人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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【人】 よろず屋 シラサワ

二日目のいつかの時。
祭り囃子は相変わらずに島に響き、
昨日と変わらぬ喧騒が皆を待っている。

島民はすぐに気づくかもしれない。
外から来たモノもそのうち気付くかもしれない。

あのブレスレットを配っていた
巫女のサクヤが姿を見せないことに。

それでも尚、祭は続いている。


そんな中、この男は今日も祭の中を歩いている。
朗らかな笑みはそのままに。

「今日も盛況やなぁ。」

会場入り口の狼像を見て、そう呟いた。
誰かに声をかけられれば、
すぐにその海のような瞳を向けるだろう。
(0) 2021/07/20(Tue) 22:20:25
よろず屋 シラサワは、メモを貼った。
(a0) 2021/07/20(Tue) 22:22:53

【人】 よろず屋 シラサワ

「…………。」

慌てふためく五十鈴に青緑眼がそちらを向いた。
無言で、ただ、その海には確かに哀しみを湛えて。

 それでも、口元には笑みを浮かべて。


「………やかましわ、五十鈴の娘はん。」


リェンが落ち着けと言う相手に、
男はそう言い放った。

無理した笑みの下、真意を隠し、男は言葉を紡ぐ。
その真意を問うならば?

「おつとめや。島のもんならわかるやろて。
 "しゃあないこと"や。」

…それで五十鈴、君は納得するか?
サクヤと親しいであろう君は。
(14) 2021/07/21(Wed) 2:39:50

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
とりあえず一旦赤会話纏めるわ。
魔術師
はこの会話見とるて思うて話すから、
よろしゅうな、魔術師はん。

という訳で、改めて。
『囁き狂人』
のよろず屋 シラサワや。
表の俺は道化やからな。言うて嘘はついてないで?
"言うてないこと"はぎょうさんあるけどな。

時間的にまた俺のPLが寝るかもしらんけど…
とりあえず、戸隠はんの置きレスはディスコでも見たけど
また赤会話のロール再開する時に貼り直したらええやろ。
(*1) 2021/07/21(Wed) 3:27:40

【人】 よろず屋 シラサワ

>>19
「…なんや、サクヤはんが心配なんとちゃうんかい。」

とはいえ五十鈴の真意が言葉通りかは分からない。

「あぁ分からんかもしれんわ。
 俺には"どっち"も大事なお客はんの1人やからな。
 サクヤはんは特にこの島来た時から
 俺の事、余所者にせんと接してくれたしな。」

誰とて大事な客という言葉に嘘偽りはなかった。
男が瞳の海に哀しみを湛える理由は、嘘を告げない。

「せやけど選ばれた言うんならそういう事なんやろ。
 ……まぁ、言うて、もしかしたら美味しいモノは
 後で食べる主義なんかもしれんしな。神狼はん。」

男はそう紡ぐ。

…こんなんただの詭弁や。
カミサマが選ぶ順序の嗜好なんぞわかるかいな。
それでもサクヤはん選ばれたんには理由があるんやろ。
(21) 2021/07/21(Wed) 3:50:46

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
寝とったな。魔術師に対して一つ提案なんやが、
元の人狼にはこういうモノがあるで。聴狂人っていう役職で、
狼会話を聞くだけの狂人を確かめる為のモノや。
『合言葉』を決める
っていうやり方がある。
もしくは特定の行動をさせる事で確かめる。

例えばそうやな、此処なら『歩いた拍子に石を足で蹴った』
やらのさりげない行動をさせたりな。
(*7) 2021/07/21(Wed) 6:54:38

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
しゃあなしや。俺はあくまで狂人。
他三人のような特異な力は持ってへん。
時に笑い、時に泣き、道化のように振舞うことが仕事や。
まぁ、せやから纏めたり表で焚きつけたりで、
口で仕事しとんのやけどな。

ちょっと箇条書きにしよか。(口調を戻します)
・忘れ屋 沙華(皇狼)には記憶操作の能力がある
・右方舞 戸隠(智狼)には魔除けの呪いがかかっている

・三人全員で祠に行った。
・沙華とシラサワは既に事の次第を知っている。
 →もしかしたら過去別々に仕事したことあるのでは?
・現地に行った事で初回である戸隠が祠と共鳴するなりして
 智狼として覚醒、意識朦朧になる。
・現地には狼側の村人が居て、既にサクヤを連れて来ていた。

・村人に促されるまま、狼として覚醒した戸隠がサクヤを…。

・意識を取り戻したら辛いだろうと沙華が忘れさせたが、
 翌日に思い出してしまった的なロールで〆

二人のやりたいことを統合したが、これでどうやろうか?
(*8) 2021/07/21(Wed) 7:11:13

【人】 よろず屋 シラサワ

>>22
「…ちゃうで、俺は今も島の一部で余所者言われとる。
 今はユヅルはんやモクレンはん、リェンはんみたいに
 口きいてくれるんも増えたけどな。」

なので五十鈴が"ソトの奴"と言うのにも慣れてはいる。
それはそれとして、サクヤは島に来た当初から
偏見無く接してくれたというだけだ。

「……神狼はん、喰うつもりやったんかい。
 確かにサクヤはんには難しいやろな、ええ子やさかいに。」

>>24
「沙華はん、おはようさんやな?
 てっきりもっとのんびりしとるかと思うてたわ。」

開口一番にこれなのだ。まぁ、ある意味それでも
毎年のことだと相手を分かっているからか。
笑みを崩してはいないが、その海眼には哀しみを宿して。

「…今年もあんたはんの仕事の時間が来たんやで。」
(25) 2021/07/21(Wed) 7:26:27

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
まぁ、あくまで俺のPLは人狼系自体はやるん初めてやけどな。
そういう類の動画を好き好んで見てただけや。
NG項目から中身割れとるやろうから、
嘘言うとらんのはディスコの会話から分かると思うわ。
(何かとお騒がせしました)

狂人の身分で偉そうに纏めたりしとるが、
役職的な仕事が無い以上、こういう雑事は
こっちに回してもらえればええからな。

実際にやるんはあんたはんらやさかい。
第三者の方が冷静になれるやろ多分。

戸隠はんも問題無かったら魔術師に
『歩いた拍子に小石を足で蹴った』という行動を
要求しよか思うけど、どうやろ?
(*11) 2021/07/21(Wed) 8:24:18

【人】 よろず屋 シラサワ

「つれんこと言いよるわ。」

沙華の態度に一つ息を吐いて。
ゆっくりと瞬きをすると普段の笑みに戻る。

…毎年の事や。あんまり感傷に浸るんもな。

「まぁええ、沙華はんが調子変わらん方が助かるわ。」

そう言って、どこか遠巻きのシキや蝶間を見やる。
舞台で舞っている戸隠や、昨日と相変わらず屋台を楽しむ
アザミにも聞こえるように、
祭り囃子の中でも良く通る男の声は、商売人の声だ。


「……さて、騒いでもうたな?
 サクヤはんは"選ばれた"んやが、
 この『神狼大祭』の伝統やな。
 このブレスレット持っとるもんの中から選ばれるんや。」

自分も身に着けている木製のブレスレットを見せる。

五十鈴はんが騒いだ。
リェンはんが祠の事言うた。
俺は沙華はんに仕事や言うた。皆同罪や。

隠し通せる訳あらへんやろ?
ま、表向き綺麗に言うんは勝手にせぇ。
 
/* 各自ロールフックにどうぞ
(29) 2021/07/21(Wed) 10:05:35

【人】 よろず屋 シラサワ

島のもんで祭の詳細知らん奴がおるかは分からん。
もしかしたらよう知らんのも居るかもしれん。

ユヅルはんに関してはまだ若いのもあって
細かいは教えられてへんのかもしれんけど。

モクレンはんは……どうやろな。
印について知っとるなら、内容は知っとるか。
よう喋るし親しいしてくれるけど、
あんまわからん所もあるしな。
(30) 2021/07/21(Wed) 10:11:39

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
ちなみに俺は囁き狂人やけど、
表向きは煽動者か水仙鏡として動くつもりしてるで。
まぁやってることは煽動者感あるかね?
(*12) 2021/07/21(Wed) 10:36:36

【赤】 よろず屋 シラサワ

/* (許可が取れた為、それでは口調を戻します)

『魔術師』へ"合言葉"アナウンス


『歩いた拍子に小石を足で蹴った』
というロールをお願いします。
出来ましたら本日中、遅くて二日目中にお願いします。
もちろんそちら様の文章から浮かない程度に改変頂いてOKです。

※もしロールにするのが難しい場合、
 我々狼陣営の誰かしらへ
 秘話を送っていただけますでしょうか。
(*14) 2021/07/21(Wed) 11:29:38

【赤】 よろず屋 シラサワ

/* 
狼窓のセンシティブについては一旦ディスコで質問投げるわ。
可能な場合、赤でやるかやらないかについては、
魔術師はんが誰か分かってからでええんやないか?
NG項目次第やと思うで?

俺もNLNGや言うて、自分の身に降りかからん限りは問題ないしな。
(*16) 2021/07/21(Wed) 11:37:01

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
GMからアナウンス出たな。赤会話センシティブOKやそうや。
まぁ墓下と見学から見えるそうやけど。

んで、よう考えたんやけど、
そもそもR18見るのも嫌やったら
この村入ってへん気がしたんやな……

とりあえず、二人の返事聞いて
場面なりやろうか思うけどええやろか。
(*18) 2021/07/21(Wed) 14:39:18

【赤】 よろず屋 シラサワ

『神狼の祠』へと至る道筋。
近付くにつれて、戸隠の歩みは遅くなり、
足並みがズレるのに、先導していたシラサワの足が止まった。

「…あぁ、…まぁ……"俺もそうだったな"。」

後ろを振り返り、沙華を見やる。
問題なく歩むそちらに、二人ともで無かった事は分かった。

「なんだ、沙華の方は経験済みなのか。
 ちょっと期待してたんだけどな。」

……シラサワの言葉は、
いつもの朗らかな特徴的なモノではなかった。
道化を脱ぎ捨てた言葉で、まるで別人のようで。

あぁ、そのうちに戸隠も理解するんだろうな。
神狼の恐ろしさを。この島の地獄を。
外の人間なのに、…可哀想に。
(*21) 2021/07/21(Wed) 15:20:41

【赤】 よろず屋 シラサワ

沙華の張りつめた言動に海眼を細める。
まあ、その驚愕が見れただけしてやったり、
といったところかもしれない。

「確かにそうか、
 二匹の"子狼"のお守りはちょっとな。」

道化を言いつけられた自分には
荷の重い話だ。

神狼は呼び起こす。
人間の根底に澱む衝動を、
飽くなき飢えと渇きを、引き摺り出す。

戸隠の歩みは止まらないだろう。
まるで祠に導かれるように、呼ばれるように。

見えるだろう?
灯をもった、飢えた同胞達が。

匂うだろう?
印に焼き付けられた、熟れた果実の匂いが。

「…可哀想に。忘れられたらいいのにな。」

戸隠を見て零した。
歩みを彼に合わせるように再開する。
(*24) 2021/07/21(Wed) 16:32:30

【赤】 よろず屋 シラサワ

「ひとつ"喰えば"、まずは治まるさ。」

道化の男は謳う。

それは五十鈴が求める林檎のよう。

禁断の果実。楽園の知恵の実。
一度齧れば、追放者の出来上がり。
最早楽園には、二度と戻れない。
(*26) 2021/07/21(Wed) 17:56:11

【人】 よろず屋 シラサワ

>>32 モクレン
>>33 沙華
>>36 ユヅル
「隠したかて、いつかバレるもんやろ?
 神狼はんに直接問えるとは思わんけど…。」

情報は大切な"商品"だ。
言葉を紡ごう、経済を回し流通させるように。
遠くに居たモノは近くに。会話を始めたシキと五十鈴。
良い傾向なのではないだろうか?

商人とはこういうモノだ。周りを煽り、動かそう。
言葉という資金の循環を回そうではないか。

…島外の子かて、せめて覚悟ぐらい出来た方がええやろ?
モクレンはんもユヅルはんも分かっとるみたいやな。

「ユヅルはんはやっぱええこやな…。
 ちょっとぐらい反抗期起きてもええんやで?」
(46) 2021/07/21(Wed) 19:48:09

【人】 よろず屋 シラサワ

>>50
「かわええ子には旅させぇ言うやないか沙華はん。」

全くもって油と水。
とことん気質が合わないのか、喧嘩するほどなのか。
まぁ、ある意味変わらないやりとりに安堵しているとも。

扇子をパチンと畳み、帽子のツバを突きあげる。

「商人は美味しいとこ摘まむもんやで。
 そないな言うて…この状況で、何の責任が取れるんや。
 状況としては皆同じやろ。
 何知っとるか違うぐらいで。」

あの状況で不確実な断片だけで混乱させるより、
どういう状態か説明した方がマシではないか、と。
言葉と言葉で斬り合う。

「まぁ、足りんもんがあったら
 うちの店から出すぐらいはするけどな。」
(51) 2021/07/21(Wed) 21:30:28

【赤】 よろず屋 シラサワ

/* 意識失っとったわ、ごめんな。
(*31) 2021/07/22(Thu) 2:05:59

【赤】 よろず屋 シラサワ

「…俺も、あんなんだったんだろうか。」
戸隠を見て、男は沙華に聞こえるよう、そう呟いた。

「今年ばかりは全員島民だと思ってたよ。
 島長も神狼様も、惨いことをするね。」

ああ、無責任か。どうにか出来る責任を持てるなら、
こんな状況になっていないよ。
俺も、沙華も、…この子も。逃げられないんだ。

(*32) 2021/07/22(Thu) 2:07:58

【赤】 よろず屋 シラサワ

──島民には、島長を筆頭に神狼を崇める一派がいる。
祠の出入り口で三人を出迎えたのは、
そういった複数の島民だ。

中へ通される。リェンは言っていた、"何も無い"、と。

いいや、あるのだ。
神狼の遣いと呼ばれる"狼"には、
今の戸隠のように、頭へと刷り込まれる。

シラサワのようなモノには、一派から教え込まれる。


 さぁ、新たな"狼"の誕生を祝おう。


島民が囲む白い布に横たえられた柔肌に吸い寄せられるように、
戸隠が覆い被さるのを見ている。

どれだけ掟だ風習だ伝統だと言っても、
いざ当事者になれば、少女も少なからず抵抗するだろうか。
島民が腕と脚を押さえたのが見えた。

使いが舞でなく肉を要求するのなら、そうなるのだろう。
(*33) 2021/07/22(Thu) 2:09:10

【人】 よろず屋 シラサワ

>>52 ユヅル
>>54 沙華
「急に引きなさんなや、押した手ぇがどっか行くわ。
 どないしたんや沙華はん?」

跳ね返ってくると思って出した言葉が
そのまま受け入れられてしまうと拍子抜けだとばかり。

「充分か……俺はな、物事を知らんで怪我して
 それを後悔するぐらいなら、
 知った上でなんなりした方がええ思うとる。
 その上で怪我するんやったら、まだ納得いくやろから。」

そう、海を瞳に湛える男は言う。

無知が罪だとまでは言いたい訳ではない。
知ることは誰にだって権利としてあるのだと。

「不躾なんはわかっとる。これはあくまでうちの信条や。
 せやし、俺が言うんはただの戯言。
 聞く聞かんはユヅルはんの自由やからな。」
(56) 2021/07/22(Thu) 2:24:28

【赤】 よろず屋 シラサワ

薄暗い祠に響く、鈍くも熱い、粘つく水の音。
そのうち島民が捕まえていた手脚は離され、
少女は熱に呑まれるまま、眼前の狼に縋るより他無い。

もしかすれば、地の白布を染めるのは、
白でなく、初めて牙を突き立てられた傷口からの赤色か。


ああ、人も結局して獣なのだ。


(*36) 2021/07/22(Thu) 10:16:18

【赤】 よろず屋 シラサワ

「…"ありがとう"。沙華」

異様な雰囲気の中に混じって告げられる、
澄んだ海の煌めきたるや。

「記録をしている沙華がそう言うなら、
 俺も同じだと、信じられるよ。」

言葉を向けられた沙華以外、
誰も道化の言葉など聞いてはいないだろう。

最初は眼耳を疑ったモノだ。
毎年犬猿の仲のようなやりとりをする沙華と、
こうして仕事をすることに。
己は狼ではなく、ただの人間として二人の隣に在る事に。


「救いがあると?
 俺はもう、諦めているだけだよ。
 沙華の言うような"御伽噺の主人公"を、

 ……でも、沙華がそう言うだけで、救われてるさ。
 沙華ぐらいだからね。
 俺にぶつかって来てくれるのは。」 
(*37) 2021/07/22(Thu) 10:17:20

【人】 よろず屋 シラサワ

>>57
「寒い中温まる火ぃ大きいしたい思うただけやで。
 俺が水かけんかて、誰かがかけてまうからな。

 まぁ、うちが選ばれたら"次の日の二人"
 一緒に面倒見るぐらいはするわ。」

そもそもに今日神託に選ばれてしまえば、
このシラサワという男はただの放火魔と成り果てる。

きちんと色々責任の取り方を考えた所で、
途中で道を塞がれてしまえば、
どう足掻いても成立のさせようが無いのだ。

だからと言って、何も知らず小さな火を見つめるよりも、
祭なのだから花火を見た方が良いだろう?

様々な角度から見える花火を、だ。

男なりの器用で不器用な親切心だった。
(58) 2021/07/22(Thu) 10:37:01

【赤】 よろず屋 シラサワ

澄んだ海を湛える瞳を濁すような、灰色の髪。
肌の露出を控える服装と見た目は、
己が真意を隠したい表れでもあるのか。

「そりゃあね、知り合いが誰も居ない島に、
 訳あって単身商売しに来てるんだ。

 不安を表に出してちゃ商売にならないだろ?
 堂々と構えてないと、商品にまでケチをつけられる。

 俺自身も商品なんだよ。」

まぁ、中身の分からないパンドラの箱か。
逢った時から真っ向と開けようとしたのは。

「……仲間が沙華じゃなかったら、
 此処まで言わなかっただろうな…。」

やはり今年は何かが違う、と。
(*39) 2021/07/22(Thu) 15:55:58

【赤】 よろず屋 シラサワ

沙華の言葉にはふと自嘲のような笑みを零し、
その背を見送った。

既に目覚めた狼にも、渇きと飢えはあるのだろうか?

この余所者の記録さえ残そうとしてくれている、
心優しき薄桜色の狼にも。

次の夜に、誰かを喰らうはどちらだろうか。


徐々に徐々に、男は島に馴染みはしてきている。
現にユヅル、リェン、モクレンのようなモノもいる。

言葉を装うのは、
そちらの方が、島民それぞれが自分にとって
どういう対応をするか分かりやすいからである。
まるで、酸を調べる青い紙。

…ああ、慎重なのだよ。この男は。
海の上に流れる薄氷を歩くように。
(*42) 2021/07/22(Thu) 17:39:41

【赤】 よろず屋 シラサワ

ぬちぬち、ぐちぐちと、輪の中で水音は続いている。

一度突き立てられた牙。
そのうちに彼女の産む音にも、
快楽の嬌声が宿り始めることだろう。

君が彼女の胎の道を、開いたのだから。

未だ混乱しているとはいえ、最早戸隠の脳裏には、
神狼から、これから何をするかが刻まれているのだろう。
受け入れるのには時間がかかるかもしれないが。

「…腹ぁいっぱいになったか? 戸隠はん。」

傍の島民が持つ布束の一つを取り、
言葉の装いを戻した男が、地に崩れる戸隠の元へ歩み寄る。

触れる事が可能なら、爛れた身体の残熱を拭おうとする。
乱れた綺麗だった舞服を正そうともするかもしれない。
(*43) 2021/07/22(Thu) 17:53:39

【人】 よろず屋 シラサワ

>>59 沙華
>>60 五十鈴
>>61 シキ
「伊達に商人やってへんで?
 ええねん、どうせ答えの出ぇへん問答や。
 全員が同じ方向なんぞ向けせんのやからな。」

そう言って男はにっこりと笑うのだ。
ある程度の反応は織り込み済みではある。

「そらぁありがたい話や。
 せいぜい派手に束ねた線香花火、見せたるで。」

意外やったんは沙華はんが一度引っ込んだぐらいやな。

「放火と花火の点火は違うやろ?
 俺は別に、他所様の家焼こう思うとらんで?」

聞こえた悪態に、青緑眼だけがそちらを向いた。


ブレスレットを着けているモノは皆当事者だ。

火を付け、そこに材をくべれば、色は変わる。
シキのその瞳に宿る色もまた、そうやって変わっていく。
(62) 2021/07/22(Thu) 18:32:29
 




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生存者 (4)

ユヅル
1回 残 たくさん

まったり。秘話◯

リェン
0回 残 たくさん

不穏歓迎

モクレン
2回 残 たくさん

コミット○

シキ
0回 残 たくさん

 

犠牲者 (3)

サクヤ(2d)
0回 残 たくさん

 

蝶間(4d)
0回 残 たくさん

コミット〇

五十鈴(5d)
1回 残 たくさん

23在秘話歓迎

処刑者 (4)

アザミ(3d)
0回 残 たくさん

秘話〇21-24

戸隠(4d)
0回 残 たくさん

まったり置きレス

シラサワ(5d)
6回 残 たくさん

20〜2時前後眠

沙華(6d)
0回 残 たくさん

秘〇朝夜出没

突然死者 (0)

舞台 (1)

■■■
0回 残 たくさん

あまりいない

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




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