人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史

「……どうだろうな。俺は、たしかにわからない。
あいつらが愚かなのか、自分達が愚かなのか」

「まだ、決めつけるには早いと思うぞ」

ため息をついた。迷子になっていない、がそこがゴールであるかなど。
まだ人生決めつけられることでもないのだから。

「説教をするつもりは無い、ただそう思っただけだ。気にするな」

「二度と得られない幸せは、何物にも代えがたい。
だが、再び得られないのでは無く別の形で存在するのだろう。
一期一会ときれい事でまとめはしないが、俺は――」

あの言葉が本当ならば、俺はこれが終わってしまえば。


「見つかればいいと思っている、俺にもお前にも。
今の形に囚われない何かをな。
今の自分が最上だと思わんことだ、どんなことに対してもなだ」
(-5) toumi_ 2021/09/20(Mon) 21:57:05

【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤

 
「人間、大体は決めつけの連鎖で生きてるのに。潤は何でそんなに……なんだろう。中立?俯瞰的?であろうとするんだい」

本当に不思議だ、とばかりに首を傾げる。

「気にしたから聞いてる。
 俺、他人に『幸せ』を与える為に存在しているのに、
 さっきから潤が逆の事ばかり言ってくる。

 ……でも不思議な殊に不快じゃない。むしろ聞きたい。
 何で君がそう在るようになったのかが知りたい」

多分、説教をするつもりが無いから。
同情か何か、その辺りの感情が混じっているのが関係しているのかは、今貴方と話している南波靖史は気づいていなし、理解もできない。

 ▼
(-32) poru 2021/09/21(Tue) 1:49:40

【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤

 
「失う事への美学を見出しやすい種族だな、この国の人間は。
 常に不思議だったんだよ。
 皆、花は散るから美しいと言う。でも、」


“それは失った人がそう思わないと堪え切れられないからで”

“永遠に散らない方が幸せじゃないか”

“永遠の幸せがあるなら、それが一番じゃないのか”


貴方に問いかけている。
説教じゃなく、大人のように押し付けてくるわけでもなく、対話をしてくれる貴方に尋ねている。

気付けば、聞いてその答えを期待しているのは、
“俺”であり、▓▓でもあり、その中に“私”も含まれていた。


「俺は見つけてるよ。ずっと知ってるって言ってる。
 でも潤が他のもあるって言う」

「……なら、試してよ。
 知らないのに他にあるって“俺の一番の幸せ”を否定しないで」

「俺の“幸せ”を否定するなら、それを知った上でないと──それこそ俺たちは互いに何かを取りこぼしかねないと思うから。触れた事が無いものを想像したって、はかり切れないでしょ」

 ▼
(-33) poru 2021/09/21(Tue) 1:57:37

【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤

 
「俺は“幸せ”を知らないといけないんだ。
 何があっても。それが、俺の存在理由だから」


声に、必死さが滲む。
狼狽えてこそいないけれど、否定もされていないけれど。
心がざわざわする。動悸がする。
ねえ、▓▓。これが君の言った希望?


「だから教えて欲しい、潤。
 俺の幸せは、幸せじゃないのか、と」
 

そっとあなたの手を取ろうとする。触れられるなら、この男の両手の薬指につけた指輪が当たる感触がする。

この男の「幸せ」が何を指すか。既に知っているならそのまま手を引こうとする。

もし知らないのなら明かすだろう。ずっと当然の様に言っていたが、普通の人間なら『異常』と例えるかもしれないそれを。

全部、もうどうでもよくなっていたけれど。
終演をただ待ち続けていたけれど。

本当は、“私”はそうでなかった事を、
まだ好奇心を抱く強さを持っていていいのか、貴方は教えてくれますか?
(-34) poru 2021/09/21(Tue) 2:07:09

【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久


「何を、誰にされた?」

ふらり。そう寄ってきた榊の眼はあなたにはまだ見えていない。
その眼帯の向こうもあなたは見ていない。
病気だとしても、目薬や、何かを処方していることを見たことがない。
その必要が無い、あるいは。どちらにしろ、対処する姿を見せていないのはそうだった。

顔を出されて、釘を刺されて。
なにか自分のなかに湧いた違和感を感じながら言葉を続けた。

「また、言いたくないか。
俺は、知りたい。お前が知りたいし、その不機嫌の理由を教えて欲しい」
(-87) toumi_ 2021/09/21(Tue) 18:14:25

【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤

「なん、みんなみんな幼女か何か? 言いたくないよ、言わない。僕のこと知りたいって何? どうでもいいでしょ、どうでもいくない人らが居るのは知ってるけどさぁ。幼稚園のお遊戯会の合奏の途中で楽器が壊れちゃったのと系統は似ているんじゃない? 僕が失敗したわけでないのに、恥ずかしくて情けなくて嫌な気分になるんは僕でしょ。そんな気分になったようなことわざわざ詳らかに話して差し上げる気も起こるわけないだろわからないか榊潤?」


 呪詛。近寄られるのは止めはしない。視線は珍しいことにしばらく合わせられていたが、その内ふいと逸らされた。警戒姿勢だけは、あなたが興味をなくすまでずっと取っている。

 普川はあなたの眼帯の理由を気にしたことはあったが、自分の中で予想を付けてそれで終わっていた。抉れでもしたのかな。興味がないわけでないので気まぐれに聞くことはあるかもしれないが、少なくとも今はまるで浮かばなかっただろう。
(-94) Vellky 2021/09/21(Tue) 18:59:13

【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史


「期待をしているからだが」

「このくそったれな、世界でも幸福があることと絶望があることに期待をしている」

「人が苦しんでいる理由を知ることが好きだ。人が悦んでいる理由を知ることが好きだ」

「それぞれに決まったことも際限も存在しない。それだけを信じているし」

言葉を止めて。

「それしかすることがない、こんな場所では。
余計なことを考えるつもりもない。
悪いことを、していないからな」

ため息をついて続く話を聞いた。そして。眉をひそめる。
(-95) toumi_ 2021/09/21(Tue) 19:02:17

【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史

「(人は、失いたいわけはないだろう。美しいと思いたくもないだろう。そういってないと保てないのだろう。永遠を求めていないこともないだろう。
それが――唯一だと決めつける道理がお前にも俺にもないだけだ)」

「お前の幸せを試す、……はあ。
 眼帯は取ってくれるな。ろくに見えなくて感覚も無い」

お前の舞台に乗ると決めた、そしてこの異常な環境だ。
いいだろう、乗ってやる。だが一つだけ聞こう。わからない、思い出せないことがあった。

「 靖史 」

「誰かを幸せにするのが、お前の"幸せ"か?
 自分が幸せになるのが、お前の"幸せ"か?

 知らないといけない、"幸せ"は、誰のものなんだ。」


「伝えあわなければ、知らなければ常に変化していく。
 永遠なんて"到底"存在しない。
 隣で毎日言われない限り、変化しないもの以外では。
 他人の幸せは、お前の幸せじゃない。
 お前の幸せは、他人の幸せにならない」

その手を取って、引かれて。嘯く。
この先のことは、わからないわけでもない。
正直おっくうで仕方ない。
だが、教えてやらないといけない気がした。
当然のように、お前は、幸せでは無いと、告げた。
(-96) toumi_ 2021/09/21(Tue) 19:07:46

【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久

「今しか、お前と会話できないからだ。
 もうじき話したことは忘れてやるし、次に活かさない」

「気が向かないのなら仕方ないな、この期待は捨て置く。
 小さな幸福と、好奇心と、感情はお前に淘汰された。可哀想だな?」

「お前は、それでも。聞かれないと、答えないだろう?
 話そうとしないだろう」

「それが、あっていいのか、あってはならないことなのか。
 決めるのはお前でも、世界でもない。俺が全てだ?
 お前の事情も知ったことではない」

「まあ――……今で無くともいいのか。
 例の件、明日にでも片付けるぞ。
 俺に話したくないといった事実だけ、そう今の俺は覚えておこう。
 それほどいやなことがあってさぞかし、楽しかっただろうな」

今の話を聞けるのは今だけだ。
言っても通じないと思って言わないのは俺も同じだ。
(-100) toumi_ 2021/09/21(Tue) 19:21:33

【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤

「はあ? 勝手に楽しかったことにするなよ。
 僕は、全然…………いや文脈がおかしいな、何……?
 僕にとっていやなことは楽しいことと違うよ、とりあえず」

 楽しくはないけど──続けて浮かべた思考は形にする前に掻き消した。
疲れたな。疲れた。


「はぁ…………素直に面倒臭い思考してるな榊さん……
 ……そんなことが幸福なわけ? 可哀想なのはそうだな、
 小さな失望が沢山積み重なってそ。可哀想に」

 嫌味ったらしく、鼻で笑ってやった。瞳に浮かぶ感情は随分と投げやりな、諦念と虚無だった。
 

 

──僕も榊さんの事情なんて知らないさ。僕も僕が全部だ

 

 

 力を込めて、はっきりと言う。上にやった視線は、天井よりも、もっとずっと遠くを見ているようだった。

……明日は僕がたるい。明後日の晩とか夜中とか、

 
それくらいにして。何かあってもそこより後ろにしないから
(-109) Vellky 2021/09/21(Tue) 20:45:33

【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久

「そうだろうなあ、だからあえて言ってやった。
 しゃべらないと勝手にそうする、そう思われて仕方ない」

誰か他人事のように告げれば、面倒くさそうに離れた。
首をひねらせ、自分の目元に触れると、
笑ったその顔に同じような笑いを返してやった。
その笑い方も、得意分野だからだ。

「かわいそうな俺を作っているのはお前らだがな……希望を述べているだけなので?」

そのまま頭に自分の分の毛布もかけてやる。
一枚の布よりもさらに闇が深くなり、あなたを暗い世界へといざなった。

「揃いだな、それなら明後日。準備しておけ……。
そして、具合が悪いのを見せつけられて一日を終わりにしたくない気持ちぐらい察しろ。
嫌なら、出ていけ。お前が出ていくのは止めない」

ため息をついて、本を開けばそのままあくびをして。
今夜も部屋の隅で文字を読み始めた。
(-270) toumi_ 2021/09/23(Thu) 16:45:57

【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤

 離れて行けば、一先ず持ち上げていた頭を枕に沈めた。くて。一度緊張を解いてしまえば、戻って来た気配への反応が想定していたよりも遅れる。身体が追いつかなかった。掛けられたものを払う気力も、すぐにはわかなかった。

 はあ、ため息ひとつ。

「鏡を見てるみたい。でも揃いは御免だな」

 まばたきを何度かする内に、目が開かなくなってきた。暗い。

……可哀想な榊さんを作っているのは、結局榊さんだよ。

 
言うだけで全部聞いてもらえるわけないのなんて、よぉく知ってんだろ


 どうしても言いたかったことを言って。もう少しの呟きだとか、明後日のことの了承なんかは、言ったつもりだけになって。

 そうして、揺り籠の闇に意識は落ちていた。
おやすみ。
(-277) Vellky 2021/09/23(Thu) 18:38:41

【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久

――――――――
――――


後日ここは運営に用意された、キッチン
照明はどぎついピンクで。
どうやら酒を飲み続けて、先に続きを飲めなくなったほうが抱かれるショーを俺たちはやらされるようだ。
本物の酒以外が入ってるかは不明だが、少なくともうごけなくなり快楽が得られるのならいいのだろう。

(/*フォーチュンで高いほうが酒に強かったということで一発勝負)


「お前、前世で何をすればこんなことに俺を巻き込むんだ……」


実はこの要因が己にあることを自覚しているのだが、言ってやらないそうだ。
(-281) toumi_ 2021/09/23(Thu) 19:09:16

【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤

 指定された部屋に来てみれば、目に痛い桃色の暴力を受けることになった。うわぁ……と嫌そうな気配を全く隠さない。

は?
巻き込みだったとしたら、
 そこは榊さんか榊さんの前世以前の因果応報だろ」

 自分個人がこんな目に遭うのはもう諦めているというか、あっておかしくないとは思っている。企画が始まってからだけでもひどいものだ。

「お酒飲んでたらいいんよね? 種類はランダムかぁ……
 低いの引き続けられてたらラッキーくらいのやつね」

 一杯目にはチョコレートプランターズパンチsakeをもらい、少し緊張気味に口を付けていた。飲んだことは全くない。ひどい酒癖でなかったらいいなと思いながら、勝負を進めていくことになった。多分時々味が好きくないのがいた。

勝負ダイス89
(-285) Vellky 2021/09/23(Thu) 19:35:13

【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久

「……俺が一体何をしたんだ?」

しらばっくれている。
肩をすくめながら出てくるリンクウッドsakeを手に取り揺らしてみる。
ため息を付きながらゆっくりと飲んで、身体の変化をみた。

「ああ、飲んだらお前は素直になるのかとどこかで適当なことを言ったが。実際どうなんだろうな、負けたほうが何かをするのをもう一つ加えないか?」
(-289) toumi_ 2021/09/23(Thu) 19:47:08

【秘】 9949 普川 尚久 → 0043 榊 潤

榊さんに思い当たらなくて、僕に思い当たる道理もないだろ……


 それでも何某かはしているだろうなとは思っている。本人が悪いと思っていなくとも。
実際は思い当たる節があるようだが。


「何……独り言でもしてたん?
 僕全然飲んだことないから知らんけど、…んー……?」

 チョコやパイン、色んな風味の混じった甘い甘い赤を口に含みながら、思考する。飲んだ瞬間意識が飛ぶということはなさそうだ。

「負けたら踏んだり蹴ったりだな、それ。
 まあ、つけたいならいいよ。
 そんなになんか、させたいことあるのかとも思うけど」
(-292) Vellky 2021/09/23(Thu) 20:06:30
 




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