ん……



［お互いに匂いをつけ合って
　満たされて
　心はぽっかぽかなのに
　無情にも身体は冷えちゃった。

　甘えん坊でかわいいルーが
　お風呂に浸かる前に、って
　大きな身体で抱き締めてくれる。>>6:G7

　彼の身体に染み込んだ自分のおしっこが
　ちょっとだけ気になったけど
　ぎゅってマナからも抱き締め返した。

　だぁいすき。］
　

　


　　　うん、はいろ……ひゃっ



［軽々抱きあげられたと思ったら
　どぷん、もうあったかいお風呂に入ってる。>>6:G8
　目を丸くして、くすくす笑う。
　ルーはこんなに大きくなっても身軽だなぁ。］
　

　
［ルーの広い胸に片頬を預けて湯に浸かる。
　とくとくと伝わってくる鼓動に
　すごーく、ほっとする。

　昨日から夢みたいなことばかりだけど
　生きてるんだなぁって実感する。

　パパとママにはなんて言おうか。
　いつか、会う日が来ると思うから。］
　

　
［ふと気づく。ルーが何か言いたげだ。>>6:G10

　なぁに、って首を傾げて見つめて
　聞かされたのは］



　　　幸せより、もっといっぱいの幸せ……？



［うーん、って考える。

　ルーはいま、それを感じてくれてる？
　もしそうなら、うれしい。マナもそうだから。］
　

　
［マナのいまの気持ち、一言であらわすと］



　　　ちょぉハッピー！　……かなぁ？

　　　マナはね、ルーといっしょにいると、いつもそう



［すりすり、甘えるように胸へ顔を擦り付けた。
　語彙力が残念なのは、文系は文系でも、
　マナが進んでいるのは経済の分野だから。**］
　

　
［耳のすぐそばで叫ばれて>>G6
　びくっと縮めた身体は
　尻尾で波立つ湯に、ぷかぷかと揺れる。

　出逢った日にも全身で「すきすきー！」を
　表現してくれた小さな仔犬は

　大きく育ち人型になったいまも
　……いや、いまは一層
　惜しみない愛情表現を示してくれて、可愛い。>>G7

　マナの掛け替えの無いたからものだ。］



　　　えへへ
　　　ずーっとずーっとずーーーーっと
　　　ちょぉちょぉハッピーでいようね、ルー



［ぎゅーって抱きしめ返しながらする表情は
　抱き締めてくれる彼と同じもの。>>G8］
　

　
［この幸せな時間がずっと続くと良い。］



　　　（ああ、でも大学は女子大だから
　　　　ルーのこと連れて行けないなぁ……）



［おでかけの全部を一緒に出来るわけじゃないことは
　ルーの喜びっぷりを見たらちょっぴり言いにくい。
　あとで話そう、とつい先延ばしにしてしまって
　今はゆっくりとルーの温もりを堪能した。**］