人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

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蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、囁き狂人が2人、人狼が1人いるようだ。

【人】 兄 ヴェレーノ

[スマホが揺れる。
メッセージアプリには、件の兄からの短い文章が記されていた。]

 『新生活はどうよ?
  そろそろ慣れたか?
  俺は今日からようやくハネムーン!
  二人とも、土産期待してろよ』
(0) master 2021/08/16(Mon) 0:00:05
ヴェレーノは時が進むよう祈った。

イウダは、メモを貼った。
(a0) Ellie 2021/08/16(Mon) 0:02:42

【独】 オルテイシア

/*
始まった〜〜。
プロからえっちな基依さんが見れてきゃっきゃしてる。
(-0) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 0:04:45

【秘】 オルテイシア → イウダ

[意識が飛んでいたのはどれくらいだろう。

気がついた頃には、彼の腕の中で寝室へと戻っているところで。
揺蕩う意識の中、寝てていいよ、と声を掛けられて、見下ろす視線に安堵してまた意識を手放した。

はっきりと眼が覚めたのは、彼が寝静まった頃。
包み込まれるように伸びた腕の中で、静かに寝息を立てる基依さんを見つめて、今更ながらに浴室で果てたまま意識を失ったことを思い出して顔を覆った。]


 あー……、もう……


[どうやら事後処理は、意識を失っている間に彼がしてくれていたようで。
まっさらなバスタオルがお尻に当たって、より羞恥が増した。
そこまで完璧にされては、いても立ってもいられない。]
(-1) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:15:43

【秘】 オルテイシア → イウダ

[肌に触れるシーツとバスタオルの感触。
一糸まとわぬ姿で眠りにつくのはこれが初めてではないけれど、何度経験しても恥ずかしい。
そっとベッドから抜け出して、新しい下着と簡単にTシャツだけを羽織って、もぞもぞと彼の隣に戻る。

起こしてはしまわないだろうかとドキドキしたけれど、呼吸は一定のままのリズムを刻んでいるから、おそらく起きてはいない、はず。

寝顔を見つめていれば、改めてこれからは毎日一緒に居れることを実感して胸がじんわりと温かくなる。]
(-2) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:16:11

【秘】 オルテイシア → イウダ



 
……愛してます、基依さん。




[本人にはなかなか直接言えない言葉を囁いて、内緒の告白をする。
伸び上がるようにそっと頬に口づけて、眠りに就いた。**]
(-3) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:17:02

【人】 オルテイシア

―― 数日後 ――

[お隣さんへの挨拶も無事に済ませ、引っ越しの手続きも落ち着きを見せる。
新しい住まいにもそろそろ慣れてきて、近くのスーパーやコンビニ、生活に必要な拠点へは何度か足を運び終えた頃。

兄からトークアプリに連絡が入った。
どうやら待ちに待っていたハネムーンに向かうらしい。
今日は一日仕事に買い物にと、バタバタとしていたから気づくのが遅れてしまった。]


 『うん、住みやすいところだよ。
  基依さんも居るし、大丈夫。

  旅行、海外なんでしょう?
  お兄ちゃん、うっかりしてるんだから気をつけてね!』


[指先を滑らせてメッセージを送信したけれど、兄のスマホが果たして海外でまで連絡を取れるのかは知らない。
旅行好きな人だから、そういう辺り、ちゃんと機種を選んでいそうな気はするけれど。]
(1) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:18:03

【人】 オルテイシア

[仕事帰りに買った食料品を、冷蔵庫に詰め込む。
基依さんと暮らすようになってから、おかずを買うことが少なくなり、素材そのものを買うことが増えた。

それでも夜遅くまで働いて帰ってくることのほうが多いから、食事は別々に摂ることもあるけれど。
休日前には出来るだけ、帰りを待って一緒に食事をするようにしている。

買い物メモにあったのはパプリカにキャベツ、花ニラにしょうが。自分が食べたくてズッキーニも買っておいた。
食材はどれも今日使わなくても、大きな冷蔵庫を買ったので数日は保つだろう。
お肉はいくらか冷凍保存しているものがあるはずだから、彼の帰りまでに自然解凍しておけばいい。]
(2) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:18:50

【人】 オルテイシア

[もう一度トークアプリを開いて、今度は愛しの彼の名前を探す。
見慣れた灰色うさぎのアイコンが見えたら、タップして指を走らせた。]


 『お買い物、済ませておきました。
  帰りは何時頃になりそうですか?』


[メッセージを送信して時計を確かめれば、まだ夕刻。
平日はこの時間にしか回せないが溜め込むのも億劫だと、洗濯物に取り掛かった。**]
(3) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:20:34

【独】 オルテイシア

/*
数日後の展開どうしようかとぐだぐだ悩んでいたらこんな時間になってしまった。
先落としちゃったけどいいかな。
キャンプにも行きたいし、やりたいことまだまだいっぱいありますね?
(-4) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:22:18
オルテイシアは、メモを貼った。
(a1) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 1:30:22

【秘】 イウダ → オルテイシア

[同棲最初の夜、ベッドに寝かせても気がつかない彼女の横でいつの間にか眠りについていた。
普段は聞かない「愛してます」という言葉を夢うつつに聞いた気がするけれど――**]
(-5) Ellie 2021/08/16(Mon) 16:53:19

【人】 イウダ

――数日後――

[律儀にも義兄となった友人は妹のところだけではなく、卯田にもハネムーンの報告をしてきた。]


 『順調だよ。
  もう何年も一緒にいるみたいに自然に暮らせてる。

  土産は無事な姿で話をしてくれるのが一番だから、
  気をつけて行ってこいよ。』


[そう返したのは出勤前。
通し勤務を減らした灰色うさぎの今日のシフトはディナーのみ。]
(4) Ellie 2021/08/16(Mon) 16:53:33

【人】 イウダ

[長時間勤務ゆえ、緊急連絡の為に携帯電話は所持自体禁じられてはいないが、調理中は当然反応することはできない。
バイブの専用パターンが紫亜からだと知らせてくる。
恐らく帰り時間についてだが、ラストオーダー時間が決まっていても客が食べ終わらない限り閉められないのが飲食店というもの。
返事を送るのは最後の客を見送ってからとなる。]


 『買い物ありがとう。
  今閉店したから、30分後くらいに店を出るよ。

  花ニラ売ってた?
  時間も遅いから炒め物にする予定。
  パプリカとにんじんとニラ、同じ長さに切っといてもらえると助かる。』


[行きつけのスーパーは地場野菜を取り扱っていて、少し珍しい野菜も手に入るところが気に入っていた。
葉ニラより苦みが少なく食べやすい花ニラもそのひとつ。

今日はつぼみの形も愛らしいその花ニラとパプリカ、にんじんをオイスターソースで中華風に炒めるつもりで買い物を頼んでいた。
しょうがは付け合わせの中華スープに摩り下ろして入れる。
夏場の疲労に効くメニューを取り入れて、しっかりリセットしておかないと。

明日は折角の二人そろった休日だ。]
(5) Ellie 2021/08/16(Mon) 16:54:02

【人】 イウダ



 『もちろん、腹減りMAXだったら先に何か食べといて。』


[急いで帰る、と走るうさぎのスタンプを送って、片づけ作業に取りかかった。
休日前は賄いを断るようになったのも、同棲を始めてからだ。**]
(6) Ellie 2021/08/16(Mon) 16:54:19

【人】 オルテイシア

[洗濯と同時にお風呂は済ませておいた。
湯船にお湯を溜めて、買ったばかりの防水プレイヤーで音楽を聴きながらゆったりとした時間を過ごす。
本当は立ち仕事で疲れているだろう彼に、一番風呂を譲りたいところだけど。
お風呂まで彼の帰りを待っていたら、さすがに遅くなってしまうから、そこは日によって順番を変えたりしている。

明日は休日。
いつものようにボディミルクを付ける。]


 ……、……あっ。


[部屋着は持ってきたものの、下着を持ってくることをすっかり忘れていたことに籠を覗いてから気づいた。

ちょっと躊躇った後、下着は上下とも付けずにそのまま部屋着を着る。
大きめのTシャツとホットパンツを身に着けて、直接布が擦れる感じに少しばかりむずむずした感覚を覚えた。

まだ彼が帰ってくる時間ではないけれど、下は容易に気づかれないとしても、上がTシャツだけでは流石につんと尖った箇所が目立つ。

今日はベビードールじゃないけれど、俗に言う「えっちな気分」に少し近づいた気がして、一人、頬を赤くした。]
(7) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 18:24:03

【人】 オルテイシア

[お風呂から上がって、洗濯物をベランダに干す。
一人暮らしの時はずっと部屋干しにしていたから、二人で暮らすようになってから変わった。
明日はお休みだから、本当はお日様の照る朝に干した方がいいのかもしれないけれど、夜のうちに干しておけば、少し寝坊の許されるだろう。

代わりに干していた洗濯物を取り入れて、必要なものにはアイロンを掛けた。
彼の仕事用のシャツは特に念入りに、丁寧に。
仕上がったシャツを軽く抱きしめて、微かに香る彼の匂いにきゅう、となる。

そんな幸せな時間を過ごしていれば、スマホが鳴り響く。
内容を確かめれば彼からの連絡が入っていた。]
(8) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 18:24:43

【人】 オルテイシア


 『お仕事、お疲れさまです。
  
  花ニラもばっちり買えました!
  炒めもの、美味しそうです。
  下準備しておきますね。』


[そこまで文章を作って、最後にメッセージを付け足す。]

 
 『二人で食べたいので、待ってます。
  帰り道、気をつけてくださいね。』


[おつかれさま、と紫うさぎがお辞儀するスタンプを送信して。
走るうさぎのスタンプを指先で撫でて微笑むと、弟子は早速キッチンへと向かった。*]
(9) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 18:27:06

【人】 オルテイシア

[Tシャツの上からエプロンをすれば、太腿まで隠れてホットパンツが見えなくなる。

冷蔵庫から冷えたパプリカ、にんじん、花ニラを取り出す。
花ニラを買ったのも食べるのも、今日が初めてだ。
一般的な葉ニラと違って、先端に蕾が付いているのを知ったのも、買い物前に調べて知った。
基依さんと暮らすようになって、新しいものとの出会いが楽しくなっている。

花ニラは等間隔に切って、にんじんは同じ長さと言っていたから短冊切りに。
パプリカはへたと種を外して細切りにしておく。
炒め物だと言っていたから火が通りやすいように。
トントン、と包丁が一定のリズムを刻む。

壁時計に目をやれば、そろそろ彼も帰ってくる頃だろう。
1人じゃ寂しいからと、付けたままのテレビは音楽番組が流れている。
流行りの歌に耳を傾けて、時折機嫌よく口ずさみながら帰りを待った。*]
(10) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 19:45:39

【人】 イウダ

[一人で暮らしていた頃は、退勤後にはシャツの上にブルゾンを引っ掛けて帰っていたが、休日前に二人で夕食を取る時には帰宅後すぐに調理をするのもあって、汗も気になるので今は替えのTシャツに着替えてから帰るようにしている。

彼女の方は先に風呂を済ませて貰っている。
卯田が入る頃には冷めているが、元々風呂には余り浸からない性質だ、少々湯を足すくらいなので一番風呂かどうかなんて気にしない。

家族が増えて引っ越すなら今度は追い炊き機能がついたバスルームが欲しいとは話している――賃貸は難しいかもしれないから、その場合はマイホームを検討することになるだろう。

今日も先に済ませた彼女がまさか下着をつけていないなんてことは想像もつかず、「ただいま〜」と自宅のドアを開けた。*]
(11) Ellie 2021/08/16(Mon) 20:09:53

【人】 イウダ

[「ただいま」と帰る家に人の気配がある幸せ。

料理が出来ないことを直視したくなくて母親が仕事に没頭するようになったのは少年時代。
小学校低学年から「ただいま」に返る声はなくなった。

「ただいま」に「おかえり」が返ってくる喜びを知ったのは、中学に入って織戸という友人が出来てからだった。
自分の家でもないのに「ただいま」と何度も織戸家の母親に「おかえり」を求めたものだ。

正しい家族の形を求めてきた卯田にとって、籍こそまだ入っていないものの、紫亜と二人で暮らして、大体彼女の方が先に帰っているという状況は幸せそのものだった。**]
(12) Ellie 2021/08/16(Mon) 20:15:59

【人】 オルテイシア

[玄関から聞こえる施錠の音を耳は敏感に察知する。
急いで手を洗って、エプロンを付けたまま、ぱたぱたとスリッパの音を鳴らして玄関まで向かった。]


 おかえりなさいっ。

 早かったですね。
 お風呂も沸いてますし、準備も出来てますよ。 
 先にお風呂に入るなら足し湯しますけど、どうします?


[出迎える声が弾む。
今日はTシャツに着替えているようだから、お風呂は後になるだろうか、なんて考える自分が、新婚気分で少し浮かれてしまう。*]
(13) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 20:27:07

【独】 オルテイシア

/*
>>12 くうう……。
母に勝てない……。
(-6) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 20:30:57

【人】 イウダ

[返事が一瞬遅れたのは、正面から見た紫亜のエプロン姿が……まるで下を履いていないように見えたので。
所謂「疲れマラ」が反応しそうになって、咳払いをひとつ。]

 ンンっ……
 あー、下拵えも風呂もありがとな。
 風呂は食ってからにするよ。
 パパっと作っちゃおう。

[チラ、と足元を見る。]


 ……「それともわたし?」ってなるのかと一瞬焦った。
 下、履いてる……よな?


[下着が無いことは知らない。*]
(14) Ellie 2021/08/16(Mon) 20:43:40

【人】 オルテイシア

[一般の企業に働きに出る父と、専業主婦の母。
活発な兄に控えめな妹と、ごく平凡な家庭に生まれた紫亜にとって、「おかえり」も「ただいま」も当たり前のような挨拶だった。

いくつになっても父にベタ惚れな母を見てきたから、両親のような夫婦になりたいと憧れるようになったのはいつからか。
今の時代では専業主婦は難しく、仕事が特に嫌いな訳でもないから共働きに不満は一つもないけれど。

職業柄、帰りの遅い彼を自宅で待って出迎えることは、母の真似が出来るから喜びの一つでもある。

「いただきます」と「ごちそうさま」のように。
「ただいま」と「おかえり」を口にする時、私を見る彼の眼が柔らかくなるのは、一緒に暮らし始めて気づいたものの一つ。]
(15) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:02:20

【人】 オルテイシア

[彼が一瞬見せた戸惑いに小首を傾げる。]

 
 ……?
 …………あっ。


[履いてることは履いているが、履いていない。
彼が帰ってくるまでに、付けようとしていた下着のことをすっかり忘れていた。]


 履いてます、よ?


[ぴらっとエプロンを片手で捲ってホットパンツを見せる。
言わなければバレないだろうか。
少しドキドキしながら、下着のことはまだ伝えずに。]
(16) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:03:39

【人】 オルテイシア



 
 えっと、……「私」のほうがいいですか……?


[なんて、食事もまだなのにちょっぴり期待を乗せて聞いてみたり。*]
(17) milkxxxx 2021/08/16(Mon) 21:04:23

【人】 イウダ

[エプロンが上に捲られる時に、彼女の口から「履いてます」とは聞いたが、それでもゴクリと喉が鳴るのを止められなかった。
水分は職場を出る前にしっかり取ってきたのに、渇きを覚えてしまう。]


 ……っそりゃ、


[食い気味に言って、玄関の時計が目に入る。
日付は変わってはいないが遅い時間。

――なら、先に紫亜を「食べて」も遅いことには変わりはないのでは?]


 ……切って貰った野菜は明日でも良い訳だし。


[言い訳をひとつ。*]
(18) Ellie 2021/08/16(Mon) 21:17:04

【秘】 イウダ → オルテイシア



 ――貰っていい?紫亜。


[靴を脱いで距離を詰めた。
着替えたとはいえ汗の臭いがするかもしれない。
彼女からは清潔な香りがするのに。

玄関先で抱き締めた時にはもう、押し付けた下肢は熱く凝っていた。*]
(-8) Ellie 2021/08/16(Mon) 21:17:23