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雰囲気を壊さないでくれるさすラナー

したがき

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地上では動かなかったキミの心が、煉獄においてはたくさん動きましたね。
ねえ、少しは楽しかったのではないですか。

苦痛さえ麻痺していた不感の心が、死後に揺れて。
痛みさえ、哀しみさえ、霞んでいたキミの心の存在を知らしめる"実感"だったのではないですか。


キミにとって地上は呪いの地。
キミを欲しがる幾多の手が、キミから歓びも悲しみも奪い取っていく。


ここではそんなことは起きません。

……私がキミを愛することをキミが煙たがるというのなら
慕っています、という言葉を受け入れてください。
キミを思っています。

煉獄で、彼女のことを考えながら……。

そう、何か楽しみを探してみるのもいい。
先ほどから私は早口ですね。
ふふ、必死なんですよ。

つまり、言いたいのは、キミの居場所は地上にはない。
ただ、ここだ、ということです。

いけませんね。
しゃっふの読んでたらつい、しりあるってしまいました。
これではスーズに怒られます。
バカにならないと。