人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

 
 
「私がどこにいるかなんて、どうでもいいことよ」
 
 
 
「……だって私、"外"に行くつもりなのだから」
 
 
(-3) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 21:02:23
ペトルーシャは、張り紙に書かれた名前を見た。
(c0) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 21:15:39

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

 
「ゴミの始末をしてくれたから、〈骸狩り〉はもう、お払い箱……?」

「そろそろ廃業……なんてことにはならないのでしょうね」
(+0) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 21:20:02
ペトルーシャは、スカリオーネが戻ってきたのを見て、「噂をすれば」と呟いた。
(c2) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 21:28:23

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「ご苦労様ね、〈骸狩り〉……今日も徒骨折りだったのかしら?」


「……政府の人間があなたを労いたいみたい。
 臭い泥は落としていったほうが賢明でしょうね、きっと」
(+1) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 21:31:26

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「そう。
 山の頂にたどり着く前にあなたの身体が音を上げなければいいわね。
 今のうちにやめておいたほうがいいんじゃない、煙遊びは」
(+2) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 21:48:37

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

「……あなたなら、例え死んだとしても登り続けそうね」

それを成し遂げるまで〈骸狩り〉の仕事は終わらないのだろう。

今まで数多の生死を見てきた術師は、どこか憐れむように口にした。
この類の霊魂が逝き着く先は、多くの場合は泥の中であるから。

〈骸狩り〉が狩られる骸に……とは口にはしなかった。
(+3) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 22:07:52

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>1 灯屋

「……レイ」

死霊術師の彼女が、目を背けるように酒場に入ってきたあなたに。
湿気た表情をしたあなたに、無遠慮に声を掛けた。いつも通り。

「……墓所に行きたいのだけれど、今はどうなってるの?」
(+4) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 22:13:48

【秘】 哀れな役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ

 
「さあ。
 ご同輩や上のご意向は新参者にはわかりかねる。
 確かなのは、
"理解"は求めていない
という事くらいだ」

そう、きっと誰も"理解"など求めていない。
理解されずとも、如何なる手段を用いても賛同させるだけ。
或いは初めから、他人からの理解など求めていない。
"彼ら"の言動にはそのような意図が見えるのだ、どうにも。

「脅迫程度で答えを翻すほど可愛い我が身ではなくてね。
 彼らもきっと、初めから私に信用など無いだろうさ。
 つまりはこちらも君が何をしようと、ではあるが…」

「まあ、善処はしよう。
 彼らの敵が一人でも減るのであれば損は無い。
 何より君を敵に回せば、一人では済まないだろうしね」

もしも、貴方が他の手段で失せ物を取り戻した時。
"無数の死者を操る死霊術師"を敵に回すという事。
それがどれほど厄介な事かはこの蝙蝠もよくよくわかっている。

兎角、契約は成立した。
"卑怯な蝙蝠"と言えど、一度取り決めた事を反故にはしない。
何より、貴方との取引を反故にする理由もこちらには無い。
つまりは"善処はする"のだろう。そして。
(-24) unforg00 2021/12/15(Wed) 23:03:18

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>6 レイ

「……そう」

あなたの言葉を聞けば、ただ、その一言だけ。

彼の墓所には、彼女の縁者の墓もあった。
墓があった、とは言えど骨も肉も納められていない形だけのもの。

「……なら、いいわ。墓所に行きたいわけでもない。
 どうせ、あの墓の中には何もなかったのだから……

 まあ、他の死者にとっては堪ったものじゃないでしょうけど。
 生者には、そんな声なんて聞こえてないのでしょう……
 間違っても、それと同じにはなりたくないのだから……」
(+21) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 1:17:05
死霊術師 ペトルーシャは、メモを貼った。
(c11) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 1:18:37

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>+11 フランドル

「……ええ、助かったわ。『怪盗』さん」

あなたからの、確かな履行の言葉を聞けば、踵を返す。

「……それじゃ、こちらから掲示したものは、いつでも」

そのまま酒場を後にすれば、死霊術師は相棒を迎えに行くのだろう。
(+23) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 1:25:55

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

「すみません、ペトルーシャ」


スカリオーネの名が掲示がされたあと。
一人でいるあなたに声がかかった。
鈴の音、そこには姿の見えない男がいる。

「掃除屋の件でなくてすみませんね……。
 ミズチのことで、話したい事があるのですが。
 時間はありますか?
 無ければ、言いたいことだけ言ってかえる予定なのですが」
(-37) toumi_ 2021/12/16(Thu) 1:29:52

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「…………」


鈴の音。
それに反応して、《陽気》を求める死霊をほんの少しだけ放つ。


死霊はあなたから僅かな熱を奪いつつ、纏わりつくように留まる。
そうして彼女は、姿の見えないあなたの存在を確かに捉えるだろう。


……紛れもなく、熱を生命力を持つ、生者であるのなら、だが。


「……あの絡繰のことで、ね」


いずれにせよ、死霊術師はあなたを認識はしているだろう。
持ち掛けられた話に対して、しばらくの逡巡、その後に……


「銀貨8枚」


「……その彼は、私と話しをするのに気前良く払ってくれたわよ」
(-39) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 1:45:34

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 大道芸人 チェルシー

「……今から大事なものを取りに行くのだけれど。
 万が一に……誰かに攫われるなんてことがあれば困るのよね」


「……何だって構わないわ。
 大勢の気を引く様なことをしておいて欲しいのだけれど」


「それで貸し借りは無かったにしておいてあげる」
(-41) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 1:59:08

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

その男はもちろん生きている。
生身の体を持っている以上、魂や熱に反応するものからは隠れられない。
いかに影が隠しても、本当に姿だけなのだ。

何度か経験した肌寒さ、眉をしかめそうになりながら話をしてくれるだろうあなたを前に一度深呼吸をした。


「ミズチ……。
 
なんの話をしたらそんな大金払うんですか



舌打ちをしたくなるのをこらえて手持ちから銀貨を取り出す。
片方のポケットから3枚、もう片方から3枚。
胸ポケットから2枚、帽子のベルトの隙間に1枚……袋の底に1枚。

一枚一枚が当たる音がしたあと、熱が近寄る気配がすれば、
帽子を被り姿を現した男が貴方に袋を差し出した。

銀貨10枚を差し出すその手首に、何か拘束をされた痛々しい痕が見える。
それ以外に彼に外傷や暴力をされたような痕はないようだった。


「……これでどうですか。最近のへそくり全部です」
(-44) toumi_ 2021/12/16(Thu) 2:04:05

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ

「そうかね。悪くないとは思うが。魔導の求道者たるもの、俗世に膝をつかざるべしということかな」

当然、彼女がそう言うであろうことは、やや予感があった。

ただでさえ、魔術師という生き物は。俗世に関わりたがらないところがある。
彼女の術体形でいえば、余計にそうだ。

「んふ。そんな巧みな表現をされては、俺の商売はあがったりだな。地の底に………、」

リュートを少しずつ鳴らす。

「沈む。……では、お聞かせしよう。恋の物語を。
それは燃え上がる竜の吐息。
燃え広がる痕跡。
その端緒から。

………北方にある、ギンヌンガカップという火山は知っているか?
〈竜の棲む山〉だ。呆れるほどの量の」
(-57) protea 2021/12/16(Thu) 3:36:55

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

「成程」

「お前の目指す場所を聞きたかった。そうか、外か」

 得心のいったように頷いた。

「小生は、そうだな……世界のすべてが綺麗になり切るとは思わないが、自身の手の届く範囲において余分と判断するものを除けて綺麗にすることは可能であり、意味のあることだと思う」

 この思想は己のみで出たものではない。ミズチ自身がそうした信念を持っているというよりかは、ミズチが慕う者がそうした思想を持っているが故にミズチはそれに意味があると思うと言っているように聞こえただろう。本命骸狩り、次点掃除屋、大穴埃運びといったところか。
(-76) 66111 2021/12/16(Thu) 13:07:35

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ


「革命に限らず、物事を起こすのはその実行を思い描き、行動に移せるものだ。人々に概ね強者と見られる者からそう聞いた。スカリオーネ殿だ。ほとんど、理不尽を受ける立ち位置にはない」

「言葉は違えど、ペトルーシャは根本としては同じことを言ったように小生には聞こえた。そこに立たされてしまったお前も、彼と同じく姿勢よく小生の目には映っている」

「元々そう思っていたが。改めてお前は、革命に至る理由はなさそうだ。政府はやはり理不尽であり、その理不尽を降りかからせる理由を作っておきながら何を為すわけでもないだろう革命派も、やはり政府とそう変わらない」


 任務か何かの報告のように滔々と述べ、一息。

「どちらも同程度に正当かつ愚かだ」

 ふ、と息を吐く音がした。

「ありがとう、ペトルーシャ。
 小生の道を定める要素の一をもらえた」

 骨から
少しふらつきつつ
立ち上がり、銀5枚をあなたに差し出した。聞きたいことは聞けたらしい。

「外への旅立ちはお前が予定していたよりも遅れそうだな。何某か手を貸せれば良いものだが」
(-77) 66111 2021/12/16(Thu) 13:08:27

【墓】 死霊術師 ペトルーシャ

>>20 レイ
           
そちら

「……あなたには"灯屋"のほうが天職だったのかもね」

少なくとも、先代と比べてしまえば苛烈さはないのだから。
生者のために働いているほうが、よっぽど向いているのではと。

穏やかに死者を眠らせるには、この都市は絢爛が過ぎる。
それから死者を守るには、あなたはいささか人が良すぎる。

……いつからなんて憶えてはいない。
あなたに感じていたものは、ずっとそんなものから変わらなかった。

……決して、それが嫌いなわけではないのだけれど。


死霊術師は、小さく何かを想うように目を瞑り、開いて。


「……それじゃあ、迎えに行ってくるわ。私の、大切な相棒を」


あなたにもそう伝え、踵を返して酒場を後にするのだった。
(+29) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 22:56:41

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス

「ギンヌンガカップ…………ええ、知っているわ……
 実際に、足を踏み入れたことはないのだけれど……

 ずっと、その話を聞かせる人間がいたから、嫌でも」


眉をひそめながらも、何かを懐かしむような口調で言って。


「……恋と結びつく様な場所なのかしら? 続けて貰おうかしら」
(-124) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 23:04:39

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ええ、確かに」

銀貨10枚が入った袋を受け取って、中身を確認する。
間違いなく取引が成立したことを認めれば、話をする姿勢に。

痕の残る手首のことには触れなかった。今は無関係の話だからだ。

「……それで?」

何を聞きたいのかしら、と言葉短く尋ねるだろう。
(-135) 7_hertz 2021/12/16(Thu) 23:39:10

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ

あなたの言葉に頷いて、静かに音を奏で始めた。
「では、語ろう。……立場の違う二人が落ちた、恋の物語を。」

「恋に、正当性などはない。
恋とはそれだけで尊いものだ。
立場の違いなど、超えられるほどに――」

「――が、本人たちは、なあ」

ぽん。
不協和音が混じる。

「本人達には尊い恋でも、他人からすれば都合の悪い者に過ぎない。
それを多くの者が非難し、葬ろうとした恋だった。」


「……それにな。”彼女”は、他の相手と将来の約束を神に契っていた。
古い時代だ。約束が強い意味を持つ。
当然、神々の怒りを買うと、”彼女”の親も考えたのだよ。
”彼”の親も、無用な争いは避けたいと、その恋に反対していた。

……二人は、逃げ出した。
世間から。
他人から。
立場から。
恋の為。否――愛のため。」

悲し気な和音が静かに奏でられた。

「……美しい物語だろう?」
(-136) protea 2021/12/16(Thu) 23:45:53

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ

「ひとつ、前提として。
 これはあたくしから頼む要件であり、ミズチの意志は一切ありません。
 そして、不可能または全く関係ないことであれば、直ぐに話を終えていただいて構いません」

話など纏まってもいない、だが。
できるだけわかりやすく簡潔に努めようと意識だけはした。
意識だけに留まったが。


「ミズチに聞こえる死者の声を退けてほしいんです」


「……ミズチに、彼に起きている異変を知っていますか?
 死者の声が突然まとわりつく様になり、精神を蝕んでいます。
 主に聴覚と思考能力、……とにかく。
 彼は聞かなければならないと背負っていましたが、どう見ても重荷です。

 今は対処法がないと応急処置で祓いの札をつけています。
 それもいつか尽きます、根本的な対処法をあなたなら知っているのではないかと思いまして訪ねに来ました」
(-142) toumi_ 2021/12/17(Fri) 0:58:30

【秘】 大道芸人 チェルシー → 死霊術師 ペトルーシャ

「ほうほう、了解しましたよ!
 チェルちゃん、なにせ騒がしいことは大得意ですからね!
 たとえ表通りを歩くだけだって、
 足の裏がピコピコ鳴っちゃいますからね〜」

「大字な御用なら、
 チェルちゃんがいるとパレードになっちゃいますしね!
 踊りはまた、別の機会で!」

「ペトラちゃん、結構器がおっきいですよね〜!
 それではちょっと、踊り明かして来ましょうとも!」

ひらひらと手を振って、表の方へ。
……暫く、外では賑やかな音が広がり、
衆目が集められていることだろう。
(-195) tablerder 2021/12/17(Fri) 15:45:19

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……むしろ、ちょうどよかったわ。
 私の中にある、この街に対する未練や郷愁を清算するには……」

ふ、と吐き捨てるように冷たく言い放った。
かつては仄かな暖かさもあったのかもしれないが、今は。

「よかったわね、銀貨7枚に相応する時間だったのなら」

ふらりと体勢を崩しながら立ち上がる姿を見やり。

少し目を細めた、興味深そうに、どこか憐れむように。

何か手を貸すことができれば、その言葉を聞けば。
(-235) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 1:07:05

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

「……そう、ね。
 ならひとつ、頼み事を引き受けてくれないかしら」


「これからしばらく政府の衛兵たちを撹乱して欲しい。
 あなたなら簡単に捕まることもないでしょうし。

 銀貨5枚、そのまま返すわ」
(-236) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 1:09:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……ええ、もちろん。
 知っているわ、私がやったことだもの、それって」


「対処法も知っているわ、私がやったことだもの」
(-237) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 1:30:53

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……で、どうしてあなたは、そうしたいと思うのかしら?


 彼が背負わなければならないと思っているのなら、
 私から見れば、何も解く必要は感じられないわ……」 


「それがあなたの望みだと言うのなら」
(-238) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 1:32:26

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「……あなたは何を払えるの? どこまで払えるの?


 示してくれないかしら。
 あなたがどれだけの価値を、意思を、狂気を。
 自分の望みのため……彼のために差し出せるのか。


 私は、それが依頼ならば、どう思っていようが遂行するわ」
(-239) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 1:38:03

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ

 未練に郷愁。それらを感じる程の出来事が過去にあったことを示す言葉。目の前の彼女の、少なくない部分を占める、思い出があることの証左。

「そうか。それは、……丁度良かったな」

 何かを言おうとして結局、形に出来ずただ同意することになった。ミズチはそうした、人の思い出を、そこから生じる想いを、常々羨ましく思っている。
 己は落としてきてしまった、時の積み重ねがそこにあるのだ。

「……。頼み事は、概ね受けられるとは小生も思うが」

 銀貨を持った手を少し彷徨わせる。

「攪乱とはどういった方向のものだろう? 単純な情報操作か、その他か。求める規模や期間はどの程度のものか」
(-257) 66111 2021/12/18(Sat) 5:39:54

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ

そして、この死霊術師はそんな積み重ねを捨て去ろうとしている。

いずれにせよ、それが"外"に出るには不要なものであるからだ。
彼女の"狂気"のためには、捨て去らなければならないものなのだ。

「……ええ、丁度。本当に、丁度良かったの」

気の利いた返事も返せないあなたには、繰り返すように答えた。
今は何も持たず、あらゆる物を落としてしまった今のあなたは。
彼女にとっては、彷徨う亡霊のようにも思えてしまった。

だから、与えてみる。

「難しいことは考えなくてもいいわ。
 あなたはただ、誰にも捕まらないようにしてくれればいい」

そう言って軽く〈匙〉を振って、あなたに術を施した。

「期間は……
 私がここを出ていくまで、あるいはあなたが音を上げるまで」
(-289) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 17:08:56

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス

「……ええ。私は好きね、そういう話……正気ではないところが」

正気ではない、と。
おおよそ、物語への感想としては、物々しく形容して。

「……恋は盲目、あるいは病。言い得て妙よね、本当に。

 ……そうして、愛するふたりの、逃避行の行く末は?」
(-290) 7_hertz 2021/12/18(Sat) 17:15:00