人狼物語 三日月国


238 【身内】幽谷廊へようこそ

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【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
「あ、入っちゃ…う…っ♡」
 
 
困ったように笑って見せながら。
止めなければそのまま、ゆっくり腰を下ろして彼を飲み込もうとする。
途中痛みに身体をこわばらせたとしても、彼にしがみつきながら止められない限り痛みをやり過ごしながら最後まで飲み込んでしまうだろう。**
 
(-13) 2024/01/01(Mon) 22:49:42

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

すみません、つい……

[くったりとした様子に、少しやりすぎたかという思いも胸には浮かんたのだけれど、紅潮して桜色になった肌は、見られてよかったと思うくらいに美しく咲いていた。少しふらふらとして朧気な様子も花を添えているのだろうか。

それでも、私の言った言葉はしっかり届いたらしい。
考えて…そして出てきた言葉は、私の願い通りとも言えるし、予想を超えていたとも言える。]
(-14) 2024/01/02(Tue) 9:51:25

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

……わかりました。

[互いに手を握りしめ、向かい合い、抱き合う形になる。
胸板に触れる手を取って見つめた。]

一度だけ愛して、其方が人の世で平和に幸せに生き、愛する人と結ばれて、その者に看取られて逝く。
そのためのささやかな加護を授けて、見守っていこうと思っていました。が……

[ちゅ、と音を立ててこちらからも唇を重ねる。
花枝のしようとしている事を理解して、私が茣蓙敷に下半身を横たえる形になり、上に来る花枝を見上げた。もちろん私の分け身は、さっきと同じくらいに固く太く、股の間に鎮座して、触れられるとひくんと震える]

こちらに客としての分を超えて留まり続けるなら、それはもう人ではありません。人の世に留まり続ける事もできない。
それでも、構わないなら……

[花枝の入口に、私の分け身である肉棒が宛てがわれ、ぬちゅぬちゅと艶めかしい音を立てている。行き所に迷いつつも、先を迎え入れられたら、先程の口唇の心地よさ以上の化楽が染み渡ってくる。]
(-15) 2024/01/02(Tue) 10:32:29

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

……、ああっ……ー

[そこに在るだけの実感しか長く持たなかった身には、この直接的な心地よさは鮮烈で、まるで女を知ったばかりのように頬を染め、声を上げた。
しがみつく花枝の身体を支えながら根本まで飲み込ませ、全てを収めてしまったのがわかったら、花枝の頬に手を当てて見つめ、腕の中に納めた]

……初めてでしたよね。
そんなに想ってくれる事、本当に嬉しいです。

私も花枝を一回ではなくずっと愛したい。
ただ在るだけではなく、其方が在る限り、ずっと其方だけを愛し続けていたい。そう、思います。

[奥まで結びついたまま、唇を触れ合わせてそう伝える。
移り気な神も中には多くいるが、私は違う…なんて事は言葉だけでは伝わらないかもしれない。

言葉を尽くすより今は眼の前の花枝を愛そうと、繫がったまま腰を動かしてみよう。痛みがそれほどでもなさそうであれば、頃合いを見てゆっくりと突き上げ始める**]
(-16) 2024/01/02(Tue) 10:46:43

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞


人の世に留まることはできなくなる。
人では無くなる。
そう霞くんに聞いても、わたしはちっとも怖く無かった。
確かに神様とずっと一緒にいられるとは思っていない。思っていなかった。
だからここに滞在する間だけでも恋人として関わって行けたなら、他の誰かと身体を交わさずにいられると思って。
でも、優しいこの神様とならずっと一緒にと思ってしまったの。
穏やかな春のような人。陽だまりのような人。
わたしがずっと求めていた、迷子になった時に導いてくれるようなそんな神様
そうだと気付いてしまったから。
わたしは問いかけにニコリと微笑んで。
そうっと腰を下ろして、彼を飲み込んでいく。
 
(-17) 2024/01/02(Tue) 22:22:08

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
「んんっ、く…っ。」
 
 
みちりと肉が拓かれていく。
ぐ、と抵抗の強い箇所があって、息を詰めながら眉を顰めつつゆっくりと腰を下ろしていく。
疼くような痛みがあるけれど、悲鳴をあげたり我慢できないと泣くようなそれじゃない。
ジンジンと脈動と共に疼くそれに耐え切ってホッと力を抜く。
愛の言葉と共に口付けされて、わたしはへにゃと気の抜けた笑みを浮かべていた。
 
 
「そう、初めて…。
 最初から最期まで、霞くんにあげる。
 人の世界に未練は無いもの。
 仕事を辞める手立てだけはしておきたいけど
 きっとあの世界に私のかわりはいるから。
 
 私は、…きっと霞くんしかいないもの。
 こうしたいって思える人。
 霞くんだけが知っていて?」
(-18) 2024/01/02(Tue) 22:22:29

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
繋がりながら彼にしがみつき抱き締められる。
そうされると愛しさが溢れて、このままずっとこうしていたいという気持ちが強くなってくる。
でも、腰を揺らされて、やり難いかな?と戸惑いながらも身体を起こした。
ここはやっぱり体勢的に私が腰を動かすのかな…と。
 
 
「あんっ、ま、待ってね?
 お腹の中一杯で、上手く動けないかも…。
 だから、ちょっと待っ…んんっ!?」
 
 
身体を起こして足に力をこめると、きゅっと彼を締め付けることになる。
それでも腰をゆらめかせようとすると、彼の方から腰を突き上げられて面食らった。
胸がたゆんと上下に揺れる。
ごちゅっ、とわたしの子宮が彼に突き上げられてきゅううっ♡と膣が彼を締め付けるのがわかった。
 
(-19) 2024/01/02(Tue) 22:22:50

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
「んひゃっ♡ あっ♡ まっ、待ってっ♡
 わたし、わたしも、動く、からあっ♡」
 
 
霞くんが愛そうとしてこうしてくれてるとまでは伝わってなくて。
ただ、そんなふうに突き上げられると否が応でもそこにいる霞くんの熱に気づかされて、わたしが女で霞くんが男だと気付かされてしまう。
彼の肩や胸に手のひらを押し付けるようにして懸命に腰を上下させた。
ぱちゅん♡ぱちゅん♡と肌が打ち合う音がして、疼くような痛みがどんどん甘さに変化していく。
じわりと蜜と共に血が滲んだけど、額から汗が滴り落ちたけど、ゆさゆさと胸が揺さぶられたけど、そんな一つ一つが気にならないくらいに甘くて。
 
 
「んっ、んんっ、霞くん…っ♡♡♡」
 
 
多分わたしは目の中にハートマークを浮かべてるような蕩けた表情で霞くんを見下ろしている。
気持ちよくてたまらない。
恥ずかしさよりも痛みよりも気持ちよくて、きうきう彼を締め付けながら腰も膣内も震わせて。
 
(-20) 2024/01/02(Tue) 22:23:10

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
「あ、愛して…?
 わたしも、愛してる…っ♡」
 
 
腰を浮かせば雄々しい槍がぬらりと姿を現して。
腰を鎮めればそれを飲みこみながら愛液が飛び散った。
腰だけでなく体全体を軽くはねさせながら、わたしは甘えてあなたをねだる。**
 
(-21) 2024/01/02(Tue) 22:23:32

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

く、うっ……はあ、っ……

[みちみち、と音がするような覚えすらしながら、開かれる花枝の体の中に分け入って、
全てを収めながらともに息をつく。
痛くない事はないのだろうが、その顔に浮かぶのは柔らかな笑みだった。]

最初から、最期まで… そう、ですか。
そこまで心に決めているんですね。
人の世界には… 其方を満たしてくれるものはなかったのですか。花枝… 
(-22) 2024/01/03(Wed) 11:10:43

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

[己の下にとどまってくれるのは嬉しいが、
未練はないと言い切る姿を見ていて、なぜか一条の涙がこぼれた。
それを拭って、腕の中に抱きとめたまま頭を撫で、顔を合わせる]

わかりました。春の花のような柔らかく温かな人。
私が在る限り、花枝。
其方は春に咲く柔らかく愛らしい春の花そのものです。

其方を私が毎年春に咲かせる藤の花と同じだけ愛し続けましょう。
決して寂しい思いはもうさせないと…… 約束します。
その誓に背いた時は…

[どうなっても構わない。そう言葉に出して約した。
人の約束とは違う…本当に自分を縛る役だ。
間違いなくそうなるだろう。
そう約して、腰を突き上げる。
嬌声が上がって、きゅうっと膣内が納めた分け身を締め付けた。]
(-23) 2024/01/03(Wed) 11:12:49

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

はいっ…なら、花枝も腰を振ってください。
一緒に……交合(まぐあ)いましょうっ… ん、っ。んっ……

[花枝は私に手をついて支えながら腰を上下させ、私は花枝の腰を抱いたまま腰を浮かせ
肉棒の楔を打ち込む。
ずんっと突き上げればぱちゅん、と音がして擦れあう。
腰を落としてもう一度、ずんっと雄々しく突き上げる。
突き上げながらごりゅっと奥を抉る。
突き上げきってからさらに腰にぐっと力をこめて貫く。

見上げたら蕩けた目の花枝がそこにはあって、その淫靡さと愛らしさを併せ持つ姿に、
納めた逸物は一層雄々しく硬くなる。]
(-24) 2024/01/03(Wed) 11:13:14

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

ええ、愛します、ずっと、愛し続けます。
何度でも… 千に、万に…… ずっとこんな風に、
其方を愛する者として、あり続けます、花枝……

[ずちゅん、ぬちゅんと互いに腰を内付け、愛の雫を飛び散らせる。
胎内に収めた雄々しい肉棒で花弁をかき回し、
腰を引いて落ちそうなところにずん、と力強く突き上げる。
春の花の神というには似合わないほど、納めたものは雄々しく躍動して花枝を愛するだろう。

目の前で揺れる実りの乳房に顔を埋めて、色づく先に吸い付き吸い上げる。
左を吸いながら右を揉んで、右を吸いながら左を揉みしだいて。
甘えられるほどに興は乗り、愛すれば、私自身も満たされていく。]
(-25) 2024/01/03(Wed) 11:25:08

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

花枝…… もう少しで、至ってしまうかも、しれない…
中が、温かくて、気持ちよくて… 
このまま、果ててしまっても、構いませんか…?

[どのくらい経っただろう。余裕のない目で見つめながら、そう尋ねる。
花枝をおいては果ててしまいたくない。
人の子であるうちは、多分孕んだりはしないだろう。いずれはどうだろう。
もっとも、もうそのあたりにどれほど意味があるのかはわからないが…

そんな野暮は口にせず、ただ愛し合う者同士として、突き上げは止めないままに一言告げた**]
(-26) 2024/01/03(Wed) 11:25:18

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞


「かっ、霞くん!?」
 
 
涙を一筋流す姿を見て。
そして紡がれた言葉に動揺したけど、わたしを憐れんでなのか、それとも想いの強さになのかわからない涙にわたしはきゅっと唇を引き締めた。
 
 
「確かに私には人の世に未練は無いかも…。
 でもそれは、不幸では無いわ。
 一体どれだけの人が自分の生き方に
 誇りを持ち、そこにいたいと願えているのか。
 わたしは居場所を見つけられただけ幸せよ。
 それがたとえ、人の世ではなくても。」
 
 
抱きしめられて身を寄せる。
再び唇を重ねて、中を突き上げられる。
甘い声が喉から迸り二人きりの空間に淫らな音と共に響いて、反響するそれがまたわたしの気持ちを甘く溶かしていく。
あなたに溺れて行く。
(-27) 2024/01/03(Wed) 22:15:54

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞


甘えるように胸を吸われるとまたそれが心地よくて、ぎゅっと頭を抱き寄せながら内側を締め付けて。
そうするとまたより雄々しい存在に気づかされて、腰を落とすと打ち上げられるものだからわたしは甘い声をあげっぱなしだった。
 
 
「ひゃうっ♡あんっ♡あっあっあっ♡♡♡
 もち、ろんっ、中に…っ、
 霞くんの全部、注いで欲しいの…っ♡」
 
 
子供ができるとか、そうで無いとか。
もしできたとしても良いと思えるのは、もうこの時点で妊娠の可能性があるならあるのだから。
そんな医療的な知識が頭を過ったけれど、その分そのまま受け入れたその時点で全部欲しいと欲深く願ったのはわたしの方。
突き上げられ、甘く熱い視線が絡み合うと子宮がキュンと疼いて断続的に彼を締め付けた。
どちゅっ、と最奥を突かれるとわたしは彼にしがみつきながら背を逸らす。
 
(-28) 2024/01/03(Wed) 22:16:16

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
「んああああっ♡♡♡♡」
 
 
びくっ、びくっ、びくん──。
わたしの体が大きく痙攣して、体の内側もビクビクと大きなうねりを見せた。
全てを搾り取るかのように、その癖柔らかに全て受け止めるように蠢く内壁は甘えるように雄々しい槍へと絡みついて。
 
全身にピンと力がこもって張り詰めていたけれど、やがてくたりと力が抜けて。
それでも、びくっ、ぴくん、と最後の一滴まで欲しがるように内壁は小刻みに震えている。
 
(-29) 2024/01/03(Wed) 22:16:36

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞

 
「…私も、霞くんを愛する存在として
 隣に在り続けたいと誓うわ。
 あなたに花のように愛されるように
 ずっと、ずうっと…。」
 
 
頬を擦り寄せながら耳元で囁く。
満ち足りた気持ちになっていた私は、きっと。
 
少しずつ、人では無いものに変化して行くのだろう。**
 
(-30) 2024/01/03(Wed) 22:16:54

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

[私が涙を零したのは、自分でもなぜかは良くわからない。
彼女の境遇の全てを知らぬままの憐れみだけでなかった事は確かだと思うが、なかったとも言い切れない。

ただ、強い想いが思わず溢れ出たというなら、確かにそうなのだろう。そして、花枝の告げる言葉に強く抱きしめて一言告げた。]

すみません、なんだか、思わず。
…わかりました。
もう再び人の世への未練は問いません。
こちらの世は少し退屈に感じることもあるかもしれませんが…必ず幸せにします。

[そう言って二人しての交合いを再開する。
二人しての思いの交わしあいの果て、花枝に告げられたとおり、抜くことなど思いもよらず、楔を奥の奥まで打ち込んだ。背を反らし痙攣し、声を上げて佳がる花枝をしっかり抱きしめながら]

いきます、花枝……い、くっ……

[分け身が跳ねてびゅくん、びゅくん。花枝の奥を己の色で染めていった。]
(-31) 2024/01/04(Thu) 12:41:20

【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝

花枝……愛しています。

私の側に在り続けてください。
其方が在る限り、ずっと……

[愛しい身体を腕の中に抱きとめながら、そう耳元で囁やき返し、口吻をかわして。
その一部始終も、その後のことも私達しか知らなくて良いことだったろう。]
(-32) 2024/01/04(Thu) 12:43:58

【人】 春山宮 霞

[そうして、数日もしないうちに幽谷楼の雪はやみ、彼岸と此岸が再び分かたれる時が来る。

その前には、花枝に告げておいた。]

仕事の手はずでやっておきたいことがあるんでしたね。
文での何らかの言伝てなら簡単にできるでしょう。
そうでなしに直にあちらでしておきたい事があるなら…
念の為に私が鳥居の前で待っておきます。

あまり時間は多くないので気を付けて。

戻ってきたら、私の住まいに案内します。
人の世と比べればいささか退屈かもしれませんが、景色はとても良いところですよ。
春には花を咲かせ、秋には大社に顔を出し、時には人の願いに応えることもありますが…冬にはまたここに。
そして、其方をいつも愛し続ける。

そんな在り方を花枝、其方と共にできるならそれだけで構いませんから。

[花枝が人の世から隠れてしまう支度ができるまで、私は待っていよう**]
(0) 2024/01/04(Thu) 12:54:07
春山宮 霞は、メモを貼った。
(a0) 2024/01/04(Thu) 21:45:59

看護婦 清水 花枝は、メモを貼った。
(a1) 2024/01/04(Thu) 21:52:42

【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞


愛し合い、絡み合い、愛を受け止めて愛を捧ぐ。
そんな初めての交わりは私にはかけがえの無い絆の始まりとなった。
何度も痙攣しながら彼を受け止め、そして果てる。
声は何度も囀ったせいで微かに掠れて、けれどとろりと甘い蜜のよう。
 
 
「わたしも愛してる…。」
 
 
今までそんな感情知らなかったのに、自然と口にしていたの。
あなたへの愛を。あなたへの誓いを。
そうして、わたしは──。
 
(-33) 2024/01/04(Thu) 21:59:06

【人】 看護婦 清水 花枝

 
「そんなに時間は掛からないわ。
 すぐに戻るからね。」
 
 
そんなふうに笑顔を向けて、わたしは一度人の世に戻って行った。
わたしが急に消えたものだから、勤め先には驚かれたけれど、人攫いにあったのでは無いと伝えると安堵された。
けれど、直ぐに戻らなければならない。
辞職して遠くに行く旨を伝えて、引き止められたけれど理由を語らずに手続きをとった。
本当なら半月ほど前に言わなければならないけれど、無言で雪の中に消えたわたしはすでにシフトははずされていたからなんとかなった。
それに。
>>0:0あの古書店の店員の言葉のような噂がこの辺りにはあったから。
神様に見染められたのか?
そんなことを言われて、わたしはただ微笑みを返して。
 
(1) 2024/01/04(Thu) 21:59:24

【人】 看護婦 清水 花枝

 
「──霞くん。」
 
 
>>0あなたにあの日もらった藤の髪飾りをつけて、私はあなたの元にたどり着く。
手にする荷物は多くなく、ほぼ身一つの状態で霞くんの姿を見つけるとパッと笑顔の花を咲かせてその腕に飛び込んだ。
 
(2) 2024/01/04(Thu) 21:59:41

【人】   花枝

 
いつしか私は、人の世を捨てて。
貴方と共に花を咲かせて保つ、時に癒しの雫を与える、そんな存在になるのでしょう。
霞くんとの間に子供が生まれても、そうでなくても、ひっそりと人の世を離れ貴方を愛し、隣に居続ける。
 
私は、その運命を選んだの。
──ただ一人の花枝として。**
 
(3) 2024/01/04(Thu) 22:00:18

【独】   花枝

/*
一応これで〆とさせていただきます。
色々あって遅くなってすいません!
でもとても楽しかったです。
お付き合いいただきありがとうございました。
(-34) 2024/01/04(Thu) 22:09:29

【人】 春山宮 霞

[すぐに戻ると言って花枝は人の世に一度戻っていった。
私はこの場所へ続く門が知らぬ間に消えてしまわないように、鳥居の前で待ち続けていた。
百花が時々様子を見に来たけれど、私は動かなかった。

…ほんの少しだけ、花枝はこのまま戻ってこないかもと思った事もないではなかった。
あれだけはっきりと口にしたものの、やはり、彼女は知った人と顔を合わせて、
人の世にとどまる事を選ぶのではないか、とか。
…その方がやはり彼女には良いのではないか、とも。

ただ、私はその場を動かずに、待ち続けていて。
神代から在り続ける身には、ほんの数日どころか数年でもあっという間であるはずなのに、
その間はひどく、ひどく長かった。]
(4) 2024/01/04(Thu) 22:32:09

【人】 春山宮 霞

……………

花枝?

[声に顔を上げれば、見えるのは藤紫の髪飾り。
私が彼女に最初に会った時にあげたもの。
花束のように腕の中に投じられた姿を私は抱き留めた。
春の花のように柔らかく咲き香る、私だけの花。]

おかえり、花枝。

[春の山にたなびく霞のように、私はその名の通り、温かく柔らかな笑みでそれを迎える。

そして、共に、私の住まう処へと彼女を導いた。]
(5) 2024/01/04(Thu) 22:34:37

【人】 春山宮 霞

[そうして、私は彼女を妻に迎え、共に在り続けるだろう。
春には藤の花を咲かせ、夏には病魔を祓い、秋には他の神々と顔を合わせ、冬にはあの場所を訪れる。

その傍にはきっと常に花枝の姿があって、
私は人の世ではほとんど名を知られることもなく、本当の名前すら忘れ去られてしまったけれど、
それでも愛する女性が傍にいてくれる限り、
私は彼女を愛し続け、ただそこに在るだけではない者として、
心で、体で、彼女を愛する者として、在り続ける事ができるだろう。]


愛しています、花枝。

私と其方がこの世に在る限り、ずっと、きっと、果てまでも。**
(6) 2024/01/04(Thu) 22:41:48

【独】 春山宮 霞

/*
こちらもこれで〆ですね。
慌ただしい中だったかと思いますが、
おかげさまでとても楽しませてもらいました。
お付き合いいただきありがとうございます!

近いうちにまたお世話になるかと思いますが、
今後も、どうかよろしくお願いします。
(-35) 2024/01/04(Thu) 22:43:29