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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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 ねえね、あのね。こえ、もらってくれゆ……?
 ねえねのにがおえ。
 まちゅりがかいたんだよ。

 ねえね、だ〜〜〜いしゅき!!
 いちゅもまちゅりと
 あしょんでくえてあいがとお!



[ある日のこと。

いつも遊んでくれて素敵なものをプレゼントしてくれる
お姉ちゃんに、自分も何かを贈りたい。

そうママに相談して
『絵を描いてみたらどうかしら?』と言われたのを
素直に聞き入れた娘は、大きな画用紙に
自分と手を繋ぐお姉ちゃんの絵(のつもり)を
一生懸命クレヨンで描いて
押し付けるようにプレゼントした。

お姉ちゃんが喜んでくれることを期待して
期待どおりの反応に味を占めた妹は、
その後もせっせといろんな絵を描いては贈った。]

[ずっとこんな楽しい日々が
続いたら良いなと思っていたし、その頃には
お姉ちゃんはずっと傍に居てくれるものと信じきっていて
連れて行こうとしたこわいひとのことも
綺麗さっぱり忘れていた。

私の知らないところで私を取り込もうとする
怖ろしい大人たちの思惑と、
お姉ちゃんがひそかに闘っていたことは
呑気にも欠片も知らないままで。]*

【人】 灯守り 夏至

 
『別に楽しくなかったですよ!会合中私はただ大人しくしてただけなのに難癖つけてくるんですもん!!』


[難癖でもなく今回ばかりはボクが正しいはずなのだが。今回ばかりは。それはともかく菖は蛍の中では一番子供っぽい感じはある。年はそんなに変わらないはずだけど。
同じ夏組なのもあって、彼女>>52のことをお姉ちゃんとでも勝手に思って懐いているのだと思うが。

向けられている笑顔に菖もにっこり。]
(76) 2022/01/22(Sat) 10:06:15

【人】 灯守り 夏至

 そいつ含め蛍達の意見は『自領域でさえ度々(悪意はない、どころかむしろ善意しかないが)問題を起こしているので一人で他領域なんて行かせて問題を起こしたらとんでもないことになるから』らしいよ。
 まあ、彼女たちも居ないとなれば、ボクの領域をまとめる人がいなくなるからねー、基本平和とはいえ、有事の時に指揮を取れる人がいないと困るからね。

[あながち間違いではない。
いや、むしろ正しいのだが。
自領域で確かに問題は起こしているが、流石に他領域ではそんな善意の思いつきで行動なんてしないのに……。といくら言っても信用されない。
こっそり離脱しようにも瞬時についてくるので諦めて、どこかに行くときには誰かをついてくることを認めざるを得なくなった。
話し相手がいるのはいいことなのだが。
多分立夏領に行こうとしても>>53、誰かしらは地の果てまでついてくるだろうし…]
(77) 2022/01/22(Sat) 10:07:23

【人】 灯守り 夏至


 ……流石に分かってるよ。
 ここで何か起こればボクの領域の評判にも影響するからね。

[その辺の話は先代の夏至から
嫌と言うほど
言い聞かされていたりする。何もそんなに言わなくても分かるのに…とは思いつつも、それだけ灯守りの名を継ぐということは大きな責務を背負うということ。それ故にあれたけしつこく言っていたのであろうが。]

 
『「ちゃんとした? 」ちゃんとした灯守りさんなら時々どこから思いついたのか分からないアイデアを勝手に実行して、領域内をめちゃめちゃにしたりしないと思いまーす!!』


[実際、彼女の言うこと>>55は間違いではない。信頼関係がなければボクと蛍としての契約なんて結んだりしない。それ故の軽口および雑な扱いだとは理解しているのだが。

…事実だから何も言い返せないのが歯痒い。とはいえ言われっぱなしも癪なので、放す気は無いが魔力を掌に集めてみようか*]
(78) 2022/01/22(Sat) 10:15:39

【人】 灯守り 立春

─ 会合前 ─


  そっか、良かったぁ。
  わっとと! ごめんね私ったら……!
  大丈夫? すぐ直る??
  帯締めるのお手伝い、する?


[慌てて身体を離して改めてお姉ちゃんを見つめるも
着物は教本のお手本のようにきっちりと着付けられている。
素人目には着崩れはどこにも見当たらなくて
ほっと胸を撫で下ろすと同時に見とれてしまった。

妹視点、どこから見ても洗練された和装の淑女。
服装ばかり大人ぶってみても
中身が子どものままな自分とは大違い。

葵ちゃんに着付けてもらっても
お姉ちゃんの隣に並べるくらいに
着物を素敵に着こなせる気がしない。
数十年時が経ってお姉ちゃんの歳になっても、
自分が落ち着きというものを持てる気もしない。

そしてそんな自分のままで居て良いのだと、
全力で肯定してくれるような人がここにいる。]
(79) 2022/01/22(Sat) 10:16:56

【人】 灯守り 立春



  えへへ、ありがとお姉ちゃん。

  優秀な蛍さんたちのおかげで
  今はなんとかやれてるけど……
  ……実は昨日の夜もいっぱいいっぱいで、
  またお姉ちゃんに頼ろうとしちゃったんだ。

  いつまでもお姉ちゃんに
  甘えっぱなしじゃいけないな、って
  一応、思ってはいるんだよ?

  思ってはいるんだけど……

  お姉ちゃんの顔を見たら安心して
  なんかそういうの吹っ飛んじゃった。


[甘えられるか、られないか、じゃない。
幼い頃から甘えるのが当然になりすぎていて
最早身体に染みついた習慣になっている。

あれこれ考えるより先に、身体が動いてしまうのだ。]
(80) 2022/01/22(Sat) 10:17:10

【人】 灯守り 立春

何の不安も抱かず胸に飛び込めるのは
それだけお姉ちゃんを信頼しきっている証。

幾つになっても変わらず同じ振る舞いが出来るのは、
お姉ちゃんの方も変わらず妹に接してくれるからこそであり]


  そっちの心配してたの? 
  ふふ、やだなあ。

  お姉ちゃんに
  「みっともないからもうやめなさい」って
  止められない限りは甘えちゃうよ、きっと。
  

[ちなみにお姉ちゃん卒業の予定は妹には一切ない。

灯守りとして、統治者として経験と年齢を重ねて
風格と威厳ある大人になれる日が来たとしても、
やっぱりお姉ちゃんの前ではただの妹になってしまうと思う。]
(81) 2022/01/22(Sat) 10:17:16

【人】 灯守り 立春

[成人して良い大人なのだから
もうお姉ちゃんに甘えるのはやめなさい、なんて言われて
突き放される日が来ようものならこの世の終わりだ。
けれど底抜けに妹に甘くて優しいお姉ちゃんは
妹を拒む台詞はまあ口にしないだろうと妹は信じきっている。

お姉ちゃんが『猫さん』を拾って
傍に置いていると知ったときには、
いつもお姉ちゃんの傍に居られる『猫さん』を
心の底から羨みながら、それでも
お姉ちゃんに甘えることをやめようとはしなかった。

真剣に自重を考えないといけない日が
もしもいつかくるとしたらそれは、
お姉ちゃんに子どもが生まれたときだと思う。
子どもの前でもお姉ちゃんに甘え続けていたら
きっとその子を不安にさせてしまうから。

子どもは、子どもの気持ちがよくわかる。
でもどうかな。
本当にお姉ちゃんに娘や息子が生まれても、
やっぱり大人げなく張り合うように
お姉ちゃんに甘えてしまうかもしれない。]
(82) 2022/01/22(Sat) 10:17:25

【人】 灯守り 立春

[成長して出来ることが増えてゆくにつれて
お姉ちゃんが自分にいろいろとしてくれるように
自分もお姉ちゃんに何かしたい、と思うことも増えた。

泥と草のごはんはちゃんと食べられるお菓子になり、
ごっこ遊びの時間はお勉強の時間になり
お世辞にも上手いとは言い難かった似顔絵はいつしか
手作りのポーチやバッグといった実用品に姿を変えた。

最近では、紅茶を添えてお菓子を贈りつけたり
百貨店で可愛い小物を見つけては二つ買って
一つを贈って『お揃い』にしたりしている。

部屋中に溢れかえるぬいぐるみをはじめとした
ありとあらゆる雑貨やアクセサリー、衣類の
半分くらいはお姉ちゃんから贈られてきたものだ。

使い古してくたくたになってしまったり
サイズが合わなくなってもう着れない服だったりしても、
どうしても捨てられずに大切に取ってある。]
(83) 2022/01/22(Sat) 10:17:32

【人】 灯守り 立春



  芒種域は蒸し暑いもんね。
  立春域は、芒種域に比べたら
  乾燥してて寒いはずなんだけど……
  最近はあんまり寒く感じないんだ。慣れたのかな?


[長く立春の土地に身を置くことで馴染んだのか、
灯守りを継いで魂が変質したことで平気になったのか。
どちらの要因で寒さを感じにくくなったのか
自分でも判別は付かないけれど]

  
  幾つまででも。
  幾つになっても、私はこのままだよ。


[不意に浮かびあがった不安に蓋をして
自分に言い聞かせるように手のひらを握り返す。

妹を気遣って先手を打とうとした、
お姉ちゃんの意図にも相変わらず気付かないままに]


  だから、お姉ちゃんも
  ずうっと元気で私に甘えさせてね。

 
(84) 2022/01/22(Sat) 10:17:47

【人】 灯守り 立春

[いつまでこんな風に甘えていられるんだろう。
私は幾つまで生きられるだろう?
お姉ちゃんはいつまで私に甘えさせてくれるだろう。

考えても仕方のない問いは、それでいて
一度考え出してしまったら果てを知らない。

大先輩の灯守りさんたちみたいに
ずっと長く生きるのかもしれないし、
力の影響で早くに灯宮に還るのかもしれない。

師匠が居なければ、私はここには居なかった。
本来あるはずのなかった与えられた今だから
力を使って灯りを削ることに何の抵抗もない。
必要と判断すれば止められても力を使うし
要請があればなおさら躊躇はしない。

自分の身を顧みずに人々を笑顔にしていく師匠は、
大好きだった絵本の王子様に重なって見えた。]
(85) 2022/01/22(Sat) 10:17:54

【人】 灯守り 立春

[
サファイア
の瞳や身体を覆う
金箔
を惜しみなく分け与えて
街の人々を幸せにしていく心優しい王子様。
持てるものすべてを与えきってすっかりみすぼらしくなって
行いを誰に知られるでもなく心ない人々に捨てられて、
王子様の願いを聞き届けようとしたつばめも
渡りの季節を逃し力尽きて死んでしまう。

悲しいお話なのに、
最後に満足したように微笑むふたりが
子ども心にとても美しく思えた。

小さな頃からお姉ちゃんに憧れていた。
お姉ちゃんみたいに強くて優しい大人になりたかった。
灯守りになりたかったわけじゃないし、
芒種を継ぎたいと望んでいたわけでもない。

ただ、お姉ちゃんの喜んでくれそうなことを
お姉ちゃんの役に立てそうなことをいつも探していた。
だから師匠に出逢って命を救われたときに、
『僕の弟子にならないか?』という師匠の提案を
悩むことなくすんなりと受け容れられたのだと思う。

たとえそれが単なる自己満足に過ぎなくても、
一番笑顔を見たかった人の表情を曇らせる結末を
迎えてしまう日がいつか訪れるとしても。

信じて進む道に、迷いはなかった。]
(86) 2022/01/22(Sat) 10:18:16

【人】 灯守り 立春



  うん、急がなきゃ……!
  やった〜! お姉ちゃんの役に立てて嬉しい!


[早く早く、と急かすように手を引く妹は
草履であるがゆえの歩幅の小ささや
つい先刻気にしたばかりの着崩れの可能性を考えない。

昔と変わらずぐいぐいお姉ちゃんの手を引きながら、
ママ譲りの天真爛漫さで春の陽だまりのように笑う。]


  もし誰かに何か言われたらそのときは
  素直に白状するよ。
  緊張が止まらなくて不安だから私が頼んだんだ、って。
  だって本当のことだもん!

  お姉ちゃんの手を握ってると落ち着くの。
  本当は会合中もずっと握っててほしいけど……


[座席は変えられないし、
夏至さんと小満さんに交代してほしいなんて言えないし
立春席と芒種席とじゃちょっと距離があるしね。

席は離れていても円卓だからほぼ正面。
顔を上げればすぐお姉ちゃんの顔が見えるとなれば
こんなにも心強いことはない。]
(87) 2022/01/22(Sat) 10:18:27

【人】 灯守り 立春



  あっ、でもね、今回はちゃんと
  しっかり準備したから大丈夫なはずだよ!
  資料作りはお姉ちゃんも葵ちゃんも手伝ってくれたし。
  
  
[穏やかなやすらぎのひとときはあっという間で
会合の開かれる部屋と開始時間が刻々と近付いてくる。
いつも通りの平静に見える姉を
凄いなぁ流石お姉ちゃんだなぁと改めて尊敬する妹は
当の姉が、会合ではなく別の理由で
平常心を失っていたことにはまるで気付かない。]


  そうだねぇ、最後に一緒に入ったのは
  師匠に弟子入りすることになって家を出る前……かな? 
  弟子入りした後も一度だけ
  師匠に連れられて一緒に温泉に行ったっけ。

  お風呂楽しみだな〜!!
  私がんばるから、見ててね!


[どうかなって思った提案は想像以上にあっさり受け容れられて
久し振りに会っても変わらないお姉ちゃんに胸が軽くなる。

会場の前まで辿り着けば名残惜しむように手を離して、
周囲の目を気にせずもう一度むぎゅーっと抱きついてから
円卓の定められた座席へと向かった。]
(88) 2022/01/22(Sat) 10:18:38

【人】 灯守り 立春

[会合が始まる前には両隣の雨水さん、大寒さんに一礼して
挨拶しそびれていた春の統治域を持つ皆様にも
改めて心を込めたご挨拶をした。

その姿だけを見れば、灯守りとなった
妹の成長ぶりを感じ取れたかもしれない。けれど、
席に着いて資料が配られてやがて会議が始まっても
円卓を挟んでほぼ反対側に座るお姉ちゃんと目が合えば
小さく手を振ったり目配せしたりしただろう。

立春に向けての諸連絡は
手帳にメモを取って頷きながら真剣に聴き、

その後の中央から見た世界情勢報告も、
聞き取れなかったりわからなかった単語は飛ばしながら

ふんふん、と真剣に聴いて……

いざ立春域の報告の番となれば
気合を入れて作ってきた資料を手にきりっと背筋を伸ばして、
練習通りにすらすらと途切れなく
報告書を読み上げてみせた。]**
(89) 2022/01/22(Sat) 10:18:56

【人】 “小雪” 篠花

 
[出せられれば食べるなんて情報はないから、コクリと頷くのであれば>>45それらは候補から弾いていく。
まあ情報があっても同じことをしたでしょうけど。
]


 ホットクというものよ。
 中に黒蜜が入っていて甘いわよ。


[甘いものが好きなら、大丈夫だとは思うけど。
一緒に温かいお茶を渡しながら、渡したものの説明をしていく。]


 苦手な味だったら無理して食べなくていいわよ。
 食事くらいは楽しまなくては。


[無理して食べるものほど辛いことはないからと付け加え。
まあ好き嫌いをはっきり言えるなら、無理かどうかも言えるでしょうと。
相手のことをよく知らない私は楽観的に考えている。*]
 
(90) 2022/01/22(Sat) 10:53:47

【人】 “小雪” 篠花

ーー回想:大雪の君と>>1:190ーー
[領域によって特色は出ても、人の在り方というのは変わらぬもの。
想いに違いはあることはあっても、“育てた”事実は変わらない。]


 海になれるほどの人形、きっと圧巻でしょうね。


[それはきっと、すごく楽しい、のだろう。
未知の“楽しいこと”というのは興味をそそられる。
笑って答えるものだから、興味は更に煽られて、だから行きたいといったわけだけど。]
 
(91) 2022/01/22(Sat) 11:29:28

【人】 “小雪” 篠花



 自分の能力を怖がっている子が、
 悪さをするとは思えないわね。


[なるほど、自分の能力を怖がって人形の姿をしていることをなんとなく察して>>1:191
能力を人にかけてしまうことを恐れるなら、仮に操ってしまっても故意ではなく事故なのでしょう。
故意に操られて変な悪戯をされるならお断りだが、事故であるならば練習すればいいだけの話。

そんな調子でも。そんな調子だからこそ。
怖くないと伝えておきましょうか。]
 
(92) 2022/01/22(Sat) 11:30:20

【人】 “小雪” 篠花

 
[始めて人形に囲まれた時は、思っていた以上の圧巻だった。
抱き心地の良いくまのぬいぐるみを見つけては、もふもふしていたりして満喫していたり。
お土産にanimalの人形を持っていったりして。

回数を重ねているうちに、人の姿で会えるようになったかしらね。*]
 
(93) 2022/01/22(Sat) 11:30:28

【人】 “小雪” 篠花

 
[お土産に持っていった蟻のぬいぐるみ。
デフォルメ化されて可愛いが動かし難そうなそれは果たして受け取ってもらえたかしら。
受け取ってもらえなかったら、自分の執務室に飾っておきましょう。*]

 
(94) 2022/01/22(Sat) 11:33:27
“小雪” 篠花は、メモを貼った。
(a28) 2022/01/22(Sat) 11:38:24

―昔のこと―

[先代立秋を覚えている灯守りはもう少ないことだろう。
彼が灯守りに就いていたのは、かなり昔の話だ。

のんびりで穏やかで子供好き。
領域内にすら子供らを入れて自由に遊ばせていたという。
子供たちは「なんか楽しく遊んでくれる兄ちゃん」と立秋のことを認識していた。

ゆかりという名の子供もその一人。
もっとも、その子は男の子で、女の子に多かったその名前をお気に召さず、「僕の名前はカリーユだ!」と、本名をもじったあだ名で呼ばせていた。今なら気にすることでもないが、幼子は名をからかわれるのが嫌なもの。]

『カリーユ、私と来てくれませんか』


[恐らく先代立秋は、雁湯かりぃゆとかそんな名前だとでも本気で思っていたのではないだろうか。懐かしいあだ名で呼ばれた十代半ばの少年はキョトンとしていた。]


『……えっと、畑の水撒きが終わったらね。』


[農作業中にスカウトされた灯守りは他にいないのではなかろうか。そして本当に農作業が終わるまで待っていた先代灯守りも他にいないのではないだろうか。

蛍でも何でもなく、少年は一般人だった。先代は自分の領域に遊びに来ていた子供たちの中から選んだようだった。その中で少年が選ばれた理由はよくわからない。髪は立秋域では特に珍しくない色だし、能力を持っていたわけでもない。『迫風』は灯守りになってから得た物だ。

『強いていうなら、相性ですかねー』等と先代は語っており、理由は彼の心の内だ。]

[蛍たちを差し置いて自分が次の灯守りで良かったのか。
当時の蛍たちの話によると。]


『私はサポート業の方が向いておりますので』

『結構大変な仕事なので。灯守りなんてもっと大変なので嫌です。いい機会なんで引退します』

『ふふ、私は立秋様についていきたいのですよ』


[そう言って笑った初老の蛍に、少年はそんなもんなのかーと思った。こうして特に問題なく、引き継ぎは行われた。なお、先代立秋は他の灯守りに『新しい立秋のカリーユです』と本名と勘違いして紹介していたし、少年本人も仮名を名乗った方がいいのかな?と考えていたのでしばらく訂正されずに。

まあ、懐かしさもあり、「立秋の兄ちゃん」が優しい声で呼んでくれたあだ名を気に入っていたから問題はなかったけど。**]

ーー先代の記録ーー


「いやだなぁ、父上、母上。
 僕が可愛い妹を害すると本気でお考えで?」


[旅に出る5年前。
普段は領域で暮らして
遊んで
仕事をしている己は、珍しく篠花本家へやってきていた。
理由はそれほど難しくない。“両親”へ許可を取りに来たのだ。]
 



「確かに眞澄はとても可愛いし、いい子だし、
 どこぞの馬の骨にやるものか、とは思いますが。
 だからと言って手籠めにしようだなんて、流石に。」


[いつもの巫山戯た調子で答えるも、どうやら二人には冗談が伝わらないらしい。
心の余裕がないってのは嫌だね。]
 

「兎も角。眞澄は今後、僕の家領域に蛍として住まわせますから。
 蛍に付かせた方が仕事を覚えやすい、
 というのは納得していただけたのでしょう?
 なら、問題はありませんよね?」


[いつも通りの笑顔を浮かべ、尋ねる形を取って入るが、本来2人には拒否権はない。
わざわざ許可を取りにきたのは、とりあえず筋は通しておこうと思っただけで。
あと、取らなかったら眞澄が帰ると言いかねないから。]


「それじゃ、預かりますんで。
 認識だけしておいてください。」


[僕はそう言って一方的に話を切ると、荷物を持って家を出た。
ーー結局、出された
には手を付けないまま。]
 

 

「は〜い! 眞澄ちゃんに報告がありまーす!
 今日から本格的に仕事を教えるため、
 蛍になってもらいまーす!
 号は末候の橘始黄たちばなはじめてきばむね♡」


[領域に着いた僕は扉を勢い良く開きながら、そんなことを言い出したからだろうか。
優秀な蛍と妹は「いきなり何いってんだこいつ」って顔をした。お兄ちゃん、ちょっとかなしい。]
 


「ほらー、今までもちょっとずつ仕事を教えてたけど、
 眞澄も15になったしさぁ?
 そろそろ本格的に教えておこうかなぁって!
 それには弟子より蛍の方が色々権限あるし、見栄えもあるからさ!
 肩書があれば小娘って侮られることもなくて楽かなって!」


[本家分家の老害共が何言ってくるかわからないし。
こうしておけば、ひとまず僕の名代として立場は成り立つ。]
 

 




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