［ナーの舌がせっかく
　構ってくれようとしてたのに>>4:G28
　駄犬は気付かずに
　雪やこんこんの歌よろしく
　彼女の口の中で、はしゃぎ回った。
　息切れしてしまうまで。

　それで、
　足りない酸素を補ってる時に
　すごーくイイことを思いついた…！

　ナーに伝えたら、驚いている風。>>G0

　でも、イヤじゃないよね？
　いつものココ>>G2
　甘い匂いが、さらに強くなってる。>>G1］
　

　
［ぺろん‥ってしたら
　ナーの味と匂いが広がった。>>G2

　これから、この
　だいすきな彼女の香りで
　ルーの中も外も、いっぱいになれるんだ。>>G3

　すごい。やばい。うれしい。］
　

　
［立ち上がる彼女を
　追いかけるように顔を上げれば
　少しためらいがちに
　広げられた、ナーのたいせつなトコ。>>G4

　反射的にぺろぺろしたくなったけど
　かけちゃうよ、って言葉に>>G5
　我に返る。］



　　　うん、　かけて…！！



［期待に瞳を輝かせて
　さっき、ナーがしてくれたみたいに
　大きく口を開けて待った。］
　

　
［気配はあるのに、なかなか出てこない。>>G5

　そわそわシまくるけど
　今度は催促せずに
　あーんしたまま、いいこで待った。］



　　　っ、　！



［しょろって溢れたナーのおしっこは
　ルーのと違って前に飛ばなくて
　あわてて手と腕で
　受けたあたり、自分でもよくできた！と思う。］
　

　　
［下に落ちるところは、すいどーに似てる。
　だから、口でお迎えに行って
　直にナカへと注いでもらった。］



　　　…………ん、　んん、っ



［すぐ飲んじゃうのが
　もったいなくて溜めていたら
　ジョボジョボって音がルーの中で響く。


　　　（ナーのは、音までおいしいなっ）

　
　口がいっぱいになったら
　ぎゅって閉じて零れないようにしてから
　色んなとこに掛けてもらおうって
　頭を下げて
　大きなカラダを折り畳み
　縮こまらせて、脚の間をゆっくり進む。

　黒いもふもふ毛皮が
　ぐっしょりと
　ナーの匂いに染まっていった。］
　

　
［黄色いシャワーが止んで
　足の合間から抜け出し、身を起こす。

　ぽた、ぽた‥‥
　滴らせながら彼女に向けるのは
　満面の笑み。
　ただし、口は閉じたまま。］



　　　ンー　　んンんん！　んんンんん！！



［伝えたいことが言葉にならないのが
　もどかしくなって

　ごきゅっ…、ごきゅ、ごきゅっ、

　喉を鳴らして
　丁寧に、丁寧に飲み干した。］
　

　
［ぷはぁ…って
　ビールを飲み干すCMのひとみたいに
　おいしくて堪んないって
　息でも表情でも語ってしまう。］



　　　ナー　だいすき！　あいしてる！！

　　　

［おなかの中まで
　彼女が広がってあったかい。

　どこもかしこも、ナーに満たされたて
　しあわせだった。

　カラダを震わせて飛び散らせるみたいな
　もったいないことはシないけど
　どうしても、黒い尻尾だけは
　ぶんぶん、パタパタ
　振り散らしてしまうのは止められなかった。

　うれしくて、うれしすぎて。*］
　

［あ、書きそびれちゃったけど。

　手にくっついた分は
　お口で受け止めてる間に
　おなかの辺りに、大切に塗りつけておいたよ。

　ルーのぜんぶ。ナーのものののの。*］