人狼物語 三日月国


111 【身内村】あの日の、向こう側【R18】

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到着: 木峰 海斗

【人】 木峰 海斗

― あれから ―

[ ホテルであった奇跡的なできごと。
  それから、わりとすぐのこと。

  項につけられた
は、まだ薄く残っていて
  自分の目では見えない位置のせいで忘れていた。


  大学に行って、
  いつも通り賑やかな友人たちと、一緒にすごしていれば

  ふいに、一人がぽつりと言う。]
(4) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 19:59:47

【人】 木峰 海斗

 
[ やらしー、と、揶揄うようにケタケタ笑う友人。
  一瞬で、なんのことか理解して、顔が熱くなる。

  『海斗にも、ついに春がきたかー』なんて
  茶化す声に、頭をがしがし掻いて]
 
 
   はぁ!? いや、別に……いーだろべつに
   はいはい、そんなかんじだよ


[ 適当に肯定した。
  “彼女”ではないけど、間違いでもない。

  でも、こういう風に茶化されるのは、面倒だから
  あとで兄貴に言っておかねーとな


  そんなことを考えていると、
  ぞく、と何か悪寒がした。


  まわりに視線を向けるが、何もない
  ケラケラ笑っている友人たちがいるだけだ。

  その時は、気のせいだってことにして、
  そのことは、すぐに忘れてしまっていた。]
 
(6) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 20:00:56

【人】 木峰 海斗

[ その後、肌を重ねた時は、ただ戯れていた時か。

  兄貴が、痕をつけようとしている気配を感じたら
  そっと身を捩り、手で隠して。]
 
 
    痕…… つけんの、禁止……
    この前、ダチに見られて、――…



[ 恥ずかしかったから
  なんて言って、拒んだけれど、
  さて、言うことを聞いてくれたか、どうか

  わざと目立つ所なんかにつけられたら
  顔を真っ赤にしながら、
  ふざけんなと、怒っただろうな*
]
(7) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 20:01:10

【人】 木峰 海斗

[ 痕をつけるのを禁止と言い渡してから
  しばらく時間が経った頃のこと。

  まだまだ、残暑厳しい蒸し暑い季節のこと。

  何度かは、痕をつけるのを阻止したり、
  いつのまにか、つけられたり、
  そんな攻防を繰り返していたりもした。
  ―― かもしれない


  ここ数週間は、両親が珍しく出張だとかがなくて
  たぶん、そういうやり取りはなかったから
  俺の首やらには、赤い痕はなくなっていたはず。

  それでいいはずなのに
  少しだけ、寂しいような、物足りないような
  ―― いろいろ毒されてる気がするけど、


  兄貴の色に染まっていく自分が、嫌じゃなかった]
(11) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:01:49

【人】 木峰 海斗

[ 午前中、最後の講義を終えて、
  昼食後、次の講義までそこそこ時間があったから

  昼寝でもするか、と
  サークル棟に向かうことにした。
 
  名前だけ貸して欲しいと頼まれて所属している
  『アウトドア研究会』

  キャンプも真面目にやってるらしいが
  飲むのが、割とメインそうな内容だったから、
  あまり参加したことはない。

  今日も確か、サークルの殆どのメンバーは
  どこかの山のキャンプ場に行っていたはず。

  サークル棟の受付で、鍵の所在を確認して、
  共有の鍵が返されているのを確認すれば、
  鍵を受け取って一人、部室の中へと入れば、

  窓を開けて、空気を入れ替えている間に
  部室の3分の1を占めいているハンモックに
  身体を預けて、鍵をかけ忘れたけれど
  どうせこの時間は、誰もこないだろうと
  スマホのアラームを設定すれば、
  ゆっくりと瞳を閉じた。]
 
(12) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:01:54

【秘】 天海谷 睦月 → 木峰 海斗

 
 
 
   ―――― 海斗



[ そっと、耳元に唇を寄せて、名を呼んだ ]  
(-1) kasuga 2021/11/30(Tue) 21:02:21

【人】 木峰 海斗

 
 
   ……ッ、ん……つ、き――?


[ 首筋に感じる甘い刺激に、
  身動ぎをして、吐息を漏らしながら名前を呼んだ。

  こんなことをするのは、兄貴しかいないから
  『夏生』―― と、微睡みの中で、寝ぼけて、


  大学の、しかも、誰もいない部室に
兄貴がいるわけがないのにな。  
]     

 
 
(17) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:02:37

【人】 木峰 海斗

[ 少しずつ覚醒していけば、周囲に視線を向ける
  だが、そこには誰もいなかった。]
 
  
   ……ん? 誰も、いない……?


[ 夢、だったのか。
  そう思いながら、首筋を撫でれば、
  僅かに湿っていて、でも汗をかいているだけと
  その時は、深く考えもしなかった。

  それ以前に、いやらしい夢を見てしまったと
  一人恥ずかしくなってしまって、
  そのことは、むしろ忘れようとしていた。
]
(19) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:03:37

【人】 木峰 海斗

 
 
   やべ、そろそろ行かねーと


[ 羞恥に頬を染めていれば、
  スマホが現実に引き戻すようにアラームを鳴らす。

  自分に言い聞かせるように、声に出せば
  ハンモックから降りて、次の講義へと向かった。

  今日は、これが終わったら
  真っ直ぐ家に帰るつもりだ。

  久方ぶりに、両親のいない週末だから
  ―― 兄貴に、触れたいと思っていた。


  だから、変な夢も見てしまっただろうと思う。
  そう思って、部室であったことは記憶から消した
  憶えたままなのは、恥ずかしいだろ?
]
(20) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:03:42

【人】 木峰 海斗

― 自宅 ―

[ 慣れた手つきでドアのカギを開けて、扉を開けば
  誰もいないのに『ただいま』と律儀に声をかけて
  乱雑に靴を脱ぎ捨てて、洗面台に向かう。

  顔を洗った、
  今日は、本当に暑かったから、
  頬が暑さで少しだけ赤くなっていた。

  鏡の向こうにいる自分は、いつも通りで
  首に何か違和感があるとか、
  そんな気配は、一つもなくて、気付かない。


  ただ、外の暑さのせいで、少し頬が赤いだけ。

  夕飯の準備をする前に、シャワーを浴びようか
  だが、せっかくだから湯船に浸かりたいと思って
  風呂の栓を抜いて、手洗いうがいと、
  母さんに小さな頃から言われていた習慣を済ませ、
  荷物を置きに、一度自室へと向かった。]
(21) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:03:46

【人】 木峰 海斗

[ 自室に入って、荷物を置いて
  クローゼットの中の引き出しから
  いくつか準備のための道具を手にすれば
  すぐに部屋を出て行って、トイレの中に置く。

  風呂を洗って、ボタン一つで湯を沸かし始め、
  その間に、台所で夕飯の準備を始めた。

  昔から、二人っきりの時は、兄貴に任せることが
  多かったけれど、俺も料理ができないわけではない
  簡単なものしか作れないけどな。

  今日は暑いから、冷やし中華。

  トマトやきゅうり、
  ハムとか切るだけの簡単な作業。
 
  全部が終われば、ラップをつけて冷蔵庫へ
  中華麺も茹でたら、冷やしてから同じ場所に

  まだ夕食には早い時間。
  兄貴が帰ってくるのも、まだ数時間はあるから
  トイレですることを済ませれば、風呂にいった。]
(22) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:03:48

【人】 木峰 海斗

[ 逆上せる一歩手前くらいで、風呂をあがれば
  赤い頬を覚ますように手でパタパタと顔を仰ぐ。

  乾ききっていない髪をタオルで、
  がしがしを拭きながら、
  台所に向かって歩いていれば、そろそろ
  兄貴が帰ってくる時間だったろうか―― **]
(23) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:03:51

【独】 木峰 海斗

/*
やっぱなげーな??
俺だけで、2ページあるんだけど……!?
(-2) kasuga_2jp 2021/11/30(Tue) 21:05:13

【人】 木峰 海斗

[ 風呂上り、タオル越しに髪を乾かしながら、
  ぺたぺたと、裸足で廊下を歩く。

  片手でスマホをつければ、
  兄貴からいくつかメッセージが来ていた。>>26]
 
 
   ……ッ、


[ ハートも見慣れて、動揺することも
  殆どなくなったけれど。

  最後に追加されたうさぎのスタンプに、
  思わず、かっ、と頬が熱くなる。

  てか、こんなスタンプあるのかよ。
  ―― いや、リアルにあるからそうだんだけど


  呼吸を整えるように、ふぅと一息つけば、
  残念ながら、今回は10回に1回や、
  5回に1回、3回に1回の気まぐれな日ではなくて。

  そのまま、既読をつけただけ。
  どうせ、すぐ帰ってくるだろう。]
(32) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:56:57

【人】 木峰 海斗

[ 相変わらず、俺は、
  そっけない態度を取ることの方が多い。

  それでも、想いが重なっていることを知っている。
  それでも、兄貴が嫌ってくれないのは分かってる。

  相変わらず、俺は、
  そんな態度で、兄貴に甘えていた。
 

 
  兄貴に周りで、結婚したとか、     
  子どもが生まれたとか、        
  そういう話を聞く度に、        
  早く、この手を離さないと、      
  そう思うのに、放せないでいた。    

  
  お伽話みたいに、
  このまま、ずっと一緒にいられたらいいのに


  いつかこの恋草が枯れる日がくるってこと。
  分かり切っているというのに、
  まだ、心の片隅で子どものように願ってしまう。]
(33) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:57:00

【人】 木峰 海斗

[ そう思っていれば、予想通り
  玄関の扉が開く音がした。>>28
 
  火照った顔を隠すように、
  髪を拭くタオルを引き寄せて、
  真っすぐに、だらしない顔で近づいてる方を、
  何でもない風を装って、ちらりと視線を向けた。]
 
 
   ん、……夕飯、冷やし中華あるから
   いや、まぁ……たまには、な


[ ただいま、と言われても、
  おかえり、なんて可愛らしく迎えたりはしない。

  お互いの気持ちを理解していても、
  兄貴みたいに好意を表現するのは、
  やはり、恥ずかしくて、苦手で、


  ふい、と顔を反らせば、
  手を洗って、うがいをして来いと、
  ひら、と手を揺らせば、

  意地悪げな笑い声が、鼓膜を揺らすものだから、]
(34) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:57:02

【人】 木峰 海斗

 
 
   今日、暑かっただろ
   汗かいたから、さっさと入っただけだよ


[ 小生意気そうな笑みを浮かべて、
  へら、と笑って返してやった。

  ―――― だけど、続く言葉に、>>31   
]    

  
(35) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:57:04

【人】 木峰 海斗

  
 
   
ばっ
、か、じゃねーの……
   さっさと、手洗って来いよッ


[ 新婚さんの定番台詞というやつ。
  誰が、そんなこっぱずかしい言うかよ。

  片方の手の甲を口元に寄せて、
  一瞬で、風呂上りというだけではない色を
  頬の乗せて、一歩後ずさる。

  それから、ちら、と視線を寄越せば、]
(36) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:57:06

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 

   ………… メシ食って、風呂入ったら、
   構ってやっても、いいけど、よ

 
(-4) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:57:08

【人】 木峰 海斗

 
 
[ ぼそ、と小さく一つ落とせば、
  逃げるように、ぱた、と足音を鳴らした。*]
 
  
(37) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 19:57:10

【独】 木峰 海斗

/*
今更五時に気付く
こっぱずかしいこと言うかよ。だし
頬に乗せて、だし。

(´・_・`)
(-5) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 23:49:29

【独】 木峰 海斗

/*
誤字すら、誤字する。
なんて言うことか。
(-6) kasuga_2jp 2021/12/01(Wed) 23:50:08

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗




[ 俺にとっては最高の、口説き文句。 ]


 
(-7) yukiyukiyuki 2021/12/02(Thu) 8:13:42

【人】 木峰 海斗

[ 可愛げのない言葉を落として、
  逃げる背にかかる声に、うるさいという様に
  ひらひらと、手を振れば、赤い頬を隠すため、
  さっさと、一人台所へと足を向けた。


  素直に、あの腕の中に入る          
  それくらいできたら、そう思うけれど、    
  長年の癖や矜持が邪魔をする         


  代わりに、少しだけ、
  以前は、邪険に払っていた
  触れてくる手を避けることは減ったし、
  時折、自分から触れることは増えた方。]
(46) kasuga_2jp 2021/12/02(Thu) 18:48:48

【人】 木峰 海斗

[ 冷蔵庫から取り出した冷やし中華。
  誰が作っても、そう味は変わらないが、
  美味そう。と言われれば、悪い気はしない。]
 
 
   ……ん、いただきます


[ 自然と、頬が緩み、
  仄かに浮かべた笑みに気付かぬまま、
  刻んだ具材と、麺と、スープを箸で混ぜていれば、
  わざわざ、俺に聞く必要はないだろうに、
  マヨネーズをかけていいかと、問いかけられて]
(47) kasuga_2jp 2021/12/02(Thu) 18:48:50

【人】 木峰 海斗

 
 
   好きにしろよ
   俺は別に、気にしないし


[ 俺は、マヨネーズかけない。
  だけど、否定するつもりもない。

  つるつると、何でもないように麺をすすった。
  酸味のある独特の香りと風味、
  トマトやきゅうりで、少し緩和されて、
  程よい味わいに、悪くない出来、と一人笑う。

  学校は、いつも通り。
  授業が少ない日だったから、少し帰りが早かった。
  あのスタンプなんだよ、とか。
  他愛もない会話をする。

  少し前までは、こんな会話をすることも
  あまりなかった気がするけど、どうだったか。

  最近では、会話をすることが増えて、
  それが、当たり前になってきていた。

  こういう、何でもない日常が、
  実は、少しだけ幸せだ。
  なんて思っているのは秘密だ。
]
(48) kasuga_2jp 2021/12/02(Thu) 18:49:08

【人】 木峰 海斗

 
[ いつか、"普通"の兄弟に戻る日が来ても、
  このしあわせは、つづけばいい。

  神話だって踏み入れていない許されない領域に、
  足を踏み入れてるっていうのに、
  こんな時すら、望んでしまうんだ。


  ―――― 都合の良い、
い夢 
]
      

 
(49) kasuga_2jp 2021/12/02(Thu) 18:49:32

【人】 木峰 海斗

[ 食事を終えて、
  片づけを申し出るなら、
  それを断る理由は、俺にはないから。

  素直に任せて、
  それでも、隣に立って、
  食器洗いくらいは手伝っただろう。

  きゅ、と最後の一つを拭いて、
  籠の中に置けば、

  とん、と、わざと肩を触れさせて、
  ちら、と、見上げて、にやりと笑みを浮かべた。]
(50) kasuga_2jp 2021/12/02(Thu) 18:49:44

【人】 木峰 海斗

 
 
   じゃ、俺の部屋で、な


[ 今日は、どっちの気分。とか、
  そういうのは、ないけど。

  先ほど、風呂でしていたことを思い起こすと、
  腰の奥が、僅かに疼くの感じて、
  ほんのり熱を帯びた瞳を緩く細めていた。

  離れる間際に、
  ひょい、と背伸びをして、頬に唇を寄せたが、

  それも、一瞬のことで、すぐに
  するり、と気まぐれな猫のように
  離れていこうとしたけれど、兄貴が捕まえようと、
  伸ばした手から逃れられたことなんて、
  そう多くないことは、お互い知ってるよな。**]
(51) kasuga_2jp 2021/12/02(Thu) 18:49:59