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人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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視点:


【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[体の相性も合うけれど、好きだとか愛してるの延長線上にある盲目気味の自分を、彼の虜だと表現したつもりでいた。誤解を招きかねない文脈だったと思い至らないが、嘘偽りない本心とはいえ、陳腐にも聞こえる台詞を紡いだ自覚はあった。

それを笑う訳でもなく、彼が黙ったまま動きを止める。
一体何を考えているのか、……そもそも聞こえていなくて呆けているだけなのか、考え得る可能性が浮かんでは消えていく。話したいから口を動かすのに、頭を働かせた彼の思考がどこに転ぶのか予想出来ない。

頭の中を覗くことも、思考回路を手繰ることも。
誰にも出来ないと分かってはいる]


 ふ、……はあっ、はは……駄目なのか。

 でも君も、自分で……っ動いてる、だろ?
 馬鹿になってる瑠威も可愛いから……、
 ……もっと馬鹿になってくれよ。


[少し腰を揺する度に、途切れ途切れの甘ったるい嬌声が彼の唇から溢れた。素直に快感を得ようとして子供のようにぐずる姿が、可愛くて愛おしくて、同時に安堵を覚える。彼につられて馬鹿になった素振りで、弾む息に機嫌良さげな笑い声が混じった。

実際はセックスを始める前──そもそも転院する以前から。とっくの昔に、自分はある意味馬鹿になっているのだが]
(*0) kiro 2022/05/23(Mon) 0:33:16

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[ぐずる彼が可愛いとは言っても、意地悪く与えずにいられるほど歪んでいなければ、もっと奥まで繋がりたいのは私も同じで。涙声を口付けで塞ぎながら侵犯を深めて腹の奥を抉り、欲望に従って彼の言葉に応えた。

彼の痴態でどろどろに頭が溶ける。
自制心や理性が削ぎ落とされた後に残ったのは、彼の胎内の最奥で果てたいという原始的な欲求で。男だから孕みはしないのに中に注ぐことしか考えられず、思考の破綻を自覚出来る余裕もない]


 っは、…………あぁ、 私も────、


[ほとんど意味のある音を発せないで、嗚咽の断片めいた声を殺す。絶頂への階段を駆け上がるように律動を早め、震える背中を抱き締めた。どくりと脈打った熱が吐き出す白濁を、一滴残らず絞り取るような容赦無い収縮の余韻が続き、堪らず呻く]
(*1) kiro 2022/05/23(Mon) 0:33:41

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[びくびくと打ち震える脈動を埋めたまま、荒い呼吸を繰り返す。満ち足りた感覚と、どっと押し寄せてきた疲労感が心地良い怠さを運んで来る。重い腕を彼に巻き付けて、寄り添ったまま暫くは呼吸を整える]
 

 はあ、…………っは、ぁ……、っ
 …………だいじょうぶ、か?


[あまり大丈夫だとは思えないけれど、働かない頭で言えるのはそれぐらいで。口付けようとするが、ぐったりと項垂れているなら首筋あたりに唇を押し当てて。

細い身体を支えながら、ゆっくりとシーツに横たわらせようとする]
(*2) kiro 2022/05/23(Mon) 0:34:00

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[身体は疲れているのに神経は昂っていて、思い出したように睡魔が凭れかかって来るのに、頭は冴えているような妙な感覚。長年片想いしていた相手と結ばれたのだから、興奮が落ち着かないのも無理はないのか。

と、そこまで考えて何か引っ掛かる。
……私達は結ばれたのか?

彼の「好き」を疑う気持ちはないのだけれどまだ実感がない。
掴み所のない幸福感を抱いたまま、ぼんやりと彼の顔を眺める。こういう時、世の中の人達はどんな会話をするんだ。そもそも会話より休ませた方が良いんじゃないか……、そういえば左手は?

今までずっと意識の外だった怪我を、今更思い出す。
彼の左手を掬い、腕の傷を目視で確認して]


 ……無理させたな。君は休んだ方が良い


[何か話し掛けられれば答えるけれど、ぐったりした様子なら そう声を掛ける。頭を撫でようとした色々な体液塗れの手が宙を彷徨い、やがて下す。代わりにキスをして薄ら口角を持ち上げる。

結局歯止めが効かなくて加減出来なかったし、腹の中には精液が入ったままだ。かなり負担をかけてしまった。彼が眠るまで横にいるつもりで隣に並ぶ*]
(*3) kiro 2022/05/23(Mon) 0:34:16

【独】 眼科医 紫川 誠丞

/*
みなさま芸が細かくて、あと趣向が違って面白い。
あとメモ貼るの忘れた……すみません……

そして読み返して、
るいるいかわゆ……ってなった(語彙力の敗北)
(-23) kiro 2022/05/23(Mon) 1:15:49

【独】 眼科医 紫川 誠丞

/*
やひろさんが泣かせに来る
もう満身創痍なんですが〜
(-24) kiro 2022/05/23(Mon) 3:02:52

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[そろそろお互い体力的に問題だろうし、自分が勃たなくなるのでは……と思っていたが。まだ臨戦体勢のままでいる事実に驚きながら、引き抜いてしまうのが惜しくて後回しにする。今日初めて抱き合ったのに、元々私の一部だったかのように馴染んでいるのが心地良くて。物理的な相性というより、精神的な充足が大きいのかもしれない。

彼の返事が無くても、疲労や喉の酷使の所為で声が出ないのだろうと思った。重いだけの腕を回し、背後にくっついて人肌を享受していると、時間差で返事を貰う。
「良かった」と溢すと同時に、比喩表現に小さく笑う。死にそう、なんて。彼が言うとどうしても悪い冗談に聞こえ、軽い拒絶反応を覚えてしまいそうな単語だが。
……今は不思議と笑える。

感想を言葉にしようとして、彼が身体を捩った拍子に頭から抜け落ちた。少し腕を浮かせて待てば、今の動作で疲弊したらしい彼と目が合う。重い瞼が繰り返し瞬く]


 気持ち良かった。性欲だけじゃなくて、
 ……満たされた、と言えばいいのか。

 大丈夫、寝る。
 ただ今は目が冴えてるだけ…………、うん。
 
(*10) kiro 2022/05/23(Mon) 22:25:06

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[セックスがこんなに気持ち良いのだと、私は知らなかった。今までの行為は目的でしかなく、短絡的な欲望を発散する以外の意味を持たなかったから。

埋めた一部を引き抜こうとして呻く様子に、腰を引いて手伝おうとするが、思った程身体が動かなかった。ずるりと粘膜に擦られる感覚に身構え、栓の外れた入り口から滴る残滓を視線で追う]


 ありがとう……、?

[外気に晒された熱を拭う面倒見の良さに、若干の疑問系を含んだお礼を言って]

 そういえば君に名前を呼ばれると、不思議な感じだ。
 先生って呼ばれ慣れてるからかな。


[昔の知り合いの名前まで覚えていないだろう、という勝手な推測が生んだ驚きだ。おそらくは。
半ば独り言のように呟いた後、「る い」と意味もなく彼の名前を呼んだ。
さっきまで何を話したら良いのか、と考えていたのが嘘みたいに]
(*11) kiro 2022/05/23(Mon) 22:25:38

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[一度は彼の言いつけ通り瞼を閉じた。けれど眉間に皺を寄せ、いまいち眠気に身を委ねられずに時々目を開ける。何かをやりっ放しで放置したまま睡眠を優先する、……という状況が少し落ち着かないだけだ。きっと。

そっと目の前を窺うと、寝たと思っていた彼が此方を見ていて視線を泳がせる]


 寝る、……寝るよ、おやすみ。


[わしゃりと長い前髪を乱し、緩やかに撫でる。ベタついた手だからと先程は躊躇したけれど、……まあいいだろう。
そのうち指先すら重いような睡魔に引き摺られ、大人しく眠りに沈んだ]
(*12) kiro 2022/05/23(Mon) 22:25:49

【人】 眼科医 紫川 誠丞

 
「そのうち結婚なさるんでしょう? 先生も」


[曖昧に返事をして、ペンを走らせる。
余白がほとんどない色紙に書く言葉を探し、ありきたり過ぎないかと頭を悩ませる時間。見慣れた外来の診察室で、隣には看護師……いや受付の事務員か、ぼんやりとした外郭の人間が暇そうに立っていて、私が書き終えるのを待っている。

書き上げた一枚を手渡す。機嫌良さげな、それでいて得意ではない類の好奇心の色を隠さず、相手が笑いかけてくる。その唇が動き、何かを言った。

……こんな時は、無難なことを言っておくに限る]


 いや、結婚は…………どうでしょうね。
 昔からずっと、好きな人がいるんです。


[口から出た言葉に、自分でぎくりとする。
身を乗り出してきた彼女が連ねる質問に、洗いざらい答えてしまう。そんなプライベートな話は職場の人間に聞かせるべきじゃないのに、自分の身体を制御出来ない。どうして。

笑顔を浮かべていた彼女が首を傾げる。
すっと表情が消えた双眸が、白衣の男を捉えた]


「先生は、……その人のどこが好きなんですか?」
 
(64) kiro 2022/05/23(Mon) 22:26:50

【人】 眼科医 紫川 誠丞

[彼女──だと思っていた輪郭が、声が。
次第に変質していき、気付けば目の前に「阿出川くん」が立っていた。

その空間の異常さに私は何の疑問も抱かず、咄嗟に腕を掴もうとした手が空を切る。
「会いたかった」と再会を喜んだが、何かがおかしい]


「……せんせぇー、なんで俺のこと好きなの?」


[時間の流れを置き去りにした、昔のままの彼が。
私に問い掛けてくる]
(65) kiro 2022/05/23(Mon) 22:27:08

【人】 眼科医 紫川 誠丞

[「好き」な理由──なかなか難しい質問だ。

学生時代は特に 希薄な人間関係ばかり築いていたから
憧憬や親愛を拗らせただけだ、
彼の顔が男にしては綺麗で可愛かったからだ、とか。

そう考えて、彼に似ている要素がある人なら
好きになれるんじゃないかとも思ったが駄目だった。

性格、立ち振る舞い、外見。
言葉にすると淡白で説得力に欠けるように思えて
記憶を遡り、好きだと思った瞬間を順に思い起こせば、
あり過ぎて話し始めたらキリがないと気がついた。

そして、無数に候補は挙げられるが……
例えば変わってしまったら冷めてしまうような、
決定的な「何か」は見つけられそうもない。

要素が欠けたら興味が無くなるかと聞かれれば、違う。
かといって「馬鹿」になりきった、
彼の見た目をした人形を可愛がりたい訳でもない。


……好きでいることが当たり前過ぎて
今までずっと、理由を考えたことも無かった]
(66) kiro 2022/05/23(Mon) 22:27:40

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[──近くの体温に擦り寄り、眠りの浅瀬を揺蕩う。
やけにリアルに感じる人肌。はっと目を覚ます]


 ────……、


[寝ぼけ眼に、見慣れない景色が広がっている。
そういえば此処は孤島病院で、眠る前の出来事を朧げに思い出す。意識がはっきりして一番最初に気になるのは彼の居場所だ。それから今は何時なのかと部屋を見回すが時計が無い。左手にも当然腕時計はない]
(*13) kiro 2022/05/23(Mon) 22:28:47

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[隣の彼の様子を窺う。
まだ眠っているなら、そのまま寝かせておく。

あちこちベタついた身体を起こし、病室を見渡す。
……喉が渇いた。

そういえば患者の世話も担当医の仕事なのだから、ここでじっとしていたら干からびてしまう。ベットの端で半分ずり落ちているシーツを彼の素肌に掛け、外を出歩けない格好のまま水を探しに行くだろう。

色々話さなきゃならない事もあるのだけれど*]
(*14) kiro 2022/05/23(Mon) 22:30:00
眼科医 紫川 誠丞は、メモを貼った。
(a6) kiro 2022/05/23(Mon) 22:36:02

【独】 眼科医 紫川 誠丞

/*
印の代わりにメモ貼るw
(-38) kiro 2022/05/23(Mon) 22:36:38

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ こここの病院で自死すれば彼の記憶に残るとくべつになれるだろうか? ]
(-85) yahiro 2022/05/24(Tue) 21:54:04

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[彼が口にする、少し舌足らずで甘ったるい響きの「先生」も嫌いじゃない。むしろ好きだった。同意を求めるような言い回しに、時間差で返事をする。私の願望を彼から提案されると思っていなかったので]


 ……、……もちろん。私も同じことを考えてた。

 君に先生と呼ばれるのも好きだけど。
 名前だと、特別になった心地がして嬉しいよ。

 ただ慣れないというか、擽ったいのかもな。


[別にふたりきりの時以外も、名前で呼んでくれても良い。付け加えようとした言葉を飲み込んで、緩く微笑むだけに留める。私以外の第三者が存在する時は、此処を出た時だろう。泥濘のような疲労を言い訳にし、想像するのを止める。

先生以外の関係と聞いて、恋人しか思い浮かばない程度には気持ちが浮ついていた。好意的な台詞の応酬が、リップサービスではないと思っていたからこそ。だから関係性について明言しなかった]
(*19) kiro 2022/05/25(Wed) 1:18:40

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[──彼の言葉を真に受けてはいけない。
病院で「夜風に当たっている」姿を見て、彼から目を離してはいけないと思った。本人にその気はなかったとしても、自然と自死に引き寄せられるなら自分が止めなければ。
その行動が正しいとか、間違ってるとか関係無く。

……そう思い詰めていた癖に、彼の隣でまんまと惰眠を貪っていた。呑気に夢を見ていたのは気が緩んでいたからかもしれない。

狸寝入りとは気が付かず、擦り寄る寝顔を見つめて表情筋を緩ませた。もう一眠りしたい欲に駆られるが、世話役としての仕事があるので思い留まる。隣を抜け出して背を向けたが]


 ……、起こしたか?悪いな。


[掠れた声色に手繰られ、振り返って「おはよう」と挨拶をする。床に捨て置かれた冷たいバスタオルが視界に入り、全裸よりはまだ良いかと腰に巻いておく。此処に来てから、自分の中の許容範囲がどんどん広がっている気がする]
(*20) kiro 2022/05/25(Wed) 1:18:49

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[掠れてざらついた奥の色までは気取れないけれど。寝坊助が振り返ったら起き上がっている、その些細な違和感が無意識下で引っかかり、近くまで戻ってベッドの端に座る]


 水を取りに行こうと思って。
 この部屋か、……無ければ給湯室か自販機に行くよ。
 まあこの格好のままじゃ外には行けないが。
 
 ……──そういえば、説明してなかったと思うけど。
 この病院の形態はちょっと特殊で、……

 専門的なことは勿論、患者の世話も担当医の仕事だ。
 例えば食事や、風呂の準備もね。
 
(*21) kiro 2022/05/25(Wed) 1:19:40

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

 
 まあ、……表向きは公的な施設ではあるけれど、
 実際は私達医者が、患者を選んでいる。

 
[この病室には、私以外の医師も看護師も来ない。
当然外部の人間も面会は許されていない。

まるで非現実的な業態だけれど、軽い説明をする]
(*22) kiro 2022/05/25(Wed) 1:19:50

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[彼の言う通り大人しく眠ったおかげで、それなりに頭がすっきりしている。「ひっどいかお」はある程度解消されている筈だけれど、彼はどうだろう。顔色を見て、観察に近い眼差しを向け]


 ……よく眠れた? 
 喉使い過ぎて、声枯れてるな。


[手を伸ばし、ぺたりと彼の頬に触れる*]
(*23) kiro 2022/05/25(Wed) 1:19:57

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[幻覚ではなく現実で事実だと、冷静な頭で理解しているが。「違う」とは即答出来なかった。どこか愉快げに見える彼を前に、冗談の軽さで笑い返せずに仏頂面のまま見つめる。手のひらに懐いた頬を慈しむように撫でながら。

さらりと暴露してから気付いたが、監禁と変わりない入院生活だと告げたようなものだ。飄々とした様子には少し面食らってしまう。

脱衣所で話した時、外に残してきた両親を気にしていた様子だったが。気掛かりな所はあれど、彼が構わないと言うならそれでいい。結局ここに留まる選択肢しか許可出来ないのに、あえて蒸し返して「駄目だ」と拒絶するのは……、避けたいことだった]


 ……私もこの話を知った時は、冗談だと思ったさ。


[彼にとっては此処が病院だろうが、そうでなかろうが、大差ないかもしれない。とはいえ彼の生活を制限する以上は、説明しておくべきだとも考える。

会員性SNSの存在を伝える代わりに、どうするか……]
(*28) kiro 2022/05/25(Wed) 6:01:16

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[彼の体調が心配で様子を窺ったが、近い距離で見つめ合うと少し心臓に悪い。私を映す瞳に惹きつけられる。「きもちいい」の甘やかな響きが情事の彼を連想させ、恋慕の色眼鏡が彼をそう見せるのか、それとも熱っぽさのせいなのか判断に困る]


 ……、……調子が良くてなにより。
 でも熱っぽいのは心配だな。
 
 平熱は低い方?
 そんなに昨日と変わりない気もするが、
 あとで体温を測った方がいいね。


[「やけに可愛く言うんだな」という感想を零すよりも動揺が勝り、するりと視線が泳いだ。分かりにくい照れ方。
前髪を片手で引き浚うと、手のひらで額の温度を確かめる。正確性には欠けるので後で測りはするのだけど]
(*29) kiro 2022/05/25(Wed) 6:01:36

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

[はじめは転院した体を貫く気でいたから、左眼のためだと話したが。入院理由の話をされ、ふと思い付く。

頬のまろみを辿っていた手指を解き、凭れ掛かる重みをベッドボードに託して、徐に立ち上がる。何か聞かれたら「見せたいものがある」だけで、部屋から出ないと答えるだろう。病室の隅に寄せ、布を掛けられた置物のひとつに近寄る。

背景に溶け込んでいたそのカバーを外して、]


 ……個人的な監禁で、ここまで用意するのは
 なかなか金が掛かり過ぎる話だと思わないか?
 これ一台で数百万はする。


[露出した検査機器を指し示す。何度も眼科に掛った彼なら見覚えがあるかもしれないが、興味が無ければ記憶にも残り難い置物だ。手続きの書類は手元にないので、幻覚を否定し得るものとして代わりに見せる]
(*30) kiro 2022/05/25(Wed) 6:04:10

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

 
 この病院のスポンサーは相当の金持ちらしい。
 文面だけのやりとりで直接会ったことはないが……、
 私と似た目的の為に病院を設立した、と聞いた。

 入院費の請求を私達が受けることはないし、
 医者にも給料が支払われる契約……のはずだ。

 …………まあ、信じ難い話だとは思う。
 私ですら夢なんじゃないかと、時々過ぎるくらいだ。

 いくら担保すると言われても初日じゃ判断出来ない。


[患者側にとっては監禁と変わらないだろうから、幻覚という認識でも構わないのだが。どこからか内情が漏れてしまい業務禁止処分……だとか。ある日唐突に終わる可能性があるなら、ほとんど幻のようなものだとも思い始める]
(*31) kiro 2022/05/25(Wed) 6:04:25

【赤】 眼科医 紫川 誠丞

 
 だから──……質問に話を戻すと、だ。

 手続き的な転院理由は左眼だったとしても、
 実際の入院期間は、担当医の匙加減で決まる。

 もしくは、…………此処が閉院する時か?


[彼の判断はどうであれ、説明材料に使えそうな物証は現状これくらいしかない。検査を始める訳じゃないので元通りに整えたら、彼の隣に戻るつもりだ*]
(*32) kiro 2022/05/25(Wed) 6:04:41

【独】 眼科医 紫川 誠丞

/*
振り仮名が不穏可愛い(?)な。
紫川は知らんけどPLのSAN値は大丈夫なので
なんとでもなれー(楽観)

このターンで全て説明してしまおうという魂胆が見え隠れしている……てかもう3日目なのか。早いな……
(-101) kiro 2022/05/25(Wed) 6:12:21