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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【赤】 灯守り 冬至

  
――回想:菴とのひと時


[ 灯守りにも 闘うものはある

 自分 家系 環境――灯守りの数だけあれど
 綺麗事だけではどうしようもない翳が 闇が誰しにもある。

 普段 如何に溌溂としている者であろうと
 癖のように笑みを浮かべる者であろうと
 一人の人間となんら変わりない感情を例外なく抱えている。

 己が闘うもののあるように 小雪――菴もまた。

 彼の内情や心といったものに
 己がどれだけ踏み込んでいたかは
 結局の所、彼しか論じれぬものでしかなくとも ]
(*2) 2022/01/27(Thu) 1:31:38

【赤】 灯守り 冬至

[ ――唯。

 己にとっては繋がりの深い相手だった
 灯守りとしてではなく 一人の人間として
 繋がりを持てたような気がした存在の一人だった。

 己より近く強く深い繋がりを持つ存在達が居て
 彼を支える手も 託す相手が居ることもわかりきっていたけれど

 ある日届いた 眞澄からの文>>2:133
 菴への"鍵"を開いたのはその時。

 恐らく既に灯守りでは無くなっている彼に
 一方的に鍵を開けた心を論じるつもりはないが

 …雪塗れの雪国の上 普通に解り辛い場所にある
 開けていたとて気付かれない可能性はそれなりに>>3:*41 ]
(*5) 2022/01/27(Thu) 1:32:47

【赤】 灯守り 冬至

[ 遠すぎれば難しいのは道理
 けれど近いが故に難しいことがあり
 親しすぎるが故に話せないこともある。

 もし、己が彼にできることがあるのなら
 その距離からだろうとも 思うが故に

 話したくないことは話さず
 話したいことがあれば話せるよう
 友と過ごすことにした温泉旅行の如きひととき。

 途中、フェイを呼ぼうと言おうとして>>3:*42
 菴が口にしないのなら それは機ではないと
 口を閉ざし―――…何処かへ旅だった ]
(*6) 2022/01/27(Thu) 1:32:52

【赤】 灯守り 冬至

[ 実年齢はともかくとして 身体は幼女
 普段酒を嗜むことは少ないながらに
 彼とのひととき それなりの酒を口にした。 ]


  思えば あの時からでしたね
  あなたとたくさんの声を交わすようになったのは

  あなたの天才的発想がなければ
  ひょっとすれば 今は無かったかもしれません

  …改めて 感謝をしなければなりませんね


[ 微笑んで また、ちびりと酒に手を出して ]
(*7) 2022/01/27(Thu) 1:33:06

【赤】 灯守り 冬至


  あなたは 見ているだけで楽しい人ですけど
  フェイとやんやしているのを見るのは
  もっと楽しくて、好きでした

  友達―――親友というのは
  あなた達のようなことを言うのだろうと
  少し、うらやましく思った時がありました。

[ そんなことも、口にできる無礼講だった ]
(*8) 2022/01/27(Thu) 1:33:36

【赤】 灯守り 冬至

[ 妹について 最後まで多くを語る事は無く
 けれど、普段は聴く事の無い声で触れた時>>3:*43

 菴から一度酒に視線を移し
 やがて盃を机の上に置けば 立ち上がった ]


    ………。


[ 立てばこそ見下ろせる存在。
 座る菴の頭に手をのせれば のんびりと 髪を梳くように。

 どうせ、幼女の無力に等しい力だ
 拒もうと思えば其れはあまりにも容易い現実。
 故に、拒まれなければひとしきりそうする心算で ]
(*9) 2022/01/27(Thu) 1:34:25

【赤】 灯守り 冬至



   …菴が手を尽くしたのなら
    それはきっと 最良の盤面です


[ 眞澄から届いた手紙、其の去り方を思えばこそ。
 「お役目、お疲れ様でした」と 小雪の灯守りに労いを ]
(*10) 2022/01/27(Thu) 1:34:33

【赤】 灯守り 冬至

[ 旅立ちの時。
 いつもと変わらぬやりとりの結びに
 少しばかりの願いを込めて 付け加えたもの ]


  菴。
  世界を回って 心行くまで堪能したら
  また、ここで飲み明かしましょう

  フェイも誘って 露天宴会なんてしながら
  あなたから見た世界を 聴いてみたいです


[ 微笑み一つ、手を振って見送った ] *
(*11) 2022/01/27(Thu) 1:35:01

【人】 灯守り 冬至

  
――小雪と>>18


[ 声は届いていた
 だが 浮き上がることもなければ
 止められることもないぽてぽてタイム。 ]


   …………。


[ むぎに少し近付いた場所
 くるりと振り返った時 小雪との距離は如何程であったか ]
(30) 2022/01/27(Thu) 20:18:27

【人】 灯守り 冬至

[ 遠ければ 少し近付いて見上げる ]


  ……。
  今からお話しすることは、私の勝手な憶測

  あなたが気分を害するだろう
  独り善がりのお節介です。

  聞くに堪えないと感じたら どうぞ、背を向けて下さい


[ 二本の足で立てば 少しばかし、声を抑えるように ]
(31) 2022/01/27(Thu) 20:18:54

【人】 灯守り 冬至


  あなたが "誰のため"と称している様は
  自分が見たくないものから
  ただ、顔を背けているように見えます

  大人のふりをして
  大人らしい言い訳を嘯く影で独り震え
  そうして どこにも行けず蹲っているように。

  それは 決して悪い事ではないです
  誰しもが一度は通る――通る事こそ正常で健全な
  大きな 大切な一歩だと私は考えています

  その一歩を越えて行けるかどうか
  どのように越えて行くかが 重要であるとも。
  
(32) 2022/01/27(Thu) 20:19:20

【人】 灯守り 冬至


  私は あなたのことが嫌いではありません

  だからもし、自分ではどうする事もできず
  このままどこにも行けないというなら
  
  私は このままむぎの所に行って
  年寄りよろしくお節介を焼こうと思います
 
(33) 2022/01/27(Thu) 20:19:47

【人】 灯守り 冬至


  ――でも。

  もし、真澄にとってむぎとのことが
  ずっと胸につかえた儘であるほどに大切なら
  自分で 一歩を踏み出してほしいとも思います

  ……。
  あなたの言う通り 彼女は既に小満の蛍
  全てがあなたの望む結末になるかと言われれば
  それはきっととても難しい。

  けれど 結果を変えるためでなく
  何が起きるかわからないこれからのために

  その、絡まった糸をほどくことは
  真澄にとって みっともないことでしょうか?
  
(34) 2022/01/27(Thu) 20:21:36

【人】 灯守り 冬至

[ 少女は視線を移す。
 棚に飾る写真達を目に留めて ]


  言うほど簡単なことではないけど
  その上で、私は わがままを言ってみようと思います


  …――どうか、あなたの心を大切にして下さい

  想い続けた心を 明日への枷に
  苦いままのものにしないでほしい

  口にしなければ伝わらない気持ちを
  届くうちにどうか――… 伝えてほしいと願います


[ 端末の瞳が捉える彼女は 其処に居ただろうか * ]
(35) 2022/01/27(Thu) 20:21:49

【赤】 灯守り 冬至

  
――回想:二人の英雄の話


[ 先代冬至と出逢ったのは
 私が五つくらいの頃と聴いた事がある。

 冬至域で今尚"英雄"と讃えられる存在
 先代の冬至とその蛍たる男が
 ある日、己の家にやってきたのが始まり。

 浮世離れした美貌を持つ女性――雪姫 ゆき
 傍ら控える 老齢ながらに只者では無い居住まいの――枯草かれくさ

 母や父から繰り返し聴かされた お伽噺のような存在達
 その二人が家に来た時の事は 未だに記憶に残っている ]
(*57) 2022/01/28(Fri) 0:59:09

【赤】 灯守り 冬至

[ 彼女はまるでお伽噺から出て来たような
 見目に浮世離れした美女――そんな灯守りだった。

 雪のような肌に整った顔立ち
 触れれば融けて消えそうな儚さを持ちながら
 其の眼差しは凛と強く 紡ぐ声には不思議な温かさがあった

 彼女に手を引かれ歩くひと時
 伝わる温もりに 漸く彼女を人と認識できるような心持ちで
 偶然にも同じ響きの名を持つ彼女を 見上げていた。

 私は其の日から、領域と呼ばれる地で暮らし始めた ]
(*58) 2022/01/28(Fri) 1:01:08

【赤】 灯守り 冬至

[ 蛍になる訳で無く
 弟子とされる訳で無く
 ただ、一つ屋根の下共に過ごしながら
 まるで親子のような間柄で 様々なことを教えられた。

 今とは全く違う領域の在り様
 雪が積もり 蕾が芽吹き 桜が散り 緑が茂り 紅葉を拾い
 そんな四季を感じることのできる其の地で

 冬至の灯守りとしての姿
 傍らに在り 完璧に補佐をこなす蛍の姿
 英雄として讃えられる二人の背を見て過ごした ]
(*59) 2022/01/28(Fri) 1:01:34

【赤】 灯守り 冬至

[ 先代冬至の在任期間は 凡そ三十年程
 その間に 先代達は様々な偉業を成し遂げた。

 雪のとける事の無い冬至域に
 根付く慣習の礎を 確かな安寧をもたらし
 多くの民達に希望の光をともし続け
 其の数多の功績から 後世に名を残すに至った。

 冬至が代々受け継ぐ能力――" 灯想 "
 ふれた灯りの心を識ることの叶う力

 彼女は 其の人柄と能力を持って
 民達の陽となり 癒しを齎し
 蛍と共に近く遠く 寄り添い続けていた ]
(*60) 2022/01/28(Fri) 1:01:55

【赤】 灯守り 冬至

[ ――灯想。

 冬至たる其の力は
 持って初めて実感する諸刃の剣

 その力はあらゆる心を拾う。
 覆われた想いを 閉ざされた本音を
 時には本人でさえ意識しなかったような心を。
 喜び 怒り 悲しみ 苦しみ 未練 後悔 愛情 憎悪 何もかもを。

 触れながらに揺れ動き続ける心
 其れを何百何千 或いは何万以上。

 多用すれば己が心を壊しかねない力
 使えば使うほど己の命を散らすが如き代物

 それが、冬至が代々受け継ぐ"灯想"だった ]
(*61) 2022/01/28(Fri) 1:02:17

【赤】 灯守り 冬至

[ 其れを 何十年も。

 生きている内に救わんと
 民達の安寧のために只管に行使し
 只人と変わらぬ言葉を 心を持って癒し
 手の届く場所に居る全ての灯を癒そうと努めた
 
 雪姫という存在は紛れも無く英雄であり
 悲しい程に、大した人間だった ]
(*62) 2022/01/28(Fri) 1:02:27

【赤】 灯守り 冬至

[ 彼女は強かった
 それ故に弱さの見え辛い人だった。

 只人とは思えぬ程に優秀で有能な蛍は
 彼女にとって 公私に渡り最も近しい存在で 特別で
 此の目にも 彼女が確かに頼れる存在であるとわかる程だった

 だから気付けなかった
 一番傍に在った蛍でさえも。

 本当の意味で弱さを見せない
 見せることができない人だったのだと
 そう理解したのは、彼女が死んだ時だった ]
(*63) 2022/01/28(Fri) 1:02:51

【赤】 灯守り 冬至

[ 雪姫から ゆきへ。

 先代に代わり冬至の席に座したのは
 彼女が亡くなってひと月と経たぬ頃のこと

 冬至域を出歩く事はあれ
 会合の折 顔を出していた訳でも無い存在。

 長年先代を支え続けた初候たる蛍を差し置き
 見た事も無い どう見繕えど幼女が其処に座した時
 周囲がどう想ったのかなど知る由も無い。

 ――唯。
 傍らに控える"冬至の英雄"が
 変わらずに其処に佇み 支えんと在った事が
 其の幼女を冬至たらしめたのは一つ、確かな事実だった ]
(*64) 2022/01/28(Fri) 1:03:33

【赤】 灯守り 冬至

[ そうして 十年と――少し。

 伝承の如くに噺に出る英雄
 祖父のように 父のように在った枯草
 常に 傍で支えて続けてくれた蛍。

 少しずつ関係性を変えながら
 変わる事の無い そのあたたかな距離で
 私は彼に数えきれないほど教えられ 助けられた ]
(*65) 2022/01/28(Fri) 1:03:54

【赤】 灯守り 冬至

[ 冬至が初候 乃東生なつかれくさしょうず

 英雄 参謀 軍師 色男 賢人 剣聖 ――等。
 ありとあらゆる賛辞や肩書を手にした男は
 冬至の灯守りの蛍を二代に渡り務めた。

 無力な幼女が灯守りとしてその座に在り続けられたのは
 間違いなく、彼の存在が其処に在ったからこそだ。

 ――通称 枯草。

 其の名は 彼の死後 百の冬を越えた今も尚
 冬至域の英雄として 雪姫の名と共に伝わり続けている ] *
(*66) 2022/01/28(Fri) 1:05:24

【人】 灯守り 冬至

――小雪と>>60>>61>>62>>63


[ 其処は温かいのだろう
 絡まる糸の繭として守られるが如く ]

[ 只一つのみを希い
 其れ以外を否とするのならば
 己の言葉が届かぬのもまた道理 ]
(98) 2022/01/29(Sat) 11:18:17

【人】 灯守り 冬至

[ ――知っている ]

[ 知らなければよかったこと
 知らなければ幸せだったこと
 知らぬからこそ保たれるものがあると ]

[ 良かれとした選択の先
 致命的な観測がある事も知っている ]
(99) 2022/01/29(Sat) 11:18:28

【人】 灯守り 冬至


     あなたは今、幸せですか?
  
(100) 2022/01/29(Sat) 11:18:39

【人】 灯守り 冬至

[ 良くも悪くも淡白な問いかけ一つ
 彼女から返るものはあったか 無かったか
 何れにせよ、端末は口から紙を取り出して ]


  ――今日は良い月が出る予定です

  この後、温泉に来ませんか?
  特別なひとときへご招待致しますよ
  たまにはのんびり 羽を休めにきて下さい。

  露天風呂はいいものです
  言葉などなく いくらでも時を過ごせますから


[ "雪見温泉 ご招待券"
 白紙に墨文字――手書き感溢れる長方形を二枚差し出した ]
(101) 2022/01/29(Sat) 11:18:46

【人】 灯守り 冬至

[ 丁度そこらへんに居た小満に ]


  あ。
  小満 あなたパンプキンパイがお好きでしたね

  この後家に寄って行って下さい
  絶品のパンプキンパイをご馳走します


[ 予定は未定なれど。己の蛍は優秀であるが故に * ]
(102) 2022/01/29(Sat) 11:19:30

【人】 灯守り 冬至

[ 気楽に誘える間柄というのは よいものだ>>103 ]

  甘くてほくほくで
  ほっぺたが落ちてしまうやつです
  くふふ。それでは決まりですね

  お菓子にアルコールは合わないでしょうか?
  合うものがあれば――天乃に用意してもらいましょう

[ もし真澄がむぎを誘ったなら
 二人が温泉に浸かる間のひととき
 のんびり茶でも飲もうとそんな心算で * ]
(105) 2022/01/29(Sat) 13:08:25
 




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