人狼物語 三日月国


111 【身内村】あの日の、向こう側【R18】

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【墓】 木峰 夏生


[ 屹立を口に含めば、焼けるような熱で口内が満たされる。
一層濃くなる男の臭いが粘膜越しに脳を揺さぶって、
触れられてもいない自分のものもがっつり
勃ち上がっているのが海斗にも分かってしまうだろうか。

噛み殺す声は甘く、鼻にかかる吐息混じりで
俺をどんどんと昂らせる。

たくしあげていたシャツを取り去って、
ぽいとベッドの外へ放り投げた。
下は上手く脱がせられたか、ベッドの上で
肌を露にする海斗にはいくつも赤い花が咲いていて、
未だ衣類を着たままの自分との対比に
ぞくぞくと欲望が鎌首をもたげて。 ]
 
(+0) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:36:56

【墓】 木峰 夏生



  ─── ダメ。
  そうだな、やっぱ前言撤回。


[ 自分で言っておきながら、愛撫を止めて顔を上げた。
腕の中の蕩ける身体、染まる頬、
赤くとろんとした瞳を改めてじっと見れば、
自ずと答えはあっさり導かれて。 ]


  悩んでんだぜ、これでもよ。
  このままでいーのか、いーわけねぇよな、って。
 
 
(+1) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:37:41

【墓】 木峰 夏生


[ 自分の腑の底に、じとりと燻る黒い焔を自覚する。
屹立の先端、鈴口をぐり、と親指で刺激しながら
ぎらぎら嫉妬心と執着心を瞳に纏わせて、
嗤うしかなかった。 ]


  でも、やっぱ無理かも。
  お前が誰かに抱かれてこんな顔してるの想像したら、


[ 一度言葉を切れば、狂気が抑えられなかった。 ]
 
(+2) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:38:29

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗




   
そいつ、殺したくなる。



 
(-0) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:39:06

【墓】 木峰 夏生


[ 愉しげに、嫌悪感を吐き捨てて、再び口に含む。

海斗の腿で挟まれるのが堪らなく気持ちいい。
気道を全部塞ぐみたいに喉奥まで押し込んでしまっても、
生理的な嘔吐感に粘着く唾液で溺れて
窒息しそうになっても、苦しげに眉根を寄せるだけで
背を粟立たせ耐える。

繋がったままの手が力を増した。 ]
 
(+3) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:39:48

【墓】 木峰 夏生


[ どくりと脈打つ熱が一層質量を増して、口内で爆ぜた。
甘い、切羽詰まった切なさと、くぐもった喘ぎ声が
鼓膜から脳を溶かす。
奉仕しているだけなのに、海斗の白濁と自分の唾液と
互いの熱が混ざってぐちゃぐちゃで、
あまりの興奮に達してしまいそうだった。 ]


  ─── ッ、 ぅ……ん゛ぅ


[ 呼吸するために、必死で嚥下した。
身体を震わせながら、粘着く液体を全て胃へ
送り込んだら、数回咳き込みながら息を整えて
ゆっくり口を離す。
確かに出したくせに硬さを失わないそれに、
目尻に浮かぶ涙を隠しもせず笑った。 ]
 
(+4) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:41:18

【墓】 木峰 夏生



  ……っは、なんだよ、足りないか。


[ 惚けたように天井を見上げる海斗に、
若いっていいわね、なんて揶揄えば、
また行儀の悪い足が、俺の熱に触れる。 ]


  ─── っ、 やめて、暴発する。


[ くすくす笑いながら体を引けば、生意気に。
唇を指で指して、煽ってくるのだから。 ]


  ……わぁお、やらしー。
  してくれんの。


[ 冷静なふりをしてはいるが、心臓はどくどくと煩い。 ]
 
(+5) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:42:21

【墓】 木峰 夏生



  どっちでも、海斗のしたいようにしてよ。
  ……久しぶりだから、早く抱きてぇのもあるけど。


[ 余裕を見せて、指をそっと海斗の後孔に触れて。
くい、と刺激を与えながら、答えを待ってみようかな。
海斗が俺のこと攻めたいってんなら、
もちろんやぶさかじゃないけどね。 ]**
 
(+6) yukiyukiyuki 2021/12/07(Tue) 7:43:06

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 
 
 
   
俺と、もっと
悪い
イイ
こと、しようぜ?



 
(-1) kasuga_2jp 2021/12/07(Tue) 20:20:30

【墓】 木峰 夏生


[ 脳髄まで侵す悪魔の囁きは、小鳥の羽ばたきのように
小さな声だったけれど、
一語一語漏らさずに着実に鼓膜を擽り、
小指の爪ほどは残っていたはずの理性や常識が
犯されていく。

甘い、極上の、
毒。


一滴残さず飲み干して、食らい尽くしてやれば
毒がまわってぶっ飛んで気が狂ってくれやしないか。

そうすればいつか、
お前のことだけを考えていられる日が、─── ]
 
(+14) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:46:45

【墓】 木峰 夏生


[ ふ、とこれ以上ないほど幸せな笑みを口元に寄せた。 ]


  ……最高。


[ 天使の誘いいざないに、
返す言葉は悪魔の蠱惑。

余裕なんて、初めから。
冷静?馬鹿言うなよ、
お前につけられた赤を目にした時から。

気づかないフリしていただけで、
嗚呼認めてしまう。

頭のネジがぶっ飛んで、
ずっと嫉妬で焼き切れそうだった
どす黒く醜い自分を。
]
 
(+15) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:47:47

【墓】 木峰 夏生


[ 来いよ、と声が聞こえて、ふつりと
理性の糸が切れた。
後孔に添えた指がほとんど抵抗無く
飲み込まれていく様もそれに拍車をかける。

幾度となく体を重ね、あのホテルの一夜からは
随分柔らかくなったそこでも、所詮は排泄孔。
普段からこんなに柔らかくは、ない。
準備、してなきゃね。


ほとんど引きちぎるような手つきで衣類を脱ぎ捨てた。
両親と暮らす自宅で、弟の部屋で、
いい歳の男二人、まだ早い時間から裸体を晒して、

その卑猥さに震えるほどの興奮に襲われた。 ]
 
(+16) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:49:09

【墓】 木峰 夏生


[ 慎重ではあるけれど多少荒っぽい手つきで、
ぐぐと指を一本、ねじ込んだ。
ぐじゅ、と粘性の音がする。
指に纏いつくのは、男なら自然に湧き上がるはずのない
潤滑液の滑らかさ。
意地悪な笑みが止まらない。 ]


  ─── 準備してたの?
  ひとりで。


[ 耳元に唇を寄せて、囁いて。
ああ、前は、口の中で出されたものを飲み込んだら
歯磨きしないとキスはしないとか言われたんだっけな。
今はそんなこと、構っている余裕はないけど。 ]
 
(+17) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:50:22

【墓】 木峰 夏生


[ 雄臭さの残る口内で、耳を食む。
舌を耳の穴に突っ込んでわざとじゅるりと音を立てて
耳殻の軟骨や皮膚をねろりと舐めて。 ]


  風呂場で?
  ローション埋めて?
  誰のこと考えてこんなとこ解してたんだよ、
  俺のかわいい淫乱な弟くんは。


[指を一本増やして、ぐちゃりと音を聞かせるように
出し入れを繰り返した。
腹側の痼を見つけるのも、もう場所を指が覚えてるから
簡単で。
そこを執拗に指で刺激すれば、
詰めた息は声に変わったかな。

耳に這わせていた唇を下げて、胸の突起を食んで、
軽く歯を立てて、
空いた手は海斗屹立の根元をぎゅ、と握って追い立てた。]
 
(+18) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:52:21

【墓】 木峰 夏生


[ 一方的に攻めさせてはもらえないのか、
足癖の悪い天使は、俺の熱を的確に捉える。
先端を抉られれば噛み締めた唇から声が漏れた。]


  ─── ッ、 ぅ……


[ 眉間にきつく皺を寄せて、快感に押し寄せる
吐精感をどうにか宥める。
ふー、と大きな息を吐いて、後孔に沈めていた指を
引き抜いた。
同時に手早く避妊具に手を伸ばして、
袋に歯を立てて開封し着けようか。 ]
 
(+19) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:53:46

【墓】 木峰 夏生


  
はやく


[ 急き強請る声に、言われずともと滾る熱を
ひたりと押し当てた。
それだけで先端が飲み込まれ、どく、と脈打つ。]


  ……、欲しいって、言えよ。


[ ぬるぬると暖かい粘膜に包まれて、
快感に背を毳立たせながら、
それでも奥歯を噛み締めてゆっくり、ゆっくりと
腰を進めていく。

一気に奥まで穿ってしまいたい。
そんな欲望を全力で抑えるためには、
かっこいい兄貴の顔は出来なかっただろうな。
だけど焦ったい、と叱られても、
額に浮かぶ汗に顔を顰めながら、
はじめての体を開くようにゆっくり、挿れていこう。 ]
 
(+20) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:55:28

【墓】 木峰 夏生



  どうして欲しいか、言えよ。

  ……、─── 無防備に、キスマークなんか
  つけられてんじゃねぇぞクソが。



[ とうとう吐き出してしまった感情に、
ギラリと狂気を光らせて嗤う。
にいちゃん、とあどけなく笑う海斗が
閉じた瞼の裏に浮かんで。

軽蔑されるかもな、独占欲丸出しの
かっこ悪い兄貴の姿は。

けれどもう、止められなくて。 ]
 
(+21) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:57:12

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗




  何処にも行かないで、俺の側に、ずっと居てよ



 
(-2) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:57:53

【墓】 木峰 夏生



[ と、

さっきの狂気を一瞬で翻し、
迷子の幼児に似た声色を、耳に再び寄せた唇が

微かにかすかに、紡いだ。 ]*
 
(+22) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 8:58:40

【独】 木峰 夏生

/*
おまえはなにを言っているんだオブザイヤー
(-3) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 12:40:41

【独】 木峰 夏生

/*
ねぇ秘話さぁ
ふりがなで色変えてるだけでも職人って感じなのに
意味が正反対とか天才でしかないですよね
(-4) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 12:42:23

【独】 木峰 夏生

/*
愛を語ろうと思ったけど>>貼れないことに気づいた
(-5) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 12:47:41

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 
  
   …… 仕方がねーな



[ 先ほどまでの、狂気が鳴りを潜めると、
  灯された小さな炎は、微かで弱い。

  それを、消さないように、小さくため息を吐いて]
 
 
   ずっと、一緒にいてやるよ



[ これからさきも、ずっと。]       
(-6) kasuga_2jp 2021/12/08(Wed) 19:51:05

【墓】 木峰 夏生



  そんなの、おまえに?
  そのあとは?


[ 望む答えが、漏れ出る吐息の隙間を縫って聞こえたから
続きを催促してやった。
口を塞ぐ手を引き剥がしてベッドに縫い止めれば、
耐荷重をゆうに超えて男二人分の重量を受け止める
スプリングが抗議するみたいに軋む。 ]
 
(+32) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:20:46

【墓】 木峰 夏生


[ 曝け出した腹の内、蟠を巻くどす黒い嫉妬の感情に
返ってきたのは苦笑混じりのちいさな謝罪と、
今にも蕩けてへにゃりと崩れそうな海斗の表情で。
ぐ、と言葉に詰まる。

拒絶も罵倒も、そこには微塵も無くて。
ほとばしる狂気は、するすると淡く、小さくなっていく。 ]


  ……こわかったんだ。


[ 眉尻を情け無く下げて、そう呟くだけ。
ずっと一緒にいてやる、と、
聞こえた海斗の声に、ぎゅっと一瞬目を固く閉じて、
意を決したように持ち上げた瞼の下。

瞳に愛しい人だけを映して、ふわりと微笑んで
かすめるだけのキスを贈った。 ]
 
(+33) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:21:52

【墓】 木峰 夏生


[ 甘い空気とは対極に、強請る台詞は我儘に、
傍若無人に。
虚になりかけた心に、じんわりと喜びが戻ってくる。 ]



  いいよ、全部、くれてやるから。
  ─── そのかわり、一滴も残すなよ。

 
(+34) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:22:37

【墓】 木峰 夏生


[ 悩むことは、きっと多いし、
この先も、迷い続けるだろうけど。

結局最後は同じ答えに辿り着いてしまうのだろう。
一般論、倫理観、社会的な立場、当然の節理。

無碍に出来ない俺の隣で
きっと、そんなもんクソ喰らえだと嗤う
お前がいてくれるなら。 ]
 
(+35) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:23:42

【墓】 木峰 夏生


[ 甘えるように擦り寄せられた頬。
互いの鼓動が皮膚越しに伝わるほど強く
抱きしめられるから、刹那、視界が歪み出してしまう。

汗ばむ肌と、海斗の匂い。
慌てて顔を首筋に埋めて、誤魔化すように
キスマークの数をひとつ増やしておいた。

イカれた兄貴は、聞こえた最高の殺し文句に体を起こして
イカれた弟によく似た無邪気な笑顔を浮かべてから
一気に穿つ。 ]


  ─── っは、やべぇ、……!

 
(+36) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:25:05

【墓】 木峰 夏生


[ ぐぢゅん、と最奥まで抉れば、攻めているのは
己だというのにあまりの快感に達してしまいそうになる。
みし、と音が聞こえるほど奥歯を噛み締めて耐えた。 ]


  なんも、かんがえないで、
  おれだけ、みて
  俺にだけ抱かれてて



[ 譫言のような言葉を唇の隙間から滲ませたけれど
ちゃんと届いているだろうか。
海斗の様子を見る余裕はまだ少し残っていて、
それでも激しく穿つ動きは止められなかった。 ]
 
(+37) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:26:19

【墓】 木峰 夏生



  ……気持ち、いい、 っ、海斗の中、さ
  あったかくて、ぐちゃぐちゃで、やらしくて、


[ きつく海斗の身体を抱きしめてがつがつと貪れば
わずかに残った理性さえ消え果てそう。
それでも激しい抽送の際、海斗の腹側の痼を
きっちり抉ることは忘れなかった。 ]


  ─── ぅ、あ゛…… マジでやばい、イキそ……

 
(+38) yukiyukiyuki 2021/12/08(Wed) 21:27:30