人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


【人】 骸狩り スカリオーネ

仕事を終えて戻り、常より疲れた顔で、ため息をひとつ。

「こうもあちこち騒がしくては、碌に仕事も出来んな。
 ……蟹騒ぎの他に、衛兵共があちこち駆けていたぞ」
(2) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 21:18:52
スカリオーネは、席に着く前に掲示板を眺めた。
(a6) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 21:29:47

【人】 骸狩り スカリオーネ

「騒ぎが酷い程、乗じる馬鹿も増えるものだ。
 お陰で根元が見え辛くて仕方がない。
 政府の連中は無茶苦茶をやる、
 暴れたいだけの阿呆も湧く、
 今日は碌でもない一日になるな」

詩人に対して饒舌になるのは、中々ない事なのだが。
今日は酒も入れてないのに舌が回る。

「…………。花売り。一輪都合してくれ」

普段はまるで興味がない、とばかりに
近寄らない男が今は花売りの目前に。

この男が何をもって話しかけたのかはわからないが、
末吉omikuji辺りを適当に渡せばいいだろう。
(8) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 21:39:12

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@3 フェリックス
「いい気分がしないというだけだ。今は」

花売りの手元から目を離さず、答える。

「……骸になった覚えはない。なる予定もない。
 俺が政府に捕われた所で、何一つ変わる事はない」

「稼業などどこでも出来る。
 必要なら動き、そうでなければ動かない。
 それだけの事だ」
(12) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 21:56:03

【人】 骸狩り スカリオーネ

>>@5 フェリックス
「……。そうでないなら、この街に来る事すらやめている」

常と変わらぬ口調でそう答え。
葡萄の誘惑をふいと断ち切る。

>>19
「そうか」

ミズチの方をちらりと見た後、花に手を伸ばす。
巨漢の男に、まるで似合わぬ一輪の花。
少女の手にある状態でも小さな花は、
大きな拳には指輪の飾りとしてすら小さいような。
受け取りながら、ポケットを探り――

「……。いや、支払いはツケにしておいてくれ。
 ……それから。掲示板を見て、心の準備をしておけ」

冷えた貨幣の代わりに、言葉を置いて。
花を片手に、窓際の席へ歩いていった。
(21) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 22:30:23
スカリオーネは、金がない訳ではない。奪われるかもしれない者に、施す理由が欲しいだけだ。
(a12) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 22:32:51

スカリオーネは、空のコップに挿した花を前に溜息を吐いた。
(a14) shell_memoria 2021/12/10(Fri) 23:43:59

スカリオーネは、頬杖をついて窓の外を見ている。
(a22) shell_memoria 2021/12/11(Sat) 18:43:40

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

カチリ、と音を鳴らして。
その日のどこか男はあなたの背に再び訪れた。

そして簡潔に一言。
「反乱軍に誘われました」
、と貴方の耳に届かせる。

「まだ答えていませんが、なんだか嫌な気配がします。
 今ですら軽い監視をつけられていて。
 壊してきましたが、きっと二度目はないでしょう。

 どう答えてほしいですか、それだけ聞きに来ました。
 あとは追加の依頼など、人に言えないことがあれば。
 主の不都合なく動けるのは、……今夜までですから」


感情を出さず、静かに言葉を落とし。
少し憂い気な声で貴方の答えを待つのだろう。
(-90) toumi_ 2021/12/11(Sat) 21:32:04

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

この部下が背後を取る事に慣れて幾日経つだろう。
振り向く事もせず、煙と共にため息にも似たひと吐き。

「そうか」

こちらも一言。

「……これだけゴタついて、生者が喚いて叫んで……
 骸狩りとしての仕事も邪魔が入るばかりで中身がない。
 俺の手勢もどちらにつくかと話題にする始末だ。
 ……お前の自由にしろ、という返答は求めているまい。
 よって、お前の傷がなるべく少なくなるよう行動しろ。
 従順に取り入るでも、敢えて反抗し
 今後のマークを外すでも構わんが――」

ふいに、貴方に投げ渡す。
花売りから買った、ローダンセの花一輪。

「"裏切る"ような事にならないよう注力しろ、ノア」

貴方に信を置いているのかもしれない、
しかし変わらず、関心のないようなその声。
煙と花と共に、投げかけられた。
変わらぬ思い。それが何を示すかは、語らない。
(-91) shell_memoria 2021/12/11(Sat) 21:55:11
スカリオーネは、ペトルーシャに無言で幾らかの金と、まともな治療薬の入った袋を投げ渡した。
(a25) shell_memoria 2021/12/11(Sat) 22:09:22

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「―――


帽子を被り浮かべる表情に感情の色は見えない。
男も、男から見る主人もいつだってそうだった。
それは男にとって都合よく、時折感じる情に戸惑いを与えた。

愛を、情を知らないわけではない。
荒事もない平穏な永久も願われたことがある。
人懐っこい主人に慕われ、優しくされれたこともある。
それでも変わる人間の感情に、――男は大きな欠点を持っている。

「―――レイ、とエドゥアルト……でしょうか。
 探る動きをしている二人組の声を聞きました。
 何かしら調べる能力に長けているようです」

憶測だが、調べ上げられたことを報告する。密告もこれっきりだ。

ノアベルトと名乗る前の男は、領主の一人娘に仕えていた。
しかし、婚約者と結婚間近だった娘は、幸せを掴む前に死んだ。
だから、男は彼女と関わったすべてを捨てた。
彼女を殺した主犯の名も捨てたのだ。

「反乱軍には蝙蝠と名乗る者が。
 確実にわかるのが、……エアハートとフランドル、
 あと野良猫がいます。にゃん、だとか」

向こう側にはおかしな語尾がついているようだ。

どうか変わらないで。
一番にしなくたっていい。
一番そばになんて求めない。

****は変化が怖くてたまらない。
(-120) toumi_ 2021/12/12(Sun) 11:10:47

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「この程度でしょうか、私が残せるのは」

歪な感情の揺らぎを残して、被り直した帽子抑える。
安堵と、ほんの少しの   。

「――、主君の命のままに」

紫煙の香りと共に渡された花を受け取り、しばし見つめる。
縁の深い二人に渡されていたのだ、
あのときの彼女の説明もよく耳に残っていた。
そのまま無言の時間を過ごしたかったが、これ以上告げることもない。
最低限の会話とただ時間を共有している仲、口を開いてまた閉じた。

……平等。
しばらくそばに居られなく淋しさか、つい口をつきそうになって。

「どうかご無事で」

曖昧で、不要な言葉をこの日ばかりは告げて、貴方に背を向けた。
(-121) toumi_ 2021/12/12(Sun) 11:14:18

【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 骸狩り スカリオーネ

【2日目秘話】

「────」

少しの間、考えるようの素振りを見せて。

「〈人皮綴り〉と〈屍蜂繰り〉……私が知ってるのはそれくらい」

それから、そのふたりの死霊術師についての情報を伝える。

〈人皮綴り〉は死体に自作のポエムと呪文を書き込んだりする変態。
呪文を書き込まれた死体は、普通よりも増強されているだとか。

〈屍蜂繰り〉は生き物の身体に寄生する蜂を死体で育ててる陰険者。
蜂に刺されないのと、死体をなんとかするのを一緒にすること。

などと、ペトルーシャとしては珍しく仔細に情報を与えて。

「……私が知らないだけど、他にも潜伏しているのはいるかもね。
 この都市は、私たちのような死霊術師にとっては居心地がいいもの」

「ちょうどいいわ、貴方があいつらを片付けてくれるのなら。
 それと一緒に借りを作っておけるのなら、遠慮はしないから」
(-134) 7_hertz 2021/12/12(Sun) 16:23:35

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 死霊術師 ペトルーシャ

「〈人皮綴り〉と〈屍蜂繰り〉」

記憶する為か、あなたの言葉を繰り返す。

「覚えておこう。助かった……
が、要らんな。

 まあ、いい。確かに情報は受け取った。
 件の処置が行われた後の援助はする。
 援助が不足ならまた声をかけろ、
 "お仲間"の首の値段分くらいは出す」

言って、早速部下に指示を出すのだろう、去っていく。
――ふと、首だけが少し振り向いて。

「幸運を、ペトルーシャ」

風に乗せて、そんな言葉だけ落としていった。
(-145) shell_memoria 2021/12/12(Sun) 18:51:38

【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

常のように報告を聞き、常のように頷いて。

「レイ……墓守、いや灯屋か。
 それとエドゥアルト、狙撃屋。
 ……狙撃屋をレイが誘った、といった所か」

主体性を狙撃屋に期待していないのだろう、そう呟く。
続けて反乱軍の情報には僅かに顔を顰めた。

「……。前二人はともかく、野良猫に蝙蝠。
 まあ、いい。ご苦労だった」

主と部下。その後の平等。それ以上のものは、ない。
この巨漢にそういうものは、過ぎたものだから。

それでも、受け取るだけなのをこの男が許すはずもない。
情報に対価を。忠誠に主命を。不要な言葉には……。

「――互いにな」

そうして別々の方向へ、歩き出す。
次に会うのは、表だろう。この嵐が過ぎ去るまで、あと――。
(-147) shell_memoria 2021/12/12(Sun) 19:30:36
スカリオーネは、路地裏へ入っていった。
(a35) shell_memoria 2021/12/12(Sun) 19:33:36