人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

様子を伺おうと意識を巡らせようとしていたはずなのに、至近距離に柘榴色があれば自然と溺れてしまうのがこの男だ。欲という甘い毒に蝕まれる思考の中、どこか遠くで敗北を確信してしまった男が浮かべたのは笑みだった。

抵抗の意思は身体の末端まで届くことなく、避けようとする素振りはあれど十分あなたに捕らえられてしまう程度のものへと収まってしまう。もう片方の手の所在が知れぬままだったが、それもこの普段通りを失ってしまっている男が鳩尾にあなたの拳を被弾するまでのことだっただろう。

「ゔ……ッ……!」

息が詰まる。内側に衝撃が伝わって、身体ごと揺さぶられたような心地になった。辛うじて意識は飛ばずに済めど、集中もできない上に自分の継戦能力はもうとっくに尽きている。あなたの支えがなければ男は膝から頽れるだろうし、支えがあったとしても戦闘不能になったことは容易に伺えるだろう。
負けたか、と男の口元が動いた。
(-54) 2021/10/17(Sun) 23:15:14

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなた、であるから使える戦法を堂々と使う。強さの比べ合いではなく、あなたとの遊びであるからこそ。男は案外卑怯で、狡猾なのだ。

浮かべられた笑みが、自分の浮かべるものと違うことを知っている。その笑みの意味を察する前に、拳があなたの腹に突き刺さり、その内臓を震わせたのを感じ取った。

「……ァー……、すげェ、イイ、」

胸の内に広がる充足感。力が抜けるあなたの身体と、背筋に走る快楽。やっぱり、自分は碌なもんじゃない。
掴んだあなたの肩から、手は胸ぐらへとスライドさせた。そして。

「アマノォ、愛してるぜ。
全部俺によこせ


横暴に、けれどとびきり甘ったるく囁いて。
あなたの頭を床に叩きつけるだろう。 
あなたが死ぬまで何度も。
(-56) 2021/10/17(Sun) 23:36:53

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

殺すのも殺されるのも好まない男ではあれど、不思議と口元は力ない弧を描き浅い吐息に笑みを混ぜ込んだ。あなたが楽しいのならば、あなたが気持ちいいのであれば、悪くない――いいや、これは、嬉しい。

毒に蝕まれた故か、今際に在るが故か、それとも甘く囁かれた愛故か、そんな横暴な言葉とその後の暴力を男は全て受け入れ、そうして
全てをあなたに捧げる
ことだろう。

一度、割れて。二度、飛び散り。三度、拡がり。
四度、五度、と繰り返す度に床を男だったものが汚し、そうして繰り返している内に男はただ与えられた刺激に揺れ震えるだけの肉と化す。光を失ったターコイズが映しているのはあなたのことか、瞼の裏か、それともあなたが男で作った血の池か。
それがいずれであっても、男は知る由もない。
(-58) 2021/10/17(Sun) 23:57:14

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

「……ッあ゛ー………、」

受け入れられた。受け入れられるだろうと思っていたが、今この瞬間、それが確定した。悪魔でも人でもなんでも、というあなたの言葉に嘘がないことをやっと男は実感として信じた。こんなことをしなくても、感覚として信じては、いたのだが。

そして、男も。本当にあなたのことが欲しくて堪らず、あなたに他にはない欲を抱き、それを男の中では愛としているんだなと、より深く飲み込んだ。

ぐしゃ、ごしゃ、と硬質なものが砕ける音と、びちゃ、と粘度のある液体や柔らかい物質が立てる音が混ざり合って響く。
あかく、あかく、
全てが濡れていく。あなただったものも、部屋も、男も。
今あなたの目に映っているものが何であろうが、あなたが最後に見た赤色は自分だ。それでいい。あなたが目覚めて一番に認識するのもできればこの目の色であって欲しいが、さて。
男は冷静だ。冷静に、

あなたの反応が完全になくなってから、ふるりと背を震わせた。
ごそ、とあなたの衣服に手をかける。
もっともっと、あなたが欲しい、今すぐに。
(-60) 2021/10/18(Mon) 0:45:20

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

男だった肉には当然抵抗などは行えず、また、衣服を脱がせる際の協力もできようもない。男の生前に脱がした時よりは若干手間がかかるかもしれないが、あなたが脱がしていくのであればかつてあなたが見た通りの肢体が曝け出されることになる。

いや、正確に言うならば見た通りではない。より正確に言うならば、あなたが先の戦闘で与えた通りの負傷、あるいは損傷がはっきりと残っており、襟足に灯る光は今や完全に消え失せていた。あなたがあれほど熱烈な愛を投げかけた後の身体の割に朱は差しておらず、寧ろ生命活動をやめた身体は熱を失っていく一方だ。

愛を囁くこともなく、しかし愛を受け入れる、先程まで男だったものがそこには在る。あなたはこの"男"に何を与えるだろうか? 
あなたには全てが許される。
男は全てを捧げるとあなたに伝えたのだから。
(-62) 2021/10/18(Mon) 1:22:05

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

はやる気持ちがある。服を脱がせるのがより一層もどかしく感じられて、ボタンを数個引きちぎる羽目になった。

痣が浮く身体、停止した鼓動と機械の駆動音、冷えていく温もり、名前を呼ばない口、こちらを見ない目。

男は、人の反応が好きだ。そうじゃないならものと同じで、ならばどれだって構わなくて、だから死体には興味はない。
ないのに。

「……アマノ」


返事はない。俺がなくした。

あなたと褥で抱き合う時は、全て脱ぎ去って全身で抱き合っていたけれど。今は、自分は前だけを寛げて。
あなたの女の部分は使えるだろうかと触れて、ぬるさに目を伏せる。がっかりしたわけじゃない、
直後熱い息を吐き。


あなたを男として抱くのは、あなたが起きてるときがいいな。

そう思ったから、それ以上濡れもしない熱くもならないあなたの雌を、そそり立った下卑た雄で押し入り、蹂躙する。自分の熱が移っても、熱くなどなりようもない。反応して締め付けることもなく、その上の雄の象徴が硬くなるわけもない。

けれど。なんとも言えず。それに欲情して。

あなただったものに、暴行を加え。精を中に注ぎ込んだ。
ひとりで。
(-64) 2021/10/18(Mon) 1:42:37

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

一瞬の遅れ、拘束具──メチャオモティウムを携えた片足を、蹴り上げる。
風切り羽のようにしなるソレは、およそ一般兵の全力の蹴り以上の速度で足元を狙う。

速度さえ保たれているのならば、片足の重量、15tの蹴撃。
当てさえすれば、負傷では済まない。負傷では済まさない事は、後で謝ろう──などと。
余計な思考だ。兵器には。
必要な思考だ。人間には。

「───っ…」
眩い閃光が走る。想起されるのは、この船で出会った人々。
兵器のままでいたのなら、このような幻想を見る事もなかったのだろう。

この死が、人間であることの証左だというのなら。
振り抜いた脚は、光の中に沈んで消え、
この身に届いた雷撃は、身体を、心筋を根を張るように駆け抜ける。

「あ、がっ……………ゥ…ァぁアっ…!!」
心臓が止まるのならば、次は腕の筋肉。収縮させ、広げて、無理やりに血液を循環させる。
腕が痺れるのなら足と、肉の焼け焦げる匂いを感じながら、
生きようと。生きようと。生きようと。生きようと。

───正確には、手に入れようと。
生きるという事、殺すという事。その意味を死の淵にて手に入れようと、腕を伸ばし。
(-65) 2021/10/18(Mon) 1:44:39

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

男は反応を示さない。あなたを避けることはないものの、それだけだ。柘榴色に溺れたまま命尽きた男は四肢を投げ出してそこにある。

女の象徴にあなたが触れても男の身体は跳ねることもないし吐息を零すこともない。あの日の閨であれだけ快楽を求めしかし声を殺そうと手で口元を隠した男は、口元を隠す必要もなく声を失っている。

あなたが押し入った蜜壺はすっかり涸れ、それでも肉が押し引かれ動かされるままに筋が当然そうあるように収縮する。男の持つ雄も、男の腹の上で柔いまま力なく揺れるだけだ。常の男であれば身体の全てで歓喜を示し瞳に強く情欲を滲ませていただろうに、今はそのターコイズもすっかり光を失ったままあなたのことを見ていない。

これ
にあなたがどう欲情したかに関わらず、男の中はまたあなたの白濁で染められた。喜びを示す全ての手段を喪ったまま、そうして愛を受け取って。
あなたが蘇生を申請するまでの間、あるいはあなたが男だったものに何かしらの行為を働くまでの間、男の裸体はそのままそこにあることだろう。
(-67) 2021/10/18(Mon) 2:12:53

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

愛を叩きつけ、内側を汚したのは一度のみ。あとはずるりと雄を引き抜いた。
どうするべきかを少し考えながら、血溜まりにぴちゃぴちゃと指先を浸して遊ぶ。綺麗にした方がいいのだろうかとか、服を着せるべきかとか、そういう。

考えても答えは出なかったので、早々に蘇生を申請した。

あとは、あなたがしっかりと起きて、柘榴色をそのターコイズに映し、自分の名前を呼ぶまで。男は蘇生機のそばにいただろう。
跳ね回りもせずに、退屈な時間をただそこで過ごしたはずだ。
(-68) 2021/10/18(Mon) 2:23:29

【赤】 知情意 アマノ

「……私は結局、まだ。まだ、あれ以降チャンドラと話せてはいないよ。避けているわけではなく、先に話に行くべき相手がいたからというのもあるし……
ジャック以降に死に過ぎている


一日一死ペースで死んでいるのだ、恐らく蘇生室で眠っている時間のほうが長い。会議でほんの少し言葉を交わした程度で、本当にそれだけで。……故に少しばかり目を伏せて。

「君がチャンドラの味方でいてくれたことを嬉しく思っている。これは本当だ。私も……少し合流は遅れるかもしれないが、まだ『ペットちゃん』の任を解かれたわけではない。彼の都合のいい時にでも、話に行きたいと思っているよ」
(*23) 2021/10/18(Mon) 2:27:50
アマノは、後追い起きたのかってくらい死体多いな……と思っている死体。
(a32) 2021/10/18(Mon) 2:32:35

アマノは、それでも先に蘇生装置に入れられていた。
(a33) 2021/10/18(Mon) 2:33:48

アマノは、先に蘇生室に消えていくだろうし、目を覚ますのも恐らくそこまで遅くなかったはずだ。
(a34) 2021/10/18(Mon) 2:33:52

アマノは、目を覚ました。それから最後の役目を果たすため、襲撃対象メサの部屋へ。
(a36) 2021/10/18(Mon) 4:22:50

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

静まり返った部屋で、男は何事も発することがない。

あなたの脚が例え焼け焦げようと脚が振り抜かれるのであれば、15tが慣性に従って運動を続けただろう。であればどうなるか。……焼け焦げ脆くなった脚だったものの影響をほぼ受けることなく、脚という枷から解き放たれた15tが飛んでくることになるのだ。

男はあなたが今際に何を思ったのか知る由もない。
しかし、男はあなたがが兵器などではない、人間であることの証左として、あなたに死をもたらして。あなたが生きようとした揺るがぬ事実として、男は脚部にその枷を被弾する。
骨が折れるでは済まない衝撃が脚部から全身へ伝わり、当然逃しきれる衝撃でもないため
男そのものが破壊される。


生きるという事、殺すという事。
あなたがそれを掴めていることを男は願っているし、それがかつてあなたと交わした探し求めている答え、あるいはいつか語ろうと話した夢に繋がればいいと思っている。
それは雷鳴が消えるその瞬間までずっと。そして、再度目を覚ましてからもずっと。
男という命が刈り取られている間だけは、できないけれど。



……生命が存在しなくなった部屋に転がる二つの遺体を、サポートAIが即座に回収し蘇生装置へと放り込んだ。室内修復に務めるために室内になだれ込んだ各マシンを置いて二人の遺体は蘇生室へと向かうことだろう。
(-75) 2021/10/18(Mon) 14:09:20
アマノは、蘇生装置の中で目を覚ました。何度目かの蘇生かつ蘇生直後の死を経た蘇生で意識が戻りきらない。
(a46) 2021/10/18(Mon) 19:17:29

アマノは、蘇生装置の中でぼんやりと虚空を見上げている。
(a47) 2021/10/18(Mon) 19:17:51

【人】 知情意 アマノ

>>69ルヴァ
意識がどうにもぼんやりして、思考が上手く働かない状態で。そうしてただ視界に映るに任せていた世界に変化が訪れる。変化を捉える。それまでの視界に存在しなかったそれは人の影だ。

像の特徴を把握し、それが誰であるかをようやっと認識した時、男はまるで今目覚めたかのように瞬きを数度繰り返した。実際、意識と思考が戻ってきたのだから目覚めたと言っても過言ではないのだが。

……ルヴァ


掠れて発音もままならない、不完全に不完全を重ねた声であなたを呼ぶ。きっとそれは装置外のあなたに聞こえるかも定かではないが、口の動きから読み取ることはできるだろうか。

男は装置の内部から出ようと腕に力を込める。あなたに当たらぬように、ロックがかけられないように、そして何より自分が蓋を開けられるように。
(70) 2021/10/18(Mon) 21:06:42

【人】 知情意 アマノ

>>71ルヴァ
開けられ、
……開けられる以上は平気だろう、……本調子ではないがね……」

訥々とではありながら言葉を紡ぎつつ、そうしている内に徐々に感覚を取り戻してきているようだった。感情自体はまだ戻り切っていないような、それでいてどこか遠くをさまよっているかのような印象を受けるかもしれない。

「……エリアジャックでは、力及ばずすまなかったな」

脈絡もなく告げる。今でなければ伝達できない言葉であろうと思ったので。
(72) 2021/10/18(Mon) 21:38:51

【人】 知情意 アマノ

>>73ルヴァ
暫くは黙って呼吸を繰り返す。こちらに対する返答をのみ口にした様子を聞いて、恐らくあなたはこちらの普段よりも不完全な姿を望んでいないのだろう、と判断したため。両の手指から両脚の爪先まで徐々に力を込めて、問題ないと判断してから一言だけ礼を挟んで口を開く。

「そうだな、お互い残念だった。……いや、君にとってはこれも想定された結末のうちのひとつに向かう道中か。では、理想的な結末ではなかったにしても……『おめでとう』を告げられる結末を得られるよう、そちらに関しては私も尽力を続けよう」

あなたが『愛』を抱えて『墓』になるというのならば、それを狙うというのならば、まだあなたにとっての計画は終わりではない。自分も最善とは言えないが目的や環境の改善はまだ想定できる範囲である以上利は得ているため、最期まで協力しようという心積もりだ。

「罪は遠慮なく君に押し付けさせてもらうし、私は自分の処遇があまり大きく悪化しないように足掻く。……まあ、君にはあまり関係のないことかもしれないがね」
(74) 2021/10/18(Mon) 22:46:24

【人】 知情意 アマノ

>>75ルヴァ
「君であればそうだろうと思っていたが、やはりか。なら……私から口を出すことはないだろうな。君の知性に私は信用を置いている」

尊重する意思もまた、ある。自分一人が尊重したところで、というところはあるが。

「私の場合、この場面だと感情に従った方が君好みの結果が得られそうな気もするがね。そこは互いにとって都合のいい未来を目指すこととする。君は君の『愛』に殉じればいい」

この無礼講の場で出会い、ほんの僅かな間交わった縁だ。情のために罪を引き受けられているわけでも情のためにあなたの頼みを聞くわけでもない。
情がないとは言わないが、情と表現するのは何か違う気がするので。


「エリアから抜け出す件については私が改めて動かずとも、といったところではあるが頼みは聞き入れよう。保険は多いに越したことはない」

きっと暫くすれば、それこそあなたが凍土に行くなり封じられるなりすれば忘れ去られる程度のそれを保険と呼んでいいかは分からないが。
男は、あなたの問いに近いそれにほんの一瞬だけ思考を巡らせてから。

「遺言は遺言で一応受け取ってはおくが、それは言うまでもないことだろう。私が君という知性を忘れるなどという惜しいことをするわけがない。
 それと……そうだな、」

す、っと人差し指を立てて。

次会う時には
もう少し君の彼女について話を聞かせてもらいたいが、構わないかね?」
(76) 2021/10/19(Tue) 0:08:47

【人】 知情意 アマノ

男は四度目の死を経て蘇生室を出る。カウンセリングはこの無礼講終了後でいいだろう。精神治療の際に一緒に受ければいい……はずだ。
後で看守である主人や友に知られたらめっされたり大馬鹿者と言われたりするかもしれないが、まあ、許してほしい。


蘇生室を出て、カウンセリングルーム、トレーニングルーム、各人に割り当てられている個室を経て。であればここにいるだろうとやってきたロビーの隅、目当ての人物>>a48の姿を捉えればそばに歩いて行って近くへとやってくるだろう。許されるのならば隣に、壁に寄りかかって座るような形で。

「……ナフ、遅くなってしまったね。すまない、おはよう」
(80) 2021/10/19(Tue) 2:50:05

【赤】 知情意 アマノ

「……ちょっとナフとトレーニングルームでやりあって負けて殺されたり……メサの襲撃に行ったら15tが飛んできて衝撃で吹き飛んだり……」

ちょっとどころじゃない死に方をしている。毒殺から爆散までなんて本当に蘇生の時間と蘇生後の移動時間とあとちょっとくらいしかなかったんじゃないか。死のRTAである。
ただでさえ大丈夫じゃない男の精神がそりゃあもう大変なことになっているので、羽セラピーは素直に嬉しいだろう。実際に手はもう今虚空をもふ……になっている。
癒しがほしい。


「……ああ、そうだな。ありがとうキンウ。……全く、いつの間に寂しがり屋になったのやら」

彼も私も。唇の動きだけで呟いて笑った。
(*26) 2021/10/19(Tue) 3:08:25

【人】 知情意 アマノ

>>82ナフ
いつものあなたを思えば何ともらしからぬ姿に男は驚きもしていたが、同時に自分に生じていた違和を思うとそういうものなのかと思いかけ。……ロビーの時計が無礼講終了に向けて少しずつ進んでいるのを見てひとつ息を吐き、こちらもあなたの方に寄り添った。肩が触れるような形。

「ああ、私も会いたかったし君が待っていてくれて嬉しい。待たせてすまなかった。……蘇生後、襲撃に行ったらそこでも死んでしまってね。また君の知らない場所で死ぬことになってしまったよ」

少し、許されるのならばあなたに軽く頭を乗せようと。

「……もう少しでこの無礼講も終わってしまうが。ナフ、君は何か得られるものがあったかな」
(84) 2021/10/19(Tue) 3:20:26

【人】 知情意 アマノ

>>85ナフ
「………………一体何があったんだ……」

自分も死んだ側なのであまり色々言えないが、それはそれとしてどうして更に死んだんだと思うことは止められず。避けられずに受け止めてもらえるのならば男はくったりと肩の力を抜いた。

「いいことだったのならよかった。それらが今後に君に更なるいいことを与えるように願うばかりだ、……願うというと少し距離があるか。君に更なるいいことをもたらすのを見ていたいと思うよ」

実際に得られるかは分からない。これからどうなるのかも分からないのだ。その上で、あなたの頬を当然ながら避けることもないので髪はされるがままにわしゃわしゃと揺れている。

「ふふ、私か。そうだな、私は君に全て捧げたし私も君の全てを貰ったつもりだ。
 ……だから、どうか君も忘れないでいてくれ。私が君を愛していることも、君が私を愛していることも」

例え何年、何十年会えずとも。……物好きの主人がきっとそこまで多くの空白を作らないように尽力してくれるのだろうと思うけれど。それでも、伝えておくべき言葉だと思ったから。
(88) 2021/10/19(Tue) 3:51:47

【人】 知情意 アマノ

>>90ナフ
「ルヴァと。そうか、お疲れ様」

言葉の内に何かしら燻っているようなものはないのだろうと判断し、それだけの言葉をかけるに留まった。きっと楽しかったのだろうからそれでいい。

「……確かに変な話だ。本来ならもっと早くに許されるべきことだったろうに、君は考えるための材料を与えられずにここまで来ていた。それは一般的には有り得ないとされていることだから。しかし、考える材料ときっかけを得た君はこの期間で大きく成長したし、これからもっと成長していくのだろうな」

初めの頃と比べてもあなたの思考は見えやすく、理解が追い付きやすくなっている。それはあなたが表現する方法を多く得たからだろうし、周囲との交流を経てあなた自身への理解が深まったからもあるのだろう。

それから、ぐりぐりされて目を丸くし、続く言葉を聞いて驚いたらいいやら困惑したらいいやらで言葉を失っていたが。あなたの意思が見える言葉に、男はくしゃりと表情を歪めて顔を伏せた。
嬉しい、嬉しくて、泣きそうなくらい胸が苦しくなる。


「私自身の愛の分かりやすさはともかくとして、いや、忘れられるものじゃないのならば本当に嬉しいがそれはさておきだ。……あんなにも必死に言葉を探してくれた君の愛を疑いようもない。君にとっての初めてがずっと色褪せぬよう、私も……私もこれまで通りに表現していこう。
 
――待っている。
私もこれまで通りいい子にして」

じっとその時を待とう、と呟いた声をあなたが聞いたかどうかは分からない。それでも男は一度あなたに向き直り、許されるのならば頬にキスを落とそうと。
(93) 2021/10/19(Tue) 4:45:03

【秘】 知情意 アマノ → 紅月夜 チャンドラ

男は一人、ひどく長く過ごしたように思われる無礼講エリアの中を歩き回っていた。時折周囲を見渡してはまた歩いていく、それの繰り返し。人探しをしているのだと容易に伺える動作を何度挟んだ頃だろう、どの辺りでの出来事だっただろうか、ようやっとあなたの姿を見つけると少し早足であなたのほうへ。

「チャンドラ。すまない、今時間はあるだろうか」
(-107) 2021/10/19(Tue) 4:57:55

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

ーー自分の身体であなたごと隠すようにして。
口にキスし返そうとする。 勿論、あなたが避けなければだが。
(-108) 2021/10/19(Tue) 5:04:32

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知情意 アマノ

「ん。大丈夫だよ。
…タマキの為なら忙しくても時間とるし?」

足を止めた兎は、冗談めかして答える。
特に急いだ様子もない事が貴方には分かるかもしれない。
(-111) 2021/10/19(Tue) 5:11:17

【人】 知情意 アマノ

>>94ナフ
あなたがいつも通りの返事を寄越したのでこの話はここまでだ。いつも通りと言えてしまうほど、ともに過ごした時間は長いように思う。

「いい収穫だと言えるのなら何よりだ。……色んな人、色んな考えに触れる機会はそう多くもないだろうから」

特にこの監獄ではそうだと男は思っていたが、それが思い込みに過ぎなかったことを今はもう知っている。この監獄の狂気に関係なく、もともとかけがえのないことであっただけなのだ。男は沈黙が苦にならない性質であるためあなたが口を閉じても特に気に留めずにいる。

「当たり前のことではないと知った上に、耐えるべきではないとトラヴィスに口酸っぱく言われたんだ、もう蹂躙されないとも。そちらも殺し合いの楽しさに流されて他者に蹂躙されないようにくれぐれも気を付けたまえ。……ふふ、君の頑張りを私も楽しみにしているよ、ナフ」

周囲の人間に恵まれて、頼るべき相手も増えて。その結果、諦観よりも遥かに大きな希望を得ることができた。こうして明日を思えるようにもなった。これから先にあなたと紡ぐ未来もあると確信できる。
(97) 2021/10/19(Tue) 5:40:13

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

だから、当然。
こうしてささやかに、秘めやかに愛を伝えあう行為は幸福に満ちている。
避けないだけでなくあなたの胸に手を添えて、あなたより一回り大きい身体を可能な限り、指の一本ですらも周囲に晒さぬようにするような素振りで、あなたの身体で隠して。
唇へのキスを、穏やかな笑みとともに受け入れた。
(-113) 2021/10/19(Tue) 5:41:57

【秘】 知情意 アマノ → 紅月夜 チャンドラ

「ありがとう、……本当に」

変わらず接してくれることがどれだけ嬉しいか、友人として接してくれることがどれだけ嬉しいか。男は少し肩の力を抜いてから、一度深くあなたに頭を下げた。

「まずはエリアジャックの件。君のペットでありながら君に反旗を翻す形となってしまい申し訳なかった。主人である君にも何かしらの影響があるだろう、……実はキンウにもそのことについても少々お咎めを受けてね。悔いが残らぬようにとも背を押されてしまったものだから、沙汰が下る前に謝っておきたかったんだ」

背を押されなければきっと、近くにいられるのならいつでも伝えられると思ったままで……こうして話すのは遅れていたことだろう。
こんなぎりぎりになったのは概ね殆どを蘇生室で過ごしていたからではあるのだが、それについては自業自得なので何も言わない。
(-114) 2021/10/19(Tue) 5:49:38

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知情意 アマノ

「ふふ。キンウも心配性だね。
……正直、君の努力を無駄にした分は物凄く怒りたい…というか怒ってたのだけど。
こっちへの影響は気にしなくていい。
それは、俺がどうにかすべきことだから。……それに。喧嘩するの、楽しかったし。ね?」

ふわりと笑んで伝える。安心して欲しい、と言う気持ちを込めるが逆効果だろうか、少し心配になる。
(-115) 2021/10/19(Tue) 6:15:11

【秘】 知情意 アマノ → 紅月夜 チャンドラ

「キンウはあのジャックが始まってすぐにも、君に害に及ぶようならばとこちらに『話して』いたからな。私個人としては喜ばしいと思っているよ、君を大切に思い味方する者がいる証左だから。
 努力はそう、だな。無駄にした。が……不幸中の幸いとも言うべきか、色々と考えが改められるいいきっかけにもなった。……すまなかった、ありがとう」

あなたが笑って答えるのならば、きっとこちらもそう受け取ったほうがいいのだろうと少しだけ微笑んで礼を告げて。それから普段通りから慇懃無礼さを抜いた様子で再度口を開く。

「そちらへの影響と言えば。もし君が私をこのままペットにしているなら、の話にはなるが……場合によっては手伝い業務を暫く休ませてもらいたい。
 トラヴィスに私が知っている範囲で理不尽な看守のリストアップを行う約束をしたのと、前の主人についての聴取と、……精神治療を手配してくれるそうだから」
(-116) 2021/10/19(Tue) 6:39:26

【人】 知情意 アマノ

>>100ナフ
「ああ、まあ。そこはお互い様と言ったところか。……守るために色々利用するといい、看守も囚人も。君は『あのチャンドラの弟分』なのだから」

ペットだろうとなかろうと、看守にそう接されまた接することを許されているのだ。どういう形であれ後ろ盾があるという事実はもしもの時に使えるだろうと男は考えていた。そうして、あなたが絶対に近い思いを持つのであれば、きっと、そう悪い結果にはならないと思っている。

「……ああ、また。また後で」

穏やかに笑い細められた
ターコイズ
には寂寥と名残惜しさが滲んでしまってはいるものの、それ以上にあなたという
柘榴色
に溺れた幸福を溢れさせて。
『後で』がそう遠くないことをただただ願い、
あなたの物陰からそっと外に出る。

ここからはまた、私を守っていくための生を。
これまでとは異なる多くの感情を持ち、これまでとは異なる多くの縁を纏いながら。
そんな誓いを伝えるように、最後にまた一度あなたの胸をとんと叩いた。
(103) 2021/10/19(Tue) 16:42:48

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知情意 アマノ

「…えっ、そんなに俺思われてる?えへへ、なんか照れちゃうけれど…改めてキンウにもお礼言いにいかなくっちゃ。
まあ暴れてすっきりしたことがあるなら、糧にはなったんだろうし!ありがとうだけ受け取っておくね」

貴方の微笑に気を良くした兎は誇らしげに腰を手をあてて。ほんのり胸を張ってみて。
「ペットのままかどうか、なんて言わなくてもわかるでしょ?」なんて当然の様に呟いた。


「お休みは了解。
ああ、あと…あの前主人ごみ屑の行方なら俺わかるから。あとで連絡しておくね♡」

「だから…ゆっくり、治療を受けておいで。いくらでも、俺は待っているから」

さて、と姿勢を正した兎は貴方からほんのりと離れて、振り返るととびっきりの笑顔で手を振った。

「それじゃあ俺、そろそろ最後の見回りしてくる!
お休み中も顔は見に行くからさ。…またね!」
(-126) 2021/10/19(Tue) 20:49:28
 




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ミズガネ(3d)
1回 残----pt

叛逆者は夢を見る

キンウ(5d)
3回 残----pt

傍に、おります

イクリール(7d)
15回 残----pt

ごちそうさま?

メサ(8d)
12回 残----pt

再誕しちゃった!

アマノ(9d)
14回 残----pt

柘榴色を愛する

処刑者 (6)

メレフ(3d)
1回 残----pt

 

ミン(4d)
0回 残----pt

なんで皆死ぬん

ニア(5d)
0回 残----pt

その日が来るまで

ダビー(6d)
0回 残----pt

俺も、人らしく

ナフ(7d)
21回 残----pt

天の神が宿る石へ

トラヴィス(9d)
22回 残----pt

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