人狼物語 三日月国


38 【身内】それから【R18】

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【人】 幻燈屋 ツリガネ

――そう、なのですか?

[手短にあった店に飛び込んだからだろうか。必要な提灯がないという事は。
それとも、何か拘りがあるのかもしれない]

行燈を……ですか?

[ぴくりと、小さく体が跳ねてしまう。

旅の人だから、手持ちの提灯を勧めた。
行燈だったら邪魔になるのではないのか。それとも宿の物が気に入らなかったのか。
そう思いたいが、続いた言葉に身体が跳ねてしまったのである。

初めに想像した、誰かからの紹介かおねだりされたかを――。
おねだりならば、直接そこに届けさせればいいだろう。
紹介なら、解るはずだと思うが…宿に届けて欲しいという事は、本人が使うものだろう。
用途がぱっと思いつかないでいた]

10個ですか?
解りました。誠心誠意、お客様に似合うものを選ばさせていただきます。
いつまでに、お届けすればよろしいでしょうか?

[今すぐと言うなら、すぐに選ばないといけないだろう。
もし時間があるなら、後でゆっくりと…。

向けられる笑みに、営業用の笑みを返す。

――気のせいか、男が店内の品を見ているだけなのに、自分のモノを選んでみているように思えるのは]
(1) shiya 2020/08/01(Sat) 13:16:53

【人】 幻燈屋 ツリガネ

――…え?

[待ってくださいと言おうとしても、金払いも良いという事もあり、先に店の人がどうぞどうぞと答える。
店の人たちは、何人かは知っている。

今日…愛しい人が来ることを。
だからだろう、何人かは彼がその人なんだと思ってしまい、ほらほらと送り出そうとするの。
そんな空気だから、違うと言い出す事も出来ない。]

わかり…ました……。

[了承の返事は、拙いものになる。
断りたいのに、断れない為にそうなったが、周りからは囃し立てられている事から、恥ずかしさのあまり拙いものになったと勘違いされているようである]

どのような場所が宜しいでしょうか?

[行違ったら、見られたら、勘違いされたら

やはりそれが自身の中で、大きくなっていく。
気づかないからこその焦り。気づかないからこその、恐怖である。

早く終わらせようと、丁寧に捧げ持たれている手に力を込めて、男を引っ張り上げようとする。
早く行こうとせかす様に*]
(2) shiya 2020/08/01(Sat) 13:17:07

【独】 幻燈屋 ツリガネ

/*
10個の提灯は何に使うのですか?
行燈は、あれと解るけど
(-0) shiya 2020/08/01(Sat) 13:52:55

【人】 幻燈屋 ツリガネ

解りました。

[話していたのは聞こえていただろう。
提灯を取りに行っていた売り子は、行燈をいくつか見繕ってくれているようである。
なるべく早くなら、今決めて、先に運んだ方が良いのかもしれないと、ちょうど目についた一つを選び、あれはどうかと聞いている]

わ、私もですか?

[運ぶのなら、別の人と思うが、周りの空気がそれを許さない。
しぶしぶ、頷く姿は周りの視線を気にして、恥らっているようにも見えるだろう。
だからこそ、店の者の勘違いを加速させていたのであった。]


……?


[そのような物を何に使うのかと、疑問に思うが、続く言葉に旅人特有の悩みなのだと納得する。
そういう話は普段聞かないものだから、つい想像してしまう。

彼も同じような悩みを持っているのだろうかと]
(5) shiya 2020/08/01(Sat) 15:05:02

【人】 幻燈屋 ツリガネ

解りました。でしたら、良い店があります。

[一度、店を後にし、男が買いたいと告げたものを売っている店へと案内をする。
道すがら無言で案内をするのもどうかと思い]

お客様…宜しければ旅の話を聞かせてください。

[まるで男に興味を持っているようにとられてもおかしくないだろう。
それに気づかぬは、想いは一つ。
相手から聞く話で、彼の事を想おうとする為である。

普段、旅の方と接する機会などないのもあるが、今はもうすぐ会える彼の事だけをあれこれ考えてしまうから。
誤解されないかと言う心配もあるが、話を聞く事で彼を想いたいがためであった。


そうすれば、店にはあっという間につき、男は欲しいものを迷いなく手に入れ店を後にする]

ありがとうございます。

[差し出される蒸かした饅頭を受け取る。
お礼だろうか…。

隣を見れば、男は美味しそうに食べており、自分はどうするべきかしばし悩む。
このまま持ち帰れば冷めてしまうだろうからと、ぱくりと食べ美味しいですねと男に声をかけてしまう。

声をかけてはっとし、何に対してなのか解らないがすいませんと謝罪の言葉を口にして視線を逸らして歩いて行くのであった*]
(6) shiya 2020/08/01(Sat) 15:05:16

【人】 幻燈屋 ツリガネ

[話を聞きながら、手紙に書かれていた事を思い浮かべてしまう。
手紙に書かれた事だけでも、どんなところかと思いを馳せていたが、旅をしている人から聞く話はまた違うもの。
再会した暁には、直接話を聞こうと心に刻むのであった]

そうですかね?

[自分ではよく解らない事であるから、曖昧な表情を浮かべてしまう。
それは謝罪してしまった事を取り繕うためでもあったかもしれない。


店に戻れば、頼まれた提灯を見繕う。
一つ、一つ丁寧に……]

私ですか…そうですね、5つくらいなら持てましょうか?

[畳んで運ぶので、それくらいならいけるだろう。
先に戻るというから、選んだ6つを渡し、一度見送れば急いで残りを見繕う。
その間に店の者に、自分を訪ねて来た者はいないかと確認するが、いないようである。

――まだ来てないのかと落胆するが、見られなかったと思えばよい事である。
だから最後はほっとし、残りをもって店を出るのであった]
(8) shiya 2020/08/01(Sat) 16:24:32

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

― 宿屋 ―

[残りの提灯を持ち、急いで宿に訪れる。
宿の人に、提灯のお届けと言えば、先ほど一度店の者が届けに来ているので、部屋の場所を聞き、そちらに。
部屋の前まで来ると、廊下に膝をつき]

お客様、提灯のお届けに参りました。

[声をかければ、襖を開ける。
部屋の中は、暗く先ほど買った、提灯や行燈がその部屋を淡く照らしている。
それだけでも、まるで別世界なのに、何かが香。
何の匂いかまでは、判別できないが、ここに居てはいけないような気がし]

こちらが残りの品になります。

[残りをすっと部屋の中に差し入れる。
失礼しますと、さっさと後にしたいが、もし気に入らなければ、また持ってこないといけない。
だからと言って、部屋に入るのはいけない気がして、この位置で男がどうするかを待っているのであった*]
(*1) shiya 2020/08/01(Sat) 16:24:45

【独】 幻燈屋 ツリガネ

/*
ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
妖しい。妖しい色気だよ。

あああああ
(-1) shiya 2020/08/01(Sat) 16:46:03

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

………。

[招かれると、迷う。ここには足を踏み入れてはいけない。
だけど、仕事と見た場合、足を踏み入れないといけない。

灯りをつけるだけ…そう自分に言い聞かせ、部屋に踏み入る。

並べられた提灯と同じように置いて火をつけようとすると、かけられる声にびくりと身体が大きく跳ねる。
どうしてそれを知っているのだろうか?
噂でもあるのだろうか――。

なぜ、どうしてと驚きが広がるが、これだけ暗い部屋である。
平然としていれば気づかれないだろう。
そう思い、一つ、また一つ灯りをつけていくが、どうしても手が震えてしまう。
手が震えれば、灯りが揺れる。
気づかれないと思いたいのに、やすやすと気づかれる事をしている事に気づけぬくらい動揺しているのであった]
(*4) shiya 2020/08/01(Sat) 17:15:04

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

………っ

[すぐ近くで囁かれたよう。
男を見ない様にしていたため、部屋のどこにいるのか把握していなかったせいでもある。

それよりも、躰…とは?
動揺して、手が震えているのに気づかれていたのだろうか…。

違う…気づけば躰に力が入らない。
その場に崩れ落ちてしまう。

どうして、なんで…いつのまに…何が起きたのか――
恐る恐る、男を見上げると妖しく見える笑みが暗がりの中に浮かんでいる。
それはとても妖しきもの。人ではないモノの笑みに見えてしまう。
罠にかかった哀れな獲物を捕まえるようにまわされる腕から逃れようともがいても、うまく体が動かない]

――ゃ…ゃめ、てっ……っ

[逃げないとと思うのに、身体が上手く動かない。
そのせいで、浴衣の上から縛り上げられる。
彼から貰い、会う時にきていて欲しいと言われた、浴衣。

それを知らぬ男の縄で穢されたようで、恐怖もあるが申し訳なさがこみ上げてしまう]


ど、どうして…このような、事を?

[押し倒され、見上げはしない。
それでもせめてもの抵抗とばかりに、問いかけるのであった*]
(*5) shiya 2020/08/01(Sat) 17:15:19

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

――…。

[言葉が出なかった。
見た時からって、どういうことなのか。
初めて会ったはずである。それなのに、どうしてと。

今日…普段と違ったところと言えば――

久しぶりに会えると思い、浮かれていた事。
それ以外考えられない。

その様子が、何か引っかかったのかもしれない。
旅の方だと…だとしたらこの人にも待っていた人が居る…居たのかもしれない。
その誰かと重なって見えたから……。

それならば納得は出来るが、だからと言って、受け入れる事が出来るものでもない]
(*8) shiya 2020/08/01(Sat) 19:01:53

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

…… ――、…っ

[触れられると、ぞくりと身体が震える。
それだけで解るものなのか…。

男の喜ばせ方なんて言うのはよく聞くが、それ以外の知識は全くない。
だからどうして解ったのかが解らないし、それについて何か言う言葉も持っていない。
ただ、これからどうするか、それだけがやたらと意識させられる]

ぁ……ゃぁっ……っ

[唇には触れない、顔を近づけて、様子を見るような口づけから逃れるように顔を背ける。
顔を背けても、秘する所に触れられると自然と目が丸くなってしまう。

その様子に満足したのか、顔が離れてほっとしたのは一瞬。
足を大きく開かされから、浴衣のあわせが乱れて帯から下はあられもない姿に。
躰が動けば抵抗しただろう。だが、抵抗したのに出来ない。

そればかりか足元に熱さを感じるが視線を向ければ、天井に大きな影が見えるだけ。
大体どの位置に、提灯があるのか推測できる。

――みられている。

そこを見た事がある人は、一人だけ。
彼の姿が浮かぶと言っても、浮かぶのは、狐の面だが……。
それでも浮かぶから、申し訳なさとかいろいろ渦巻いてしまう]
(*9) shiya 2020/08/01(Sat) 19:02:20

【赤】 幻燈屋 ツリガネ



み、ないでっ……

[躰は動かない。動けたとしても、きっと動けなかっただろう。
動けば縄が擦れて、浴衣を傷つける気がして…。

だから些細な抵抗として、口にするのであった*]


 
(*10) shiya 2020/08/01(Sat) 19:02:41

【独】 幻燈屋 ツリガネ

/*
やばい。やばい。やばい。
エロイ、エロイ、エロイ
(-2) shiya 2020/08/01(Sat) 19:48:32

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

――……っ

[そんな事を言われても、知らない。
それよりも見ないでほしい…。
見られたくないのに、視線を感じるからだろうか、躰の奥が熱を持ち始めるよう。

そんなのは嫌…嫌と気持ちは抵抗するのに、躰はと言うと――

そっと触れられるだけで、泡立つよう。
ねっとりした感触にぞくりとしたものが駆け上がるから、そのままに声を上げそうになるが唇を噛んで耐えている]


 ――んっ… ンッ ……ふっ……ぁっ……


[舌が這うたびに、隙間からくぐもった声が漏れる。
耐えようと、耐えようとしているのに、感じる場所を遊ばれるから、耐え切れず声が漏れてしまう。
一度漏れたら、感じる場所に触れられるたびに、甘い声を漏らしてしまう。
違う。だめと思うのに、なぜか懐かしいものも感じて、どうしてと混乱してしまう]
(*13) shiya 2020/08/01(Sat) 20:20:46

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

 はぁ…っ……んっ、はぁぁ……。

[一度、男が離れると呼吸を整えようと、深呼吸をする。
感じてはいけない。感じたくはない。

他の男の手で――と思うのに、躰の方は淫らに感じてしまう。
だから、まだ会えぬ愛しい人への申し訳なさと、知らなかっただけで自分がとても淫らなものだった事の恐怖を感じてしまう。

その時聞こえた、こっちと言う言葉…どういうことなのか――
恐る恐る視線を男の方に向けようとした時、誰も触れた事がない場所に触れられ目を丸くする]

 なっ…ゃ……ゃめ……ゃぁぁっ……

[そちらは彼も触れていない場所。
その場所を触れられる恐怖に、頭を激しく振るう。

嫌だ。いや……と思っているのに、二つの穴を攻められるだけではない。
秘めた果実までも弄られるから、おかしくなりそう。
動ければ、躰を激しくゆすったり逃げようとしただろうが、それも出来ないでただただ与えられるものに身を焦がすのみ]
(*14) shiya 2020/08/01(Sat) 20:21:12

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

 ゃぁぁ…だっ……ぁぁん…ゅ、ゅる…ぁぁぁっ…

[同じ拒絶の言葉を口にしているが、含むものは拒絶ではなく、甘いもの。
感じずて、おかしくなりそうではなく、なっているようで、もうこれ以上はと言う哀願。

それを口にする頃には、前の口からは、ぐじゅぐじゅと激しくも淫靡な水音を響かせるほど。
淫靡なら水を溢れさせるだけではなく、内側は戦慄き差し入れられる指をきつく食いつくすように。

攻め立てられて、ついには達してしまったのであった*]
(*15) shiya 2020/08/01(Sat) 20:21:24

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

 はぁ……はぁ……っぅ……っ

[達した余韻で、荒い息を漏らしている。
囁かれる声が聞こえると、息を飲む。

――違う。そんな事はない。

そう言いたいのに、言葉にできない。
もし違うと言えば、もっとされる気がして言えない。
それは、きっと建前。

感じて達してしまった今の気だるげな躰は、確かなもの。
知らぬ男に感じた事実を認めたくないから自身の中で言い訳をするのであった]
(*20) shiya 2020/08/01(Sat) 23:59:40

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

――ぇっ…

[何が…求めて……?
考えられないくらい、散漫な思考。

衣擦れの音がする意味すら理解できないでいる。
理解するのは、淫口に熱の楔が触れてから。
いまだ余韻が抜けなく、どこか夢うつつな表情をむけてしまうが、楔が差し込まれるとその意味を理解する。
理解するからこそ、改めて目を丸くしてましう]

 ――ぃ……ぁぁっ…んっ……ぁん、 …ぁっん

[いやと言いたいのに、気持ちと逆で躰は喜び、叫春をあげてしまう。
抑えられ、脚の間から見える男の顔から顔を背けても、揺さぶられるたびに、ちらちらと見つめてしまう。

ふと、影が落ちたようで改めて見つめると、すぐ近く男の顔がある。
逃れるように瞳を伏せれば、重なり合う唇。
顔を背けて、逃げたいのに、舌を絡めとられたからそれも出来ない。
口内を我が物顔で楽しむだけではない。
下からも優しく突き上げられている。

僅かに残る理性は、絶望を感じ、いけないと思うのに
それすらも快楽が塗りつぶしていくよう]
(*21) shiya 2020/08/02(Sun) 0:00:12

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

そ…ぁぁ……ぁんっ……

[そんな事はないと思う。思いたい。
きっと、躰が動かなくなった、あの何かには、淫蕩作用をするものも含まれていたのだ。
だからこそ今、こんな風になっているのだと――。

が、そんな風にうすらぼんやり思っても、躰の方はそうだよと言わんばかりに咥えている雄を締め付けてしまう。

突き上げられるたびに、もっと欲しいと腰が揺れてしまう。
薬が切れているから、感じて身を捩ったりも自然とおこなってしまう。
もう浴衣がなんて思う余裕はどこにもなくなるほど。

もっと、もっとと、浅ましく男を求めて嬌声をあげるのであった]

 ――こん…ど……?

[どういう事なのか、考えたいのに囁かれる甘い毒が思考を奪っていくようである。

突き上げていたのが、探る動きに変わる。
それに合わせるようにか、自然と自分の腰の動きも変わってしまう。
――そして…]

 ……っ、ぁぁあっ…

[今まで感じた事のない、何かが駆け抜ける。
それと合わせるように、中は男を貪るようにきつく締め付けている]
(*22) shiya 2020/08/02(Sun) 0:00:44

【赤】 幻燈屋 ツリガネ



 ……んっ…んんんんっ……

[さらにそこを擦られれば、締め付けはきつくなる
と同時に何かが弾けるよう。
躰が跳ねない様に抱きしめられ、あげる声は唇に遮られる。

それでも熱い何かが収まるまで、躰は震え続けてしまう。
しばらくして収まると、感じすぎたためか…それとも、他の男に抱かれ達した罪の意識からか、瞳からつうっと涙が一筋零れ落ちるのであった*]


 
(*23) shiya 2020/08/02(Sun) 0:01:08

【秘】 気紛れ者 空木 → 幻燈屋 ツリガネ


[あの日、言わないで出かけ、言い交さなかった言葉は、まだここにある]
 
(-3) hilltop 2020/08/02(Sun) 16:25:34

【秘】 気紛れ者 空木 → 幻燈屋 ツリガネ

[彼女の反応が半分楽しみで半分恐ろしい。
それでも、彼女が落ち着いてから、大事な方の言葉は打ち明けようか*]
(-4) hilltop 2020/08/02(Sun) 16:29:47

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

[言われて初めて涙が流れたのだと…。
確認したくて、縛られた手ではうまく確認する事も出来ず]

 ――泣いて…ま…せっ……っ

[泣く事はないというより、泣けるような立場ではない。
それに感じて、感じすぎて、溢れてしまったものかもしれないが、それはそれで認めたくない。
どちらにしても、認められないから、泣いていた事を否定する。

否定したいのに、男の舌が頬をかすめるから嫌でも涙を零した事を印象付けられる。
印象付けられるだけならいい…。
感じ過ぎていた躰は、その余韻が抜けきらず、頬を掬われただけでも、小刻みに躰を揺らと、小さな吐息が漏れてしまう。

息を飲み、落ち着こうとしていると、しゅるりと戒めが解かれていく。
それだけではない。しゅるりと帯まで解かれて行く。
それはと身を捩ろうとするが、繋がったままな為か、躰の方が反応してしまい、抵抗らしい抵抗ができないでいる。

浴衣が開き、男の前に肌を晒すのは顔を背けてしまう。
淡い、灯りの下に晒される肌は、行為の後な事もあり、ほんのり色づきを浮き彫りにしているようである]
(*27) shiya 2020/08/02(Sun) 17:42:04

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

 ――っ…ふっ……んっ…。

[戒めは全て取り払われ、それだけでなく、身に着けていたものも。
視線を感じても、見上げる事はしない。
痛みと聞かれても、解らない…。

首を振りつつも、指は躰を隠すのではなく、何かを探る様に畳を這う。
それは、懐にしまい、解かれた時、躰の横に落ちた割れた面を探る為。
浴衣を脱がされた時に、巻き込まれて、一緒に取り払われたのだと思うから、それを探して…]

 ……ぁっ…んっ……

[淡い灯りの元、向けられていた視線は、行為の余韻を忘れさせない為のものに思え
それから逃れるように、指を彷徨わせていたが、男の手が今まで触れなかった胸へと伸ばされ触れられるだけで甘い声を上げ
腰が跳ねてしまう。

触れれば、触れられるだけ、吐息が甘くなる。
男の重さを感じるだけでまた、躰が跳ねる。

そこまできて、やっと指を這わせていた事に気づき、躰が動く事を認識する。
引きはがそうと、男の肩に手を置いて時]
(*28) shiya 2020/08/02(Sun) 17:42:24

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

 ――えっ…

[胸元で、囁かれるので、吐息が肌に触れてくすぐったいがそれどころではない。
囁かれた言葉を、理解するのにほんの数刻かかってしまう。

理解すれば、男を見つめる。
その事を言うのは、言えるのは彼である。
彼であるが、ついさっきまで、知らない人だと思っていたから、すぐに切り替えができない。
切り替えができないから、混乱して、言葉がでない]

 ……はっ…っ…

[それでも出来てはいる事だけ伝えたいと口を開いても、やはり言葉にはならなくて]
(*29) shiya 2020/08/02(Sun) 17:42:49

【秘】 幻燈屋 ツリガネ → 気紛れ者 空木



 ほっ…と、に……そら、き…さま?

[ですか?と、改めて確認する。
本人だと言う思いと、別人だと思っていた思い。

そのせいで、半信半疑になってしまっている為である*]

 
(-5) shiya 2020/08/02(Sun) 17:43:20

【独】 幻燈屋 ツリガネ

/*
意地悪だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
(-6) shiya 2020/08/02(Sun) 20:48:14

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

そんな事は……ただ、お顔を拝見したのは、睦み合ったあの時の、ほんの一刻でしたので…。

[ないとは言い切れない。
印象が薄いというよりは、狐の面の印象が強いせい。

顔を見つめ、眼鏡がないさまを見れば、ああ確かに、このようなとだんだんと記憶が蘇る。
が、狐の面の半分を男が顔に付ければ、ああ、そうだ。その姿だ…。
はいと、愛おし気に見つけている]

 ……ぁっ…そ、それは…

[それも確かにあると思う。声に出そうとするが悪戯をされるから、
躰が跳ねて、甘い声を漏らす。
だから数回頷いて返事をする。

知らない人とと思っていた時とは違い、悪戯されて漏らした吐息の甘さは、愛しい人と繋がっている喜び。
見せる表情も何もかも、違っているように見えたかもしれない]
(*32) shiya 2020/08/02(Sun) 21:11:10

【赤】 幻燈屋 ツリガネ

 ――そう、ですか?

[言われて辺りを改めて見渡す。
確かに、この部屋を見た時、この世のものとは思え無く感じた。
が、自分が作ったものが、このような世界を作り出すなど想像もしていなかった]

 はぃ…私も、このような世界になるとは思いもよりませんでした。

[いつもは行燈単一である。
仕事を褒められたのは嬉しいが、このような置き方は、見事と言えよう。
囁かれる言葉も、納得してしまう。

思わず、そのような世界ならば、廓に売り込んでみるのも良いと思うほどに]

 え…そうだったのですか?
 薬が切れているなど、気づいていませんでした。
 それに、抵抗しなかったのではありません。出来なかったのです。

 抵抗すれば、空木様から頂いた浴衣を傷つけるようで…。

[確かに気づいていなかったので、知らぬ男に抵抗せずに抱かれていたように見える。
だが、浴衣を傷つけたくなかったのも本心である。

本心であるが、言い訳にしか聞こえぬだろう。
恐る恐る男を見てあげる。
どう思われるか、恐い……怯えをたたえていても、それでも視線を逸らすさずじっと*]
(*33) shiya 2020/08/02(Sun) 21:11:28
 




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