んゲぅ

[両親に秘密の日記帳を見られたことにショックを受けて家を飛び出す
外は朝もやがかかっていて少し肌寒い]

そうだ
教会に行こう
昨日ミサに行けなかったから司祭様に謝らなくっちゃ

[森の家から教会がある街までは一本道
小柄なライチの足でも30分程度の道のりだった]

がるるる…

[ この森の主。誰もが自分をそう呼ぶ。
生態系の頂点に立っているのだから当然だ。
ネズミもウサギも狸も全て明日の肥やし。その生命は我が血となり肉となる。]

今日の獲物はどこかな？
ニンゲンでも食したい気分だな

[ ニンゲンという生き物を捕食したことはまだなかった。
ゆえに、人型に変身できる特技がどれほどのものかも未知数である。
ガサ、ガサ、と草木を掻き分けて進んでゆく。
ふと、前方に教会が見えた。その先に道が続いている。
教会とはニンゲンが作った建物で何やら儀式を行う場所であることは知っていた。]

この道を行けば獲物に出会えそうだな。*

いや、待てよ。

[ はた、とその足を止める。]

このままニンゲンと出会ったら私は只の獰猛な獣ではないか。

[ 一度道から逸れ、あれこれ知恵を働かせてみる。
獲物を仕留めるには力だけでなくオツムのほうも必要なのだ。]*

あっ！

チョウチョだー

>>4
やあ、君はどこから来たの？
見かけない顔だね

ふむ、しかしとても美味しそうとはいえない風貌をしている。昆虫類も食す私をもってしても、だ

あれっ
愛しのママンと日記見ながらきゃっきゃうふふしてたら
ライチのベッドで寝ちったワシ

［パパンは床に落ちていた腰布を巻き直しています］

ライチは？？？
ライチューーーーー！！！！

何かを読んでいた気がするが……記憶にないな

さて、愛しのライチよ
おばあ様への献上の品を持っていって…

ライチ？？！ライチはどこだ！！！

まだ臭いは遠くへは行っていないな
愛しのライチめ、行ってきますは大事だと教えただろう！

おばあ様と約束したのだ
必ずや孫の頑張る姿を見せるのだと……！
このワインとパパンのパンを届けさせると！

桃から産まれた桃色の娘だから、桃娘と書いてももこ──
そう名付けられた赤子は、どこか嬉しそうです。>>0:98

婆が器用に魔法で綺麗な山小屋を創り出している間>>0:99、
片手で抱かれながらきゃっきゃとその様子を眺めています。




ふいに聞こえた声に、婆はびっくりしたでしょうか
それとも動じることなくそれを受け入れたでしょうか…

先程まで生まれたばかりの赤子であったはずのモモコが、突然 "寒い" と口にしたのです。
それに、この少しの間に身体も大きくなっているようです。

一体なんということでしょう…これは赤子自身の力なのか、婆の魔力の影響を受けたのか、はたまた作者のご都合主義的な何かなのか……

何はともあれ、物語は無事に進みそうなのでした。

婆のお家に着いた頃には、モモコはさらに成長していました。
赤子の姿で桃から生まれてから1時間程でしょうか、既に幼稚園児くらいになっているのです。

しかし、モモコ自身は特に不思議な力を持っているようには見えません。
ましてや将来刀を振り回して悪者をやっつけたりするだなんて…そんなことはおとぎ話の世界だけの話ではありますが、そんな姿は想像も出来ません。

むしろ、おしとやかで礼儀正しい美少女JKに育つこと間違いなしです。


────ぎゅっ。

幼子なりに何かを感じとったのでしょうか。>>0:98
離れたくない…とばかりにモモコは婆にしがみつきました。

チョウチョを追いかけてたら
いつの間にか迷っちゃったー
ついでにゴブリンに囲まれてるみたい

　
そうかいそうかい。
それなら暖炉を用意しておくさ。

[ 赤子の言葉>>10をすんなりと受け入れ、指をパチンと鳴らして暖炉を増設したのでした。]
　

ふあ〜ぁふ。

[ はなは穴の中で目を覚ましました。
わんちゃんさんが落ちた穴ではなく、
ちゃんと寝床として用意した穴です。

大きなあくびを一つすると、耳をふりふり穴を出ました。
木のみを探しに行くようです　]

……おなかすいたなぁ。
……ニンゲンに、みつかりませんように！

　
おやおや、甘えん坊だねぇ。>>11
やけに重いと思ったらもうこんなに大きくなって。

時が経つのは早いもの。
婆も気がついたら弟子が83人もいたくらいだ。
1人くらい、婆の子どもが増えたところで問題ないだろう。

ももこ、君は今日から婆の大事な子どもだよ。
さあおいd……っ！？

[ 子どもはいつだって可愛いものだ、と持ち上げようとして腰の辺りに強い痛み-ぎっくり腰-を感じたのでした。]
　

はっ……

[ 婆はニンゲンを生成したのか！？
何だか鈍い音がしたけどなんだなんだ！？

はなは少し離れた(といっても向こうからもばっちり見えてしまう距離です)場所から
そんなことを思いながら婆と女の子を見つけたのでした　]

、あんなところにちょうど良さそうな人間が>>12

…しかし何か目的があって歩いている訳ではなさそうだな
そうだな、例えば年寄りの婆に何かお見舞いの品を届ける最中などであれば上手く言いくるめやすいのだが

まあじっくり好機を待つとしよう

急に顔をしかめながら座り込んでしまう婆に、モモコはおろおろとしてしまいます。
急激に成長するモモコを抱き上げようとして、婆はどうやらぎっくり腰になってしまったようです。>>15




ふと窓の外に目をやると、ちょうどこちらの方を見ている女の子と目が合いました。>>16

ばぁばが心配なモモコは、女の子の元へと駆け寄りました。



それだけ口にすると、モモコは女の子の手をきゅっと握ってこっち、とお家の方へ向かいます。
女の子は一緒に着いてきてくれるでしょうか…？

あ、あれ？ここはぼくの家だ...
ぼくはゆめをみていたのかな

[気がつくとまめ太郎はいつもの自分のベッドの上でした。
几帳面な豆太郎はちゃんとナイトキャップをかぶって就寝していたようです。
となれば、今までのことはきっと夢だったのでしょう。

夢の中の自分はなんともひ弱で、まるで本物のネズミのように情けない姿をしていました。思い返してつい、ほっこりと笑ってしまいます]


さて、今日もいつもの日課を始めるとしましょうか
わんわん♪


手入れの行き届いた猟銃を手に、まめ太郎は今日も日課の狩りを行うために家を出ます。

　ぐっもーにん視聴者ニキネキ！！　今日も今日とて誰よりも早く討伐されたいRTA、はーじめーるよー
　前回は無事に桃太郎ネキ、もといモモコちゃんが産まれたところまででしたね。モモコちゃんはお婆さんニキと家に帰ったようですが……>>15んっんー、これはバッドステータス『ぎっくり腰』ですね。お婆さんが桃太郎を抱き抱えることにより一定の確率で発生するアクシデント系イベントです、重機タイプのお婆さんなら問題はないのですが、今回は人間タイプですし……多少のロスが発生しそうです。
　

えっ、あ、私……！？

[ なにかを口にするより早く、
婆に生成された(？)少女に手を引かれます>>18
はなはされるがままです　]

婆、どうしたの……？
ニンゲン、婆はしんでしまったの？

[ はなは狐なので土掘りは苦手ではありません。
土掘のために呼ばれたのでしょうか　]

あの小娘は今晩の獲物として狙いをつけておこう

が、小腹が空いたな
メインディッシュの前の前菜を…と。

[ 少し森を徘徊すると何かを見ている狐>>16を発見する。
これはスムーズに見つかった、流石は容姿端麗博学多才な私だ、などと考えていると>>18人間の少女…まだかなり幼い子どもが狐の手を引いて、古風な家へと向かっていった。]

…人間と狐が何故あれほど仲良く！？
いや、違う！

[ よく見ると狐のほうは人型に変化しているように見えた。
なるほど、つまり自分と同じ能力…ニンゲンの姿に変身できる力を持っているということか。]*

さて。
あの子どもとヒトに化ける狐を餌食にするために深追いをするか、はたまた別の前菜を探すか…

(2)^1d2
1. 2人が入っていった家を覗く
2. 他をあたる

ん、他をあたるとするか
あくまで今日の獲物はあの小娘>>12だからな

　
あいたたたた……。

[ 痛みで視界が若干霞みますが、そこは長年生きてきた婆。
多少のことでは動じません。]

いやなに、これくらい2〜3日寝てればなんとかなるさ。
問題はももこのお世話だが、まあなんとかしよう。

……おや。
君はこの前の小狐じゃないか。>>21

こんな格好で再開するとは予想外だ。
ちょっと今しがた腰を痛めてしまってね。

[ 平静ではありますが、痛みで地面に崩れ落ちているので、確かに一見倒れたようにも見えるでしょう。]