15:54:39

人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

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視点:


【墓】 調律 水銀 莉桜

淡い決意は終わりを告げる。


「        え?」


取り繕うことも忘れた空白。
貼りだされたものに対して、
思考が理解を拒んだ。

「やっ、」


瞬間。

「やだ、やだやだやだやだやだ!!!
 どうして!? どうして、だって、
 だって守っ、守ってもらえるって、
 あ、これ、違う? ちが、あ、ああぁ、ああ!!
 やだダメ見ないで見ないで見ないで見ないで
 お願いお願いだから見な、見っ──ッあ」


半狂乱のように叫び散らして、
息継ぎすることさえも忘れて、

壁のメモを剝がそうと躍起になる。

だが、それは叶わない。
少女は何かに足を引っかけたのか、
派手に転倒し、そして──

(+0) Rindo17 2022/02/02(Wed) 21:04:53

【墓】 調律 水銀 莉桜

腕を大きく擦りむいた。
その傷からは一滴の血も出ない。



▼水銀 莉桜の秘密

水銀 莉桜は、人間を模した生体アンドロイドだ。

 心を宿すほどに高度な発展を遂げたAIを搭載し、
 パーツの定期的な換装で以て、人に溶け込み、
 人と共に歩み生きる。
 それが可能かどうかをテストするための試験体だ。

 人間を模すためのあらゆる機能が実装されている。
 センサーの反応による触覚。成分分析による味覚。
 計測し数値化された温度感覚。
 
だからこそ水銀莉桜に『適温』はわからない。

 
人の主観が含まれるものは理解できない。


 加えて、
水銀莉桜に呼吸機能は搭載されていない。

 
よって会話の際には、自然な……『息継ぎ』がなく、

 
不自然な──『間』が生まれる。


 以上』
(+2) Rindo17 2022/02/02(Wed) 21:12:27

【墓】 調律 水銀 莉桜

「あ──、
 ──  ──、あたし、
 ──じぶんで、言うって、  決め、たの  に、」

手を伸ばされても、
へたりこんで動けない。
途切れ途切れに再生される声。
より人間らしく見せようとする努力さえ、
もはや砕けて散った。
(+3) Rindo17 2022/02/02(Wed) 21:24:09

【墓】 調律 水銀 莉桜

──それは、いつかのお話。
思い出の最初。テスト駆動の1回目。

人間と一緒に遊ぶのが、楽しくて。
信じてくれる気がする友達ができて。

ついうっかり、自分から告げた秘密。

差し向けられた拒絶。
奇異と忌避と怖れの視線。
友情を紡いだ口から零れたひと言。

それは、水銀莉桜という機体の、
芽生えかけていた心を引き裂くには十分で。

『施設』による情報統制が行われて
ほとぼりが冷めた後には、
そのパーソナリティ・データは、
大きく変化していました。

誰にも自分のことを知られるわけにはいかない。
堅固な心の外殻は、そうして築き上げられて。
今、それが儚く崩れ去って。
いつかのような日常の終わりを、
少女の精神性を宿した駆体は酷く恐れて──

──いたの、ですが。


(+58) Rindo17 2022/02/03(Thu) 21:01:53

【墓】 調律 水銀 莉桜

>>+4
>>11

「──ぅ、あ、──  う、  」

恐る恐る顔を上げます。

「──ぇ、が、  ガイノイド?
 あ、えと、そう、だけど──」

あれ?

「──、──  ──」

「──なんか、」


「──なんか、もしかして──
 あたし、──
気に、しすぎ?


目を、ぱちくり。
(+59) Rindo17 2022/02/03(Thu) 21:04:04

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

時は移ろって。
昨夜。

「──あ、えと、──偉智さん?」

バルコニーから星を見上げていた。
息を切らした様子のあなたに、驚いた調子で。

/*
大変お待たせしました。
昨夜の時間軸でお返ししていますが、
時系列のすり合わせが難しい場合、
莉桜の秘密開示後として扱って頂いて構いません。
水銀PL
(-161) Rindo17 2022/02/03(Thu) 21:15:00

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

追いつけたー…と肩を上げて白い息を吐き出しながら呼吸を整える。

「はー…やっぱ、り…莉桜ちゃん、の音だった…。」

いきなり近づいても驚かせてしまうと思いとりあえず呼吸を整える事に集中する。

「え、と…あの時…の声。凄く、寒く感じて…ピアノ、何かあったのかなって。」

/*
大丈夫ですよ!
時系列了解です。
(-162) kou0957 2022/02/03(Thu) 21:23:03

【墓】 調律 水銀 莉桜

>>+60

ぱち、ぱち。
あなたに撫でられながら、
ぽかんとした様子で。

「──そ、う、なのかな。
 そう、かも。
 ──神秘が出てきてるんだから、
 科学が出てきたって、驚かない、の、かな」

「──」

「──あたし、
 あたしのままで、いいの?」

恐る、恐る。
もう、状況と予測から演算結果は出ています。
ですが、言葉にして確認しないといられない様子は、
きっと、怯えがちな少女そのものでしょう。
(+62) Rindo17 2022/02/03(Thu) 21:33:38

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「おっ──おいかけて、きたの!?
 あわわ、ごめんなさい!
 なんだか、無理させちゃって──」

自分を追ってきたらしいと分かると、
狼狽えて心配しはじめました。
外の空気は刺すように冷たいですが、
少女はあまり寒さを感じていないように見えます。

「あ──ごめんなさい。
 盗み聞きするつもりは、なかったんだけど。
 とってもすてきな演奏、
 邪魔しちゃいけないと、おもって──」
(-164) Rindo17 2022/02/03(Thu) 21:35:22

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「謝らなくていいよ?
ここ、凄く。星が見えるね。」

呼吸が整ってくるとぼんやり空を見上げる。
綺麗だな、と白い息を吐きながらそっと貴方の頭をぽん、ぽんと撫でる。

「寒さ、って…色々、あるよね。
莉桜ちゃんは、いつも、寒そう。
今は多分、もっと。」

ゆっくりと旋律を追うように首を傾けながら言葉を発する。
もっとゆっくりの方がいいだろうか。
ぼーっとしていても心配なのだ。

「ううん、あれは、聞こえちゃっても仕方ないし。
褒めてもらえるのは、あったかい。耳コピ、なんだけどね。
…いつか、聞こえてた…寂しそうな音って、莉桜ちゃんが弾いてたの?」
(-167) kou0957 2022/02/03(Thu) 21:50:20

【墓】 調律 水銀 莉桜

>>@10
「──久瀬さん」

「あ、──ありがとう。
 深呼吸は、あたし、要らないんだけど──
 ──教師に向いてるって言われたの、すごく嬉しかったし、
 今だってそう。
 将来なんて、考えなかったから」

深呼吸が要らないとはいえ、
思考回路を整理する時間は必要です。
とはいえ、その語調や様子は、
先ほどよりは幾分落ち着いたようでした。
(+68) Rindo17 2022/02/03(Thu) 22:11:38

【墓】 調律 水銀 莉桜

>>+64
「そ、それ保存してたのっ!?」

なんと気付いていなかったようです。

「も、もう、
 ──でも、うん。
 なんか──もしかして、そうなのかも。
 
 ──あたしね。
 ここにきて、秘密を明かすゲームなんて、
 最初、絶対やだ、って思ったけど、

 ──けっこう、たのしかった、から」

灯る、ちいさな微笑み。
(+69) Rindo17 2022/02/03(Thu) 22:14:30

【墓】 調律 水銀 莉桜

「──戸森さん」
「咲花ちゃん」
「凛乃さん──」

大きく息を吐く、──ようなしぐさ。
ゆるゆると、立ち上がりました。

>>37
「──夢──?」


「あ、うん、えと。
 運動は、ぜんぜんだいじょうぶ。
 
防寒と耐衝撃はバッチリだし、

 
防水防塵規格はIP68だから──


デジカメとかでよく聞く言葉が出ました。

ちなみにIP68は、完全防塵で水中使用可です。
(+70) Rindo17 2022/02/03(Thu) 22:21:45

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──あぅ」

おとなしく撫でられる。
きっとまた手袋越しでしょう。
ここに来てから何度かされていること。
正直、嫌いではありませんでした。

「え、──耳コピ、って、
 ──楽譜、見てないってこと?
 す、すごい。それで、あんなにたくさん──」

「──え、──あ。
 聴いて、たんだ。
 えと、たぶんだけど、あたしだと思う。
 ピアノ弾いてるの、あたしと、
 偉智さんしか、見たこと、ないから──」

「──あんまり、人前では、弾かないんだけど」
(-182) Rindo17 2022/02/03(Thu) 22:25:49

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「ふふ、妹…って、こんな感じなのかなぁ。」

緩く微笑む。
手袋越しなのは申し訳ないが、傷つけたくはない。

嫌そうでないのなら安心した。

「うーん…うん。絶対音感…?と記憶力が、音楽に全部いってるみたい。
莉桜ちゃんの音は寂しそうで寒いけど…好きだな。」

ぼーっと考える。
今までやった事のない事。頑張ってみたい事。


「ね。莉桜ちゃん。
莉桜ちゃんの好きな曲で、ツインしてみない…?」
(-192) kou0957 2022/02/03(Thu) 22:40:13

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「い、いもうとって、そんな──」

あわあわ。
もう彼女が慌てているのは見慣れた光景かもしれません。
が。

「つ、ツイン!?」

その反応は、今までで一番だったかもしれません。

「ぁ、う、でも──
 あたしなんかの鳴らす音で、
 偉智さんの、じゃまをするわけには──」

俯きがちに、ぽつりぽつり。
どんな理由があるのかは今は知れませんが、
彼女は自分の演奏に自信がないというより、
『人より劣っている』と思い込んでいるきらいがあるようです。
(-202) Rindo17 2022/02/03(Thu) 23:06:27

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「邪魔、は感じないよ?
ツイン出来たら、あったかそうかなって、思ったんだ。
無理強いはしないけど…うーん、一緒に弾いてくれると、あったかいよ。」

ツインは確かに難しい。
だがそれを願い出るのは、それだけ信頼している証拠でもある。

あと一歩、踏み出してくれれば、こんな自分でも最高の音楽が二人で奏でられる気がするのだ。

「欠けてる僕でよければ、組んでほしいな。」
(-206) kou0957 2022/02/03(Thu) 23:21:02

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「ぅ、──」

遠慮がちに、あなたを見やります。
硝子玉のような、翡翠の瞳。
揺らぐことも曇ることもない、
その瞳の奥に、確かに宿って見えるもの。

「──、
 ん、──あたしで、よければ。
 奏でて、みたい。
 弾いてみたい、──偉智さんと、ツイン」

そうして踏み出した、ちいさな一歩。

「──といっても、今日はもう遅いし、
 明日、とか──もし、よければ──」
(-228) Rindo17 2022/02/04(Fri) 0:28:16

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「音楽が好きな子に、悪い子はいないよ。
その気持ちが、大切。僕は、最近まで諦めてたけど、一緒に弾いてくれると、すごくあったかいよ。」

その一歩が、大きな一歩であるとこと願う。
ツインの経験はないが、何となく、貴方となら出きる気がするのだ。

「うん、明日。莉桜 ちゃんの弾きたい曲、決めておいて?一緒に、あったかくなろうね。」
(-234) kou0957 2022/02/04(Fri) 0:46:35

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「……ね、案外なんとかなったでしょう?」

あなたの秘密開示が一段落した頃。
安堵の篭った微笑を湛えながら声をかけた。
(-263) 雪野 2022/02/04(Fri) 6:28:34

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──うん」

ようやく見せた、あたたかな微笑み。
遠慮がちとはいえ、
そこには隠し切れない期待とわくわくが見えました。

「あ、あたしの好きな曲、かぁ。
 どう、しよ、かな。考えとく。
 ──じ、じゃあ、あたし、もう戻るねっ。
 ありがと、偉智さん。
 ──また明日!」

そうして、ぺこりと頭を下げて、
ぴゃっと女子部屋に戻るでしょう。

──そうして迎えた翌日には、
少女の秘密が露呈したわけですが、
そこから先はご存知の通り。
少女は、それを乗り越えられそうです。

となれば、あとはツインを迎えるだけ。
(-276) Rindo17 2022/02/04(Fri) 8:24:44

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──凛乃さん。おふろ、一緒に入ろ?」

互いの秘密が明かされて、
ほんの少し巻き起こった騒動が落ち着いたあと。
きっとここで過ごす最後の夜、
少女はあなたに声を掛けます。

もはや定番となったその流れ。
ですが、主題がそこにないことは、
きっとあなたも分かっているでしょう。

少女は、きっちりと約束を果たそうとしているのです。
(-277) Rindo17 2022/02/04(Fri) 8:27:00

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──咲花ちゃん」

返す微笑みは、
きっと今までで、一番柔らかいもの。

「うん。──なんていうか、拍子抜けしちゃった。
 まぁ、確かに、
 神さまや妖狐さん、なんかが出てきたあとだと、
 受け入れやすかったり、するのかもだけど」
(-278) Rindo17 2022/02/04(Fri) 8:28:14

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「ほんと、驚きよね。
 ここまで来ると、純粋な人間の方が
 少ないように錯覚してしまいそうなくらい」

未だ秘密の明かされていないあの人も、実は───
なんて可能性に、不謹慎ながら胸躍る。
ちょっとやそっとの秘密では驚かない自信すらあった。

「言いたかったことは堂本さんや氷室さんに
 ほとんど言われてしまったけれど……
 何はともあれ、良かったわね。莉桜さん」

これまで通りよろしくね、と笑顔も添えて。
(-279) 雪野 2022/02/04(Fri) 9:03:37

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「うん、また明日。
ピアノの前で、待ってるね。」

やっと見れた笑顔。あったかいなと思う。
どんな曲を持ってきてくれるのか、楽しみだ。

ーーーー

翌日、暴露されてしまった貴方を心配する。
だからといって態度を変えるつもりは微塵もない。
それに、自分の秘密も時がくれば告げるつもりだ。

薄い手袋に変え、ピアノの前の椅子に座りピアノにそっと触れる。
(-286) kou0957 2022/02/04(Fri) 11:52:02

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「ん。付き合うよ」

ルーティンワークとなりつつある、
二人きりのお風呂。
周りの目を気にせず、話ができる二人の場所。

あなたの秘密をあなたの言葉で聞くために。
(-289) serikanootto 2022/02/04(Fri) 12:23:36

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「──うん。
 とはいえ、ちょっと、慣れるのに時間は掛かると思う。
 それに、公にしちゃいけないってことは、
 変わってないし──」

「──でも、
 きっと、これまでより、
 もっと楽しく、頑張れると思う。
 ほんとうにありがとう、咲花ちゃん。

 これからも、よろしくね」
(-318) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:16:16

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「いろいろと──ね?」

イイハナシダッタノニナー。
(-319) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:16:50

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──うん。ありがと」

いつものように。
さっと着替えて、さっと身体を洗って。
きれいな夜空と湯気に煙る月を眺めながら、
ゆっくりと温泉に浸かる。

ほんの数日だけど、
かけがえのない時間だった。
心から──心から、と表現できるほどに──
落ち着く、ひとときだった。

「──ねぇ、凛乃さん」

ぼんやりと夜を見上げたまま、
ぽつりと名前を呼んだ。
(-320) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:20:01

【墓】 調律 水銀 莉桜

「──」

「──公にしちゃいけないことは、変わらない。
 変わらないけど──」

「──あたし、
 ここに来られて、よかったな。
 自分が自分のままで居てもいいって
 いってくれる人がこんなに居るなんて、
 思わなかった」


「あたしも撮りたいな、写真。
 いっしょに、撮りたい。
 あたしの目がカメラだったらな〜」

なんだか、急速に開き直ってきたようです。
(+88) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:27:42

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要


しばらくして。

「──偉智さん」

やがて、少女はやってきた。
しっかりと自分自身に向き合って、
踏み出したちいさな一歩を、うそにしなかった。

「ごめん、お待たせしちゃって──。
 なに演奏しようかな、って、
 あれもこれもやりたいな、って、
 考えてたら、遅くなっちゃった」
(-321) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:29:14
水銀 莉桜は、耐久性を褒められたので、防弾とか防刃とか防爆も搭載しようか悩んでいる。
(c40) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:39:09

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

音に振り返る。
良かった。寒そうには感じない。

「気にしないで?色んな曲が弾きたいなら、付き合うから。
じゃあ、何から弾きたいかな。」

おいでおいで。緩慢とした仕草で呼び
ぽんぽん、と隣に座るよう促す。
(-323) kou0957 2022/02/04(Fri) 18:40:30

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「人間だって、そんなにすぐは変われないわ。
 少しずつ慣らしていきましょ………」

(-324) 雪野 2022/02/04(Fri) 18:40:55

【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜

「……せっかく人が良い話で纏めようとしたのに!」


この先どんな未来が待っているのかは分からない。
咲花は別の意味で不安(と期待)に溢れているものの、

あなたにとってはきっと明るいものとなるだろう。
───だって、あなたは孤独ではないのだから。
(-325) 雪野 2022/02/04(Fri) 18:44:45
水銀 莉桜は、早乙女 咲花を見て、薄笑みを浮かべた。
(c41) Rindo17 2022/02/04(Fri) 18:56:30

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──ううん。だいじょうぶ。
 ひとつに決めた。
 そのかわり、いろいろ詰まってるやつ」

促されれば、
遠慮がちにあなたの隣に腰掛ける。

「──偉智さん。
 あたしね。ピアノ、ひとに聴かせるの嫌だったんだ。

 だって、あたしは機械だから。
 機械が音を奏でたって、
 そんなのは電子音楽の再生と変わらない。

 ──そう、思ってたんだ」
(-329) Rindo17 2022/02/04(Fri) 19:02:02

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花

「博士に頼んで、
 静音シャッター付きの録画機能を
 搭載してもらわないとなぁ──♡」

だめそう。


──とはいえ。
少し前までの少女からは考えられなかったこと。
いろんな困難にぶつかるとしても、きっと大丈夫。
すてきな友達……友達?
友達が、いるのだから──。
(-330) Rindo17 2022/02/04(Fri) 19:04:17

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「そう…?それなら、それにしよっか。」

隣に座り、話す声に一つ一つゆっくりと頷く。

「今は、違う…のかな。

僕は、どんなものにも…命があるって、思う。
楽器が人を選ぶように、音も、奏者によって変わるように。

でも、莉桜ちゃんが乗り越えられたなら…それは凄くあったかくて、良かった。って、思うな。」
(-335) kou0957 2022/02/04(Fri) 19:18:17

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

落ち着く時間だったのは氷室も同じ。
ここで二人で過ごす時間だけは、
終わらなければいいのにとも思う。

「どうしたの、莉桜ちゃん」

あなたを覗き込むように見る。
この所作もすっかり癖になっている気がする。
(-342) serikanootto 2022/02/04(Fri) 19:47:34

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──わからない。

 今までの常識が、
 そんなすぐに変わることはないから。
 けれど──」

「──偉智さんは昨日、自分を欠けてるって言った。
 それがどうしてなのか、あたしにはわからないけど。

 欠けてる同士なら、きっと。
 少しでも、ほしいものに近づける。
 奏でたい音に、近づける。
 そんな気がする」

「だから、偉智さん。
 あたしと、ツインを弾いてください」

答えは出ている。
けれど改めて、少女はあなたを見やり、微笑んだ。
(-347) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:10:53

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「──」

「あたし、凛乃さんの瞳、好きだな」

ぽつりと、いつかの鏡移し。

「  あのね、凛乃さん。
 あたし。
 人間じゃあ、ないんだ」

あなたをまっすぐ見据える翡翠の瞳。
揺らがず曇らず、いつもそこにある。

「凛乃さんが褒めてくれた、この目も。
 ぜんぶ、つくりものなんだ。
 あたしは、アンドロイドだから」

「──黙ってて、ごめんなさい」

視線を逸らすことなく、告げる。
けれどその語調から、
悲壮感はあまり感じ取れないだろう。

まだ告げたい言葉には、続きがあるからだ。
けれど今は、あなたの返事を待つ。
(-348) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:13:18

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

好きと言ってくれた瞳でもって、あなたの瞳を見つめる。
これも幾度となくしてきた所作だ。

「つくりもの、アンドロイド、か」

改めて口にされることで、
より納得できる気がする。

「……伝えてくれて、ありがとう」

どうあろうと変わらないというのは、すでに告げている。
だから、あなたの自分の言葉で、という意思を、
有り難く受け取るのだ。
(-353) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:33:45

【秘】 3年 偉智 要 → 調律 水銀 莉桜

「僕も、急に変わるのは難しいから…わかるかも。」

少し瞼を伏せ、少し白い息を吐く。

「夢、あったけど…ずっと、諦めてたり。
誰かに想われる事も、こわかった。

今は、少し…変わったけど、まだ、欠けてる所も多い、かな。

欠けてる同士…うん、そうだね。
こちらこそ、よろしくお願いします。」

奏でたい音は、一緒に弾いていけばわかるかもしれない。
微笑みに頷き、そっと鍵盤に触れる。
(-354) kou0957 2022/02/04(Fri) 20:37:19

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃

「うん、──それで、ね」

あなたが、その事実を受け入れてくれることは、
すでに分かっている事柄だ。
だからこれは、そんな単純な
確認のための儀式ではない。

「──あたしは、みんなとは、
 凛乃さんとは、違うけれど。
 ここで過ごして、
 あなたと一緒にゆっくりして、
 とっても、──とっても、楽しかった。
 ほんとうだよ。うそじゃない。

 ──あのね。
 また、こんな風にできたらいいな、って思う。
 できるなら、ずっと。
 そうしたいと思う。
 あたしの試験稼働がいつまであるのか、
 どこまでパーツの換装を行って、
 大人への成長をテストするのか分からない。
 足並みがずれることもあるかもしれない。
 でも、その、いつかが、訪れるまで、凛乃さん」

「あたしと、ともだちで、いてくれますか?」
(-361) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:47:05

【秘】 調律 水銀 莉桜 → 3年 偉智 要

「──うん。
 お互い、まだまだなんだね。
 じゃあ、きっときっと、探していこう。
 欠けてたって、瞬いてる、

 きれいな、星を」

そっと、鍵盤に指を添える。

「──ちょっと長いし、ちょっと難しいよ。
 あたしはばっちりメモリーに記憶してるから、
 ついてきてね、偉智さん!


 ──『きらきら星変奏曲』!!  」


そうして、音が跳ねる。
(-362) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:49:29
水銀 莉桜は、奏でる。欠けたもの同士で目指す星。『きらきら星変奏曲』のツインを。初めて誰かと一緒に。
(c43) Rindo17 2022/02/04(Fri) 20:51:13

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

「――」

あなたの言葉を、一つ一つ受け止める。

たとえ氷室があなたを莉桜として、
個の一人として扱っても、
違う存在であること自体は覆りようがなく、
だから、いつまでも一緒というわけにはいかないんだろう。

あなたの言でいうところの、『いつかが訪れるまで』。

永遠に続く縁というのはそうそうないのかもしれない。
(-365) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:58:09

【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜

それでも可能な限り、
一緒にいたいというのは自分だって同じだ。
ここでの時間も、
今こうやって一緒にお風呂に入っている時も、
得難い、大切な時間で、楽しかったのだ。

「……こちらこそ。
 こんな家の生まれな私だけど。
 莉桜ちゃんが一緒に歩いてくれる限り。
 もしどちらかが遅れても、待ってくれるなら。
 待てるなら」

「……ずっと、友達でいようね」
(-366) serikanootto 2022/02/04(Fri) 20:58:13
 




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生存者 (3)

戸森 夢彩
10回 残 たくさん

ありがとう

偉智 要
16回 残 たくさん

エリーゼのために

蛇神 阿門
0回 残 たくさん

秘密は謎のまま

犠牲者 (6)

栞田 百合子(2d)
0回 残 たくさん

 

堂本 棗(3d)
17回 残 たくさん

後は楽しむだけ!

一葉 梢矢(4d)
3回 残 たくさん

頭に葉っぱ

氷室 凛乃(5d)
1回 残 たくさん

いくぞおおおおお

早乙女 咲花(6d)
17回 残 たくさん

めでたしめでたし

山田 花子(6d)
12回 残 たくさん

毎日△ 置きレス

処刑者 (5)

不破 彰弘(3d)
1回 残 たくさん

はわわ

雑司ヶ谷 累(4d)
7回 残 たくさん

まだ遊ぼうぜ

水銀 莉桜(5d)
4回 残 たくさん

置き気味。

夜川 彗(6d)
9回 残 たくさん

にせもの流星嵐

夜川 鷗助(7d)
6回 残 たくさん

 

突然死者 (0)

舞台 (3)

久瀬 真尋
0回 残 たくさん

現行秘話のみ

ミィ
0回 残 たくさん

 

宗崎 隼人
2回 残 たくさん

なでる!

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