人狼物語 三日月国


97 【R18ペア村】Decision【完全RP】

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プロローグ

【人】 商人 リット

さぁさ、市場においでの皆さん。
今、丁度サムサが出来立てだよ。

そこのお兄さん、うちのサムサを食べていかないなんて損するぜ。
(0) master 2021/09/24(Fri) 22:45:41

宝石コレクター(村建て人)

・舞台設定

■「パルティローネ王国」

大陸内ではそれなりに広い国土を有する国です。
東側は緑地が多いですが、西側には乾燥した大地が広がっています。
北、西、東はそれぞれ他国との国境があり、南は海に面しています。
現在は周辺国と良好な関係を築けており、交易も盛んです。

この国の首都「グラジア」にはこの国の全ての情報や物が集まり、辺境の街から多数の若者や人々が学問や仕事を得るために集まってきます。
王族や多くの貴族もここに住む者が多いです。
(#0) 2021/09/24(Fri) 22:48:19

宝石コレクター(村建て人)

■国境の街「サルハド」

逃亡の旅、あるいはただの旅行の途中で貴方達が寄った日干しレンガの建物が並ぶ辺境の街。(人間PCの故郷でも可)

周辺は荒地にぽつぽつと低い木しか生えてないような乾燥帯ですが、街自体は山々の伏流水で水や木々がそれなりに生えています。砂漠の中ではないですが、一種のオアシス的な場所です。

周辺の村々に比べればいくらか大きな街でありますが、あくまで国境付近の一つの街です。
役所など公共施設も揃ってはいるものの小規模なもの。
この国から他地方へ出るための中継地ともなる街であり、ここで出国準備を整える者や、入国後の休憩を挟む者も多いです。

市場ではサムサやシャシリクなどが、
店に入ればショルボやラグマン、プロフ、馬乳酒などが口にできるでしょう。
今では異国風の料理がこちらで食べられるようになったようです。
(#1) 2021/09/24(Fri) 22:50:00

宝石コレクター(村建て人)

・登場人物

●「人間」

不思議な力はない代わり、知恵や工夫を凝らして生活を豊かにしてきました。
王族や貴族階級が存在し、彼らの中には宝石人間(ジェム)の愛好家が多いです。
愛好家の中には、宝石人間(ジェム)を自らの手で育てたいと願う者もいるとか。
見目の美しい人間は「まるでジェムのよう」と評される事もあります。
(#2) 2021/09/24(Fri) 22:51:13

宝石コレクター(村建て人)

●「宝石人間(ジェム)」

人間から「ジェム」とも呼ばれている、体の何処かに核となる宝石を宿した魔法的存在。
宝石人間(ジェム)自身は「ジェム」を称したり、身体に宿した宝石の名前を名乗ったり、それぞれです。
隠れ里に住んでいますが、人間の住む国に出ている者もいます。

宝石人間(ジェム)は成熟期を迎えると故郷に戻り、同時期に繁殖期を迎える仲間と共に“光る泉”に入り、子供を産みます。
繁殖周期は宿した宝石によって決まっており、魔力の高まりによってその時が近くなった事が知覚できます。

彼らの生み出す宝石はとても美しく、愛好家も多いです。
希少価値の高い場合は人間の国にいる間に攫われる場合もある為、宝石人間(ジェム)である事は基本的には明かしません。
ただ、身に宿した宝石を示す色が瞳や髪などに出る事が多いといいます。
生活を便利にする程度の魔法が使えますが、あまり表立って使う事はありません。

人間と宝石人間(ジェム)との間には子供は出来ません。
老いもまた、彼らにとって遠いものでしょう。
(#3) 2021/09/24(Fri) 22:52:34






到着:金緑石 アレクシア

【人】 金緑石 アレクシア

……あぁ、もうそろそろ、ね。

帰らないと。

[少女はそっと胸を押さえて息をついた。
魔力の高まりが、その時期が近い事を告げている。

衰えを知らない肉体で、青年期から成熟期までの間を繰り返すのはこれで三度目。
故郷を離れ、人間の国で過ごしていた彼女にとっては実に数十年ぶりの帰還となる。
同じように成熟期を迎えた者達が、家族が、懐かしい故郷で彼女を待っているだろう。]
(1) 千早 2021/09/24(Fri) 23:02:25

【人】 金緑石 アレクシア

[けれど──
少女の表情は暗い。

数年暮らした場所を引き払うのが惜しい。
故郷に戻らねばならないという義務感の一方で、そう思う気持ちもあるからだ。



        ──彼女は人間に恋をしてしまっていた。*]
(2) 千早 2021/09/24(Fri) 23:03:30
金緑石 アレクシアは、メモを貼った。
(a0) 千早 2021/09/24(Fri) 23:09:30

金緑石 アレクシアは、メモを貼った。
(a1) 千早 2021/09/24(Fri) 23:10:42

到着:紅柱石 アンドレアス

【人】 紅柱石 アンドレアス

[最初の成熟期は集落を出ずに迎えた。
宝石人間(ジェム)一人につき、一人の子供が生まれる関係でか、この集落では集落にいる者全体で子育てを行う事が普通だ。
青年が成熟期を迎える年頃になる前にはそうして誰かの子の子守りをしていた。
いくら青年が首長の息子といえど、働かない者には厳しい。

自身の子供がある程度大きくなってから、友人と共に初めて人間の国に行った時の感動を成熟期を重ねた今でも覚えている。
髪の色を隠す為に布で覆って初めて結界を潜った時は、未知なる場所へ踏み込む事に胸が高鳴った。

見る、触れるものすべてが真新しかった。
そこは人間から身を隠す為の結界で囲まれた山間の集落と違って空が広く、様々な色をした人がいて、物があって。
はしゃぎ過ぎて自身が迷子になったのにも気付く事なく、友人に回収されるまで青年はあちこち歩き回った。

──魅せられたのだと思う。
自身の知恵で発展していく人間の国に。
以来、青年はある程度まで子が育つと人間の国へ行くようになった。]
(3) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:29:44

【人】 紅柱石 アンドレアス

何度行っても飽きないさ。
だって、世界はあんなに広いんだから。

行く場所によって育つ物や風習なんかも違うんだよ。
君も気になるなら是非行ってみると良い。

[青年は快活に笑う。

この身体は老いを知らない。
十年から二十年程の間隔で同じ場所に訪れれば、誰かに年齢を重ねていない事を怪しまれるかもしれない。
宝石人間(ジェム)にとっては普通の事でも、人間にとっては異常なのだ。

故に、前の青年期の時に出会った知り合いに出会わないよう、違う場所へ旅する事になる。
仮に見咎められたとして、その子供だと偽る事も出来るが、嘘は出来る限りつきたくなかった。

それが青年なりの人間との向き合い方だ。]
(4) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:31:34

【人】 紅柱石 アンドレアス

[けれど何だかんだで、青年が成熟期を迎えるのはこれで五度目。
初めて成熟期を迎えた頃に生きていた頃とは住んでいる者も幾分か入れ替わって、集落の中でも皆の面倒を見る側に当たる。

親の年齢を考えれば、そろそろ集落の中で落ち着かなければならない頃合いだとは思っていた。
同時期に成熟期を迎える仲間も青年を支えてくれると言ってくれている。
責任を負うべき頃合いだ。



──だから自由に旅をするのは今回が最後。
そう心に決めた。]
(5) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:32:30

【人】 紅柱石 アンドレアス

[向かったのは、あの時に初めて行ったパルティローネ王国。
その首都グラジアは、王国の全てが集まっていると言ってもいい場所だ。

以前に訪れた時よりも国は豊かになっていた。
知っている店が何回目かの代替わりを迎えていたり、なくなっていたりして青年は少なからず寂しさを覚えた。
人間と自分達の間では時の流れが違うという事実を目の当たりにした気分だった。

それでも好奇心が先立つ性分は治らず、あれこれ見て回った先に辿り着いたのは、王都の中でもっとも大きな図書館。]
(6) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:33:35

【人】 紅柱石 アンドレアス


[そこで、君と出会った。**]
(7) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:33:56

【独】 紅柱石 アンドレアス

/*
村建てまでにばたばたとしてしまったけど、ここまでこぎつける事が出来て良かった…。
明日にbotの力を借りて宣伝しよう。
(-0) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:36:10
紅柱石 アンドレアスは、メモを貼った。
(a2) 蒼生 2021/09/25(Sat) 0:41:07

到着:学生 ガラーシャ

【人】 学生 ガラーシャ

[昔、母親の大恋愛の末、自分はずっと遠くの国、砂漠と海の向こうで生まれた。
そしてそれから10年ほどの後、父と母は取り返しのつかない大喧嘩をし、母は自分と一緒に実家に帰る旅に出た。

数十日、いや、数か月だっただろうか。
母に手を引かれ、砂漠や荒野や草原を、馬車で行ったり荷車を引いて歩いて行ったりした。
何処に行くのかよく分からない不安はあったものの、辛くはなかった。
青空や星空の下、ただひたすらに、どこかを目指して歩いて行った。]
(8) wallander 2021/09/25(Sat) 8:41:19

【人】 学生 ガラーシャ

[そんな旅を経て、自分は今も、ここ王都グラジアにある母の実家…祖父母の家に居た。
今この家に住んでいるのは、自分と祖父だけだ。
祖母は少し前にそれなりに生きて亡くなったし、母はまた大恋愛をして家を出て行ってしまった。

とはいえ、母にはちゃんと、行ってもいい?と聞かれている。
自分は頷いて肯定した。

もう自分も最高学府に入った。
今更母親が身近に必要な年齢でもない。
それに、あの壮大な旅を経て、自分を祖父母の元に連れてきてくれた母には感謝をしていた。
あんな旅をする母が好きだった。]
(9) wallander 2021/09/25(Sat) 8:41:43

【人】 学生 ガラーシャ

― 図書館 ―


[グラジアにはいくつかの図書館がある。
そしてここ、王立図書館はその中でも最大級の蔵書数と、自習室を兼ね備えた場所だった。
本棚の背は高く、そんなに低い身長でもない自分でも、一番上の段の本を取るには点々と置かれている小さな脚立を使わなければならない。

そして、自分は今、学校で必要な資料を探しにやってきていた。
精霊の実態について…

昔、居たかもしれないとされている、現在には居ないもの。
学校での研究テーマにするにはそれなりにやりやすいものであり、他にも研究をしている生徒はいたが、自分のようにそれが今も実在している、と考えているものはほぼ皆無だった。

でも…]
(10) wallander 2021/09/25(Sat) 8:43:43

【人】 学生 ガラーシャ

 



[と、その時、同じ書架の列で見慣れない姿が目に入った。>>7
どうやら学生ではないようだ。
けれども研究者然とした様子でもない。
こんな人気のない、どこか薄暗い書架の列に、珍しい。

そして彼…彼女?が取った本が、自分がついこの間まで借りていた本だったので、あっ、となった。
精霊の現れる環境を気象状況から読み解く。
と、ひたすら延々と天候や気温や湿度の話がされている本だ。

自分には参考になったが、特段面白味もない内容なだけに、余計に気になり、思わず声を掛けた。]


あの…
その本、一部、欠落して…ます。
第二版が上の段にあるんですが、取りましょう…か?


[…見知らぬ人だからこんなぼそぼそとした喋りというわけではない。
いつでもこんな調子なのだ。
それ故友人も少なかった。
けれども、別に不満はなかった。
だからこそ、ずっとこんな調子なのだった。]**
(11) wallander 2021/09/25(Sat) 8:47:19

【独】 学生 ガラーシャ

/*
自分がもし絵を描ける人ならば絵を描きたいぐらいの市場…
すごい想像を超えてきていて嬉しい
この市場行けるのか〜 やった〜
そして早速アレクシアの行く末も気になるという。
(-1) wallander 2021/09/25(Sat) 8:49:54
学生 ガラーシャは、メモを貼った。
(a3) wallander 2021/09/25(Sat) 8:51:53

【人】 紅柱石 アンドレアス

―図書館―

[ふらりと立ち寄った先、異国人でも書物の閲覧が許されている図書館は青年にも見覚えがあり。
いくらか補修や改修がされていたが、記憶に残るものと劇的な変化はない事に少し安堵した。
>>10背の高い本棚が並ぶ様はまさに壮観。
その中に自分の知らぬ事が書かれているのだと思うと胸が弾んだ。
言語がそう大きく変わっていないのであれば、記憶に残る単語を拾いつつ、辞書があれば読む事が出来るだろう。
故郷でも文字という文化が馴染んで久しく、この国の言語とは似ている個所も多かったのも理解を助けた。]

『精霊と気象環境、の関係』……。

[この辺りには精霊に関する書籍が集められているらしい。
>>10青年は目についた本のタイトルを読み上げ、手に取ってみる。
大きな声を立ててはいけないというルールに則った囁くような声は、ごく近くに居合わせた者にしか届かなかっただろう。

かつてはいたとされる精霊が何故姿を見せなくなったのかは不明だという。
人間よりは青年達に近しい存在だが、お目にかかった事はない。
ある程度自由に土地を行き来出来る人間が知らないのだから、閉ざされた集落に住む宝石人間(ジェム)達にはもっと難しい事。]
(12) 蒼生 2021/09/25(Sat) 14:13:17

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>10タイトルから察するにどうやら難しそうな内容のようだが、文字を辿るのもいいだろう。
ページをめくろうとしたところに声がかかった。]

……え?

[振り返れば、自身よりも背の高い青年が立っている。
目深に帽子を被った姿は学生だろうか。
騒がしい場所なら掻き消えてしまいそうな声だが、手助けを申し出るところは“いい人”なのだろう。]

そうなんだ。
お願いしようかな。

[本棚と彼とを見比べて、厚意に甘える事にした。
にこりと微笑んでそう言うと、本を元あった場所に戻して彼の動きやすいように横にずれる。]
(13) 蒼生 2021/09/25(Sat) 14:14:56
 




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