……ンだこりゃ…。

［未だ見慣れない、やや筋張った褐色の腕を
まじまじと見遣る。
その手首には痣めいた鎖の刺青が
はっきりと浮かんでいた。

天使様方が揃いも揃って
いったい何をさせようというのか。
これ以上、この俺に、この場所煉獄で。］

（──見限ったのならば、
素直に墜とせばよいものを。）

［胸内を掠めた自嘲はどこに届くだろう。］

……フン、くだらん余興に
我が付き合う義理はない。
勝手にしろ。

［甘い桃の香の残る寝床で
ふたたび惰眠を貪るべく、掛布を引っ被った。］

はァ…、なんだ、この鎖のせいか？
こう騒がしくては
おちおち微睡むことも叶わん。

全く余計なことをしてくれる…！

［不満げに呟き、漂う気配を厭うように
片手で空を払った。］

ああ、何の呪文か知らんが
だ。

［空を払う指先で探り当てた絨毯の端を
ぴっと掴んで引き寄せ］

>>@21
なんだ、お前……ジンか。
一丁前に魔法の絨毯なぞ乗って。

他人事のような面をしているが、
この煉獄に罪なき者など居るものか。
お前にも、犯した罪のひとつやふたつあるはずだ。
此処に居る限りは──な。

天使達はどうだって？
あれは……さぁな。
、、、、、、、、、、、、、
此処に居るようで居ない者達だから。

>>31
黄泉戸喫と言ってな…、
迂闊に冥界のものを口にすると戻れなくなるらしいぞ。
遠き東方の黄金郷エル・ドラドの伝承だ。
真偽の程は知らん。

>>34
………天使様が自ら授くるものが
楽園の果実とはな。
此処はまさに煉獄という訳か…。

［薄く笑いながら、林檎をひとつ受け取った。］

へぇ…蟲が居るのか。そうか。
話に聞いてはいたが初めて見るな。

>>@31
天使達の勝手は…そうだな。
いつものことだ。
俺はそれに少々倦んでいるというだけのこと。

……ふ、ふ。
お前のような者がいるのなら
勝手のし甲斐もあろうか。
せいぜい楽しめ。

>>38 ラナー
『フツーの林檎』、ね。
此処にどれほどの『普通』があるのやら…。

［元より口をつける気はなく、
受け取った果実の瑞々しい香りだけを
鼻梁から吸い込む。

忽ちのうちに萎びた果肉を
大地の糧へと返すべく放り投げると
どこからともなく現れた鼠たちが
それを攫っていった。］

>>@25 みはいる
『見習い天使』だと…？
阿呆か、
魔具魔法の絨毯を使う神の使い天使が居るものか。
嘘ならもう少し上手く吐け。

お前が数え切れぬほどの罪を抱えているのは
よぅくわかったがな。
まぁ何者でも良い。
『何が罪か』『罪は何れか』にも興味はない。

我は裁き手に非ず。

……それだけだ。

>>@38
……ン？
精を吸っただけだが…珍しいか。

成程、お前は何処やらからの客人のようだ。
饗す者が居るかは知らんが
……物好きな者もいるものだな。

んン…？
触手くらい、腕に覚えがあるなら
狩ってくれば良いだろうに。
地獄の穴辺りには腐るほどいるだろう。

ただ口を開けるしかできぬ雛鳥でもあるまいに
待つだけの者に誰が餌を与えようか。

……それとも、そのご自慢の妖刀は
『人しか斬れない』のか？
それならそれで妖あやかしの名には相応しいが。

［スーズ>>@41とラナー>>61に
それぞれ種類の違う笑みを送る。

ラナーには林檎の香りが届いただろうか。］

>>@48 みはいる
俺はほとんど肉は喰わんが…
人間はなんでも喰うのだろう？

ナディル/ジン/性別不詳/年齢不明


・人間を幸福に導くジンとして、見込んだ者の願いを叶えてきた。しかし何故かいつも不幸な死を迎えさせてしまう。
・対象の人間の死を看取る際、その者が人生で最も愛した者の姿を写し取り、外見が変化する。
・ジンとしての能力における不可能は３つ。「人間の命を操ること」「恋心を操ること」「時間を操ること」
・精霊ならではの肉体を超越した自由さを有する一方で、"幼い子供が虐げられるのだけは苦手"という弱点を持っている。



・熱砂を巻き上げて形成した、巨大なゴーレムの兵隊を使役する。
・自らの手では人間を殺せないナディルに代わり、攻撃も防御も意のままに動く。


ナディルという名は母親がつけた。
ジンとしての名は別にある。近頃は『死神のジン』とも呼ばれていたか。姿が変わるせいで特定されることはほぼ無いのだが。

幸も不幸も、善も悪も、罪も罰も…我が手には在らず。
ただ──自由たらんと。

>>70 サーリフ
天使様が飛べない…？
［不完全な片翼を見遣り］
……そうか。ラナーもか。

>>71 アルバリ
昨夜から「腹が減った」と
鳴き声が煩かったのでな。
腹に虫でも飼っているのか？
［軽口を叩きながら、じっと見据えて］

>>@49 みはいる
なにか問題があったのか…？
［不思議な顔で］

>>73 サーリフ
「必要性がない」のが大きいがな…、
確かに雑味は強いかも知れん。
人間のように口にすることもあるが
まぁ…肉に限らず嗜好品のようなものだな。

>>80
何も…俺には関係ない、ことだ。
［苦笑の意味がわからず、ふいと視線を逸らす。］

獣の肉を焼くなら、俺は退散するとしよう。
［しゅる、と砂煙を巻き起こして気配を消した。］**

>>@59 みはいる
ふ、ふ。
矢張り堕天の者ではないか。
しかし時速50kmは便利だな。（原チャか）

［くつくつと楽しそうな声で戻ってきた。
右手には蒸留酒の瓶を携えている。］

>>85 ラナー
>>87 サーリフ
ああ、気に病ませたか。

肉が苦手なのではなく
獣を屠る煙に当たるなと…。
習慣というか癖のようなものだ。

［実際、いまや何の不都合もないのだが。
両手首に刻まれた鎖よりも余程強く
己を縛るものの存在に苦く笑った。］

ラナーもサーリフも眠った気配がするな。
そこな獣拳士もか。

>>90 ファルーサ
冥界と知ってはいるが
地上と変わらぬ営みがあるものでな…。

ン…、人間よりは多少長生きではあったろう。
寿命の分くらいは物も知っているだろうかな。
古い伝承は大抵、知恵の実と同じだ。

［体躯は良いが稚さの残る面立ちを眺め、
いつか看取った少年を思い出す。
少し目を細めて見つめると、その傍らに
まるで猫のような…虎の仔を認めた。］

さて、アラックを手に入れてきたが
相伴する者は居るか？
ひとりで嗜むも一興ではあるが。

［とぷとぷとグラスに水と注ぎ合わせると
無色透明の液体が乳白色へと変わり、
発酵した果実の華やかな香りが立った。］

ふむ、メゼつまみが無いな。
せっかくだから>>@47を使って
「タコ・ヤーキ」とやらを作ってみるか…？

［甘い酒精を舐めながら］

おや、お大尽どのか。
夜は正しく年長者の時間ということかな。

>>106
それほどに恵まれていても
『真の望み』を持つか。
人間の欲とは際限のないものよ…。

［微睡む魔術師の傍らには
丸々と肥えたコブラが鎮座している。
牙も鱗も申し分なく美しい獣だった。］

>>112 シャフリヤール
そちらの飲んでいた酒のほうが
高級だろうが、こちらも悪くはないぞ。
良き精だ。
［もうひとつ、グラスに酒を注いで］

お前の得ていたものを
「望んでも得られぬ」者は数多と居るだろうが…、
自ら欲したものでなければ意味は無い、か。
ひとつの真理ではあろうな。

>>103
……何が出来れば
「力が有る」と云えるのだろうな？

天使達の企みが何かは存ぜぬが、
お前の暇潰しには丁度良いかも知れんな。

>>@63 スーズ
おお、良い呑みっぷりだな。
飲め飲め。
どうせ俺ひとりでは飲みきれんのだ。
［干された杯にまた酒を注ぎ］

>>@64>>114
ふむ、Six Diceとな…？
一興だ、やってみるか。

スーズと勝負、と思ったが寝てしまったかな。
運試しにソロで振るか。

ミスったし…酔ってるな（）

お、起きてるなら何か賭けるか。
何が良いかなぁ？

スーズも酔ってるな！ｗ
勝負してから決めるか。

スーズからいくか？
俺から振るか？

>>a10は無効で…（）

うむ…？
楽しい酒なら良いではないか。

スーズの望みが何かはわからぬが、
では先攻をとらせてもらうぞ。

いやはや…なんとも…賽子のジンには
どうも嫌われているようだ。
スーズ愛されすぎじゃね？ってのは置いといても！

『願いを叶える』のは俺の本分なので
吝かではないのだが…、
蟲の願いを聞くのは初めてだな。

『死神のジン』を恐れぬなら
なんでも願うが良いぞ。

>>@67 スーズ
こんなことある？
って感じの出目だったな…（遠い目）

『俺が楽しかったときの話』…？
［目をぱちくりさせて］

そんなもので良いのか。
え…と、思い出すのでちょっと待て。

>>@68 みはいる
俺も笑ったｗ

>>@70 スーズ
負けたが楽しんだので大丈夫だぞ。
その気持ちだけで充分だ。

>>@69
そうだな、ゆっくり言葉にしよう。

おやすみ。ライラ・サイーダ。

やぁ、おはよう。
昨夜は楽しかったときの話…幼き頃の思い出に
浸りながら眠ってしまった。

朝からラナーも賽子のジンに嫌われていたらしいな。
……とするとサーリフはどうなんだろうな？
［にや、と笑って］