなさい……


[耳元に吹き込まれる声も、
スピーカーを通していない、素の彼の声だ。
あんなにずっと隣で聴いていたのに、
こんなにも懐かしいなんて、
可笑しいし、嫌だ。

こんなに長い間離れるなんて、
それももう二度と逢えなかったかもしれないなんて、
こんなの、もう御免だ。

彼の背に手を回して、ぎゅう、と
コートに皺がついてしまうくらい抱きしめる。
ああ、本当に、生きていて……ほんのり、あったかい]


  おかえり、なさい……
  ……あいたかった、です。


[もう一度繰り返したら、
俯いて、彼の胸にそう呟く。
もう、これだけで今日は満足してしまいそうな心地だった。*]
(20) nikibi 2023/12/18(Mon) 21:31:41

【独】 瀬戸 海瑠

/*
チップとの差がすごそうな気がします今
心の目で見てみてね!
(-2) nikibi 2023/12/18(Mon) 21:32:22

【人】 北神 翡翠

──今に至るまで──


[電話口で泣いてしまった君に>>17
嗚咽の合間に「もう大丈夫だよ」「心配かけたね」「ごめんね」と聞こえるように繰り返したのは、今から二週間ほど前だ。

魔障に穢された俺の体が浄化されるまでは、
うかつに術者を近づけられない事情もあったので。
一般人よりも退魔士の方が影響を受けやすい状態だったからね。
君は俺と将来を約束した大事な人で、君に悪影響が出たらいけないと両親が判断したため、会わせない事にしたらしい。
悪影響が出た場合、本来それを癒すのが俺の甘露なのだから


それから、君が病院の側で何日も過ごして居た事を、両親からではなく、病院のスタッフから最初に聞いた。(その後で両親からも聞いた。君から口留めされていた事も含めて)
何日も学校やバイトを休ませてしまって、申し訳なかった、
と思うと同時に、君からすべてをかなぐり捨ててまで、熱い思いを向けられていたのだとわかると、後ろめたさはありつつも、喜びに胸が打ち震えるのは止められなかった。

君はもう、俺を求めているのかな。
お互い顔を合わせるのが微妙な時期は、終わったのだろうか。
俺はもう、とっくに君に逢いたくてたまらなくなっていたよ。


退院後は真っ先に君に会いたかったけど、
自宅でしばらく安静が必要だったし、平日は君の方が学校やバイトが忙しそうだったから、お互いに時間の都合がつけられる週末になったら会おう、って運びになったんだっけ。
だから割と、これでも最速最短で君と会う約束を取り付けた事になるんだよね、それが今日]
(21) vitamin-girl 2023/12/18(Mon) 21:59:30