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人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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【人】 トラジコメディ フカワ


「オレは……貴方がいたから、
 立ち向かう勇気を貰えたんです。

 オレが頑張らなければ、
 いつか叶さんがそうなってしまうと、
 ───貴方が貴方を害してしまうことを、知っていた」

それを止めたかったのに。
あるいは、どうしても助からないというのなら、
オレも共に、そこへ連れて行ってほしかった。

何もかもが上手くいかないのは、
己がやはり弱者に過ぎないからなのか、
それとも、罪に対する罰がこの形になったのか。

「貴方の、せいで───
 貴方のせいで、無事になっちゃいました。
 
 許さないです。これから、ずっと」

至らなかった自分と、勝手な貴方を。
許したところで、貴方が助かるわけじゃない。
(39) backador 2022/06/08(Wed) 0:57:19

【人】 トラジコメディ フカワ


「どうして全部事後報告なんですか……貴方って」

思わず、溜息のようなそれが出た。
そういえば近頃は心中で呟くばかりで、
直接愚痴を吐いたりするようなことを忘れていた。

血の混じった裾で目元を拭えば、
頭がどんどん冷めていく。
リアリティに欠けた感覚が、胸の内を満たしていく。

「そうと知っていたら、
 貴方の力を借りようだなんて思わなかった。

 無理させようとか、そんなの御免ですし、
 ねえ、もっと別の方法を考えられたんです。
 オレ達はマジで、どうして……こうなるんですかね」

言った所で全部無駄なことはわかっている。
そもそも他に方法があったかさえ定かじゃない。

けど今は、ありったけの恨み言を言わなきゃ気が済まない。
(40) backador 2022/06/08(Wed) 1:05:30

【人】 未だピンボケ ライカ

>>+13 結木さん
「じゃあ、先輩に渡した方が良いですね。
 ただでさえ、すぐに眠ってしまうんですから。無防備な背中は隠れた方がいいでしょう」

願いを素直に聞いて、頷いて。
続いた問いには、少しだけ考えるような素振り。

「……少なくとも、ここにいた人達にはそうあってほしいですよ。例え手が汚れていたとしても。
 手を直接汚した人だけが悪人ではないでしょう」

自分だって。救いの手を伸ばす前に、記録することを優先する人間だ。
それが原因で、救えた命を取りこぼしたことも 非難されたこともある。
だから、社会的な悪を断じる権利もないし。そもそも、決めつけることも決めつけられることも好きではないのだ。
自分がそう思って、行動に変えるだけ。

殆どの行いは、自分のためだ。

そう答えると、急ぎ足で会議室へと向かい 必要な物を取りに行くことだろう。
(41) otomizu 2022/06/08(Wed) 1:07:09

【人】 トラジコメディ フカワ


「……頼まれて、あげますよ。
 他でもなく、誰にも頼らなかった貴方が、
 初めて俺に対してくれた、“頼み”ですからね」

本当に、どこまでもどうしようもない似た者同士だ。

「オレだって」

「オレだって、何もできなかったんです。
 だからオレも貴方の頼みを叶えてあげられなかったら、
 ちゃんと怒ってください。じゃないと不公平です」

置かれた環境からしてどうしようもなく絶望的で、
自分の力にしか頼れなくて、何かが狂ってしまった。
そうでもしなきゃ、生きていけなかっただけの。

身に過ぎた物を持たされてしまっただけの、人間だ。
(42) backador 2022/06/08(Wed) 1:19:08

【人】 トラジコメディ フカワ


『───だからいまは、ゆっくり休んでください。
 私も……もう一仕事してから、そちらに行きますから。

 叶さんは、もうひとりじゃないです』


もう音が届くか分からないから、
頭に直接話しかける。細胞レベルの仲間意識があるのだ、
いっそ音にするよりこっちのほうがよく伝わるだろう。

『ひとりじゃないなら───怖くないですよ』


はやがて西に沈むから。
それが今貴方に与えられる、一番の救いになればいい。
(43) backador 2022/06/08(Wed) 1:23:23
フカワは、些細な秘密と罪しか、この身に持ち合わせていない。
(a56) backador 2022/06/08(Wed) 1:26:27

フカワは、貴方と自分が死後行く場所があるとしたら、地獄に他ならないとは思っている。
(a57) backador 2022/06/08(Wed) 1:27:35

フカワは、それで満足だ。
(a58) backador 2022/06/08(Wed) 1:27:44

【墓】 妄執 ユウキ

>>41 三十三

「そうですか。……」
「報われるとか、報われないとか。気持ちは分からないけれど。
 みんないきてほしいなってことは、わかるなあ」


短く返事をして、青年を見送った。

それは博愛などではない。殆どの行いは自分のため。
きっと貴方はこれからもそうであり続けるのだろうと、そんな印象を抱いて。
貴方の写真はブレることがなさそうだな、とも。残った知性はそう判断した。

「早くおきてくださいね。篝屋さん。貴方の死は礎になりません。
 三十三さんが頑張って生きるには、貴方も生きていないと。今は多分、きっと。
 はやくはやく。ねーぇ。ふふふ。
 おれはまだ、みていませんから。みたいですから。ゆるしません、ゆるせません」


近くに寄って、怪我の具合を時折検分しながら篝屋の顔を覗き込む。

再度此処に三十三が来るまで、未だ意識を失い続ける青年に意味を持たない笑い声を撒いていたのだった。
(+14) もちぱい 2022/06/08(Wed) 1:46:55
ライカは、暫くすれば戻ってきたのだろう。ペットボトルの水と、首周りの汚れた制服を持って。
(a59) otomizu 2022/06/08(Wed) 1:55:06

【人】 西へ行く カナイ


「あは、は」

あったかい手だなあ、なんて思って。
自分の手が冷たいだけだと気付いて、おかしくて。
その後に続いた言葉が、なんだかもっとおかしかった。

「おれが、あなたにとって……恐ろしいものじゃ、ないって
 保証もないん、だから。喜んだっ て、いいのに…」

零れ落ちる涙が少しだけ手を濡らしたような、ないような。

自分が二人の秘密を暴露する可能性だってあっただろう。
自分があなたに危害を加える可能性だってあっただろう。
不確定要素が減るのは、喜ぶべき事だ。

「でも、」

「よかった」

あなたが無事でよかった。
でなければ今こうして正気は保っていられなかっただろう。

許さないでいてくれてよかった。
平気な顔をしていたら、恐ろしいと思っていたかもしれない。
(44) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:27:52

【人】 西へ行く カナイ


そう言う深和さんだって、
さっきも今も急に呼び付けてばっかりだったくせに。


そんな子どもじみた反論は、
あなたとは逆に、心の内だけのものとなった。
いよいよ力が入らなくなってきて、
息を吸って、声を出す為に腹部に力を入れる事も難しい。

安堵するにつれ、意識が遠退いていく。
それはきっと、この臆病者を最も強く突き動かす意思が
不安や恐怖から成るものだからなのだろう。


曰く、死の間際、最後に残る感覚は聴覚なのだと言う。
そうは言っても限度はあるもので、
そもそも音として聞こえていたとしても
夥しい量の血を失った脳が意味を理解できたかは定かじゃない。
(45) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:28:20

【人】 西へ行く カナイ


────けれど。

頭の中に直接響くような声に、
心の内にそっと、深く染み込むような安堵に。

能力の行使に必要な触媒は、恐怖の対象。
恐れるものが無ければ、この力は無いのと同じ。



「     」


きっと、ここに来て初めて、やっと。穏やかに笑って。
(46) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:29:16
カナイは、そっと瞼を下ろした。
(a60) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:29:24

カナイは、待っている。
(a61) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:29:30

カナイは、いつか日が昇る事も、いつか日が沈む事も。
(a62) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:29:36

カナイは、静かに眠ったまま、そのどちらをも、待っている。
(a63) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:29:41

西へ行く カナイは、メモを貼った。
(a64) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:30:04

【赤】 西へ行く カナイ

/*
というわけでわたくし本日吊られ吊られ凶狼ちゃん
システム的には襲撃空振っちゃうんだワン!!
ってなわけで智狼ちゃんちょっと襲撃先ナオアキさんに設定しておいてくださる!?(余韻ぶち壊し)
(*8) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:34:00

【独】 西へ行く カナイ

/*
ここで一度戦績を振り返ってみよう!

(敬称略)
一日目:モブ武装職員(首をザックリ)
二日目:結木(不意打ちから腹部グチャグチャ)
三日目:なし
四日目:神陰間(能力で胸部の結晶をドン)
    奈尾(死なば諸共串刺しの刑)

合計4キルですね。
しっかり人を殺すと忙しいという事がわかりました(多忙)
自刃をキル数に含めていいなら5キルで記録更新なんですけど…
(-49) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:44:59

【赤】 トラジコメディ フカワ

/*
もうしています。落ち着いて。
(*9) backador 2022/06/08(Wed) 3:46:50

【赤】 西へ行く カナイ

/*
偉(エラ)〜。
(*10) unforg00 2022/06/08(Wed) 3:49:51

【人】 トラジコメディ フカワ


「───」

一先ず連絡を入れよう。
脅威は既に去って。実験動物は会議室には来ない。
もう、終わったのだと。
(47) backador 2022/06/08(Wed) 3:59:33
フカワは、端末へ事の顛末を送って。
(a65) backador 2022/06/08(Wed) 4:00:14

フカワは、しばらく、呆然とその場に座っていた。
(a66) backador 2022/06/08(Wed) 4:01:11

西へ行く カナイは、メモを貼った。
(a67) unforg00 2022/06/08(Wed) 5:45:47

【赤】 無明長夜 ヌイバリ

気配を探る。
何度も、何度も。

死にかけてひいひいと泣いている間も、
大怪我で地べたを這いずり回っている時も、
二つぽつんと星のようにあった気配の片割れが感じられない。

人に害なす獣であったものは遠く独り、守られた部屋で。
何にも出来ずに、星が堕ちるのを見ていた。
(*11) NineN 2022/06/08(Wed) 7:35:44

【置】 臆病者 カナイ


叶 西路という人間にとって。

ハリは恐ろしいものを元から断ち、その過ちを突き付けるものだった。
臆病者が、心底恐れるものに立ち向かう為の爪牙だった。
立ち向かって、向き合って、乗り越える為の意思だった。

その振るわれ方がすべてまったく正しいものであったとは言えないだろう。
それは度々その切っ先が自らをも傷付けた事が物語っている。
罪悪感や後ろめたさは初めから抱いていた。見ないふりをしていただけで。


どのような理由があろうとも、罪は罪であり、消えて無くなりはしない。
明確な意思でもって他者に害を為したなら、人を殺したなら。
それは地獄に落ちるに十分な罪科足り得るのだ。

それでも、それ以外の事実だって残り続けて、消えはしない。
結木さん。
弓日向さん。
深和さん。
それだけじゃない、きっと、誰だって。

どれだけ怖くても、やりたくなくても。
あそこで終わらせなければ、
もっと恐ろしい事が起きるのであれば。
きっと、同じようなことをしましたよね。
(L8) unforg00 2022/06/08(Wed) 16:10:23
公開: 2022/06/08(Wed) 16:15:00

【置】 西方より日をのぞむ カナイ


斯くして臆病者の爪牙は、
最後にはこの悲劇の筋書きへ向けて振るわれた。

いったい何処から悲劇は始まっていたのだろう。
どうしたらよかったのだろう。
自分達は何処へと進んで行けばよかったのだろう。
ただ必死に逃げ続けた先に何があったというのだろう。

そんな事は、もうどれだけ考えたって手遅れだろうから。
きっと全てはなるべくしてそうなった事だから。

だから今は、残る結果だけが全てなんだろう。

ねえ、まだそこにいますか。
どうしようもない人間でも、誰かを救えましたか。
それでも当たり前に怒られるような事をしたおれの事を、
当たり前に怒ってくれますか。

あの子の引いた弓は、おれの突き立てた爪牙は、みんなの祈り人の望みは。
もしも居るのだとしたら、少しでも神様に届くでしょうか。

そうだとしたら、きっと。
(L9) unforg00 2022/06/08(Wed) 16:12:32
公開: 2022/06/08(Wed) 16:15:00
カナイは、それで満足だ。
(a68) unforg00 2022/06/08(Wed) 16:12:39

【神】 棕櫚の主日 コゴマ

>>G20
「お前が無事なのは知られていない筈だが、顔を合わせれば余計コトだな」

追ってきたというわけではなさそうだ、だがそれも時間の問題だ。
こうして率先して連れてきたのは、ともかく誤りではないだろう。

遠くの方で金属のかち合う音、何かの暴れるような足音がする。
ちょっとやそっとの取っ組み合いでは聞けないような音が、激しさを物語っていた。
青年の力は人を物理的に傷つけるためのそれではない。
駆けつけてなにか出来るようには、やはり思えないようなものだ。

「会議室に帰ってくる人間もいるだろう、でも、外には出るな。
 何が起こるか、わからないから。無茶なことは、するな」

過保護にも思えるかもしれないが、死にかけの姿を見た直後だ。
自分でなんとかできるだろう、と見切りをつけることも、うまく出来なかった。
押し込められた毛布の塊の、裾を摘んで、首までしっかり掛けて。
パイプ一本だけを手にした青年は、部屋の外に駆け出していく。

ちゃんと帰ってくる、とまでは返事は出来なかった。
(G21) redhaguki 2022/06/08(Wed) 18:49:49

【秘】 棕櫚の主日 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ

/*
遅れ馳せお疲れ様ですそう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なんですよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日の計画違いはそれでした どうすんべかな……
明日の死は明日の死! ということで四日目から五日目にかけてほうぼうと相談してやっていくこともできそうではあるので、もしお力添え出来ることがあったらお申し付けください。
古後は奇襲されない限りは危害を加えることはなさそうですが……
(-50) redhaguki 2022/06/08(Wed) 18:55:47

【置】 棕櫚の主日 コゴマ

心配を胸にいだきながらに廊下を駆け戻っていた脚は、
端末に入った連絡への安堵で、僅かにゆるめられた。
けれどもその先に見えた光景は、静か過ぎて。
近づいてきたと気づけないくらいには、遠くの場所で立ち竦む。
誰ともなく声をあげるまで、その光景を見守り続けた。
(L10) redhaguki 2022/06/08(Wed) 19:00:27
公開: 2022/06/08(Wed) 19:00:00

【人】 未だピンボケ ライカ

2人の元に戻ってきて、篝屋先輩が気を失っている今のうちに 服の上からペットボトルの水をぶちまけるようにかけていく。
痛みを感じるかもしれないが、とにかく酸を流すためにペットボトルを空け続ける。

ちゃんとした応急手当のキットはないから、最低限の治療だけを施して。
上に職員の制服を羽織らせる。

あとは無事に目を覚ましてくれればよいのだけれど。

「……体力も落ちてるでしょうから、無理はさせられないですね」

自分が怪我もなく体力も余っていてよかった。
全員が満身創痍だったら何も出来なくなっていたところだ。
(48) otomizu 2022/06/08(Wed) 21:17:32

【墓】 妄執 ユウキ

>>三十三

その青年は治療を手伝いつつ、眠っている篝屋と手当を行い続ける三十三の二人をじぃと見つめていた。

「そうですね。篝屋さん、怪我が怪我ですから本来なら絶対安静してほしいところですけれど。
 んー……、圧倒的に不足してますねー」

人も。物資も。
けれど嘆いたところで何かが降ってくるわけではないのだ。やれる範囲で、やれる事を。


「……ねえ、三十三さん。これは純粋な興味なんですけど」

作業が落ち着いたあたりで青年はおもむろに口を開いた。

「貴方は何故、写真を撮り続けているんですか?
 このような状況になったとしても」

子供のようなくりくりとした瞳を、けれど光を宿していないような眼差しを向けて、貴方にそう問いかける。
体が、意識が、俺の何かがずっと叫んでる。見たい、聞きたい、知りたい。
……何をだろう。
(+15) もちぱい 2022/06/09(Thu) 17:04:21

【人】 未だピンボケ ライカ

>>+15 結木さん
「本当に。
 伊縫さんも怪我をしていたようですし。深和さんたちももしかしたら何かに出くわしている可能性があります。
 元々、体調や精神面も良くなさそうでしたしね……」

自分だって、余裕があるわけではないけれど。
少なくとも身体だけは、他の誰よりも元気で動き回れるはずだ。

「はい」

何だろう、と手をハンカチで拭いつつ。
先輩に向けていた目を貴方の方へ。
続く言葉に、暫し迷ったのち。

「そう、ですね。
 ……僕の、潜在的な興味―――でしょうか」

あまり認めたくはないんですが、と続けながら。

「僕は元々、人物写真が好きでカメラを触っていたんです。
 生きている人たちの生活、日常を切り取る事が好きだったように思います」

「高校生の頃―――交通事故の現場に鉢合わせるまでは」
(49) otomizu 2022/06/09(Thu) 19:36:57

【人】 未だピンボケ ライカ

>>+15 結木さん
「女性が倒れていました。血だまりの中に倒れて、傷だらけで。
 まだ事故が起きたばかりでしたから、生きていたかもしれません」
「僕は、無意識のうちにカメラを構えていました。
 証拠写真のつもりだったと思います。

 通報よりも先にカメラを構えた僕を、周りの人は問い詰めました。非難しました。
 自分でも、興味本位で撮った写真ではないと思い込みたかったんです。きっと」

続ける。

「でも、その頃から」
「僕は生きている人よりも、
死んでいる人 死に直面しようとしている人を切り取ること
に興味を覚えました」

気付けば、向かった先には首を吊っている人が揺れていたり。
飛び降りようとしている人が屋上に立っていたり。
そういったことが増えていた。
それが偶然だったのか、自分が追い求めたものだったのか。
今はもう覚えていないけれど。

(50) otomizu 2022/06/09(Thu) 19:46:43

【人】 ピントを合わせて ライカ

>>+15 結木さん
「僕は、死に行く人を。死んでしまった人を。死に直面してなお抗う人を。
 
この手で記録したいんです


「ただ、それだけですよ」
(51) otomizu 2022/06/09(Thu) 19:49:48
66111 2022/06/09(Thu) 19:52:28

【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ

 誰もいなくなった会議室。ずるりずるり、粘着質な音がする。

「お留守番アリガト〜、思っていたよりも結構あけちゃった」

「他の人居ないし、さみしかったでしょ。ごめんね」


 弱々しい声をこぼしながら、ソレはなんとか椅子に座り込んだ。床に転がっているよりかは多少見てくれはマシだが、焼け爛れ傷付き、数えきれないほどの穴が開いたソレは、どうにも人とは思えない外見だ。

「……取りに来たはいいケド、これじゃ汚しちゃうのよねェ」


 視線の先には枕があった。あの猫ちゃんカバーの。ふ、と伸ばされた手は途中で止まる。血の赤は何だか分からない黒に塗りつぶされて久しい。どれにしろ、触れることは憚られた。

「ここから動くのも、はァ、しばらく無理そう。テンションで動きすぎ」

「治ったら、そうねェ、汚れ落とすよりも袋持って来た方が早そう」

「置いた場所にあれば、探さなくていいんだケド」

「意識一回飛んじゃってから、静かになったわねェ」

「あんなに五月蠅かったのに」

「どっか行っちゃった? 結局何だったのかしら、アレ」

「アタシ、死なないわ? 死んだかもしれないケド、死ねないの」
(L11) 66111 2022/06/09(Thu) 19:55:20
公開: 2022/06/09(Thu) 20:00:00
ナオアキは、まだやり残したことがある。
(a69) 66111 2022/06/09(Thu) 19:55:32

【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ

「猫チャン猫チャン、ここにいる間、お喋りしましょ?」

「持ち帰るのに、入れ物が欲しくって」

「丁度良かったのよ、アナタ」

「タオルよりも、綿の中の方が壊れなさそうでしょお?」

「あと、」

「作って貰ったモノって、持ち帰ろうとしていいじゃない?」

「こんな非常時でも」


 
「伊縫サン伊縫サン」

「探しに行くからね」

「早く動けるようにならないかしら」

「手だけでも、指だけでも」


「ほしいのよ」

 
(L12) 66111 2022/06/09(Thu) 19:58:06
公開: 2022/06/09(Thu) 20:00:00
ナオアキは、まだ諦めていない。この先も、死んでも。
(a70) 66111 2022/06/09(Thu) 19:59:01

ナオアキは、もう動けない。
(a71) 66111 2022/06/09(Thu) 19:59:17

ナオアキは、猫ちゃんとお喋り。
(a72) 66111 2022/06/09(Thu) 19:59:26

【独】 西へ行く カナイ

/*
死んでも終わらない人の執念、助かる アイラブユー
(-51) unforg00 2022/06/09(Thu) 20:09:19

【独】 氷肌玉骨を手に ナオアキ

/*
 投票ヌイバリにセットしてるから、あ、肩書き変わった〜〜って見ていました。あ〜〜人々死ぬ感じの意味だ〜〜〜〜(いま調べた
 人、何故死ぬ…? 殺す気かつ死ぬ気で来た人がいるからは半分くらいあるんじゃねぇですかね。
(-52) 66111 2022/06/09(Thu) 20:27:33

【独】 氷肌玉骨を手に ナオアキ

/*
 ナオアキはこの通り死ぬ気はないんだけど、PLは今回の事件のうちに死んだ方がいいと思ってるんよな。確定死亡枠のつもりで来ました。恋未練です。
 善性を信じて生かそうとしてくれる人々ありがとうすまねぇ。生かすと殺そうとしてくる(邪魔を排除する)から、やっぱりここで死んでしかるべきよ奈尾くん。会議室に行こうとしただけで人溶かしたりなんだりで討伐されるような奴ですよ。
(-53) 66111 2022/06/09(Thu) 20:45:11