人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

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【人】 イウダ


 もう1回風呂行ってくるか?
 その間に飯作っとくわ。

 炒め物でも重くなりそうだし、生姜スープにご飯入れて卵落として雑炊風と、コールスローにする。

[無茶して悪かったな、と頭を撫でた。**]
(0) 2021/08/19(Thu) 0:07:22
イウダは、メモを貼った。
(a0) 2021/08/19(Thu) 0:08:48

【人】 イウダ


 紫亜を先に食べたかったからな〜仕方がない。


[シンクに置いたままの俎板と包丁を洗う。
紫亜に切って貰った野菜は明日そのまま使えるように手を付けず、野菜室からキャベツとにんじん、芽ニラを取り出した。

まずキャベツを高速で千切りする。
卯田はSASANKAで最も千切りが速い料理人だ。
途切れないリズムで素早く刻みながら、キッチンを後にする彼女に声をかける。]


 あ、今度は下着も忘れんなよ?


[また食われたいなら別だけど、と付け加えて、刻み終えたキャベツを耐熱コンテナにどさっと入れた。*]
(2) 2021/08/19(Thu) 19:54:23

【人】 イウダ

[レンチンコールスローは加熱する分、弁当にも入れられる。
もし今夜食べきれなければ明日の昼食の一品に回しても良いだろう。

当初の予定ではキャベツは浅漬けにするつもりだった。
真空調理器を使うと、漬ける時間が30分くらいで良いと聞いたので試したかったのだが、それはまたの機会になるだろう。

キャベツの千切りの上に人参の千切りも乗せ、オリーブオイル、酢、クレイジーソルトを入れてレンジで加熱する。
加熱が終わったら後は混ぜるだけだ。]
(3) 2021/08/19(Thu) 20:53:04

【人】 イウダ

[芽ニラは柔らかいのでスープにも向いている。
雑炊には青ネギ派ではあるのだが、今日は折角手に入った食材を使いたい。
細かく刻んで置いておく。

[炊きあがったご飯を一度ザルに移してぬめりを取る。
雑炊の味付けは鶏ガラスープと摩り下ろした生姜、最後に回しかけるごま油。
芽ネギに火が通ったら、最後に溶き卵を入れてからごま油をかける。
二人分があっという間に出来上がり、夜遅くの夕食でも胃もたれの恐れはあまりない食卓になったと思う。

作り置きのきんぴらごぼうを冷蔵庫から取り出して、今晩も一緒に「いただきます」。**]
(4) 2021/08/19(Thu) 20:53:29
イウダは、メモを貼った。
(a3) 2021/08/19(Thu) 20:54:42

【人】 イウダ

[ドアが開き、湯上りの清潔な気配が混ざる。
髪は纏められ、さっぱりと服装も変わっている。
何を着ても似合うのに、下に履いているのがホームセンターで思い付きで買ってしまったモップスリッパなところに愛を感じた。]

 サラダはガラスの器で……
 雑炊は汁椀?俺は結構食えるからラーメン鉢出して貰えるか?

[こちらはちょうど卵をふわっとさせたところだ。
レードルを持って振り返ろうとしたら、背中に触れる彼女の身体。]

 こらこら、折角入り直したのに、
 臭いおにーさんにくっつくんじゃないの。

[少しだけ兄貴分だった頃のようにくすくすと笑いながら身を捩って離れようとした。]

 食ったら俺も風呂に行くから、後でな?
(8) 2021/08/19(Thu) 21:57:19

【人】 イウダ

[出して貰ったグラスに、綺麗に水出しされた緑茶が揺れる。
夏場と言えば麦茶の家庭も多いが、卯田は緑茶の風味も好きだった。

いただきます、と手を合わせて雑炊をレンゲで掬う。
生姜のぴりっとした刺激の後に花ニラのやわらかな風味が鼻に届いて、主張しすぎない鶏ガラスープの滋味が身体に行き渡る。

店だと鶏ガラから出汁を取るが、家では効率と保存性から市販のものも併用している。]

 そういや明日の休みだけど、

[もぐもぐと食べながら切り出した。
少しだけ気が重い話だ。]

 うちの実家に行くの、大丈夫か?
 正直織戸家に比べて家族っぽくはないし、俺自身親とはあまり仲良くないっつかドライな関係なんでびっくりするかも。

[けれど、結婚を見据えてつきあうなら、先に紹介だけはしておきたくて。
本当はもう少し早くに紹介する予定だったが、何だかんだで親の都合に振り回されて延び延びになっていた。
そんな態度だから特に会わなくても良いんじゃないかとも思う訳だが。*]
(9) 2021/08/19(Thu) 21:57:36

【人】 イウダ

[コールスローは加熱したとはいえ、食感が残るように短めで切っている。
だから熱くなりすぎず、それでいて身体が冷えない温度に保たれている。
器はガラスを選んだが、このくらいの温度なら問題ない。
見た目が可愛らしい方が食事のモチベーションが上がるというものだ。]

 いや〜俺実際、実家で「育った」感覚ねーからな……。
 むしろ織戸家で育ってるようなモンだろ。

 たっかい専門の授業料出してくれたし、そもそも高校も行かずに料理の道に進みたいってのに反対もしなかったってのはありがたいと思ってるよ。
 嫌いな訳じゃない。
 でも好きになるほどのエピソードがこれといってないんだよな……

 だから結婚してもそんな姑ヅラとかしてこないと思うし、その点は気楽に考えてて。

[実の親子でもここ数年は1年に1度顔を合わせるかどうかだ。
元旦こそ休みの職場だが、盆休みはピークを過ぎて順番に取るし、親と休みが合うこともそもそも少ない。
会わない日々が続くと共通の話題も特にないので、帰省しても居心地の悪いままそそくさと帰っていた。]
(13) 2021/08/19(Thu) 22:49:42

【人】 イウダ


 俺としちゃ、「彼ママとの初対面」ってテーマで紫亜がどんな格好すんのか、そっちのが楽しみだな。

[単なる顔合わせ、それも実家ということもあり、卯田の方はスーツではなく普通のシャツとスラックスで行くつもりだ。
靴だけ二人で選んだオーダーのものだが。
意気込みを見せる彼女は果たしてどんな服装だろう。
何度でも言うが、何を着ても可愛いので、恐らく一目見た時の感想は「可愛い」で決まりだろう。

食事は宅配の寿司を取ったと言っていた。
しょうゆが服に散る恐れがあるから出来れば避けて欲しかったが、そういうことも気軽に言えないのがこの親子だ。
気をつけて食べてもらうしかない。]
(14) 2021/08/19(Thu) 22:51:26

【人】 イウダ


 土産は駅前でシュークリームでも買っていこう。
 日持ちするもの買ったところでどうせほぼ家にいないんだし、その場で食えるモンの方が食ってもらえる。

[そうやって打ち合わせる。
実家に顔を出すのは昼前だ。
そんなに早起きはしなくても良いが、寝坊し過ぎても良くない。
今夜は「2回戦」は控えた方がよさそうで、その点でも卯田は両親を面倒に思ってしまった。*]
(15) 2021/08/19(Thu) 22:51:40

【人】 イウダ

[卯田にとって織戸家の方が家族という感覚がある。
それはこれまでに何度も言ってきた。
その位、両親とは没交渉なのだ。
反抗期になるタイミングすらないまま大人になった。

そんな自分にとって「薄い」つながりの人々のことも、紫亜は大切に考えてくれる。
卯田を放っておいたと怒ることもなく、ただ「放っておかれた」という感覚が奥底に眠ったままの卯田の心を包むように、温かい手が重ねられる。]


 ……紫亜のそういうところ、好きだよ。


[実家への挨拶を強く希望したのは紫亜の方だ。
その希望の元には、そういう考えがあったのだと知る。]
(19) 2021/08/19(Thu) 23:59:12

【人】 イウダ

[そしてその包容力にホッとしたのも束の間、服装に迷いだす彼女を見て、今度は「ふはっ」と声に出して笑った。]


 そーいうところも好きだよ。


[洋服が好きで、たくさん持っているからこその不安というか悩みというか。
卯田は紫亜が何を着ても可愛いと思っているので、意見を求められてもまったく戦力にはならない。]


 いや、特に好んでる記憶はないけど、
 シュークリーム食えないなんて特殊な好み持ってたら逆に記憶に残ってる気がして。
 そんな記憶はないから多分食える、程度だよ。

 お中元やお歳暮は、礼状書く為に一度開封はされるけど、あの人たちが調理したり食ったりしてんの見たことないなあ。
 

[「ごちそうさま」も二人合わせて。
食洗機は買ったが、今日は話をするがてら、二人で並んで洗い物をしようか。]
(20) 2021/08/19(Thu) 23:59:31

【人】 イウダ


 いや本当そんな話せるような思い出も特にないんだけど。
 特に父親の方は顔も声もうろ覚えで……
 母親は飯が不味かったって記憶しかない……


[それでも話すうち、幾つかの記憶が呼び起こされた。

誕生日とクリスマスは必ず「予め予約した」ケーキが用意されていたこと、
外食で色んなレストランに行ったから、幼年期に舌が肥えたかもしれないこと、
卒業式はいなかったが入学式は両親がそろっていたこと、

などなど。
つらつら。

片づけが終わって風呂に行くまでの間、紫亜に出会う前の「自分」を説明した。
彼女は聞き上手だから、きっと他の人では引き出せなかった話もあったことだろう。**]
(21) 2021/08/19(Thu) 23:59:50

【人】 イウダ

[挨拶に行く前から顔も人となりも知られていた卯田ですら、改めて紫亜の両親に挨拶に行くのは緊張した。
会ったことのない紫亜の緊張はそれ以上だろう。
事前に好みなどリサーチ出来れば幾分和らいだかもしれないが、残念ながら息子の卯田ですら自分の両親の好みはわからない。]


 自然体の紫亜で大丈夫だよ。
 食事作法も普段の立ち居振る舞いも立派なお嬢さんだ。

 もし何かしら合わないって思ったら、そのまま俺みたいに疎遠になれば良いよ。
 会いに行かないからって嫌味を言うような人たちじゃないってことだけは言えるから。


[果たしてその言葉は彼女の気持ちを少しでも軽くすることが出来ただろうか。]
(27) 2021/08/20(Fri) 19:37:16

【人】 イウダ

[朝のアラームで目が覚めて、傍らの肢体を抱き締めようと思って伸ばした手は空を切り、彼女が早くに起きたことを知る。
支度でギリギリまで悩みたいだろう彼女の邪魔にならないように朝食を用意する。

にんじんの千切りに酢とオリーブ油、塩コショウをしてキャロットラペを作る。
食パン2枚にマーマレードを塗り、片方に薄く切ったクリームチーズとキャロットラペを乗せたらもう一枚で挟んでホットサンドメーカーで焼き上げる。
半分に切ってそれぞれの皿に置いた。
小さなプレーンオムレツは、プロの料理人の技。
千切ったレタスも合わせて一皿に展開したら、紅茶を淹れて紫亜を呼んだ。]

 ん、今日も綺麗だよ。
 落ち着いた色合いだし、膝丈ギャザースカートは男のロマン。
 あと、その髪型、俺はすごい好き。

[結局主観丸出しの感想となる。
選ぶスカートの色がグレーなんだなと、自分のトレードカラーを見つけて嬉しくなった。]
(28) 2021/08/20(Fri) 19:37:37

【人】 イウダ

[卯田家は織戸家よりはこじんまりしている。
両親ともにあまり家にいないので、広いと管理がしにくいというのが理由らしい。
両親の仕事や給料を詳しく聞いたことはないが、二人ともスーツはいつもオーダーしているらしいから、それなりに稼いでいるのだろう。
服に関しては紫亜の方が詳しいので、母親との話題に出来るかもしれない。]


 ただいま。久しぶり。
 えーと此方、電話で話してた……


[リビングには数える程しか座った覚えのないソファが向かい合う形で置いてある。
まるで応接室のようだと思ったが、どうやら母の仕事の関係で来客がよくあるので、応接室という印象もあながち間違ってはいないらしい。

上座に並んで座り、紹介しようとしたら、その先は紫亜自身が言葉を継いだ。]
(29) 2021/08/20(Fri) 19:37:55

【人】 イウダ

[両親は黙って彼女が話すのを聞いている。
いつものことだが、明るい家庭で育った彼女には少し冷たい印象を与えてしまうかもしれない。
安心させるように、膝上で震える手に手を重ねた。

『織戸さんには昔からよくお世話になっています。
その上お嬢さんも頂くなんて、基依は幸せ者ですね。』

父親が織戸家のことを知っていたのは意外だった。
母親以上に自分に興味がないと思っていたから。
どうやら入り浸っていた当時、織戸家に卯田がいるというのは母親に連絡が毎度あったらしく、母親から父親にも話が行っていたらしい。
(当時はクラス連絡網というのが存在していた。)

あまりに頻繁なのでお金を包んだこともあったそうだが、受け取っては貰えなかったという。
それでは申し訳ないと裏で何度か菓子折りを持っていたことを卯田自身も初めて聞いた。

「放っておかれた」訳ではなかったのだと、大人になってから知る。

『基依のことをよろしくお願いします』

二人揃って両親は頭を下げた。
夫婦仲は良くも悪くもないと思っていたが、長年連れ添っただけあって、その角度や時間まで揃っていた。]
(30) 2021/08/20(Fri) 19:38:58

【人】 イウダ

[元々口数の少ない両親だ。

『上手く話せなくて申し訳ない』と言った後も、静かに土産のシュークリームを食べていた。
ソファの間にあるテーブルに置かれた飲み物が缶コーヒーなあたり、相変わらずだなと思いながら、双方が気まずい時間を長引かせないように早目に切り上げた。]


 ……紫亜、ありがとな、今日。


[帰り路、繋ぐ手が自然に振れる。]


 嬉しかった。
 ――支えあっていこう、これからも。


[駅へと戻る足取りは軽い。**]
(31) 2021/08/20(Fri) 19:39:25

【人】 イウダ

[普段は紫亜をお喋りだと思うことはない。
比較対象がずっと一緒に働いてきた宇張や御園、常連客の野葡萄なので、彼女らと比べてお喋りだとどれだけだよ、という話だが。
卯田といる時は比較的口数も多いが、それでも会話が途切れることがあり、その途切れている間の沈黙も心地よいのが紫亜の魅力のひとつだと思っている。

今日の紫亜は饒舌だった。
内容はすべて普段の自分の様子――それも「恋人フィルター」を通してのものだったから、どうにも照れくさい。
視線を泳がせると、父親の耳が赤いのが見えた。
息子についての惚気は父親も照れくさいのか。
共通の話題で照れていることが何だかおかしくて、下を向いて笑いを堪えていた。

人見知りの彼女が初対面でこれほど喋ること、精神負荷が掛からない筈もない。
帰って早くのんびりさせてやりたい。]
(37) 2021/08/20(Fri) 22:30:37

【人】 イウダ


 本当に喋んない人たちだったろ。
 菓子折り持ってった話なんて、俺だって初めて聞いたからな。

 気ぃ遣わせてずっと喋らせて悪かった。
 疲れたな?


[絡んだ指の間を擽るようにわきわきと曲げた指で水かきを擦る。
「おふざけ」が戻ってきたことで、嗚呼自分も緊張していたのかと自覚する。]
(38) 2021/08/20(Fri) 22:30:50

【人】 イウダ

[スーパーで食材を買い足しても、アイスはコンビニが上手いという理由で寄り道した。
勿論アイスだけではなく、「同棲」の内は必需品のアレも買うのだが。
最近のコンビニにはセルフレジも導入されているのでますます買いやすくなった。]


 なに?タウン誌?


[買い物を終え、雑誌の陳列棚の前にいる紫亜を迎えに行くと、彼女の手にある雑誌には花火の写真が載っていた。
毎年店にも浴衣姿の客が多く訪れる時期だなと苦笑する。
シーズン中はとにかく忙しいし、汁が飛び散らないメニューなど気を遣うことも多い。]


 花火大会、は無理だけど……
 あー、この最終日は昼シフトで上がってそのまま盆じゃない盆休みだから、花火だけは間に合うかも。


[屋台は店じまいのところもあるかもしれないし、ゆっくり見回れないかもしれないが。]
(39) 2021/08/20(Fri) 22:31:05

【人】 イウダ

[嘆息する彼女を見て眉を下げる。
こういう時はどうしても寂しがらせてしまうなと、イベント事でプライベートを優先できない職種特有の悩みが胸を刺す。]


 この位置なら、マンションからも見れるかも。
 もし仕事が長引いたらベランダから花火を見ようか。
 酒とつまみ用意して……

 ……浴衣見たい。なー?


[温泉旅行の時の彼女の浴衣は本当に似合っていて美しかった。
はだけた時の艶めかしさも――これ以上思い出したら下半身が危ないので止めておこう。*]
(40) 2021/08/20(Fri) 22:31:52

【人】 イウダ


 俺の事を説明するのに、紫亜以上に上手く言ってくれる子はいないよ。
 だろ?

 親父と顔が似てるってのにも今日気づくくらいには向き合ってこなかったからな。
 あの人たちが「楽しい」って思ってたかどうかまで、自信持って言えないんだけど。
 自分たちが知らない俺のことを知るのを嫌がってる感じは無かったから、まあ、
 「顔合わせ」は成功って言えんじゃないかな。

[指先を丸めた抵抗に、此方もくすくす笑う。
こんな何気ない戯れが幸せで堪らない。

誓わずとも毎日幸せだと確信している。]
(44) 2021/08/20(Fri) 23:26:19

【人】 イウダ

[彼女の表情が一瞬で輝いて、胸がきゅうと鳴る。
この表情を見られるのなら、疲れなんてどうだって良い。]


 遠くまで歩いてとか人混みに行くのは仕事終わりはキツいかもだけど、家で二人きりならな。


[交代で盆休みを取る関係で、その前は10連勤だ。
流石に疲労は溜まっているだろうが、近所の祭りでまだ開いている屋台のちょっとしたものを買って、花火はマンションから見るスケジュールなら、無理なく行ける気がする。

自宅でかき氷も花火を見ながらだとより風情が出るだろうし、野外フェス用に買ったけど不要になったと友人から譲り受けた折りたたみの椅子をベランダに出して隣り合って見る花火はきっと忘れられない思い出になる。

楽しみだ、と頷いて。]
(45) 2021/08/20(Fri) 23:27:03

【人】 イウダ


 えっ俺も……?


[上目遣いにどぎまぎしてしまう。
浴衣は温泉で着て以来だ。もう着方など忘れてしまったし、そのものも持っていない。
ネットで買えるだろうか。]


 う〜〜〜〜〜〜〜ん……
 紫亜の浴衣見る為だ、俺も着るよ。


[帰ったら早速検索してみよう。

荷物は分け合って、空いた手で手を繋ぐ。
男に全部持たせるではなく、自然とそれを選択する紫亜が好きだ。

本当に――毎分彼女に恋をしている。*]
(46) 2021/08/20(Fri) 23:27:24

【人】 イウダ


[息子の自分から見ても、両親は口下手だと思う。
それなのに、自分の親だからともっと仲良くなることを考えている彼女の懐の深さに感心した。

新たな恋に臆病になっていた卯田の心を溶かしたように、紫亜ならば柔らかな早春のような温かさで両親が話しやすいと思える空気を作れるだろう。]

[彼女の中での「理想」は連れ立って会場で花火を見ることだったかもしれないが、代替案でもかなり喜んでいる様子だ。
言ってみて良かったなと思う。]
(49) 2021/08/21(Sat) 0:21:48

【人】 イウダ



 おう、採寸もな。
 着物って確か頸から手首までを計るんだよな?
 俺は背もあるけど、腕も結構長いし、ネットで見つかるかな〜。


[ネットでよくわからなければ実店舗にデートだ。
出来れば彼女の選ぶものと調和がとれているものが良いなとリクエストをする。

そこからは、屋台で買いたいものやおつまみで食べたいものなどの話をした。
行きよりも早く自宅に着いた気がする。**]
(50) 2021/08/21(Sat) 0:22:00
イウダは、メモを貼った。
(a5) 2021/08/21(Sat) 0:24:28

【人】 イウダ

[盆休みまでの10日間はあっという間だった。
連勤中は通し勤務が多く、また休暇を取る店員の分も働くということでかなり消耗し、紫亜とは一緒に夕食を取れないばかりか夜シフトの日は朝も起きられなかったりして、一緒に住んでいるのにすれ違いの日々が続いた。

連勤が始まる前に浴衣を買いに行っていて良かったと言わざるを得ない。
店に赴いた時には今ほど顔に疲労が色濃く出ていなかったから、黒とグレーのシックな浴衣が顔に良く映えた。
自分ならつい全面同じ色を選んでしまっていただろうから、彼女の見立ての絶妙さには感謝している。
併せて買った帯は自分でも結べそうなもの。
着付けは彼女がしてくれると言っていたが、自分で出来るに越したことはないと思うから。

彼女の方は店では気に入ったものが見つからず、ネットで探したと言っていた。
残念ながら選んだ時には見られなかったので、帰ってからのお楽しみだ。]
(55) 2021/08/21(Sat) 11:05:42

【人】 イウダ


 たっだいまっと。
 悪い結局夕方っつかもう夜だな。
 急いでシャワる――……


[走って汗だくでバスルームに直行しようとして、出迎えてくれた彼女の浴衣姿を見る。
パッと目を引く白い浴衣に泳ぐ、彼女を象徴する紫の蝶。
幸せを招いてくれるモチーフは、まとめ髪にもある。
温泉旅行で買ったものを身に着けてくれているのを見て、目を細めた。]


 すごく似合ってる。
 綺麗だよ。
 後で俺も着たら二人で写真撮ろう。


[かつては食事の写真しかなかったカメラフォルダには、今はツーショットも多く並んでいる。]
(56) 2021/08/21(Sat) 11:06:05

【人】 イウダ

[シャワーを浴びて着つけて貰ったら、窓の外はもう夜の帳が落ちていた。
慣れない下駄に素足を突っ込んで、彼女と手を繋いで祭り会場へと。
定番の焼きそばとベビーカステラを買っての帰路、折角だからスーパーボール掬いにチャレンジしてみたくなった。
どれだけ取れても上限は10個らしいが――]


 よーし、いざ!


[ポイを片手に意気込んだ卯田が取れたのは66個だった。]
(57) 2021/08/21(Sat) 11:06:21

【人】 イウダ


 ……結構イケたんじゃね?

[満足顔で10個をビニル袋に入れて貰う。]
(58) 2021/08/21(Sat) 11:06:59
 




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