人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>闇谷

「ツッキー」

泣き腫らした目元を擦りながら、廊下をとぼとぼと歩いていく。
共に記載のあった少年の背中を呼び止める。

「……いこ?」

背後から近付き、服の裾を軽く摘む。
自分たちにはこれからやることがある。
(+2) 2021/09/20(Mon) 22:48:07

【墓】 7734 迷彩 リョウ

これは闇谷と別れた後のこと。
カメラを手に、少年はゴム製のグラウンドに座り込んでいた。

その背中は明らかに落ち込んでいたが、
原因は課せられた課題ではない。
新しいオモチャが欲しい、程度の軽い気持ちで自身に票を入れた程なのだから。

しかし今、そのオモチャで遊ぶ気力はすっかり萎えてしまった。

「……。」

視界の隅に、小さな蛾が二匹飛んできた。
顔を向ける。
(+7) 2021/09/21(Tue) 11:11:42
迷彩 リョウは、カメラの電源を入れた。
(c1) 2021/09/21(Tue) 11:12:11

迷彩 リョウは、蛾の交尾を撮影し始めた。
(c2) 2021/09/21(Tue) 11:12:23

迷彩 リョウは、駆けつけた色んな大人に怒られた。
(c3) 2021/09/21(Tue) 11:12:37

迷彩 リョウは、叫んだ。「うるせーんだよハゲ!」
(c4) 2021/09/21(Tue) 11:12:56

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+7

こちらを見下ろす大人達を睨む。
企画中で無ければ、ここから長い説教が始まっただろう。
結局画面の外へ向かった大人達を一瞥すると、
グラウンドに寝転がり、電源を切ったカメラを胸元に置いた。
顔を横に向ける。
視線の先では、相変わらず蛾が交尾に勤しんでいた。

少年の収容当時を知る者ならば、懐かしさを覚えるかもしれない。
ここに来たばかりの頃は集団行動が碌にできず、
周囲に暴言を吐き、物に人に当たり散らしていた。

尤もそれは、非行少年として何も珍しくない。
後に改心し素行を改めるのも、よくあることだ。
(+8) 2021/09/21(Tue) 11:13:38
迷彩 リョウは、ドア開ける音うるさいなぁと思った。
(c6) 2021/09/21(Tue) 14:23:57

迷彩 リョウは、ぎこちない手付きで普川の頭を撫でた。
(c10) 2021/09/22(Wed) 9:59:10

【墓】 7734 迷彩 リョウ

少し明るさを取り戻したらしい。
少年は湿気ったポップコーンを片手に廊下を歩いていた。
小腹が空いたものの、どうせなら美味しく頂きたいという魂胆だ。
食堂にいけば誰かしらいるだろう。彼らなら、このポップコーンを復活させる術を知っているかもしれない。

「……案外食えたりして」

カラメルの絡まったひとつを、歩きながら口に放った。

62
(+12) 2021/09/22(Wed) 10:19:33

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+12

少年は異能の影響で、効く薬と効かない薬がある。毒などは殆どが効かない。
それ故に、傷んだ食べ物も平気で口にする慢心が常にあった。

「……ぇ、あ?」

手から皿が滑り落ちる。遠くで皿の割れる音を聞いた。

「なん、……ッ、はぁ」

衣擦れさえ気持ち良い。足から、腰から力が抜ける。
薬を盛られたとすれば、偶々効く方の薬であったというだけ。
誰かの異能であるとすれば、偶々効く方の異能であったというだけ。
その場に蹲り、床に爪を立てる。がりがりと引っ掻けば、指先から甘い痺れが伝わった。
(+13) 2021/09/22(Wed) 10:20:56
迷彩 リョウは、コーヒー粉をフィルターから全て零した。どうして?
(c11) 2021/09/22(Wed) 10:58:23

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+14 闇谷

「ッ、あ、?」

手を添えられれば、びくりと肩が跳ねる。
熱を孕んだ虚ろな瞳が貴方に向けられた。
喉が鳴る。
以前ならば何もわからず狼狽えていただろう。
今はもう、燻る熱の燃やし方を知ってしまった。

「……にげ、て」


考えるよりも身体が先に動いた。
言葉とは裏腹に貴方の肩口を掴み、壁に押し付けた。
そのまま這って近付く。ズボン越しに、貴方の足に硬くなった性器が当たった。
(+15) 2021/09/22(Wed) 11:21:22
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c12) 2021/09/22(Wed) 11:33:54

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+16 闇谷

優しく頭を撫でられた途端、ぼろぼろと涙が溢れてしまう。
こんな『お客さん』みたいなこと、誰にもしたくなかったのに。

古傷ひとつない肌が、ボタンを外す度に晒されていく。
朦朧とした意識の下でベルトに手を伸ばす。震える手の上から熱い自分の手を重ね、乱雑にベルトを外した。

「……、取って」

貴方のズボンへ手を伸ばす。軽くベルトの革を爪で掻いた。
脱いでほしいのだろう。
(+17) 2021/09/22(Wed) 12:40:04

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+18 >>+19 >>+20 闇谷

貴方がベルトを外し、ファスナーを下ろす間。
少年は落ちていた鞄から、潤滑剤を引っ張り出していた。鞄の中から冷たいレンズが顔を出す。元々電源を入れたままだったのか、それとも落とした拍子に入ったのかはわからない。

「ぜんぶ、」

少しでも早く昂りを収めたい。ここが廊下であることなど、忘れていた。
潤滑剤の蓋を開ければ、貴方の下着とズボンの上に中身を垂らした。蓋を開けたままの容器が床に落ちる。
液体が衣服に染みていく様子を、数秒眺めていた。
……こうすれば自ら脱ぐのではないだろうかと、熱に浮かされた頭で考えた。
自分の力では貴方の腰を持ち上げ、服を脱がすことは難しいから。

「脱いで」
「……ねぇ、」

身体を乗り出し、耳元で囁いた。抑揚には苛立ちと焦燥がはっきりと滲んでいる。
粘つく貴方の下腹部をなぞり、指で僅かに押した。
この内側に、早く入りたい。
(+21) 2021/09/22(Wed) 17:08:57

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+22 闇谷

……少年はおねがい≠フ仕方を知った。
貴方の片脚を膝裏から抱えると、折りたたむように押し付ける。抱き締めるように距離を詰め、やはり先程と同じ場所へ。
辿り着けば柔く耳を喰み、縁を舌先で擽った。

「……怒って、いい」


再び下腹に触れ、性器を通過し、指は後孔へ真っ直ぐに向かう。
潤滑剤で湿るそこに、つぷ、と水音を立てて指先が侵入した。
慣らすような動きには程遠い。

「ゅ、ゆるさ、……ッ、ないで、ね」

肉の壁に締め付けられる度に、指先からじわりと快楽が滲む。
性急な、前戯ですらない行為が続いた。
……このまま少年が挿入すれば、相応の痛みが伴う筈だ。
(+24) 2021/09/22(Wed) 21:08:25

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+26 闇谷

頬に手を伸ばされれば、甘えるように涙を擦り付ける。
同じ孔を共に弄り、水音と荒い吐息だけを鼓膜に入れた。
指を引き抜く感覚に気付き、上体を起こす。

自分と同じ、熱を孕む視線を覗き込む。
自分がそうさせた。させてしまった。
知っているくせに!


「……はぁ、」

ズボンと下着を中途半端に下ろし、とっくに勃ち上がっていた性器を露にする。
先日遊び道具にしていた避妊具のことなど、すっかり忘れていた。

濡れそぼった孔に先端を当てがう。
衝動を必死に堪え、震える唇で言葉を作る。

「────、ごめん」


言うが早いか、一気に最奥を穿った。
(+27) 2021/09/23(Thu) 0:59:27
迷彩 リョウは、普川と内緒話をした。
(c13) 2021/09/23(Thu) 1:30:29

迷彩 リョウは、結局普川が咽せた理由を知らぬまま席を立った。
(c14) 2021/09/23(Thu) 1:31:39

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+29 闇谷

奥に辿り着く。
気持ちいい。

腰を引く。
気持ちいい。

また奥を目掛けて、打ち付ける。
気持ちいい。


「は、……ァ、ふ、」

身体ごと壁に押し付けるように、何度も穿つ。
律動の度に涙が溢れ、貴方の腹を汚す。
これまでに教わったことなど、少しも頭になかった。
けれど、腹側の一点に触れれば締め付けが返ってくる。
只それだけの理由で、そこを目掛けて何度も突き上げた。

「……っ!ごめ、んッ、もう、」

駄目だとわかっているのに、我慢が効かない。
貴方の背中に手を回し、きつく抱き寄せる。胸元に額を擦り付け、きつく目を瞑る。
吐精の気配が、背後まで近付いている。
意識の外で鳴った靴音など、気付きもしなかった。
(+30) 2021/09/23(Thu) 11:54:13

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+31 闇谷

「────ッ!」

一部だけを切り取れば、甘えるような仕草だ。その実、腹の中に欲を放っていた。
ふう、と貴方の胸に息を吹き込んだ。その吐息はまだ熱い。

「ん、……」

吐精したにも関わらず、自身は未だ硬いままだった。
抜かないと。
そんな意思とは裏腹に、腰が揺れた。奥で吐き出した精を擦り込むように。
するとようやく少し収まった気がして、腰を引き始める。
結合部から水音が響く。引き抜こうとする度に、温かい内壁が敏感な箇所を撫でた。

「……、」

あと少しで抜けてしまう。
そう思うと、どうしても消えない寂しさが背中を押した。

「ごめ、……っ!」

霞む視界の中。
──再び、貴方を貫いた。
自身の快楽だけを追い求める、思い遣りなどほんの少しもない、獣のような交わりは終わらない。
(+32) 2021/09/23(Thu) 15:57:34

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+33 闇谷

揺れる視界の中で拒絶を聞いた。
当たり前だ。
彼には想い人がいるのだから。
自分はそれを知っていて、
応援する気持ちさえあるのに。
どうしてこんな、人の気持ちを踏み躙るようなことをしているのだろう?

「……っ、ごめん、ぁ、ごめん、ごめんなさ、」

謝罪を繰り返す間も、責め立てる動きは緩まない。
押し返そうとする腕を掴み、自重で押さえ込む。
どうすれば抵抗する人間を組み敷けるのかは知っていた。かつて、襖の隙間から何度も見たのだから。

「ぅう、ぁ、……ッふ、うぇ……」

顔をぐしゃぐしゃにして、大粒の涙を零して、ひたすらに欲を追い求める。
早く、早く、終わってしまえ。
意図的に抽出を強め、残る熱を焚き付けた。
肉壁が収縮する箇所を、何度だって無遠慮に穿つ。

「…………ッあ!」

全身が大きく脈打った。
自分が再び達したことを、すぐには気付けなかった。
(+34) 2021/09/23(Thu) 18:00:41

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>29 廊下

「ぁ、……」

脇の下に腕を滑り込まされた瞬間、僅かに肩が跳ねる。
しかし背後から引き剥がされれば、素直に身体を委ねた。
ようやく顔を上げる。
最もいてほしくなかった姿が、目の前にある。

「うああぁ……、ぅぐ、えぇ……」

かけられた上着を手繰り寄せた。膝を抱え、白い生地で目元を覆う。
自分が泣く立場でないことくらいは理解できる。
それでも溢れる涙を隠そうと、歯を食いしばった。
(+35) 2021/09/23(Thu) 19:41:17
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c15) 2021/09/23(Thu) 20:36:54

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>31 廊下

名前を呼ばれ頭に手を置かれれば、びくりと体が震えた。
恐る恐る、赤く腫れた目を見せる。
しかし、視線は合う前に下へ戻ってしまう。

「……」

俯きながら、穏やかな音を耳に入れる。
貴方の言葉は、少年には少し難しかった。

「……うん」

だから、咀嚼したのは最後の一言だけ。
叱られるのは怖いけれど、
このまま許されるのはもっともっと恐ろしい。
少年は膝を抱えたまま、貴方が戻って来るまで待ち続けるだろう。
(+37) 2021/09/23(Thu) 20:51:59
 




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