【墓】 飴色の世界 みかん「ソトでやればいいのに」 ぺい、懇願にも似た訴え (彼女にはそう聞こえました) に不誠実とも言えるような、呆れたような声が返ります。 「それか もっと バグとして あつわれないように」 「カノウなかぎり ドリョクすべき では?」 「フツウでないことを うったえるのに コエをあげるのに」 「ココは おまえさまのタチバは あまりにも不適切でしょう?」 「愚かでないモノが そのコエを ひろうのも」 「むずかしくして どうするのです か?」 丸めた白いくしゃくしゃに大事なことを書いていても、 それを知らない人は、ともすれば善意でゴミ箱に入れます。 「タニンを リユウに ふくむのなら ナオのこと」 「"1"にちかづける シコウは おこたるべきではないのでは?」 "0"ではないとは彼女も信じています。 「アナさまを すくわれなかったことにするのは」 「おまえさまの いまの おこないでは?」 だから、人間でないおまえさまに対しては、 苛立ちを感じているのです。我々はもっとうまくやれます。 (+35) 66111 2021/10/07(Thu) 20:31:59 |