【人】 紅柱石 アンドレアス―宿― [疲れに寝不足が重なり、身体は限界だったらしい。 ガラーシャの帰ってくる頃、青年はまだ寝息を立てていた。 部屋の扉の開く音にも目を覚ます事はなく、寝返りを打って暫くした後にようやく目を覚ます。 見送った筈のガラーシャがそこにいるのを見て、驚いたようにアンバーの瞳を瞠った。] あ、あれ……? おかえり。 こんな体たらくですまないね。 [そう言いながら、起き上がって髪を手櫛で整え始めた。]** (30) 蒼生 2021/09/30(Thu) 23:43:16 |