人狼物語 三日月国


28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】

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【人】 仕立て屋 アルジャーノン

ー時は前後しー

[紳士の丁重な申し出は、店主へ大層ストレートに伝わるだろう。]

やや、これは失礼致しました。
タナバタの運命に導かれたお二人を旧知の仲などと勘違いしてしまいまして。
これからのお二人の門出をお祝い致します。ウェディングの際は是非お声掛けくださいな。

[ぺこり。
大きなお辞儀をすると、店主は続ける。その目は今までにない光に満ちており。]

旦那さま?お召しの礼服も奥さまのドレスも。
どちらも洋服は喜んでおりますので、紛う事なき一丁羅でしょう。
お似合いのお二人と二着と存じます。

[ぐい。じろり。と、目をぐるり。
紳士の目にはどう映るだろうか。]

まぁ。まぁ。
動きやすく軽い、伸縮性のある仕立てですね。
あい、承知です。
やはりシルクですね。
暫しお時間頂きますので、明日の朝またお越し下さいな。
靴もそちらに合わせて用意しておきましょう。
ああ、お代わりはセルフサービスで。お願いしますね?

[ティーポッドをサイドチェストへ置くと、淑女の設えと集中する。
紳士が夢現から覚めなければ、毛布をかけてあげようか。]*
(2) 2020/05/13(Wed) 0:02:17
アルジャーノンは、>>2 はみ出し失礼致します(陳謝)
(a0) 2020/05/13(Wed) 0:03:01

仕立て屋 アルジャーノンは、メモを貼った。
(a3) 2020/05/13(Wed) 0:14:13

仕立て屋 アルジャーノンは、メモを貼った。
(a9) 2020/05/13(Wed) 1:02:22

【人】 仕立て屋 アルジャーノン

−夜半−


[後は朝の卸を待つのみとなった紳士>>0:187 淑女>>13のオーダーを済ませた店主は、汗ばみ始めた身体を冷まそうとカラリ。戸口より表へ。]

んんん…!タナバタが始まるとやはり、夏ですね。
今年のタナバタは……

あっ…


[嬉しそうな二着の『服の声』に釣られてしまっていた店主は、今日の仕事が未だ終わっていない事を思い出す。
風のように店内へ戻ると、年季の入った巨大なアタッシュケースを手に取り駆け出す。
昨日の来訪者がまだ寝行っていれば、騒々しさに目を覚ますかもしれず。>>187
(15) 2020/05/13(Wed) 1:16:21

【人】 仕立て屋 アルジャーノン

−調香店『ディアス』前−


[方向音痴な店主が街の調香店に辿り着頃には、日も登り始めるだろうか。
肩で息をしながら、不躾なノックをすんでのところで手を止めて]

んんー、流石に寝て…ますよね?

[いつもこうだ。息をしていた肩は心情を表すように、上がってこない。
伺い事は次の伺い事とともに忘却の彼方、というのは悪い癖だがなんともなおらない。店主は誰にともなく髪掻きながら]

ディアスさん、ノアさん、すいません。お代はお返ししますから…


[注文のドレスを丁寧に折りたたんだアタッシュケースを玄関に置き、ポッケを漁る。
エプロンもひっくり返した結果出てきたのは、ドレスの代金どころか一食分程の金貨と、言葉通り一食分のロリポップのみ。]

ちょっと?足りないですかね?

[エプロンから太く削り出したチャコペンを取り出すと、おもむろにアタッシュケースへ書き殴る]

『お待たせ致しました。遅れたお詫びに、こちら→をどうぞ。
メリー・タナバタ
 アルジャーノン』

[矢印を引いた先に金貨とロリポップを丁寧に並べると、合掌の姿勢を取ったのち帰路につく。
メリー・タナバタなどという造語が通じるのか?家主が気付くまで荷物はそのままにあるのか?それは神のみぞ知る事で。]

[一つ言える事は、店主の誂えた少女のドレスは、ディアス氏の思惑に沿うか沿わぬかは分れども−−−
深みのある藍色に星河の様なラインストーンを散りばめた、彼にとってのマスターピースであるということだけ。]*
(16) 2020/05/13(Wed) 1:41:42
仕立て屋 アルジャーノンは、メモを貼った。
(a34) 2020/05/13(Wed) 19:21:33

ねぇ、イヴは大丈夫だと思う?
ユキムラは、読んでいるようだけれど……

[ふと、呟くと彼がいう。
「秘話というものを使ってみたら?」と。
こちらから動くのはどうだろうか。
そう思っていたものの、余りにも心配になってしまう。

「ユキムラ、という子にも声をかけてあげたら?」

続けざまに彼は言った。理由を聞くと、
「とても、大変そうだから」
と答えてくれた。それもそうかもしれない。]

声をかけるだけ、かけておく。

[王室は朝から、神殿に篭る。
篭るとは言っても、しっかりと祈りを捧げる儀式のため。
神官と、王室。そして……]

フィオーレ様、あれから体調は良くなりましたか?

[過保護な兄と、婚約者に両脇を固められている
麗しのシュネーヴェ王国第一王女 フィオーレ嬢に声をかける。
昨日、出迎えた際に少し具合が悪かった彼女。
既に、調子は戻っているようで朗らかな笑みが帰ってきた。
王室の人間の大半は、何かしらの魔法が扱える。
風を操ったり、物質を動かしたり。
本当に些細なこと。その中でも、フィオーレ嬢の魔法は、
研究のし甲斐があるのでは、と思った。

故に、この場には3人の招待者と、もうひとり]

ビアンカ、でしたよね。お連れの方。

[ご丁寧に名前を与えられた具現化している彼女の魔法。
ひとりとカウントしないものの、忘れることはできない。
「はいっ!」
とフィオーレ嬢の元気な声を聴けば、
うん、やっぱり女の子は宝だ。などと考え始めてしまう。
隣でエスコートしてくれるシュテルンポレールは、
やはり少し緊張の面持ち。]

大丈夫、大体のことは神官がするから。

[また、彼は言った。

「貴女の隣に、こうやって立っていることが不思議」

本来ならば、こうなる予定もなかった。
それぞれ、別の人物を伴侶にしていたかもしれない。
王族の運命とはそういうもの。
お互いに上に兄を持ち、国の存続に直接関わらない。
自由の身といえば、聞こえはいいが、
親が親なら単なる政治的な駒だから。]

私も、貴方がこうやって……その、エスコート
だなんて……


[こうやって話していると、少しずつ恥ずかしさというものが
こみ上げてくる。
言葉尻が小さくなっていけば、後ろからくすくすと笑う声がする。]

何か、問題でも?


[振り向けば、笑っているシュラーフェン王子に
にっこりと笑みを見せる。
彼は、「何年も隠れて愛を育んだ結果だね」と。
そう言われてみると、
初めて出会ったのはいつのことだったろうか。]

初めて、初めて……

[あぁ、思い出した。あれは個人的に強烈だった]

−遡ること5年ほど前−

なんという……

[ヴェーネレ王国王室主催の晩餐会についていったときのこと。
初めての国外ということもあり、
ユウェルは気持ちが高まっていた。
そして、問題が発生した。

店を見ている途中で迷った上に、
付き添いの従者たちと離れ離れになってしまった。

ユウェルは、あまり何も考えずにそのまま散策を始めた。
迷っているのなら、適当に歩こう。
歩いて、王城へとたどり着けばいつかは会える。
そう信じて、着の身着のまま歩き始めたのだった]

とは言っても、護衛もいないのはさすがに悩ましい……

[まだ12歳。人によっては、もう、と言いかねない歳ではあるが、
彼女は非力。兄のように騎士団に入っていたわけでもないし、
個人的に鍛錬を積んだわけでもない。
王城に着くまでの間、誰かに護衛をしてもらいたい。
近くに、年が近そうな騎士を見つけた]

ねぇ貴方。私のお供になってくれない?


[話しかけた相手は、とても驚いた顔をしていた。
当たり前か。知らない少女が、いきなりお供になってくれ、と
わけのわからないことを言いだしたのだから。
しかし、その驚いた顔は次第にほぐれ、
「僕でよければ」と快諾してくれた。]

勿論、後で報酬は出すから、お願い。

[思い返せば、あそこで止めた同じ顔をした少年は、
そう……]

お義兄様……絶対、そう……

[声をかけた少年は、止めようとした少年をなだめて、
ユウェルと一緒に街中を歩いた。
些細な会話が、とても楽しかったような気がする。
兄とは、こんなに話せなかったから、
反動のように護衛の少年と話し込んでしまっていた。

すると、王城に近くなっていたのか、
従者たちがこちらを見つけた。
少年は、ホッとしたような声で
「また、会いましょうね」
と言って、消えていった]

ずるい人……

[本当に、ずるかった。
晩餐会の席で対面するなんて思ってもいなかったから。
でも、お互いの立場が似ていたからなのか、
すんなり仲良くなった気がする。]

先程は、無礼な振る舞いをしてしまいました。
本当に、本当に申し訳ございません……

"貴女の素の状態を見ることができたので、
気にしていません。
とても、自由な方なんだなって思ったくらい"


自由というか……
自分のことを、気にしていないというか……?

"……もしよかったら、お手紙を書いても?"


[彼のこの一言から、秘密の手紙交換が始まった。
絶対に、気づかれてはいけない秘密のやりとり。
故に、渡し方も独特だった。
お互いの信用の置ける従者たちが橋渡しをしていたのだ。
つまり、宛名を書くことなく、
内容を確認する検閲官に口止めをしておけば、
関係はバレない。]

[それから数年、彼との関係は誰にも気づかれなかった。
しかし、この頃から兄の様子が変わってきたように
感じていた。というのも、
あと数年で輿入れ予定のフィオーレ嬢への、
兄の執着が、ひどくなっていたのだ。
それを、彼にだけは伝えていた。
検閲官に気づかれないように、
賢い彼だからこそわかるような、問題の書き方で]

そして、色々があり……今がある。

[神殿で禊のように働いている兄にも、
偶に会いにいくようにしている。
シュテルンポレール殿下との婚姻の件を告げた時、
彼は全く動揺しなかった]

どうして、驚かないの?

"隣国で相手のいない王子は
シュテルンポレールしかいなかったからな"


でも、私が彼との婚姻を受け入れないとは?

"特には思わなかった。偶に彼と会う時の、お前の顔は…"


[
穏やかだった

そう言われて、不覚だったと感じた。
兄は、今の環境に感謝をしているとまで言い出した。
いつか、儀式を取り仕切る立場になれたら。

そんなことさえ、言っていたような。]

"ユウェル、はじまるよ"


[心配そうに、ポレールが顔を覗いた。
それを見て、リーベアムール王子が
"過保護すぎだろ"と苦笑している。

"兄さんも相当だよ?"


血を分けた兄弟とは、こういうものを言うのかも。]

"皆様、お静かに"


[神官のこの一言で、
その場にいるどんな王族でも黙ってしまうだろう。
この儀式の重要性は、
各国の王室誰もが知っているから。
父と母をみて、国王と王妃がやるべきことを、
ポレールとふたりで覚えていこう。

儀式が終わったら、国民に顔を出すことになるだろう。
それまでに、体力が戻れば良いな、なんて
ちょっと弱気なことを考えてしまっているが]

[時は過ぎて、昼。

客人の3人+1はここで一旦席を外すことになる。
ここからは、ブーヨプスキュリテ王国王族のみの、祈りの時間。
というわけで、客人の3人の会話でも]

おわったぁ……

"朝からもう……え、昼?"


"めっちゃ腹減った!!!"


"僕らは、お昼食べていいみたいだね"


"マジっすか。食おうぜ、フィオーレ……フィオーレ?"


いいなぁ……

[フィオーレ嬢は、廊下からふと見えた街中に視線を奪われていた。
兄と婚約者は、すぐに理解した。
"外へいきたい"ということを。フィオーレの具現化魔法-ビアンカ-は
フィオーレに同意した。]

"私がいるし、大丈夫じゃない?"

"軽い!ひどく軽いけど!フィオーレに町娘の服着せて!"


"かっる?!"

[街に出ると決まったらしい客人たちは、
当たり前ではあるが、急いで装いを変えることとなった。
町娘風の装いになったフィオーレ。
商人のような服装に着替えたムーティジェンティーレ。
そして、よくわからない服装になってるシュラーフェン。]

“なんの衣装?”

”これはね、騎士団の軽装”


”ダメでしょ?!


”知る人ぞ知る、騎士団の軽装だし大丈夫でしょ”


お兄ちゃんってば……

[妹に呆れられても、あまり気にしてはいないよう。
本当は、違うものだから。気づかれることはない。
しかし、懸念が一つ。

“フィオーレに町娘感皆無”


声をかけられては、厄介だ。
と兄は思うものの、婚約者が睨みを効かせるか。
なんて楽天的に考えて、3人は外に出ることにした]

[城下町。
さまざまな匂いや音がする場所に、
3人は来てしまった。来てしまったが、何気なく…]

“意外と馴染めたね”


”そうっすねぇ……はいはい、お嬢さん”


こ、これ!!

[ホッとしたのもつかの間、フィオーレが何かを見つけた。
名前を言うことは憚られるため、なんとなくで呼ぶと、
フィオーレは気にもせず、並べられている本を指差す。]

これは!シュネーヴェの本です!

”えー?………………ちょーっと店主”


[フィオーレの一言に、何を言ってるんだと思った兄も、
タイトルを見て顔が凍る。
本を扱っている店主に、声をかけて、
欲しいだけのお金あげるからこの本を買い取る、と
彼は言った。流石に、一瞬の出来事に店主も
シュラーフェンを訝しげに見ている。]

”いいかい?これがここにあるということは、
店主、貴方を…………うちで裁くことになる”


”それって、どういう……”

 




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