人狼物語 三日月国


241 【身内】冬の物語

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
とある書物が無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

楽観
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
誰かが死んでしまったのも部外者の仕業だよ。人狼なんているわけない。

だから処刑だなんて、そんな物騒なことはやめようよ。

現在の生存者は、田島 康太、松場 雪奈、高井 柊の3名

【人】 高井 柊

[ タクシーの中では車の走行音だけが聞こえる。
行き先は二人の住むアパート。
こういうとき同じアパートだと便利だななんて思う。]


 大丈夫か?


[ 何だか随分とおとなしい。
意外と結構足を痛めてるのかもしれないなんてそんな心配。]


 痛めたんなら帰ったらちゃんと冷やせよ?


[ 行き先はそんなに離れていない距離。
歩いても帰れるようなそれはタクシーだと一瞬で到着するだろう。]*
(0) shimelru 2024/01/03(Wed) 7:16:11

【人】 松場 雪奈

[どこか上の空。
こえをかけられると、ぴくりと肩を跳ねさせ、手を引っ込める。]


 え…あ、大丈夫。大丈夫だよ。


[今日はずいぶんといつもと違う態度をとっていたと思う。
その事について指摘を受けた気分になり、慌てて弁明をするよう。]


 あ…そ、そうだね。忘れないようにちゃんと冷やすよ。


[が、実際は足の事だったと、言うだけ。
誤解した事を誤魔化すように自分の足を見下ろす。

と…そんなに離れていないから、すぐに到着。
代金は割り勘で…なんてすれば運転手にも迷惑になるだろうから、
タクシー代については後で払おう。]
(1) shiya 2024/01/03(Wed) 7:59:21

【人】 松場 雪奈

 
 ねぇ、柊……手を貸して……。


[タクシーを降りた後、いつものように茶化した風でなく、
真剣なような感じでお願いをする。

同じアパート。そして部屋は隣と言う偶然。
部屋まで送ってと言っても迷惑にならない距離は、こういう時、ありがたい。*]
(2) shiya 2024/01/03(Wed) 7:59:45

【独】 松場 雪奈

/*
柊が優しいよ。
そして1dが長いプロローグに…ごめん。
ちょっとだけ開始を1日遅らせた方が良かったかもとか考えてしまったほどだよ。
ここから頑張る。
(-0) shiya 2024/01/03(Wed) 8:39:36

【人】 高井 柊

 
 どうした?
 今日はなんか変だぞ。


[ タクシーを降りてから雪奈の様子が変だった。
変だというならタクシーに乗った時から、いや、居酒屋からすでにおかしかったか。
そう訝しんではみたものの、素直に手を差し出しす。]


 はいはいお嬢様、仰せのままに。


[ なんて、いつもの様に茶化して。]*
(3) shimelru 2024/01/03(Wed) 9:07:06

【人】 松場 雪奈

[何か言おうとするが、結局は曖昧な笑みを浮かべるだけ。

差し出された手と、茶化した一言。
それが自分たちの関係。それは解っている。解っているが…。

手を重ねる。
大きな男の人の手を初めて…改めて……意識させるようにぎゅっと握る。]


 ありがとう…ね。


[部屋までの短い距離。
ゆっくりとした足取りで歩きながら、]
(4) shiya 2024/01/03(Wed) 9:25:37

【人】 松場 雪奈

 
 あのね……私……ずっと、ずっと……好きな人がいるんだ…。


[静かな口調で、なぜこのタイミングでと言う事を告白する。
繋いだ手をさらに力を込めて、]


 私…ずっと……柊の事が、好きなんだよ。


[見上げて、泣きそうになりながらも微笑かける。
それぞれの部屋は、すぐそこ。
告白をしてしまったから、ここまでと言うように、手を離そうとする。*]
(5) shiya 2024/01/03(Wed) 9:26:17

【独】 松場 雪奈

/*
つ、ついに言ったが、ふぇぇぇん。
めっちゃ緊張すると同時に泣きそうだ。
ずっと、呪文のように柊が好きと繰り返しているせい()
(-1) shiya 2024/01/03(Wed) 9:27:05

【人】 高井 柊

[ それは、あまりにも衝撃的な言葉。
というには想像の範疇のことだった。それを今この場で告げられることは予期していなかったにせよ。]


 ……
きついな



[ 薄々は気づいていた。全くわからなほど鈍感ではないつもりだ。
それでも、雪奈は気の置けない、そして一番の友人だった。そうではないことを願った。失いたくなかった。]


 ごめん……
 俺には……好きな人がいるんだ……


[ 手が離れていく。
離したのは雪奈か。それを繋ぎ止めないのは自分か。
手を伸ばすことも歩み寄ることもできない。]*
(6) shimelru 2024/01/03(Wed) 13:57:29

【人】 松場 雪奈

[隣から聞こえた小さな声。
同じ言葉を自分も口にした。

初めに出たのがそれと言う事は、全く気付いていなかったというわけではないんだと、初めて気づく。
なんとなく気づいていたからこそ、それとなく逸らしていたのかと。

言わなければ、気づかなければ、友達のままで居られると思っていたから。]


 
……ごめんね。



[学生時代とは違う。
学生時代なら、まだ周りのフォローがあったから、そうあれただけ。
そういうものもないから、傍に居るのはいけないと思ったからこそ、壊すしかなかった。]
(7) shiya 2024/01/03(Wed) 14:34:36

【人】 松場 雪奈

 
 知ってるし、解っているよ。
 解っているのに、言ったんだから、柊が謝る事なんて、無いんだよ。
 だいたい、あんなに熱く先輩が好きなんだって、
 語っていたのを忘れると思う?


[バカにしてるのと言うように笑いながらも、離れた手の温もりを逃さないように、拳を握る。
自分の部屋の前まで来ると、鞄から鍵を取り出すが、なかなかうまくいかず、時間をかけてやっと鍵を開ける。]


 あ、そうだ。
 年末にはいろんなイベントがあるんだからさ、
 先輩をデートにでも誘ってみたら?
 柊の恋…応援してるよ。がんばってね。

 それじゃ、おやすみ………バイバイ。


[告白なんてなかったように、笑いながらそんな風に告げるも、いつもと違う言葉を添える。
別れる時は、おやすみだけなのに…。
気づくだろうか…バイバイとか、今まで一度も使わなかった言葉を使った事を。

扉が閉まるまで、笑顔で、手を振って…。*]
(8) shiya 2024/01/03(Wed) 14:35:23

【独】 松場 雪奈

/*
ああああ、きっつーと大笑いしている。
解っていて振られに行ったけど、と言うか一回は振られないといけないと思ってしまったから。

いや、本当にきつい。
わかっていることだけど、 きついなと笑ってしまう。
というか、柊の返事にくぅ。きゅっとなったの。だからきついなとなるんだ。
ああ、哀愁凄いです。
(-2) shiya 2024/01/03(Wed) 14:37:23

【人】 高井 柊

[ 部屋の入る雪奈に掛ける言葉が思いつかない。
ただその姿を見送るだけになる。]


 ……うん、ありがとう


[ その姿が見えなくなってから小さく呟く。
彼女の言葉が痛い。
バイバイ
永遠に彼女を、友人を失ってしまった痛み。

ポケットから鍵を取り出してドアノブの鍵穴に差し込む。
入らない。
ようやく入って回す。
それからドアノブを回して、それから……何をしたのかわからない。]*
(9) shimelru 2024/01/03(Wed) 19:31:05

【独】 松場 雪奈

/*
待って。待って。待ってぇぇぇぇ
もう、返事すごく怖かった。
もっとやりようがあったんじゃないかと思っていたけど、
ああ、無理。無理無理だよ。こんなの泣けてしまうよ。

本当に無理、泣けてくる。
柊、ごめん。ごめんよって、ああ、もう
(-3) shiya 2024/01/03(Wed) 20:08:06

【人】 松場 雪奈

[がんばった…が、部屋に入ったら耐えた分だけ涙があふれた。
声を上げたかったが、泣いている声が隣に聞こえたらと思うと、声を押し殺してしまう。

言ってしまった。壊してしまった。
友達で良いから、ずっと傍にいたかった。
でも、楽しく、熱く好きな人について語る柊を見たら、ダメだと思った。

上手くいった時、自分が傍に居たら害になると思ったから、友達と言う関係を壊した。
これで良い。これで良いはず…。
そう思いたいのに、傍に居られない事が、悲しくて、苦しい。]


 …ごめん。……ごめんね……


[誰にも届かない謝罪の言葉を繰り返してしまう。]
(10) shiya 2024/01/03(Wed) 20:39:41

【人】 松場 雪奈

[それから、これも最後にしようと、のろのろと、部屋の中を歩き、柊の部屋の方の壁に身体を預ける。
壁隔てて隣の部屋は、彼の部屋。
初めは何の偶然かと笑ったし、その偶然が嬉しかった。
隣の部屋がたまたま好きになった人と言う事が。

壁越しに小さな声で]


 
──好き



[初めは、好きの楽しさ、嬉しさ。
そんな呟いてしまう事が恥ずかしくも楽しかった。

でもいつからか、それは]


 
──好き気づいて



[祈りの言葉になっていた。
友達のままで居たいけど、この気持ちに気づいてほしいからと。

そして今では]

 
(11) shiya 2024/01/03(Wed) 20:41:24

【人】 松場 雪奈

 

 
──好き苦しい



[どうにもならない胸の内を吐き出す言葉になってしまっていた。
でも、これももう最後…]


 
──好きよさようなら



[本当は、こんな気持ちを込めたくなどないけど、終わりにするために。]
(12) shiya 2024/01/03(Wed) 20:41:43

【人】 松場 雪奈

[その後……。

連絡を取るのを止めた。
何を送ればいいのか解らないから。

出社時間をずらすようにした。
朝…ほんの少しでも顔を見たいと言う気持ちで、ずっと合わせていたから。

休日の日、たまに作りすぎたと言って、おすそ分けと言っていたのもやめるだろう。
それも会うための口実だったから。


そうやって、距離を置いてからは、仕事に没頭した。
率先して手伝いをもうしでて、残業もしてと。

何かをしてないとつい考えてしまうから。
告白した事も、バイバイと言った事もなかった事にして、連絡を取りたいと。

だから、その日も、帰りは遅くなるのであった。*]
(13) shiya 2024/01/03(Wed) 20:42:27

【独】 松場 雪奈

/*
ひん。ごめんよ

書いてて、うわぁぁぁんってなっていた。
時間をとばしてみる。
どんな風なのかな。柊は。
ああ、もう柊…好きだよ。
(-4) shiya 2024/01/03(Wed) 20:44:22

【独】 松場 雪奈

/*
いや、もう本当に柊の返事見るだけで泣けてくる。
ごめん。ごめんとなる。
(-5) shiya 2024/01/03(Wed) 20:48:34

【独】 松場 雪奈

/*
マジどんだけ泣いているんだ。
柊のロルを見返すたびにウルウルしてしまう。
きゅうっと切なくなってくるもの。
こんなに泣かせにかかるなんて。
というか、返事どうなるんだろ。
怖いけど、見たい。そして、多分次のロルでも泣きそう。
(-6) shiya 2024/01/03(Wed) 22:17:13

【人】 高井 柊

[ それから雪奈とは会っていない。

隣の部屋にいるのに声を掛けられない。
いつも朝は顔を合わせていたのにそれも無くなった。
偶然に
出会うこともなかった。

出かける時に、ドアを開けて外に出ると雪奈の部屋のドアを見る。
それが開く気配はない。

そうして日々は過ぎていく。
先輩に告白することもなく。
それはクリスマスを過ぎて、そしてら年の瀬も過ぎて。
正月にを迎えても変わらなかった。

何度もスマホの画面を開く。
雪奈からのメッセージはない。
雪奈へのメッセージを送ろうとしてやめる。

一日、一日と、失くしたんだって実感させられる。]
(14) shimelru 2024/01/04(Thu) 9:40:46

【人】 高井 柊

[ 仕事始めの日。
俺は先輩に声を掛けた。
新年会をしませんかって、できれば二人だけで。

先輩は頷いてくれた。

だから俺はその日、先輩に想いを伝えると決めた。]*
(15) shimelru 2024/01/04(Thu) 9:41:04

【独】 松場 雪奈

/*
やっぱりなく。泣いてしまう。
それくらいの時間がたったのね。
それを合わせて書こうと思うけど、どうなるの。うまくいくの。

いやマジ辛い。泣けてくる。赤チップより泣ける方が強い
(-7) shiya 2024/01/04(Thu) 10:07:39

【人】 松場 雪奈

[朝は、足早に出ていくのに、帰りはいつも、柊の部屋のドアを見つめてしまう。
もう帰ってきているのか。まだなのか……元気でいるのかどうか……。

部屋に戻って、リラックスした格好になって、落ち着くのは彼の部屋がある方の壁。
好きと言うのはやめたけど、代わりに寄り添うように背を預けるようになってしまった。

部屋にいたら、否応なしに考えてしまう。
柊を想ってきた年月に比べたら、たかだか数週間。
簡単に忘れるような時間ではない。
それどころか、会わないようにしているぶん、よけい考えてしまう。

だから、年末年始はいつもと違う行動をとった。
部屋にいたら、ずっと考えそうだから、長期的に実家に戻った。
それは一人暮らしを始めてから、初めての事。

実家にいる間は、考える事もなかったが、戻ってきたら今まで以上に考えてしまった。]
(16) shiya 2024/01/04(Thu) 11:24:23

【人】 松場 雪奈

[──あなたはどうやって過ごしたの?
とか、去年は、その前は…と、走馬灯のように。
思わず会いたいと漏れ出てしまうくらいに。
漏れ出た言葉にいけないと頭を振り、気持ちを切り替えよう。

そして仕事始めの日のお昼休み、合コンをよくやる先輩が、また合コンをするからと、メンバーを集めていた。
どおと声をかけられても、断っていたが、今回は、自分から参加したいと声をかける。
驚かれたけど、参加する事になった。

──忘れる為の出会いを求めて。*]
(17) shiya 2024/01/04(Thu) 11:24:52