【人】 インスピレーション 竹村茜>>85 薫 「あーおもしろ……んえ、そうですよ茜ちゃんで―――」 ふと声を掛けられ、またばれちゃったという顔でそちらを見て。 見覚えのある髪色に記憶がふわりと蘇る。 あの時はまだ、短かったけれど――― 「もしかして、薫〜!?え、凄い大きくなってる! 覚えててくれたんだ、あたしのこと」 当時はそれほど一緒に泥だらけにしたわけじゃないけれど、だからこそ覚えていてくれたことが嬉しかった。 (95) otomizu 2021/08/11(Wed) 21:08:22 |